図鑑データ
艦名 | Gotland(ゴトランド) |
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図鑑No | 374→379(改) |
艦級 | Gotland級1番艦 |
艦種 | 軽(航空)巡洋艦(無印)→軽巡洋艦(改) |
CV | 高尾奏音 |
イラスト | drew |
「北欧スウェーデンから参りました。航空巡洋艦ゴトランドです。
提督、どうぞよろしくお願い致します!偵察任務に水上戦闘……
私、自分なりに頑張ってみますね!」
提督、概要を呼びましたか?そう…
2018年9月9日未明より開始された期間限定イベント『抜錨!連合艦隊、西へ!』にて、同12日深夜に開放されたE-4海域以降の後段作戦においてドロップ入手限定艦で実装された艦娘。海域突破報酬ではない為、彼女と邂逅できるかどうかは運次第だが、同イベントでは一部の海域にて友軍艦隊として登場した為、イベントに参加した提督は一度は目にする事になる。
海外艦初の軽巡洋艦である彼女の実装によって、「海外艦のみで連合艦隊を編成する」ことが可能となった。
ちなみに彼女は『艦これ』では初となるスウェーデン海軍所属の軍艦をモデルとした艦娘(スウェディッシュ艦娘)にして初の中立国艦であり、同時にこれまた『艦これ』では初めての海外の軽巡洋艦娘である。また、中立国艦という関係上、日中戦争勃発前に事故喪失した深雪に次いで2隻目の「艦艇として就役しつつ一度も戦争に参戦した事のない」艦とも言える。
drew氏が新たに艦娘を手がけるのは昨年のイベント西方再打通!欧州救援作戦で実装された天霧と狭霧以来で通算7隻目となるが、今まで手がけたのが全て駆逐艦娘(軽巡洋艦娘モデルの装備妖精を除く)だった為、軽巡洋艦以上の艦種を手がけるのも、まして海外艦を手がけるのも(こちらも装備妖精を除く)初めてである。
『コンプティーク』2018年10月号のインタビューによれば、改二実装も計画中との事。性能的には改時点では突出したものは無いが(それでも4スロットに加え他の軽巡洋艦が装備出来ないものが装備可能という個性はある)、阿武隈改二以降、軽巡洋艦の改二は個性的な性能を獲得する傾向にある為、育てておいて損はないだろう。
2020年4月23日、艦これ7周年のメンテナンス明けに改二(andra)が実装された。
詳細はゴトランドandraで。
2019年4月22日のアップデートからGW期間限定で通常海域でのドロップ入手が解禁された。GW期間とあるが実際のGWより期間は長く設けられている。ゴトランドがドロップするのは「4-4.カスガダマ島」。2期に入り戦果稼ぎ海域の1つなっている為ゴトランド入手の為に多くの提督が殺到中。上述の通り「改二」が予定されている為多くの提督に行渡る様にか、初実装以降イベントでも再入手機会が早々に設けられている。
又同時に「秋津洲、瑞穂、神威」もGW期間限定ドロップが解禁された。
上記の通り改二が実装されたが、通常海域でのドロップ及び大型艦建造を含む建造での入手といった恒常入手の機会は設けられていない(2020年9月現在)
やっぱり、容姿はいいでしょう?そう、最高なの。
紺色の髪に長い下睫毛が特徴的。左目の下には泣きぼくろがある。表情は落ち着いており、改になると少し笑顔になる。
未改造時の服装はセーラー服の襟と黒のスカーフが付いた紺色のコートの下にスウェーデン国旗を模したスカートを身に着け、左脚の太ももには小剣を収めた鞘がベルトで巻かれている。ブーツの下部は厚底のハイヒールとなっていて、ヒールには舵が付いている。
艤装はアームで腰に固定された煙突から艦首と艦尾を繋ぐマジックアームが伸びており、右側の艦首ユニットには主砲と艦橋、左側の艦尾ユニットにはカタパルトとクレーンを備え、初期装備の水上偵察機S9 Ospreyが駐機しているのが見える。
Gotland改
改造後はセーラー服の襟がなくなり、それに伴いスカーフもネクタイに変更。左側の襟にはラベルピンが付いた。史実での経緯に沿って改造後は艦尾ユニットの艦載機運用の為の設備が撤去され、ボフォース40mm四連装機関砲が増設されている。
*中大破時のグラを確認すると、改造前の状態ではセーラーカラーの下に別の衿が見えており、コート自体のデザインは改造前後でほぼ変化していないようである。このため改造前はコートの下にセーラー服を着て衿をコートの上に出し、改造後はセーラー服からカッターシャツに変化、上から同じコートを着ていると考えた方が自然と思われる。
秋刀魚mode
「これがサンマ?シオヤキ……Gott!提督、これ美味しい! 私も、手伝わなきゃ!」
2018年10月10日、初秋イベが終わってすぐに始まった恒例の2018年『秋の秋刀魚祭り』にて、早速期間限定グラフィックとして私服姿が実装された。
衣装はミニ丈のビスチェワンピースの上からデニム地らしき青のショートジャケットを羽織り、サイハイブーツを履いた秋コーデ。左手にハンドバッグを引っ掛けて、箸を右手に角皿に乗った秋刀魚の塩焼きに舌鼓を打っている。
中破するとジャケットが脱げ、膝立ちになる。皿は膝の上に守っているが、秋刀魚は頭から尻尾まで綺麗に一繋がりのまま骨だけになっている。実装からそう日も経っていないというのに、既に箸の使い方はマスターしているようだ。もっとも、スウェーデンは割と海外の食文化を積極的に取り入れており(特に歴史的経緯からロールキャベツやミートボールなどトルコ料理由来のメニューは多い)、スシバーかどこかで来日前から箸文化に触れていた可能性はありそうだが。
Xmas mode
「この東洋の地でも、クリスマスはあるのね。いいじゃない、今日は飲みましょう。提督、Skål(乾杯)!」
2018年12月7日のアップデートで【艦娘「鎮守府秋刀魚祭り」mode】と入れ替わる形で今度はXmas modeが実装された。
コスチュームの上から灰色のコートを纏い、右手にはプレゼント箱、左手には大きなプレゼント袋を持ち、周囲に小さい「ゴットランドシープ」(後述)を2匹伴っている。
目を引くのが首元で、まるでプレゼントの包装に使うようなデザインの大きなリボンを付けている。
中破すると頭から雪をかぶりそっぷ向いてプレゼント袋に座り込んでティーカップで飲み物(紅茶?)を飲んでいる。衣装は左のニーソックスの膝辺りが少し破ける他は少々煤ける程度で破損らしい破損は見られない。
それよりも注目なのは少し照れてるような表情を浮かべ、首元のリボンがまるでプレゼントを包んでいるように体に巻きついている点である。まさか「プレゼントは私」という事なのだろうか?
Gotシュー
「洋菓子のヒロタ」とのコラボで担当艦娘の1人に採用された。味は「ジンジャーミント味」。
「ジンジャー」とあるが「しょうが」を思わせる強い香りがする「ミント」で「しょうが味」というわけではない。もっとも日本人には余り食べなれていない味なので「美味しい」という意見と「自分にはちょっと」という意見とに分かれた。
桃の節句mode
全身をブロッサムピンクで統一、長袖のブラウスを軽く腕まくりし、ミニスカートの上から黄色い裾のチュールスカートを着用するという大胆なコーディネートを敢行。首にはシルバーのシンプルなネックレスを着けている。足下はヒールの付いた黄色いアンクルトラップサンダルで、淡い色合いとの対比で可愛らしさを演出してくれている。
右手のに漆の杯には甘酒らしきもの(日本酒が光を反射している可能性もある)が注がれ、花弁が2枚浮くという雅な情景となっている。
当人は一貫してズボンを所望していたが、一見してスカートが透けて生足が見える状態に目を疑う提督が続出。
またdrew艦娘特有の「生活感のある色香」も漂わせているせいか、多くの提督が彼女の「色艶」という対空砲火に撃墜される事態となった。
中破時は薄手のコーディネートが災いしてか、せっかくの衣装の大半が焼け焦げてしまっている。しかし敗れた肩口はもとより、スカートの大部分とサンダルを失った脚が非常に色っぽい。
水着mode
2020年8月7日のアップデートで、andra専用の差分(詳細は当該記事を参照)と共に実装。
青地にトロピカルな植物柄のビキニを身に着け、その上から白のホットパンツを履いている。黒いリボンで髪をポニーテールに結んだ頭には麦わら帽子を被り、右側に青いハイビスカスを付けている。右手に青のブレスレット、左足に黄色のアンクレットを付けており、足元はサンダル履き。
右手にはシャンパングラス、左手にはザリガニを乗せた皿を持ってデッキチェアに腰かけており、完全にバカンス気分といった様子。背中の艤装はクレーンだけとなっており、そのフックに下がっているのもシャンパンとレモンとゴトシープを納めたバスケットである。通常時と同じく左太腿にはベルトを巻いているが、肝心の短剣は付いているのか確認できない角度となっている。
中破するとスウェーデン国旗柄のバスタオルを肩から羽織る。
う~ん、どうかなぁ…性格って。
一人称は「私」あるいは「ゴト」。二人称は「あなた」。
物静かで落ち着いたイメージを与える外見とは裏腹にかなりアクティブな性格。一部では「ガワは扶桑、中身は伊勢」と評する向きもあり、意外と明るく気さくな性格をしている。
放置すれば最上にちょっかいをかけようとし、(同じバルト海の海軍出身、かつてロシア・スウェーデン戦争でやりあったロシア帝国時代の船であるためか)高圧的なガングート相手でも物怖じしないなどかなり肝が据わっている上、いい意味で細かいことを気にしない軽い性格が功を奏している。このためか、初登場となった『抜錨!連合艦隊、西へ!』で友軍艦隊として駆け付けた際には伊仏合同艦隊の旗艦を代行してリベッチオやローマ、リシュリューと言ったクセの強い面々を纏め上げている。面倒見のよいお姉さん気質なのも影響を与えているのかもしれない。
スウェーデン海軍は、冬期に訓練と修好を目的とした大航海を行う伝統があり、ゴトランドも就役の翌年(1935年)を皮切りに退役間際の1956年まで戦前7回、戦後10回の遠洋航海を行っており、ヨーロッパ各国は勿論アフリカ大陸一周まで行っている。この経歴を見ると、欧州艦の癖の強い面子を前にしても物怖じしないのも納得できる。
提督に対してもその態度は変わらず、時報での距離感が異様に近い。指輪を形式的なものと言い切るケッコンボイスも併せ、LOVE勢を通り越した彼女面という表現がぴったりだろう。おさわりするとさすがに「そこは危ないです!」と怒る……が、実情は「正直スキンシップは嫌いじゃないから、もっと自然にお願い…かな」と続ける時間と場所を弁えればお触りOK勢。
ちなみに家事全般もそつなくこなせるようだが、彼女としては提督の手料理を大いに気に入っており、よく甘えるようにねだってはその味を絶賛している。夕食では食べすぎて「後で少し運動しないと。提督、一緒する?」など意味深な発言も。
自分の国について何かと自慢しており、MVP獲得時には北欧の家具について語るという珍しい艦娘でもある。たまにダイマしてくる。
小破・中破すると「うにゃー!」と悲鳴を上げる可愛らしい一面も。あれ、どこかで聞いたような……。
秋刀魚祭りには特に戸惑う様子もなく積極的。
初めて食べた「秋刀魚の塩焼き」をいたく気に入ったようで「提督、これ美味しい! 私も、手伝わなきゃ!」と秋刀魚漁支援に名乗りを上げる。
実装後の節分ボイスでは、やはり海外艦の宿命か「セッツブーン」の情報が伝わっていた模様。
どれだけ感染力が強いんだ・・・。
この際の目標をガングートに定めている。ただ台詞の最後が「 ……え。」という感じで終わっている。当のガングートは霧島からも標的にされている為、戦艦2隻の応酬の巻き添えになった可能性もある。
なお史実でゴトランドとガングートが砲火を交えた事は一度もなかった。
そう、いいでしょう?私の性能…違いがわかっちゃう?
未改造時は航空巡洋艦であり、艦載機の搭載スロットは上から3/2/6で合計11機とかなり多くの水上機を搭載できる他、熟練整備員を載せる事もできる。ただし、本体の性能はごく平凡な未改造軽巡並で、活かせる場面はあまりなく、水上戦闘機も搭載できない。
ただし合計11機は水上爆撃機を搭載できる軽巡洋艦では最大値で「1-6.鎮守府近海航路」の水雷戦隊ルート上にある「F:航空戦マス」で瑞雲が全滅するリスクが一番低く、上手くいけば「戦術的勝利B」どころか「勝利A」も難しくない。又演習で相手が制空権を確保する手段を持ち合わせていない編成で防空艦がいないのであれば単独で制空権確保が出来る等、少々ニッチな運用方法が考えられる。
何気に改造後では無く最初から航空巡洋艦である艦は彼女が初。設計当初から水上機搭載能力を重視した巡洋艦自体はゴトランド以外にも建造されており、艦これに実装されている中では日本の利根型重巡洋艦と大淀型軽巡洋艦が該当する。ただし、利根型は改二まで普通の重巡扱いであり、大淀に至っては2019年1月現在ゲーム中で航巡扱いされる事が一切ない。
Lv55に達すると防空巡洋艦に改装可能となり(ただしアトランタとは異なり、分類上は通常の軽巡洋艦)、対空値が大幅に増加する。
装備スロットも4スロットに拡張されるが、その代償として艦載機の搭載数が1/1/1/1の4機に減少してしまう。また、大型探照灯、増設スロットへの中型バルジの装備が可能となり、航空巡洋艦時代の装備も殆ど装備可能(カ号観測機が載せられなくなった程度)と更に多芸になる。ただし、こちらでも水上戦闘機は依然装備できないままである。
全スロットの搭載が1のため、下手に瑞雲を搭載すると撃墜されやすく、熟練度リセットのリスクが重い。ただし連合艦隊の第2艦隊なら、航空戦に参加することがないため熟練度は落ちずに済み、さらに瑞雲によるPT小鬼群への命中補正も獲得可能になる。これを利用することで、昼は対空値を微増させながらPTキラーとして小鬼たちを掃討しつつ、夜戦で大型探照灯を背負って味方を被弾から護るという、イベント海域向けの大変ありがたい立ち回りを演じてくれる。増設スロットに機銃を載せれば、さらに手堅く小鬼群の狙い撃ちが可能。
類似する運用として、「対潜装備ガン積み+大型探照灯」で道中の潜水艦対策と夜戦デコイの両立も有用で、特に道中の鬼門になりやすい潜水新棲姫対策になる。
2020年3月27日に実装された「Swordfish(水上機)」及び「Swordfish Mk.III(水上機/熟練)」を装備することで、火力・回避・対潜にステータス補正が入るようになった。特にMk.III熟練は【火力:4/回避:2/対潜:3】と大きく伸びるため、先のPT小鬼キラーと対潜担当を兼任しやすくなり、加えて同日に熟練見張員の補強増設への配備が解禁されたため、連合艦隊システムにおける対PT小鬼&潜水艦の適任者の一人としての地位を確固たるものとしている。
防空巡洋艦として「任意の高角砲×3」または「任意の高角砲と任意の機銃」で専用対空カットインが発動する。
前者が「固定ボーナスは+3、変動ボーナスは×1.3」で天龍改二と同じ性能、後者が「固定ボーナスは+3、変動ボーナスは×1.35」。前者は4スロット中3スロットがつぶれてしまう為装備の選択肢を狭めてしまう、後者は補強増設に装備した機銃でも問題ないため、装備の自由度は高い。
しかし「秋月砲(10cm高角砲+高射装置)」等の高射装置を内蔵した高角砲と対空電探との組み合わせで全ての艦で発動する汎用対空カットイン(固定ボーナスは+4、変動ボーナスは×1.5)より数値が低く(正直後者の対空カットインの数値は機銃1つで発動する鬼怒改二の対空カットインと同値)、自前の高い対空値(対空値:102)があるものの艦隊に防空専門艦(秋月型や摩耶改二)がいる場合はそちらに任せた方が賢明だと思われる。
速力が「高速」と設定されている点に関しては、実装以後しばらくにわたって議論を呼んだ。
史実での彼女の就役時の速度は「27.5ノット」で、これは現在実装済みの軽巡洋艦の中で一番遅い(自分の低速力を気にする台詞がある「夕張」ですら、老朽化で速力が落ちたWW2当時ですら32ノットは出せていた。就役時は34.8ノット)。
それまで「高速/低速」の目安とみなされていた高速軽空母姉妹が「28ノット」であることから、それよりも「0.5ノット」遅い計算になる彼女はこれまで考えられてきた基準で当てはめると「低速」の判定を受けることになる。
このため実装当初は「運営が間違えたのでは?」という疑惑が濃厚だった(実際に速力が修正された例(高速→低速)として瑞穂がいたため一応の説得力はあった。もっとも瑞穂の場合は速力「22ノット」と本来低速艦扱いとなるであろうことは火を見るより明らかであり、ゴトランドのようなボーダーラインすれすれの案件と同じ扱いはできない)が、瑞穂と違いイベント終了後も彼女の速力設定は修正されず、むしろ意図的な設定である可能性が浮上した。
これによって「高速/低速」の定義を再考察する必要が生じたが、仮に27ノット台も「高速」扱いだと仮定すると今度は別の問題が浮上してくる。大和型の速度の扱いである(大和型は計画速力「27ノット」で公試等で「28ノット台」を出している)。
現在も提督間で意見が分かれているものの、「高速/低速」の境界がこれまで考えられてきた「28ノット以上かそれ未満か(=27.9ノットで低速)」ではなく、より細かく「27.5ノットと27ノットの間」で区切られているのではないのか?という説が最も有力となっている。
現時点では明確な答えは出ていないが、ここでゴトランドを「低速」にしてしまってはせっかくの新軽巡洋艦も活躍の場が少なくなってしまうし、逆に大和型を「高速」扱いしてしまっては多数の戦艦の立場が無くなってしまう為、住み分けやゲーム全体のバランスをみた上での判断だと考えられている。
なお、高速扱いの中でもブッチギリの足の遅さなわけだが少なくとも現状ではタービンと新型缶を満載すれば問題なく最速になれる。
新たに実装されたアメリカ戦艦のサウスダコタが史実では改装による装備追加で27.8ノットから27ノットへ速度が低下しているがゲーム内では改造後も「高速」に分類されている。
なお改で「4スロット」になる為、2018年の秋刀魚祭りでは早速「漁船」として各海域に出撃している姿が各地の鎮守府で目撃されている。
初期装備で持参する「Bofors15.2cm連装砲 Model1930」は自身が「火力+1、対空+2、回避+1」の装備ボーナス。日本の球磨型・長良型・川内型・阿賀野型に「火力+1、対空+1」装備ボーナスがある。
第1期終わりの検証で「15.2cm連装砲改」は阿賀野型以外の軽巡洋艦には命中フィットがないと出ており、新たに加わったこの砲に期待がよせられていたが、2019年7月現在でも明確な情報があがって来ていない。その為フィット補正もないがマイナス補正も無いと思って運用するのが無難な所だろう。主砲自体に「命中+3」がある為電探を載せる余裕のない一般的な軽巡洋艦にとっては悪くない装備である。
そ…そこは余談なんです。
名前はバルト海に浮かぶスウェーデン領最大の島、ゴットランド島に由来し、島名は「ゴート族の地」を意味する。なお、彼女が建造されたスウェーデン第二の都市ヨーテボリ(日本ではイェテボリ、イェーテボリと読まれることが多い)もまた「ゴート族の街」という意味(実際のところヨーテボリを興したのはギート族というよく似た名前の別民族なのだが、スウェーデンでは両者を同一視する風潮が強い)である。
この島の古都ヴィスビューが映画『魔女の宅急便』の舞台となる町のモデルとなっており、日本とも縁のある島である。
同島はバルト海の要衝の一つでもあり、中世時代ではヴァイキングの拠点となったりハンザ同盟に属していた。その後は長らくデンマーク領だった(ドイツ騎士団に占領されていた時期もある)が、スウェーデン・デンマーク間のトルステンソン戦争が終結した1645年以降は講和条約に従ってスウェーデン領となった(これ以後も第二次ロシア・スウェーデン戦争でロシア帝国の侵攻を受けている)。
軍事拠点として両大戦中から冷戦中にかけては常に一定規模の部隊が置かれており、冷戦後しばらくの間は軍が引き上げられていたものの、現在は対ロ関係の緊張に伴って再びスウェーデン軍が常駐するようになっている。
彼女の持参装備S9 Ospreyの装備妖精さんは灰毛に黒肌の羊(ゴトシープ)を連れているが、これはゴットランド島原産の品種「ゴットランドシープ」がモデルと推測される。この品種は毛も肉も利用できるが生育数が少ないため、市場では非常に高い値が付くという。……日本に持ってきて大丈夫なんだろうか?(まぁ装備妖精さんが連れているサイズなので「ゴットランドシープ」の妖精もしくはぬいぐるみの類なのかもしれないが)
また、彼女のもう一つの持参装備Bofors15.2cm連装砲 Model1930の装備妖精さん二人の内、片方はゴトランドなのだが、もう片方は(装備ボーナスの伏線か)神通であった。これがゴトランド当人実装前のランカー報酬で判明したため、「神通がゴトランドの装備にいる→ゴトランドの担当絵師は神通と同じbob氏」という推測が提督達の間で確実視される珍事が起きてしまった。
運営もこの事を重く見たらしく、即座にゴトランドの担当絵師はbob氏ではない事、さらにはbob氏が担当するのは次々回イベントで実装される日本の最新鋭水母であることまで発表される事になった。
実は担当絵師も所属国も全く異なる艦娘をモチーフとした妖精さんが1つの装備で一緒に描かれている事は此れまでにもあった『Swordfish Mk.III(熟練)のアークロイヤル妖精と大鷹妖精』『TBM-3Dの赤城妖精&加賀妖精とサラトガ妖精』。しかしbob氏が新艦を担当するという事前情報があった為この様なミスリードとその後の運営からの訂正にまで発展してしまったようだ。
実装後程なくして一部で「ゴトラたん」なる愛称が付いた模様。
また「後藤さん」と呼ぶ提督もいるようである。
彼女の距離感の近さ、加えてイベント掘りの苦労から、まるで提督が鎮守府に着任した時から一緒にいる様な錯覚に囚われる提督が後を立たず「過去改変系彼女」なるキャラ付けが生まれ始めている。某所では「最新鋭初期艦」なる称号を頂戴したほど。僕らの世界が何者かに侵略されてるぞ!
提督A「過去改変? うちのゴトランドはれっきとした初期艦だ。」
提督B「何を言っている? ゴトランドは事前登録限定艦だぞ?」
提督C「AL/MIを越えられたのも、レイテを越えられたのも、全部ゴトランドのおかげじゃないか!?」
あと、スウェーデン繋がりであの生物兵器を持参しているというネタも…
【22:00】の時報の中で「水上機母艦の会が、今度できるんだって。航空巡洋艦も、入っていい…みたい。」といった一幕がある。
この1時間前に【21:00】の時報中で「最上」と話している為、彼女から伝え聞いたようである。
同様に特定の艦だけの集まりとして伊戦艦「ローマ」の時報中で語られる「高速戦艦の会(主催:金剛型)、独空母「グラーフ・ツェッペリン」の時報中で語られる「正規空母の会(主催:赤城)」等がある。それぞれの会と異なり純粋な水上機母艦は数える程しかいない為(千歳型は最終的に軽空母に、神威は補給艦に戻る)航空巡洋艦娘にもお声がかかったようである。
誰主催で立ち上げられた会なのかこの時報中では一切語られておらず、最上からの伝聞である点、「水上機母艦」「航空巡洋艦」が共通して運用できる装備として真っ先に思い浮かぶ「あの水上機」、といった要素から必然的に会の主催は「伊勢型航空戦艦2番艦」ではないかという疑惑が提督たちの間で大いに高まった。
幾ら瑞典艦といえども、変な影響だけは受けないで欲しいと切に願いたいところだが……
しかし2019年冬イベント『邀撃!ブイン防衛作戦』で実装された水上機母艦『日進』の口から「水上機母艦の会」の主催はまさかの『瑞穂』であるという衝撃の事実を告げられる事となった(会の名前からすれば水上機母艦主催なのは当然である、などと突っ込んではいけない)。
そういえば事ある毎に三方に色んな物載せて遊んでるんだったこの人……
もっとも一部の提督達は「瑞雲教のダミーサークルじゃないのか?」と未だ疑っている様子。
ちなみに第三次瑞雲祭りのスペシャルイベントの内、1日が所謂「ゴトランド回(これが瑞雲祭り……ゴトも瑞雲、積んでみたいです!)」だったのだが、声帯の妖精さん曰く「この奇祭についてはモガーミから聞いていた」そうな。
なお公認メディアミックスにおいては「水上機母艦の会」に所属しているパターン(今宵もサルーテ!)と所属していないパターン(お役立ち!鎮守府調査隊)の2パターンが確認されている。
2018年12月現在『抜錨!連合艦隊、西へ!』で実装された新艦5隻の中ではゴトランドがトップのイラスト投稿率で次点は夕雲型の「岸波」となっている。
通常この手に話題はドロップ限定艦よりも報酬艦に集中するのだが、今回のイベントに限りドロップ艦2隻に集中している。堀の苦行もさる事ながら、彼女達が発表されていたグラフィックから想像されていたイメージとは真逆の性格だった事やイベント終了後即限定グラフィックが実装された等話題に事欠かないことも要因になっているようだ。
2019年春季イベント『発動!友軍救援「第二次ハワイ作戦」』で実装された2隻目となる海外軽巡洋艦であるイタリア軽巡洋艦「ジュゼッペ・ガリバルディ」。彼女を改へ改造した際に持参するイタリア軽巡洋艦主砲「152mm/55 三連装速射砲改」にしれっとゴトランド妖精も紛れ込んでる事で話題になった。
「何故イタリア艦の主砲にスウェーデン海軍のゴトランドが?」と提督が疑問に思うのも仕方ない事だが、これがゴトランド級の次級でありスウェーデン海軍が最後に整備した軽巡洋艦級である「トレ・クロノール級軽巡洋艦」の設計をイタリアのアンサルド社が請け負った事に由来すると考えられている。現に当該主砲をゴトランドに装備すると「火力+1、対空+1、回避+1」の装備ボーナスを得る事が出来る(日本の軽巡洋艦には適用されない)。
現代のゴトランド
艦これでは前述の「彼女面」からも察するように、提督との距離感がかなり近いことがネタにされているが、現代においての『ゴトランド』も日本にとっては関連性の深い間柄でもあったりする。
現在のスウェーデン海軍に配備されているのは「ゴトランド級潜水艦」。
前級のヴェステルイェトランド級と同じディーゼルエレクトリック方式の通常動力型潜水艦として発注されたものの、途中で同海軍のAIP(非大気依存推進機関)である「スターリングエンジン」を搭載した潜水艦の試験結果から、量産型のスターリングエンジン搭載艦に設計変更した上で採用することとなった。
ここまでの文面でピンときた人はいるかもしれない。
このゴトランド級に採用された「量産型のスターリングエンジン」を購入したのが日本の技術研究本部(現在の防衛装備庁)であり、これを叩き台としてライセンス生産・発展させたのがそうりゅう型潜水艦である。
やっぱり、北欧の関連イラストはいいでしょう?そう、最高なの。
待ってて、Got(ゴト)が関連タグ持ってきますね。
艦隊これくしょん 艦娘 軽巡洋艦娘 海外艦 スウェディッシュ艦娘
鎮守府にいる海防艦達をみて、祖国の旗艦を務めていた海防戦艦の話をする場面がある。
第2次大戦当時のスウェーデン海軍沿岸艦隊旗艦となれば「スヴァリイェ級海防戦艦」の「スヴァリイェ」か「グスタフ5世」であろうか?
大淀(艦隊これくしょん):建造目的は異なるものの、ともに偵察・観測目的での水上機運用を前提とした軽巡洋艦という点が共通。更にはローソンコラボにも参加している。
ジュゼッペ・ガリバルディ(艦隊これくしょん):2隻目となる海外軽巡洋艦娘。ゴトランド級の次級の設計をイタリアの会社は請け負った等間接的ながら全くの無関係というわけでもない。
デ・ロイテル:通算5隻目となる海外軽巡洋艦でゴトランド同様に同型艦のいない艦級。最もデ・ロイテルは建造中止となったジャワ級3番艦の代艦として建造されている為ゴトランドとか建造経緯が大きく異なる。主砲はスウェーデンのボフォース社製を装備しており改良型の装備妖精にデ・ロイテル妖精と一緒にしれっとゴトランド妖精も混ざっている
アトランタ:防空巡洋艦つながり。艦載機調達の都合上防空巡洋艦に改装されたゴトランドとは異なり彼女の場合は建造当初から防空重視で設計されており、艦これゲーム内での分類においても正式に「防空巡洋艦」に分類されている。
由良:軽巡洋艦提督Love筆頭との声もある古参の軽巡洋艦。二次創作では恋のライバル関係的な扱いが多い(試製ASMRボイスから半ば公式扱い)
ローソンゴトランド:ローソンの制服仕様。それに加えて、2019年冬のローソンコラボも担当する事になった。
軽巡洋艦級名