曖昧さ回避
辞書上の定義
美少年とは本来は「美しい子供」の意である。
よってもともとは性別を問わず、美しい少女(女の子)を指す言葉でもあり事実、現在容貌の美しい女子を意味する「美少女」という言葉は、1980年代にオタク層がマニア向けのロリコンジャンル(概ねロリもの同人誌やアダルトアニメを意味して用いられた)を意味する隠喩・スラングとして広めた造語であった。
こういった経緯から、多くの辞書は1990年代近くになっても頑なに「美少女」を掲載しようとしなかった。あくまでも「美少年=美しい子供」の意で長らく通していたのである。
現在では専ら「少年=男の子」を指すようになったためか、若い美男子のみをこう称するケースが殆どである。
ハイティーンは美少年と解釈されていることもあれば、美青年と解釈されていることもある。
関連イラスト
美少年として名高い人たち
日本史
- 日本武尊(元祖女装美少年?)
- 北畠顕家(『舞御覧記』で『幼く可愛らしい姿であり、しかし態度はしっかりしていた』と評されていた。)
- 森蘭丸(代表格と思われがちだが、実は証明する史料は残っていない)
- 天草四郎(美しい処女のよう、という表現が残っているが創作説あり)
- 名古屋山三郎(美少女と間違われ男に嫁にとられそうになった)
- 不破万作(色白の絶世の美少年だったとのこと)
- 浅香庄次郎(戦国三大美少年のひとり)
- 島津豊久(『賤のおだまき』に「世に類いなき容顔美麗」と記される)
- 平田三五郎(同じく『賤のおだまき』に「容色無双」と記される)
- 加納惣三郎(新選組を代表する美少年だが実在の人物かは不明)
世界史
- スポルス(奴隷、5代ローマの元首のネロの少年奴隷の一人、離婚した嫁に似ていたので、去勢させて花嫁にした)
- アンティノー(一市民、14代ローマの元首のハドリアヌスに見初められて、寵をうけた少年(青年)。世界史に残るほどの同性愛少年ということになった。)
- ルイ17世(金髪碧眼の美少年だった。性的虐待を受け10歳没。しかし、一部では亡命・生存説が挙げられている。)
- サン=ジュスト(フランスの革命家、その美貌から「死の大天使」の異名をとった)
ギリシャ神話
- ナルキッソス(ナルシストという単語の語源が彼である)
- アドニス (世界的に「美少年」の代名詞として用いられている)
- ヒュアキントス(アポロンに愛された美少年)
- ガニュメデス (美少年すぎてゼウスに誘拐された)
小説や映画など
その他・実在の人物
- ビョルン・アンドレセン(上述のタッジオを演じた伝説的美少年)
- リヴァー・フェニックス(「BANANAFISH」のアッシュのイメージモデル)
- エドワード・ファーロング(「ターミネーター2」で伝説を残した)
- 美輪明宏(若き日の姿は三島由紀夫が「天上界の美」と称した)
- フェリックス・メンデルスゾーン(作曲家、13歳頃の肖像画が残されているが、美少女と見まごう程である。
日本酒『美少年』
熊本県の「火の国酒造」が醸造していた酒(日本酒)で、2013年に株式会社美少年に事業移管され醸造中(ちなみに火の国酒造時代は料理酒「美少女」も醸造していた)。
そのネーミングからいろいろネタにされている。
松本零士作品に多く描かれているため、九州以外の地方出身者には架空のブランドと思われている場合がある。
美少年描いてみようテンプレート
関連タグ
少年:関連タグのまとめあり
美形:関連タグのまとめあり
公式美形:キャラクターまとめあり
美人 美男子 美青年 イケメン 美男 美丈夫 残念なイケメン
ジャニーズ系 美_少年(ジャニーズグループ) 東京B少年(ジャニーズJr.の旧グループ名)
外部リンク
pixivision
- 爽やかは最高!シャツ×美少年のイラスト特集 - pixivision(2014年11月7日)
- 大人と子どもの境界で。美少年のイラスト特集 - pixivision(2018年5月4日)
- あなたの好みは?「#美少年描いてみよう」特集 - pixivision(2020年5月27日)
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