E231系
いーにーさんいちけい
JR東日本の一般形電車に関するイラストに付与されるタグ。
車両概要
2000年より新製・投入が開始されたJR東日本の首都圏における電車の標準形式である。通勤形・近郊形を包括した「一般形電車」として設計されているが、より通勤形に近い形態である(グリーン車とサハE230を除き4ドア、過半数がロングシート)。
一般型電車の形を決定づけた名車…と評価されることはあまりなく、むしろ標準化によりJR東そして私鉄の個性を奪った等の低い評価を受けることが多い。他地域とは物量的に段違いな首都圏の通勤通学輸送に対応することが目的であるためやむを得ない部分はあるものの、こうした標準化はどうしても華やかさや快適さが犠牲となるため、利用者としてマイノリティにならざるを得ない鉄道ファンにおいては、そこに自分達を無視するお仕着せな画一性を見出だして反発することの方が多いようだ。
ドアエンジンについては新たにリニアモーター式も本格採用されている。
近年は電装品の半導体が寿命であることもあり機器更新が進められている。
路線に応じて多数のバリエーションが存在する。
900番台
先行試作車で、製造当初は209系950番台を名乗っていた。過去には中央・総武緩行線で運用されていたが、機器更新などをして、武蔵野線に転属し運用。
現在の運用範囲
- 武蔵野線・京葉線:府中本町〜西船橋〜東京/海浜幕張
- 武蔵野線(国立支線):新小平〜国立
※むさしの号
- 武蔵野線(大宮支線):西浦和〜別所信号場〜与野
※むさしの号・しもうさ号(別所信号場〜与野)
- 武蔵野線(西浦和支線):武蔵浦和〜別所信号場
※しもうさ号
- 中央快速線:国立〜八王子
※むさしの号
- 東北貨物線:与野〜大宮
※しもうさ号・むさしの号
過去の運用範囲
- 中央・総武緩行線:三鷹〜御茶ノ水〜千葉
- 中央快速線:三鷹〜立川
※早朝・深夜のみ
1000番台ほか。寒冷地対策が施されているほか、先頭車の衝撃吸収構造強化、セミクロスシート車及び2階建てグリーン車が投入される等の特徴がある。車両構造により番台が多岐にわたっており、なかには8500番台というとんでもないインフレナンバーまで存在する。初期車は仕様が固まっていなかったのか編成や室内設備に見劣りする部分がある。
性能
編成 | 11両(6M5T) 10両(4M6Tまたは6M4T) 5両(2M3T) 4両(2M2T) |
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営業最高速度 | 120km/h |
設計最高速度 | 120km/h |
起動加速度 |
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減速度 | 4.2km/h/s(常用最大)・4.5km/h/s(非常) |
全長 | 20,000mm |
全幅 | 2,950mm(800番台は2,800mm) |
全高 | 3,980mm |
車体材質 | ステンレス |
軌間 | 1,067mm |
電気方式 | 直流1,500V(架空電車線方式) |
主電動機 | 三相かご形交流誘導電動機(出力95kw) |
駆動装置 | TD平行カルダン駆動 |
歯車比 | 99:14=7.07 |
制御装置 | IGBT素子VVVFインバータ制御(1C4M 2バンク・ベクトル制御) |
台車 | 軸梁式ボルスタレス台車 |
制動方式 |
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保安装置 | ATS-Sn、ATS-P、D-ATC(山手線)、ATC-10(東西線) |
製造メーカー | 東急車輛製造・川崎重工業・新津車両製作所 |