概要
『トロピカル〜ジュ!プリキュア』第33話のタイトル。
そしてシリーズでも初となる、本編とは完全に無関係のショートギャグ集10本立て。
『映画トロピカル〜ジュ!プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪!』で共演するハートキャッチプリキュアのメンバーも特別出演しており、映画宣伝も兼ねられている。
事前に公開された予告映像では、皆SD形態で行動がキャラ崩壊してたりと、カオスすぎて内容はつかみようがなく、予告が流れた直後から「一体何をやらかすつもりなのか」と話題となった。
加えて予告のナレーションはくるるんが担当していたため人類には読解できず、月刊のアニメ誌で先行で公開されるあらすじでも「10/17は特別編の放送となります」と書かれるだけで具体的な内容は伏せられていた。
内容
No. | エピソード | あらすじ | タイトルコール |
---|---|---|---|
- | (イントロダクション) | みのりが冒頭で挨拶ともに今回の概要を説明。そしていつものOPのリズムにのって5人揃ってタイトルコール。 | まなつ、さんご、みのり、あすか、ローラ |
1 | トロピカれ!トロピカル侍 | 侍になったまなつとあすか。どちらが先にトロピカれるか勝負するが…… | あすか |
2 | トロピカれ竜宮伝説 | 釣りにやってきたトロピカる部。打ち上げられたカメを見つけるが、みのりが浦島太郎の話を持ち出して…… | ローラ |
3 | トロピカれカメの恩返し | 上記の続き。夏海家に助けたカメがやってくる。カメは何やら部屋にこもるのだが? | 夏海碧 |
4 | トロピカれ恐怖のあとまわし屋敷! | あとまわし魔女の屋敷の生活を想像したまなつが、恐ろしい事実に気づいてしまう | あとまわしの魔女 |
5 | ジュゴンのかわりにトロピカれ! | あおぞら水族館の人気者のジュゴンが病気で休んでしまう。そこでさんごが妙案を思いつく | さんご |
6 | 入れ替わってトロピカれ! | さんごとあすかの入れ替わりをきっかけに大騒動が巻き起こる | まなつ、さんご、みのり、あすか、ローラ、くるるん、チョンギーレ、超ゼッタイヤラネーダ(全員入れ替わり状態) |
7 | トロピカれヤラネーダ | チョンギーレがヤラネーダを生み出そうとするが……? | チョンギーレ |
8 | トロピカれ新しいプリキュア誕生!? | あのプリキュアが登場…。 | まなつ |
9 | トロピカれ!伝説のハートキャッチ!! | 伝説のプリキュアの正体って……? みのりに「おばあさん」呼ばわりされ、激怒するキュアマリン。キュアブロッサムが取り押さえるも、ジタバタ暴れてしまい…… | 花咲つぼみ |
10 | トロピカれ!新しい技! | かわいい言葉、強そうな言葉、かっこいい言葉、好きな言葉、プリキュア5人とくるるんのやる気をぜんぶのっけた新しい技名が誕生! | まなつ |
11 | トロピカれ恐怖の心霊シャボンピクチャー | シャボンピクチャーに映った心霊写真。それを巡ってのお話 | まなつ、さんご、みのり、あすか、ローラ |
- | (クロージング) | 「どうでしたか?」と締めに入るみのり。そしてまさかの事実が明らかに(後述) |
主題歌
劇場版公開に伴い、それに合わせて36話までOPの映像とEDも特別版となる。(なお、TVer再配信版では通常版に差し替えられている)
- OP:「Viva!Spark!トロピカル~ジュ!プリキュア トロピカる部ver」(トロピカる部によるカバー曲。なお、トロピカる部verが使われたのはこの回のみ。)
- ED(本放送):「シャンティア〜しあわせのくに〜」(劇場版に先駆けてTV本編初公開)
- ED(TVer再配信版):「あこがれ Go My Way!!」
余談
- 見ての通り10本立てと銘打っておきながら実は11本立てというオチがあった。これについてはEPGの解説文や前日の事前報道、さらに公式メルマガでみのりが、公式LINEでまなつが「衝撃のラスト」と煽っていたりも。
- ハートキャッチプリキュアがTVに再登場するのは『HUGっと!プリキュア』の第37話以来。この時は声が無かったので、声付きとなると約7年前の『ハピネスチャージプリキュア!』での「プリキュア10周年おめでとうメッセージ」に遡ることになる。因みに映画では、『オールスターズメモリーズ』以来の声有りとなる。
- で、ハトプリの動画を見る場面。よく見ると右側の動画サムネイルの中にどこかで見たようなスイーツYouTuberが見切れて登場している。
- この9本目のタイトルバックなのだが、なんとハトプリ仕様のものをトロプリ風に再現するというファンサービスとなっている。もっともタイトルのフォントは当時使っていた写研のものではないのが惜しいところ(現在プリキュアシリーズで使っているのはフォントワークス製)。
- アイキャッチも特別仕様で、チョンギーレがパンケーキを焼いて召使いみんなで食べる、しかもそれぞれの顔が入ったものだという可愛らしいものとなった。
- 今回の絵コンテはOP演出や各話絵コンテの大地丙太郎が担当。『すごいよ!!マサルさん』なども手がけているので、放送前からも放送後も「やっぱりあなたか!」という声が多数。
- 脚本はシリーズ構成の横谷昌宏。実は『ケロロ軍曹』でも「ゲロゲロ30分」シリーズという、似たような短編集回を手がけていたりする。
- 今回はほとんどの話で元デザインの原型をとどめないデフォルメがきかされてるうえに、話ごとにまるっきりデザインが違う。どんな絵柄でもキャラの雰囲気を崩さない責任が求められるためか、作画監督はキャラクターデザインの中谷友紀子が担当した。
- また今回の作画には佐藤元も参加しており、2本目と3本目はその特徴が一目で見てわかるほどである。ということでぷっつんカミーユみたいなお目々も出たりしている。
- 本編では作風の都合上あまり言及されてないあとまわしの魔女たちや伝説のプリキュアについての言及がある。
- 本編のカオスぶりのインパクトも冷めやらぬうちに次回予告でこれまたカオスなものが出てきた。
- さて、それより何故この感想が追い付かない程のカオス回を放送しているのかと言うと、子供達や大きなお友達と言った多くの視聴者達が「アレで疲れている様子だから、底抜けに明るく、沢山笑えて、そして「今一番大事なこと」に向かって一直線に邁進する、そんなプリキュアを一年間お届けできればと思い、ネガティブよりポジティブの方がトロプリらしくていい」のだというコンセプトを考え、更に裏番組の方は、とある特番(しかも元々そのアレのせいで延期になった本来放送予定の内容がさらに再延期したことによる穴埋め番組)によってアレらが休止しているため、視聴者達を飽きさせないようにしたためと思われる。
- 実は1年前、前作『ヒーリングっど♥プリキュア』では、映画公開直前の時期に、テレビシリーズ本編においても、映画でコラボした『Yes!プリキュア5GoGo!』の面々が客演する映画連動回を放映する構想があったことが明かされている。このエピソードでのどか達とのぞみ達とを知り合わせ、最後に東京に招待して映画に繋げる予定であったが、コロナ禍による公開延期やTVシリーズの放送話数が減ってしまった影響でのぞみ達をテレビに出すことが難しくなり、のどか達とのぞみ達が映画で初めて出会う形に物語を変更したということになっている(ちなみに副音声では、のぞみ達ははなを通じてのどか達の存在を知ったことが語られている)。
- 6本目の内容はプリキュアによくある入れ替えの内容だったが、1時間後に登場した敵怪人の行った行為は偶然主人公とライバルキャラの人格が入れ替わってしまう内容だった。そしてカオス回(もっとも片方は通常運転だが)に挟まれる形の間の番組がシリアス一直線で不憫に思う声もあったり。これ以外にも変身した主人公がキュアサマーの要素があったり、極めつけがこの入れ替わり回の発端となった怪人の声は6年前のプリキュアの青キュアのお兄さん役である。
- 今回はみのりによるメタ発言を含んだストーリーテラーで幕を上げるが、偶然にも前日放映された『ウルトラマントリガー』第13話でも似たような導入だった。
- CMについても秋恒例フルタ製菓のカオスなCM(今季は毎度のごとくトロプリに乗っかった感じの人魚のCM)だけでなく、筆頭スポンサーのバンダイも光るパジャマ15周年キャンペーンでパジャ麻呂が増殖と、こっちもこっちでカオスだったという声もあった。
- なお、翌週34話のアバンでは、前回の振り返りのくだりがあったが、ダイジェストで使われた映像が32話のものだった。本話は無かったことになったのか、もしくはあくまで特別編ということでわざと外したのか…。
- 入れ替わりはこれで済むわけがなく、第35話のハロウィン回では初期型ヤラネーダによってあおぞら中学校の先生達や生徒達のやる気パワーが奪われてしまい、まなつがローラ不在の変わりにやる気パワーカムバックしても戻らず、やる気パワーを個々にランダムで戻したことで3回目の入れ替わりが起きた。
- 4本目ではあとまわしの魔女までまなつの妄想の中でギャグにされていたが、本編の彼女はそんな日々の生活の事を考えてるレベルの話ではないのだが・・・。
- 次回予告をくるるんが担当した関係からか、くるるんが目立つ描写もいくつか見られた。
このエピソードでの珍記録
- 最強の敵
地球を素体にした超ゼッタイヤラネーダ。
…これじゃ『ヒーリングっど♥プリキュア』のキュアアースとサルローさんの逆鱗に触れて、ラテ様とテアティーヌ様が泣くぞ。
このヤラネーダは最終決戦のアレに対する予言だったのかもしれない。
※ちなみに今回他に2体出るが、最初のは大地丙太郎による蓋暗渠とみやま透かしのブロック塀、最後のは佐藤元による東映アニメーション大泉スタジオ旧社屋がそれぞれモチーフになっている。
まさかの第42話ではタイトルで『最強のヤラネーダ』と称された超ゼッタイヤラネーダが誕生したが…
- 1度に変身したプリキュア数(タイ)
6名(夏海まなつ・涼村さんご・一之瀬みのり・滝沢あすか・ローラ・くるるん)
→プリキュア(キュアサマー・キュアコーラル・キュアパパイア・キュアフラミンゴ・キュアラメール・キュアくるるん)
6人変身は、キラキラ☆プリキュアアラモード(キュアホイップ・キュアカスタード・キュアジェラート・キュアマカロン・キュアショコラ・キュアパルフェ)以来となる。
※「」は考案したキャラクター
「みのり」
プリキュアジュゲムジュゲムゴコーノスリキーレ
ウルティメイト・マリンスラッシュ・メガウエーブドラゴン
トロピカルマンゴーキウイ・リンボーダンス・ドンドコドンドコ・クラッシュナイヤガラシャワー
「あすか」
フライングフェニックス 大盛り特盛り 激辛百倍 替え玉無料 背脂マシマシ
ビューティー伝説 パッシングショット
「ローラ」
ローラ・アポロドーロス・ヒュギーヌス・ラメール
グランオーシャンいちの可愛くて美人で知的な
クイーン・オブ・クイーン・ダブルボンバー
「さんご」
フローラルピンク&パープルシャドウ
秋の新作コスメティック ポンポコピーのポンポコパンチ
「くるるん」
くるるん くるるん くるるん るーん
「まなつ」
シューリンガンのグーリンダイ
グーリンダイのランドビードダイナミック
(以上306字) 所要時間40秒
※それまでの最長は「プリキュア・スイートセッション・アンサンブル・クレッシェンド・フィナーレ」の32文字(点は除く)。普通は2、3秒程度である。余りにも長いため他の技バンクの映像も含まれてしまっている。……
(なお、2021年現在でアニメキャラで一番長い名前の「寿限無寿限無ウンコ投げ機一昨日の新ちゃんのパンツ新八の人生バルムンク=フェザリオンアイザック=シュナイダー三分の一の純情な感情の残った三分の二はさかむけが気になる感情裏切りは僕の名前をしっているようでしらないのを僕はしっている留守スルメめだかかずのここえだめめだか......このめだかはさっきと違う奴だから池乃めだかの方だからラー油ゆうていみやおうきむこうぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺおあとがよろしいようでこれにておしまいビチグソ丸」ですら215字である)
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内容タグ
ムキムキさんご チョンギーレさんご さんごチョンギーレ ローラヤラネーダ
その他
ヘボット!、ポプテピピック:見た後に連想した人多数。奇しくも前者は本作品放送前に再配信を実施、後者は同時期に「再放送」という名のリミックス版を放送していたりする。