アニメ版についてはカスミ(アニポケ)を参照。
概要
ハナダジムのジムリーダー。
名前の由来はカスミソウから。英語名は「カスミ」の直訳でMisty。
pixivにおいてはほぼ曖昧さ回避無しの「カスミ」タグで通用しており、同名キャラクターの代名詞的存在となっている。
キャッチコピーは「おてんば にんぎょ」。
"みずタイプのポケモンで攻めて攻めて攻めまくる"ことをポリシーにしている。
みずタイプポケモンの使い手だが、こおりタイプ使いの四天王カンナに憧れている。
これはアニメオリジナル設定だったものがゲームに逆輸入され公式化した結果。アニメでは専門タイプの垣根を越えて戦法や人柄に惹かれるということがしばしばある。
意外なことに『サン・ムーン』でスイレンが登場するまではみずタイプのタイプエキスパート中、唯一の女性だった。
ゲームでは
『RGBP』・『FRLG』・『LPLE』および『GSC』・『HGSS』と『BW2』に登場。
作中の時代設定から、10代前半の前2シリーズと10代中~後半に成長した後3シリーズに大別できる。時期によって髪の色にばらつきがあるタケシ等と異なり、オレンジ色で統一されている。
「おてんば人魚」の異名を持つほどの活発な性格も一貫しており、プール状のジムにて水着を常用している。配下のトレーナーもかいパンやろうなどスイマーばかり(第一世代にビキニのおねえさんはいない)で、ポケモンと共に自身の水泳能力も鍛える事をモットーとしているようだ。
一方でファッションは頻繁に変わり、お洒落にも気を遣っている様子が伺える。
『RGBP』・『FRLG』では共通して短めの髪を部分的にサイドテール状に結んでいるが、服装は『RGB』が肩紐なしのビキニにビーチサンダル、『ピカチュウ』がアニメからの逆輸入(後述)、『FRLG』がセパレート型の青い競泳水着にウォーターシューズとそれぞれ異なっている。
この内『ピカチュウ』バージョンで見せたものが例外的かつ現状唯一の陸上服であり、『ピカチュウ』を元にした『LPLE』の服装も白のへそ出しタンクトップにホットパンツと当時のデザインがアレンジされたものとなっている。
また、『FRLG』バージョンの水着は『RGBP』時代のポケモンカードの絵柄がベースとなっており、これも他メディアからの逆輸入と言える。
『GSC』・『HGSS』では3年の時間経過を反映して背と髪が伸びた。サイドテールは止め、代わりに前髪を跳ね上げたやや変則的なボブヘアーとなっている。特に『HGSS』では頭身が大きく上がっているため、かなり大人びた雰囲気になる。
服装は共通してワンピース型の白い競泳水着にラッシュガードを羽織るというもので、ラッシュガードの柄が両シリーズで異なっている。足下は再びビーチサンダルとなった。
『BW2』はゲスト的な出演で『HGSS』のグラフィックが流用されたため、これが最新のスタイルとなる。
『GSC』・『HGSS』では、女性ジムリーダーでは珍しくパートナー持ちである描写がなされている。
ハナダの岬で彼氏とデートをしている所に割って入らないとカスミがジムに戻ってこず、挑戦ができないのである。
この一件により、両シリーズではプレイヤーをオジャマムシ扱いしてくる事になる。
とはいえこの彼氏、10代前半の少年少女が近づいてきただけで彼女を置いて逃げるように立ち去るというドヘタレであり、その後二度と戻ってこないため容姿も名前も謎である。よって二次創作での描写はまず不可能で、ほとんど無かった事にされている誰得キャラになっている。(一体彼女はどこに惹かれたのだろうか)
『RGBP』・『GSC』の外伝的作品である『ポケモンスタジアム』シリーズにも登場するが、バトル施設の中にいるのみで特に設定の追加は無い。パーティにみずタイプ以外のポケモンが入るが、これも他のジムリーダーと共通の措置なので特別な言及は無い。グラフィックも当時の公式絵に準じている。
ちなみに『HGSS』以降、ジム戦以外のポケモン勝負は市外で行う事になるのだが、彼女は着替える事無くやってくる。
他のジムリーダーも同様で、ゲームの仕様上仕方の無い事なのだが、恰好が恰好だけに相当危ない人に見えてしまうのも無理はないだろう。
使用ポケモン
先述の通り一貫してスターミーを連れているのが特徴で、彼女のパートナーとなっている。
2番目のジムにして早くも対戦環境の最前線にいるポケモンを繰り出すわけで、戦法が限られる『RGBP』時代は序盤の難所と恐れられた。
もっとも、『RGB』で最初にヒトカゲを選んでいた場合、前のタケシで既に苦戦を強いられている。そもそもタケシ戦は遠回りできず、カスミ戦でも24・25番道路へ遠回りできないと誤解したためか、それに気づかずカスミ戦に固執するプレイヤーも多かった。
一応トキワの森にピカチュウ、24・25番道路にナゾノクサ/マダツボミという有利タイプのポケモンも生息している。ナゾノクサ/マダツボミならみずタイプのわざを一切使用せずたいあたりだけの攻撃になるが、ピカチュウだとみずタイプを半減できないため威力の高いバブルこうせんで苦戦する。
『FRLG』では習得技の見直し等で多少戦いやすくなったが、スターミーの技も主力が「バブルこうせん」から「みずのはどう」に代わり、混乱の追加効果が付くようになった。これにより、有利タイプであっても先手を許せばそのまま自滅する可能性が生じるようにもなってしまった。
『ポケモンスタジアム』シリーズでは、先述の通りみずタイプ以外のポケモンも繰り出す。選定に特にこだわりは見出せず、バランス重視の編成となっている。
『GSC』・『HGSS』以降はアニメからの逆輸入も伺えるパーティとなっている。ポケモンの種類・戦法が更に多様化するが、いずれもストーリー後半での戦いとなるため十分な育成と対策が可能であり、以前ほどの脅威では無くなった。
※Lv表記の無い試合はフラットルール。
赤・緑・青・ピカチュウ・FRLG
Let's Go!ピカチュウ・イーブイ
- コダック(Lv18)
- スターミー(Lv19)
Let's Go!ピカチュウ・イーブイ(強化版)
ポケモンスタジアム2
ジムリーダーの城(表)
ジムリーダーの城(裏)
金・銀・クリスタル・HGSS
HGSS(強化後)
ポケモンスタジアム金銀
ジムリーダーの城(表)
ジムリーダーの城(裏)
BW2
PWT・カントーリーダーズトーナメント
PWT・ワールドリーダーズトーナメント
- スターミー(エース)
- ランターン
- ブルンゲル
- ラプラス
- ヌオー
- カメックス
PWT・ダウンロードトーナメント
他媒体では
アニポケ
シリーズの初代ヒロインとして活躍。
声優は飯塚雅弓。詳細は「カスミ(アニポケ)」の記事を参照のこと。
電撃ピカチュウ
アニメより高い12歳という設定。なぜか初期は黒髪だったが、2巻8話からゲーム準拠のデザインに修正された。
作者は当初13歳として描いていたようだが、その程度の誤差では説明が付かないくらいの巨乳の持ち主。1巻でサトシと戦った時は、スリングショット調の際どい水着という性的な姿で登場した(画像右側)。
服装は毎回変わっており、特に2巻6話「タイチとイーブイ」では、おへそ丸出しのトップス、下は尻肉が見えそうなホットパンツになった(画像左側)。この時はお尻を突き出したり、胸を強調するようなポーズになることが多く、さりげなく下乳が見えたこともあった。同話の入浴シーンではあまりの露出の多さに、編集者が独断でタオルを描き足したという逸話もある。
他にもショタコン気味であったり(しかも若干自覚症状あり)、3姉達がしっかりしすぎたキャラになっていたので年上のサトシから出がらし呼ばわりされたりと、他媒体の斜め上を行くキャラ付けがなされており、総じて公式が病気であったと言える。
なお、『ミュウツーの逆襲』(未完)ではへそ出し服なのに脱いだらワンピース水着になっていたという事があった。
ピクシブ内で「電撃ピカチュウ」で画像検索をすると、上記二種の服を着た黒髪のカスミが大量にヒットする(黒髪じゃない場合もある)。20年以上も前の漫画にも関わらず今も知名度があるのはそれだけ読者の心に残ったということだろう(主に性的な意味で)。
ポケモンマスターズ
CV:佐倉綾音
主人公と共にチームを組む初期バディーズとしてタケシと共に加入する。
数少ない回避バフを持つバディーズであり、きちんと育てれば現在でも活躍できる優秀なバディーズである。
今作で連れているスターミーはジムでの手持ちのスターミーが持っていたタマゴから生まれた個体であり、カスミは何としても一人前に育て上げたいと意気込んでいる。
フィギュア化
プレミアムバンダイにて半裸タケシに続き、2015年秋に『RGB』時代のビキニ姿のフィギュア化が決定した。
当時の公式絵に準じた表情は、現代から見るとかなり目付きが悪く見えるが、そういう時代もあったのである。
関連イラスト
関連タグ
ポケットモンスター ポケモントレーナー ジムリーダー(カントー) ポケモン人間絵 みずタイプ Misty
他のみずタイプの使い手