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薬膳楠莉

やくぜんくすり

『薬膳楠莉』とは『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』の登場人物及び5人目のヒロインのことである
目次 [非表示]

「やーやーよろしく薬膳楠莉なのだ!」


プロフィール編集

氏名薬膳楠莉
性別女性
年齢17歳(※1)→18歳
所属お花の蜜大学附属高等学校(3−3)
誕生日4月18日 ※2
星座牡羊座
一人称楠莉
CV金元寿子(ボイスドラマ版)、朝井彩加(TVアニメ版)

※1:本編開始(恋太郎の入学式)時の年齢。

※2:133話にて判明。由来は『発明の日』からだと思われる。


概要編集

本編の主人公である恋太郎に5番目に告白をした運命の人で、彼はとって初の年上彼女(6番目が社会人だったため、最年長の座は即座に譲ることとなったが、それでも17人目が加わるまでは唯一の高3であり、大学生である24人目の加入により漸く「学生枠の最年長」の座を譲ることとなった)。

なのだ口調が特徴的なお薬大好き理系少女。化学部部長の3年生であり、その発明品は「磁石人間になる薬」や「赤外線だけが見えるようになる薬」などノーベルをぶっとばすレベルで青い猫扱いされる事も。

当初は海外の薬学研究チームで薬を開発することが夢だったが、恋太郎ファミリーと出会ったことでファミリーと共に生活しながら薬を開発することに幸せを見い出すようになっていく。

笑う際に出る擬音は、薬が大好きな彼女らしい「くすりくすり」(祖母も同様)。

薬開発に夢中になり漏らすこともあるらしく、対策としてオムツをつけている。

くすりせんぱい


赤色の短髪で吊りスカートの制服の上から白衣を羽織った静ちゃん並に小柄な少女。頭頂部の2本のアホ毛が特徴的。

……とても高三には見えないが実はこれには訳がある(後述)。


こんなんでもちゃんと授業は受けているようであり、二年次からの公民系選択科目では「倫理」を選択している…が、何故進級できた(=赤点を取らなかった)のか分からないぐらいに全然理解しておらず、知与じゃないですか」とツッコミを入れられている。



人物編集

本人のアグレッシブな気質に加えて開発した薬がどれもやたらと便利な物が多く、彼女の製作する薬が主軸となる回も非常に多い。

典型的なインドア派に見えて、本来の姿では運動そのものは苦手ではない(劇中の描写を見る限り野球や水泳などは一通りこなせる様子で、女子野球部の練習に参加した時は筋肉痛になっていない)。

こんなんでも先輩だが一番性知識に疎く、言動もストレートで些か幼稚。悪乗りも含めてノリは良い方のため、増えていくファミリーの新参組とも壁を作ることなく接しており、特に人見知りである静ともロリ枠のマスコットコンビを組めるほど仲が良い。


薬が大好き過ぎてのめり込むあまり、周りに迷惑を掛けた結果化学部の部員が全員辞めてしまった過去を持ち、本質的には明るい性格を持ちながらも初期は孤独に実験室に籠る学校生活を送っていた。

そのせいか周りが険悪な雰囲気になることにやや過敏であり、羽香里と羽々里が口論になった時や、訳あって唐音が本気で羽香里に一喝した際には誰よりもテンパっていた。


普段は精神年齢も見た目通りだが、マジギレしたり危機的状況に陥ったりすると18歳相応の言動をすることがあり、怒りで語尾が外れる&口調が乱暴になる事もあって二重人格なんじゃないかと思えるレベルで豹変する(実際のところは、お互いの記憶は共通しているため違うが)。

例として知与に鬼気迫る表情で「泣かすぞこら」と凄んだり、普段溺愛して甘えている祖母が“赤ちゃんになる薬”で乳児化した時に「このクソガキ!!!!」と怒鳴った事もある(後者についてはフォローしておくと、抱っこしてあやしていた際にスマホに興味を示したので若い感性で機械に慣れてもらおうと渡したらメンコの如く地面に叩きつけられたため(赤ん坊にスマホを渡す方が悪いが))。この場合は流石に可愛い子供などに目がない羽々里ですら、唐音や胡桃のような呆れ顔でツッコミにまわる程。


真の姿編集

楠莉先輩(大)

「これが楠莉の本当の姿なのだよ」

前述の幼児体型の姿は不老不死の薬の失敗作による副作用であり、本当の姿は↑のイラストのような羽香里に匹敵する、グラマラスなナイスバディ。いつもの幼児体型向けの制服を着たまま本当の姿になると、服がぱっつんぱっつんになってけしからんことこの上ない(当然のことながらノーブラである)。

普段の肉体年齢は8歳であり、未成年で薬を飲んだ影響で精神年齢も体に引っ張られてしまっている(楠莉の発明する薬は科学を超越するほどぶっ飛んだ効果を持ち、その代償として重大な副作用を有していることが多いのだが、楠莉本人が8歳児相当なため、そうした使用上の注意説明を服用前に行えず、かえって問題を深刻化させてしまうことが少なくない)。


傍から見ても性的魅力に満ちた容姿だが、本人曰く「実験の邪魔だからいらない」とのこと。実際、眼鏡が必要なほどに視力が落ち、長い髪も大きな胸も邪魔で動きづらくなるため不都合極まりないのだろう(このことから、凪乃ほどではないが、効率を重んじる性格であると思われる)。また語尾は「なのだ」から「なのだよ」と、所謂博士(っぽい)口調に変わる。


人格も実年齢相応になってはいるのだが、元が楠莉なので実際はそこまで幼児形態と変化はない(例えば、この姿でも平気で他人に抱き着くハグ魔だったりする他、同じ行為でもグラマラスな18歳姿ですることで艶かしく映るモノも多い)。ただし短いスパンで精神年齢が変化しまくっていることは事実なので、唐音には「よく人格破綻しねーな」と突っ込まれている。ただし、他の彼女達と人形遊びを行っていた際は、幼児体型の時は終始楽しんでいたが、この姿では流石に恥ずかしがっていた。

その他、恋太郎に対する恋愛感情は8歳時の姿では「カッコよくて好き」という感情が強いのに対し、18歳時の姿では「可愛くて好き」という年下男子を愛でたい気持ちが強くなるなど、同じモノに対する感情でも中身が変わったりもする模様(なおオムツについては、効率重視で着けてる都合もあってか、この姿であっても恥じらいはない)。


ちなみにこの「真の姿」は、楠莉がもしもの時の為に常時携帯している「打ち消しの薬」(薬の効果を消す薬)を使用することで一時的に元に戻った状態であり、失敗作の副作用が強すぎるのか短時間しかこの姿を維持できない(このため、授業中に元の姿に戻っていることはない模様)。

薬の完成時期は明かされていないが、羽々里より先に登場したため、少なくとも彼女が理事長に就くより前。よく退学にならないで済んだものだ。


作中で登場した薬編集

楠莉の発明する薬はほとんどが内服薬(飲み薬)であるが、場合によって外用薬(ぶっかけたり塗ったりして使う薬)、点眼薬(目薬)を作り出すこともある。


大抵の場合、トラブルの種となる失敗作だが、楠莉本人曰く「実験の結果に『失敗』というものは存在しない」「すべて貴重なデータとなって、最終的な成果に繋がっていく」と考えているため、特に懲りる様子はない(胡桃もこのような姿は尊敬の念を抱いているらしい)。


  • 不老不死の薬の失敗作

未完成の失敗作であり、飲むと8歳相当の容姿に若返る。未完成の薬であるため、時期によって完成度と効能が異なる複数のバージョンが存在する。

楠莉の家族は全員この薬を飲んでいるので容姿が若い。……というか幼い。

大人が飲むと精神年齢は大人のまま見た目だけが若返る(※)が、未成年の場合は精神年齢と見た目が同様に若返り、8歳児化する。

ちなみにこの薬は祖母である薬膳ヤクを長生きさせる為に作ったという(恋太郎曰く、「孫の鑑」)。なお、試作品ができた時期(つまり薬膳ファミリーが今の姿になった時期)については特に言及はされていない。

後述する打ち消しの薬を飲むと一時的に元の姿に戻るが、ヤクの場合は、より完成品に近い薬を飲んでいるので元には戻れない(これでも完成品ではない模様)。

なお、未完成なこともあってか、肉体の老化(というか成長)を止める効果はないらしく、ヤクは「あと80年(=元の年齢に戻るまで)は生きる」つもりだと豪語している。また魂の劣化までは食い止められないようで、本来は天寿を全うしてもおかしくないヤクはフリーフォールなどに乗ると魂だけ召されそうになる。


(※)この際、元々の身体に施した肉体改造や患っている病等も一時的に消える模様。例として、楠莉パパの場合、本来の姿にて実験と称して(「打ち消しの薬」ではどうしようもないほどの)肉体改造を施しまくっているため、打ち消しの薬を飲むとハルクのような強靭な肉体を持った姿に変貌する。


  • 薬の効果を打ち消す薬

通称「打ち消しの薬」。あらゆる薬品の効果を打ち消し、解毒効果もある。この万能さから、楠莉は他の薬によるトラブルがあった時のためにいつも1人分常備している。

前述通り、楠莉が飲んだ場合は不老不死の薬の失敗作の効果も打ち消すので元の18歳の姿に戻るが、不老不死の薬の失敗作の方が効力が強いので数十分程度だけしか戻れない(このため、たまたま化学部の部室前の廊下を走り抜けた恋太郎とビビーンした際は、何かしらの失敗をして打ち消しの薬を飲まざるを得ない状況だった直後と思われる)。

楠莉が高身長の姿に戻るために打ち消しの薬を飲もうとしたときは、余儀ないトラブルが発生して一口だけしか飲めず、18歳の姿は数分ほどしか保てなかった。


  • 磁石人間になる薬

血液中の鉄分に磁力を持たせて、周りの鉄や磁石を吸い寄せる。「頭がS極になる薬」と「頭がN極になる薬」の2種類があり、同じ極性同士だと上下逆にくっつき色々な方面から怒られる構図になってしまう。

そして、三日三晩は想像を絶するほど便秘に苦しむという副作用がある。


  • 惚れ薬

恋太郎への告白を成功させる為にお茶に盛って飲ませたが、既に恋太郎が楠莉に惚れておりそれ以上惚れようがなかったため、拒絶反応が出てしまった。


  • 胸が大きくなる薬、ひねくれ者じゃなくなる薬、少しは女の子らしくなる薬

唐音へのプレゼントの為に作った薬だったが、唐音が飲むことを拒否したので未使用。

ちなみに胸が大きくなる薬は、飲むと「豊かな乳房になる」のではなく「ボブ・サップ並の胸筋になる」。

なお、一つ目はともかくとして後者二つは何故このような喧嘩を売っているような名前にしたのかは不明。


  • よりセクシーになる薬

羽香里へのプレゼントの為に作った薬。

服を溶かす汗を出すようになるので使用後全裸になる。飲んだのが実家が裕福で服の買い直しなど容易な羽香里だから良かったが、他の者が飲んでたらどうする気だったのだろうか(直接的な描写はないが、このことが原因で恋太郎ファミリーのことが羽々里に露呈してしまった可能性もある)。

(アニメでは、吹き出した汗により物を持つのも難しくなる他、効果が一回きりであることが加筆された。その為、「溶けたあとに着た服」まで溶けてしまうことはない…ただ、何で以て「一回」とカウントするのかは不明だが)

なお、この薬による描写が功を奏してなのか、羽香里はアニメ情報雑誌「アニメディア」で企画された「読者の選ぶアニメキャラ大賞2023」の「セクシーだったで賞」にて第1位を獲得、名だたる強豪たちを退けての快挙を成し遂げた。(参照記事


  • うさぎみたいになる薬

静へのプレゼントの為に作った薬。

うさみみが生えて聴力が大幅に上がる。

うさみみには感覚があり、結構感度が高い。これを飲んで恋太郎に両耳をくすぐられた静は全身の力が抜け、快感にうち震えながら「あ…アニキィ~!こいつが夢にまで見た―――」「桃源郷(シャングリラ)でやんすかぁ~~~!?」というコメントを発した。

なお、ウサギのように性欲がヤバいことになったりはしない模様…だが、同エピソードの最後にて別の薬の影響でとんでもないことになった。


  • 髪を操る薬

凪乃へのプレゼントの為に作った薬。

髪を腕のように自由に操れるようになるが、通算二本目以降はハゲるリスクが高まる。


  • 大好きな人とチューしたくてしたくてたまらなくなる薬

飲むと精神的快楽、つまりキスへの欲求が高まる……のだが、男性の性欲の矛先が肉体的快楽であるのに対し女性の性欲の矛先は精神的快楽であるため、もともと恋人に最も求めるものがキスである女性が飲んでしまうと大好きな人とキスをする事しか考えられず、自我を失いさまよいうごめく「キスゾンビ」となってしまう。

なお、薬が全身に回りきる前に打ち消しの薬を飲まないと一生元に戻れなくなる

事実上の人格の消滅(ニルヴァーナ)

楠莉は「青色の大きい水筒」と「赤色の小さい水筒」を用意し、恋太郎に飲ませる目的で「青色のゴツい(=男子向け)」水筒に薬を入れていたのだが、詳しい説明を怠ったまま途中で席を外してしまい、羽香里が「青色の大きい(=量の多い)水筒」の中身を自分達4人で分けて飲んだためにキスバイオハザードが発生してしまった。


  • ぶっかけると皮膚がただれて滅茶苦茶痛てー薬

いわゆる劇薬。教頭先生に驚いて思わずぶっかけてしまったが、土壁のようなファンデーションのおかげでノーダメージだった

ちなみにこれ以降、楠莉が廊下を走った際に教頭が出没した場合にはこの薬をぶっかけて退散させるのが定番となった(楠莉曰く、「アホ原作め、めんどくさい設定作りやがって…」「おちおちドラマティックに駆け出せもしないのだ…」)。


  • 睡眠薬

どんな動物でも一瞬で眠らせる。眠った動物が垂らしたよだれを舐め取っても一瞬で眠らせるほどに強力。


  • 赤外線が見える目薬

赤外線が肉眼で見えるようになる。ただし、効果が切れるまで赤外線以外何も見えなくなる副作用がある。

また、見た目にも虹彩強膜(白目)がヤバい色になるので、「何かの術を発動してるの?」と羽々里は警戒していた。


  • 新しい自分に生まれ変わる薬

性格を改造する為の人格がフニャフニャになる作用が暴走して魂が飛び出てしまい、魂が入れ替わる。元に戻るには恋太郎とキスして、その幸福感から再び魂を飛び出させる必要がある。なお157話の描写から、飲む人数を絞るなどすれば任意の身体と入れ替えることができるらしい。


  • 赤ちゃんになる薬

文字通り、赤ちゃんになる薬。直接飲む必要はなく、取り落とすなど衝撃を与えると「チュドーン」と爆散し、霧状になった薬の範囲内に居たものが赤ちゃんになる。範囲内の人物の年齢がバラバラでも一律で赤ちゃんに変化する。

着ていた服は小さくならず、ナディー百八のように髪を染めている者が浴びた場合は地毛になる。

かなり強い薬のため、打ち消しの薬は1時間以上間をおいて飲ませないと肉体への負担がかかり死ぬ。赤ちゃんになっている間の記憶などがどうなっているのかは不明だが、性格は成長してからの経験や人格に引っ張られている様子がある。

劇中では、母性の暴走が日常的な羽々里がファミリー用にベビー服を作成→薬で赤ちゃんになったメンバーに服を着せたりしてお世話→恋太郎が盛大に滑ってオチ、の話が恒例になりつつある。

なお、未だ恋太郎が餌食になった回はない。


  • かわいさが過敏になる薬

かわいさを倍増させる。

楠莉はこれを使ってアピールしようとカラオケ室内に充満させるものの静の歌が予期せぬタイミングで挿入されてしまい、もともと可愛すぎる歌声が更に倍増。余りのかわいさで周りの人間を歌声だけで吹き飛ばしてしまった


  • 耳が腐り落ちる薬

上記のカラオケ事件で登場。歌声を聞こえないようにする為の薬だが、その名の通り劇薬な為当然ながら未使用。

…だったがアニメ化前に公開されていたボイスドラマで寝ている恋太郎に使用し、耳が腐り落ちてしまった。

恋太郎が寝ていたままな為痛覚はない模様。


  • キスがすんごい気持ちよくなるリップ

痙攣を起こすレベルの媚薬


  • 毛生え薬

ハゲていても一瞬で毛根を復活させるほど強力だが、前述の髪を操る薬と併用すると強化された髪の毛が脳を支配して本能のままに暴れだし、最悪地球そのものを滅ぼしてしまう


  • 超元気が出てハイになる薬

落ち込んでいた羽々里に渡した薬。使用したかは不明。


  • ツンデレじゃなくなる薬

ツンデレを呼び起こす脳からの電気信号を根こそぎ体外に放出する。失敗による産物であるため楠莉は廃棄する予定だったが、唐音は自ら飲みツンデレを消失させてしまう。


  • ツンデレになる薬

体外に放出した"ツンデレを呼び起こす脳の電気信号パターン"である「ツンデレ因子」を体内に吸収する薬。


リバースしたものにキラキラのエフェクトがかかると思われる。

凪乃に勧めたものの「それは野澤先生の方でやってくれるんじゃないの?」というツッコミが入り未使用に終わった。


  • 目ぇギンギンになって眠れなくなる薬

名前のみ登場。恋太郎が実験体となった。


  • ホルマリンに似てるだけの人体にあんまり害のない薬

楠莉が「自由な自分の姿」としてホルマリン漬け風の仮装をするために使用。容器の中に注いだ(であろう)薬液に浸かる形となる。

「あんまり」害がないのは副作用でちょっと尿が黄色くなるため。「ビタミンBか」


  • 代謝がブチ上がる薬

恋太郎ファミリーがプリクラに閉じ込められた時に登場。18歳の姿になっていた楠莉が、打ち消しの薬の効果を早く切れさせる=8歳の姿になるために取り出したものの未使用に終わる。


羽香里が楠莉にこっそりお願いして作ってもらった。

この媚薬を浸した牛肉を(ラッコ肉の代わりとして)闇鍋に入れた結果、一同はムラムラ発散のために相撲を行うことになった。

法に触れるレベルで効く


  • 体重が100倍になる薬

上記のラッコ鍋相撲大会で楠莉が使用。しかしあまりの重さに自分が土俵にめり込み自滅。


  • 小さくなる薬

手のひらサイズにまで対象を縮める

赤ちゃんになる薬と同様、打ち消しの薬を使うと肉体への負荷で死んでしまうため自然に効果が切れるのを待つ必要がある。

服は一緒に小さくならないため、誤って飲んでしまった凪乃は愛々にあみぐるみの服を提供してもらった。


この「小さくなる薬」を作れてしまったためか、アニメ10話で恋太郎達が花園家のペットドアに侵入した際は

唐音「楠莉あんた『体が小さくなる薬』でも持ってないの?」

楠莉「楠莉だってさすがにドラ〇もんじゃないのだ」

という原作16話でのやり取りが

唐音「楠莉。あんたの薬もっと体を小さくできないの?」

楠莉「いや、これは『体が小さくなる薬』じゃなくて『不老不死の薬の失敗作』なのだ」

と、小さくなる薬の存在を問わないものに変更されており、設定の擦り合わせが行われている。



  • 市販の3億倍強い風邪薬

山女に使おうとしたが未使用。

美々美「それは人間が飲んでいいものなんですの?」


  • 白眼使えるようになる薬の失敗作

他作品の能力に無謀にも手を出した結果失敗。飲んだ楠莉と恋太郎は瞼が異常に腫れた結果の○太のような目になってしまった。視界が塞がる上に目の横の血管が異常なまでに痛くなる。


  • マジヤバい薬

お店屋さんごっこをした際に取り出したが、当然ながら知与に止められた。

効果は不明だが、フラスコには髑髏が入っておりどう見てもマジヤバい


  • マジウケる薬

上記の「マジヤバい薬」が却下されたことで出した薬。

飲むと笑いが止まらなくなる笑い薬。飲まされた知与は大爆笑したが、あー子は表情がほぼ変わらなかった。


  • ギチギチが楽しくなる薬

上記のプリクラギチギチ事件を踏まえて作っておいた薬。打ち消しの薬を飲むと当然効果が消える。


  • 足が速くなる薬

運動会の際に登場。リレーで勝つため楠莉が自らに使おうとしたが、ファミリーが必死に頑張る姿を見て取りやめた。仮に使った場合ケンタウロス形態になるらしい


  • 全ての感情を失う薬

一時的に無感情になり、無我の境地に至る薬。

使った恋太郎は宇宙を背負い (´○ω○`)←こんな顔になった。


  • 酔っ払ったみたいになる薬

おそらく効果はこれ

本気こどもビールを用いての飲み会ごっこを禁止した、出版業界の大いなる存在に対抗するために作ったが却下された。


  • 楠莉と騎士華の恋に関する記憶を消す薬

ピンポイントな記憶操作が過ぎる薬。

楠莉と騎士華が同じ彼氏と付き合っている記憶をクラスメイト達から消すために使用。しかし副作用で他の記憶も思い出せなくなってしまい、全員幼児退行した。

ただし本来の薬の効果は発動したため、打ち消しの薬を飲んだ後も「恋に関する記憶を消す」効果は続いていた(曰く「一度消えた記憶は打ち消しの薬でもどうにもできない」とのこと)。


  • 一ふきだしにつき2文字分しか発せなくなる薬

「せっかく水着を着ても台詞(ふきだし)で体が隠れて恋太郎に見せられない」というメタ発言の極致のような問題を解消するために使用。セリフが記号なども含めて2文字しか言えなくなる。

ただしフリガナは対象外のため「腿鮫(ももジョーズ)」などの表現は可能。

場合によっては、変なところで区切られて周りを不用意に傷つけるリスクもある(例.「気持ち良い」→「きも」。言われた羽々里はまるで原作者のネーム書きにそのままペン入れしたかのような表情になるレベルでショックを受けてしまったため、慌てて発言者である静は「違う」「『気』『良』」と訂正していた)。


  • 痛覚が半日死ぬ薬

負傷時の痛みを感じさせない薬。用途としては麻酔薬に近い。


  • 虫にぶっかけると死ぬ薬

殺虫剤。人間もぶっかかったら死ぬ


  • 恐怖を永遠に感じなくなる薬

夜の校舎で妖怪に怯えた楠莉が焦って使おうとした(に止められたため未使用)。


  • 温めた人の味になる薬

楠莉曰く「調味料」。これを練り込んだパンを手で温めると、体温や指紋の成分に反応して、温めた人の構造や性質に近い味にする。

他の人が触ると味が変わるため、温めた本人がパンを「あーん」して相手に食べさせなければならない。

ちなみにパンの食感は紅葉が各々のの感触を再現したもの。


  • エルフ耳になる薬(仮称)

正式名称不明。恋太郎が実験台になった。


  • セクシーポニテニット最高!!と感じないと死ぬ薬
  • スレンダーおさげルームウェア最高!!と感じないと死ぬ薬
  • ロリおだんごオーバーオール最高!!と感じないと死ぬ薬

楠莉が171話の冒頭にて失敗作として生み出してしまった薬(実験失敗らしく爆発してアフロにもなっていたが、試験管は何故か無事だった)。打ち消しの薬の効果は適用されず、飲んだ相手に対し薬の名前通りの服装・髪型をした属性の者が「最高」と感じさせるように特定のことを行わなければならない。また他の魅力を感じさせると効果の妨げになってしまう。

セクシーポニテニット……171話で服用。属性を摂取できなければ高熱が出る。Eカップ以上の女性が、相手を風邪を引いた時と同じように看病する。

スレンダーおさげルームウェア……172話で服用。属性を摂取できなければ力みすぎて全ての筋肉が爆発する。Eカップ以上でもロリでもない女性が、相手に「オフの日のぐでーとした姿(オフショット)」等を見せて脱力させる必要がある。

ロリおだんごオーバーオール……173話で服用(話の流れ上しゃーないにしても、少しは学習しろ)。属性を摂取できなければ精神年齢が老いて老衰で死ぬ。ロリ(つるぺた低身長)の女性が、相手に無邪気な姿を見せて童心に返らせる。


  • 楽になれる薬

セクシーポニテニット事件で恋太郎を看病するために18歳の姿の楠莉が使用。飲むと体調が楽になるが、名前が名前ゆえ別の意味だと誤解された。


  • 桜アレルギーになって死ぬ薬

楠莉が花見の際に誤って飲み、至急打ち消しの薬を飲んで事なきを得た。何故花見なのにそんな薬を持ってきたのかは不明。


  • 睡眠薬(新作)

寧夢の加入回で寝顔パーティーをするために使用。内服薬であった前回と異なり、アロマのように焚いて使う。

しかし図らずも副作用が起こり、恋太郎ファミリー全員が(彼女達は「恋太郎が死ぬ」、恋太郎は「彼女達が死ぬ」)悪夢に苦しむ事になってしまった。



余談編集

1人で2人分のキャラ設定を担う便利キャラ編集

設定上幼児形態と元の姿の楠莉が同時に登場することはないが、コミックス3巻の表紙イラストでは双方の姿で描かれており、単独でコミックスの表紙を飾る本作唯一の例外となっている。(何も知らない者が見れば姉妹キャラに見えてそうな状態である。なんなら、恋太郎人形を2人の頬で挟んで押し潰すという分身でもしなければ説明がつかないような状態にもなっている)

このため、1・2巻では「1・2人目(羽香里・唐音)」→「3・4人目(静・凪乃)」と偶数番が後に加わった側となる編成だったのが、4巻以降は「6・7人目(羽々里・胡桃)」→「8・9人目(芽衣・育)」→…と奇数番の方が後になる編成になった。


また、PV第二弾ではロリ形態でキャラ紹介された後に、しれっと18歳形態の彼女が説明なしで登場したため、原作未読の視聴者からは「あの赤髪ポニテは誰?」という声も出た。


恋太郎の彼女になった初めての先輩キャラであるが、基本的に8歳の姿で登場するためファミリー内ではロリ枠扱い。薬で騒動を起こしたりボケたりすることもあるが、ツッコミもこなせるマルチな立ち位置。


ちなみに、アニメ1期OP大大大大大好きな君へ♡の楠莉ソロ歌唱バージョンは終始ロリ声、つまり8歳児の声でしか歌われておらず、18歳時の艶めかしい声での歌唱はしていない。まぁ、3分半の歌唱時間中に行ったり来たりするのも不自然なのでしょうがないのかもしれないが。



名前について編集

名前の由来は言うまでも無く「薬膳」「薬」であるが、漫画通りの「楠莉」は実際には少々変換されにくいためか一部の読者には「シャブ先輩」と物凄い渾名をつけられている。……と言うよりも唐音には「マッドサイエンティスト」、静には「薬物を支配せし者(ドラッグルーラー)」(アニメでは「ドラッグマスター」)と呼ばれたりしてるので原作もどっこいどっこいではある。

(静の場合は同じクラスの人の分の名前しか登録されていなかったので仕方なかったとはいえ、それにしたってあんまりなのでは……)



関連動画編集

キャラクターPV


関連イラスト編集

かつてはpixivに投稿されていた最古の作品を筆頭に本来の姿のものが多めだったが、現在は子供の姿の時の作品も多く投稿されている。

しわしわ楠莉先輩センシティブな作品

センシティブな作品センシティブな作品


関連タグ編集

君のことが大大大大大好きな100人の彼女 化学部

マッドサイエンティスト


チートキャラ:発明品である薬は、有名なネコ型ロボットが出すアイテムを連想させる効果を持っているものが大半である。当の本人は原作にて「楠莉だってさすがにドラ〇もんじゃないのだ」と言ってはいるが(上記の通り、アニメではこのセリフは削除された)。


トラブルメーカーだいたいこいつのせい:作中で起こる騒動の一部が、楠莉の作った薬及び楠莉が報連相(説明)を怠って起こってしまう事から。


しわしわピカチュウ:劇中で落胆した時など、たまに似たような表情になる。


花園羽々里:楠莉の次に恋太郎ファミリーに加わった6人目の彼女。楠莉がドラ〇もん並のなんでもアリな薬開発でストーリーのきっかけを作る理系的チートキャラだとすれば、彼女は家の財力と理事長の権力できっかけを作る文系的チートキャラを担っており、読者からは「この2人の登場からラブコメではなくなった(※褒め言葉)」との意見も。


薬膳ヤク:自分の祖母にして、恋太郎の彼女の一人。横文字への理解の無さには頭を悩ませているが、心から愛している。


他作品の関連キャラ編集

江戸川コナン灰原哀メアリー・世良:元は中高生以上だったが服用した薬の力で幼児化しており、前者1名は特別な事情によっては、度々一時的ながらも元の姿に戻る事が共通している。ただし、3名が服用した薬は敵の組織によって開発された毒薬である。


猫猫長瀬香:2023秋クール放映アニメの薬を扱う女性キャラつながり。楠莉がメインを務めた7〜8話の感想にて「今クール、ヤバい薬女しかいない」として楠莉含めた3人を括っているものもあった(一応、ヤバくない薬女もいるにはいたのだが)。


恋太郎の運命の人の系譜編集

栄逢凪乃→ 薬膳楠莉 →花園羽々里

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