概要
パワプロの最新作、『eBASEBALLパワフルプロ野球2022』(通称パワプロ2022)を用いた大型ゲーム企画。去年、一昨年に催されたにじさんじ甲子園の3年目の企画である。
ゲーム内の「栄冠ナイン」モードにおいて、にじさんじ所属ライバーが高校野球部の監督となってチームを育成し、優勝を目指す。
参加監督の人数は前年と同じく8人。
これまでからの大きな変更点としては、選手のドラフト指名のみならず育成をスタートする都道府県もドラフト指名する点。また、去年は指名可能だったユードリックと天開司が指名不可能となった。年々増加するにじさんじライバーの数に対応したものと思われる。
配信日時
- ドラフト会議:2022年7月9日(土)19:00~
- Aリーグ:2022年8月12日(金)13:00~
- Bリーグ:2022年8月13日(土)13:00~
- 決勝リーグ:2022年8月14日(日)18:00~
参加ライバー
主催
監督ライバー
参加チームはAリーグとBリーグに分けられ、それぞれの勝者が決勝戦を戦うことになる。
Aリーグ
Bリーグ
参加高校(Aリーグ)
楽園村立まめねこ高校
監督:レオス・ヴィンセント
地域:愛知県
概要
エデンのマッドサイエンティストが監督として初参戦。現実世界にも4校しか存在しない村立の高校である。相当な田舎に立地しているのだろうか。
初年度の新入生ガチャでは、3回目で中日の投手・森博人の転生をゲット。その他の野手も致命的な欠点はなく、なかなかのスタートを切ることに成功した。
・・・しかしいざ育成が始まると、白マスを踏んだ時の異様なマイナスイベ発生率、最低難易度の特訓すらマトモに成功しない、合宿はお泊り会etc...とこれでもかという運の下振れに見舞われてしまう。当然試合にもなかなか勝てず、2年目秋までの高校の評判は「弱小」のままという異常事態(評価が高いほどスカウトや新年度の際に入部する部員の枠が増える=総メンバー数に関わる)。栄冠ナインは運ゲー要素が強いとは言え、ここまでの運の悪さはなかなかない。
だが、コントローラーを投げても許されそうな理不尽な展開ながら、レオス監督は腐ることなく明るく振る舞うことに努めた。その健気な姿に視聴者も主催二人も敬服したのは言うまでもない。
そして3年目の夏。数多の困難を乗り越え、ついに念願の甲子園出場を果たす。結局初戦敗退してしまうのだが、清々しい雰囲気でまめ高の3年間は終わりを告げた。
・・・ちなみに野球の方は芳しくなかった一方、偏差値だけは右肩上がりで最終年度には3年生全員の偏差値がカンストしていた。まめ高は田舎の進学校だった・・・?
チームの特色
注目は、話題の超大型新人壱百満天原サロメ。先述の転生森を基にした投手であり、3種の変化球や「内角攻め」「ジャイロボール」などの青特が魅力の先発エースである。捕手の樋口楓とバッテリーを組み(通称「ですわバッテリー」)、チームの要を担う。ただ、初期から持っている「対左投手F」や試合で付いてしまった「対ピンチF」の2つの赤特が懸念点。また、樋口が「キャッチャーC~A」をついに得られなかったのも不安が残る。
野手では、先述の樋口が「アベレージヒッター」持ち、「流し打ち」のアクシア・クローネ、「チャンスB」の甲斐田晴、「威圧感」のオリバー・エバンスらが打線を支える。
パンパカパンダ高校
監督:笹木咲
地域:岩手県
概要
ヴィラン連合は廃校となり、新設のパンパカパンダ高校に笹木咲が赴任。前年に続いてにじ甲に挑む。
かの二刀流・大谷翔平のツモ狙いで岩手に降り立った笹木だが、新入生ガチャ1回目は見るも無残な結果。2回目は転生選手の銀次を引き当てるも他の野手のステが悪く、大いに悩んだ末にリセット。そして最後の3回目、転生ゼロで尖ったステこそないものの、初期で強青特「奪三振」を有する投手を入手して育成をスタート。
栄冠プレイ中は監督ならではの絶妙な運の悪さ(まめ高ほどではないが・・・)が育成の随所に垣間見えるも、そこは経験豊富な笹木監督、青特を積み重ねたり赤特を消したりとチームの地力をコツコツ上げ、最終年度に夏の甲子園出場を果たしている。
なお、高校名を「サクサクパンダ高校」と間違えて呼ばれた事が少なくとも2名からある。
チームの特色
「奪三振」「勝ち運」などが光る社築がエースとして君臨。ちなみにこのやしきず、ただのやしきずではなく通称Vox YASHIRO(Vox Akumaが椎名に取られたのでVoxのヅラを被せたやしきず。EN勢からも好評。自由枠には日焼けした「サーフィンやしろ」もいる)である。リリーフには「重い球」「ジャイロボール」が頼もしいグウェルが控える。
彼ら投手を支える捕手の本間ひまわりは、監督の執念が結実して「キャッチャーA」を保有するのみならず、「ムード○」でチーム全体を盛り上げる。
その他の野手も、アルス・アルマル、ペトラ・グリン、魔界ノりりむなどなど、しっかりと青特を獲得した面々が攻守を支えている。
王立ヘルエスタ高校
監督:リゼ・ヘルエスタ
地域:静岡県
概要
一昨年参戦したヘルエスタ王国第二皇女がにじさんじ甲子園に帰ってきた。
ドラフトでは尊敬する月ノ美兎を1位指名で、同期の戌亥とこを2位指名で見事獲得。しかし、無二の相棒アンジュ・カトリーナは後述Bリーグのチョモランマ高校に獲られてしまい、奇しくも去年のさんばか分裂の悲劇が再演されてしまった・・・。
とりあえず気を取り直して栄冠に挑む皇女監督、ユニフォームをしれっと某大正義プロ球団に酷似したものに指定。相変わらずである。
新入生ガチャ初回で転生投手の増井浩俊や☆100超の捕手や二塁手を獲得。順風満帆で育成をスタートした。
特訓運が非常に良く、初年度中にリリーフ投手に「威圧感」、捕手に「アベレージヒッター」「キャッチャーA」が付くなど、これでもかという上振れを視聴者に見せ付けた。結果、初年度に春甲子園出場を果たしている。2年目以降も順調にチームは成長し、続けて春甲子園に出場するどころか優勝。最終年度の夏甲子園もついに初出場を果たし、3回戦進出という健闘を見せて育成を終えた。
チームの特色
今大会参戦投手の中で最高峰の査定(☆573)を誇る月ノ美兎が何よりの注目選手。赤特「四球」が最後まで消えなかったのが痛いが、それを補うかのようにこれでもかと青特を盛り込んでおり、大エースとしての貫禄を見せ付けている。リリーフには「重い球」がうれしい伏見ガク、スプリット変化量が光るミスタ・リアス、そして「威圧感」「緊急登板○」「リリース○」を引っ提げた強力クローザーの卯月コウが控えている。
そして、彼女・彼らを支えるのが「キャッチャーA」の静凛。実は、リリーフ中二人が「寸前」という厄介な赤特持ちなのだが、彼女の高度なキャッチャー能力のおかげでプラマイゼロとなっているのは大変ありがたい。おまけに打力も凄まじく、栄冠中は何度も本塁打を爆発させてチームを勝利に導いている。
しずりん以外にも戌亥とこ、ベルモンド・バンデラス、鈴木勝など他の強打者も粒揃い。さらに、足の速さと「守備職人」で鉄壁のセカンドを担う奈羅花、「威圧感」の鷹宮リオンなどなど・・・今年のヘル高は攻守ともに堅牢な王道野球を体現する勢いである。
加賀美大附属高校
監督:加賀美ハヤト
地域:宮崎県
概要
前年優勝校の社長監督が姉妹校に赴任して前人未到の連覇を目指す。今年も攻略本片手にシン・激打のスローガンにふさわしいチームの育成を目指す。ちなみに今年も全選手スカウター着用が義務である。
願掛けとして優しい言葉をかけたカートリッジでゲームを開始。その他には『○○○の魔物(各フィールドの名前が入る。相手選手のエラーや凡ミスが頻発するようになる)』を呼ぶ為に遊戯王のデビルズゲートスターターセットの宣伝をしたり。
新入生ガチャでは1回目が微妙、2回目はまずまずだったがさらなる上振れを狙って3回目まで突入。結果、初期から「キャッチャーB」を持った将来有望な捕手や、魔物発動が期待される性格:内気が二人…とかなり上振れたスタートを切ることに成功。
チームは初年度から快進撃。なんと1年目にして夏の甲子園出場を果たしてしまう。さらにその甲子園でも初戦を制するなど、歴代にじさんじ甲子園で前例のない記録を早々に打ち立てた。
その後も比較的順調な試合経験を重ね、無事に初年度春甲子園も出場できた。
逆に、2年目は夏甲子園も春甲子園も出場できないという足踏みを経験。だがそれを補うかの如く、卒業したマネージャーがアイドルになったことで練習効率を大幅に引き上げてくれるなど、様々な運に恵まれて3年目に備えることができた。
そして最終年度。チームは激打をかましながら試合数を重ねていき、再び夏甲子園に出場。さらにここから勝ちを積み重ね、ついに夏甲子園を制覇した。高校の評判も最高峰の名門となり、文句なしの有終の美を飾った。
チームの特色
栄冠中、ヘル高のしずりんに負けず劣らずの打線爆発を見せ付けた捕手のアイク・イーヴランドは「キャッチャーB」として投手陣をしっかりフォロー。それに支えられた投手は、スタミナSと相性の良い「尻上がり」持ちの先発オ・ジユ、ジユに負けず劣らずのコントロールとスタミナを持ちながら「重い球」(意味深)を投げ付けてくる恐ろしいクローザーでびでび・でびるなど。
その他野手は高校初打席がデッドボールで、かつ一時的に対左投手Fがつくなどの災難に見舞われながらも重要な場面で度々ヒットを放ちチームを後押しした花畑チャイカ、内気な性格で魔物を呼び寄せるマジシャン夜見れな、そして夏甲子園決勝で三連続本塁打を見せ付けた葉加瀬冬雪などなど、激打の名に恥じない強打者が勢揃い。
さらに、「チャンスG」の赤特を見事に克服した「守備職人」セカンドのシスター・クレア、「チャンスA」「威圧感」で相手投手を圧倒するオーラを持ちながら縦横無尽に動き回るショートモイラの二人による、通称“絶望と微笑みの二遊間”が鉄壁の内野を構築している。
また、外野にも優秀な人材を複数登用できた結果、打力全振りで守備に若干の穴があった去年と比較し、守備育成にもしっかりと注力した仕上がりとなっている。
特に、一塁を春崎エアル、サードを西園チグサで硬め、通常サードのチャイカが外野に移動した陣形はディフェンスモードと呼ばれ、内野外野ともに平均以上の守備能力を発揮する。通常の打撃重視の編成から守備重視の編成に変形するため、主催や監督からはギルガルドだのデオキシスだのと言われていた。
備考として、この高校には強い選手に成長する可能性のある転生OBが存在しない。それでも優秀な選手が育ったのは育成序盤で食事会や練習休みを引きまくった事で信頼を育み、試合で勝ち続けた結果であろうか。
参加高校(Bリーグ)
帝国立コーヴァス高校
監督:イブラヒム
地域:鳥取県
概要
コーヴァス帝国の石油王が初参戦。初参戦ながら、パワプロ2020の個人配信では春夏連覇を果たしている経験者である。さらに、今回はパワプロガチ勢リスナー(通称軍師)を招聘し、企画での確実な勝利を目指す。
新入生ガチャ初回で、大当たり転生OB投手・米田哲也を見事ツモ。初回の引きとしては全校中最高の投手であり、これを見守っていた他校の監督勢はお通夜ムードであったという。さらに、モブ上級生の中に天才肌がいることも確認され、前途に期待の持てる育成スタートとなった。
・・・なのだが、配信外で自チームの能力確認後セーブせずにリセットをしてしまったためリセットペナルティが発生。2回目の配信の時点で選手たちの全能力ダウン、高校の評判ダウンという痛すぎるデバフを喰らってしまう(ペナルティの初回だけならとぼけるとマネージャーがなんとかしてくれる。イブラヒムは正直に肯定したためにペナルティを食らった)。それが尾を引いたこともあり、その後の試合でガンガン打ち込まれる試合も珍しくなく(それでも同じくらい打ち返して勝利に持ち込むという逆転試合もあったが)、当初想定していた理想の育成は難しくなった。
そして、最後の夏大会も県大会でまさかの初戦敗退。無念と言わざるを得ない3年間を終えた。
チームの特色
リセットペナルティを喰らったとは言え、米田を基にした遊間ユーゴのエースとしての実力は十二分。光り輝く金特「ガソリンタンク」は栄冠や本戦には無関係だが、それ以外にも「キレ○」「重い球」「逃げ球」など、有用な青特を持つ。控えの浮奇・ヴィオレタも変化量4種と侮れない。
野手もエクス・アルビオ、フレン・E・ルスタリオ、早瀬走等々、足の速い選手が揃っており、走力野球に望みを賭けたい。ただ、リセペナの後遺症で弾道が高くても2止まりなのがやや気がかりではある。
神速高校
監督:葛葉
地域:大分県
概要
去年は出場した8チーム中7位に終わった神速高校だが、監督・葛葉は魔導書(公式攻略本)を引っ提げてリベンジを誓う。
新入生ガチャでは、1回目で西武の現役ショート源田壮亮の転生を引くことに成功。投手など他の選手の☆平均は73.2とパッとしないものであったが、この強力なショートに期待して育成をスタートした。
葛葉監督は栄冠の研究・データ収集に努めるのみならず、現実のプロ野球のプレイ動画やルール解説動画を視聴しまくるほど野球に没頭。十二分すぎる知識を蓄えたようである。
初年度の夏からチームは着実に勝ちを積み重ね、ついには地方大会決勝にまで進出。しかし、ここで戦力Bの強豪と当たってしまい、地力の差を見せ付けられて敗北。甲子園にはあと一歩及ばなかった。
それでも、その後の特訓の数々の成功や、甲子園出場時に上級生からもらえるプレゼントとしてキャッチャー能力を上げる本をもらう等々、運にも助けられながらメキメキと選手たちは強くなっていった。結果、監督が理想として掲げ続けてきた機動破壊のスモールベースボールが可能なチームが出来上がりつつあった。
そして2年目の秋、今作から初導入の神宮球場での全国大会に出場した神速高校は危なげなく勝ち進み、なんと全国優勝。さらにそこから続く春甲子園も優勝。さらにさらに、3年目最後の夏の甲子園にも出場、強敵たちを薙ぎ倒して優勝してしまった。秋春夏の三連覇はにじさんじ甲子園史上前人未到の大記録である(現実の甲子園でも1997年度に横浜高校が達成した1度のみ)。そして、この最後の夏の甲子園中に名門を達成したが、これは名門に達した今回の3校中最も早い達成であり、これもにじさんじ甲子園史上初の記録であった。
チームの特色
転生源田を基にしたルカ・カネシロは「盗塁A」「走塁A」「バント○」「内野安打○」「威圧感」etc...と、機動破壊を一人で体現したかのような青特モリモリである。ミートと走力が共にS(そのうち走力はカンストして100)、守備もBあるため、ショートとしてはもちろん、今回参加している全ての選手の中で最高峰の☆598を誇っている。
ルカ以外も、誰も彼もがミート走力特化で機動破壊に適した青特を持つと共に、やはり守備もしっかり鍛えられているため隙がない。
では投手の方はどうかと言うと、当初は微妙なステータスだった黛灰は最終的に☆500を超える大エースに成長。このステータスはヘル高の月ノに次ぐ高水準である。その後ろにも、ギルザレンⅢ世やファルガー・オーヴィドなど頼もしいリリーフが控えている。
神速の名にふさわしいスモールベースボールを極めた強力な選手層には目を見張るものがある。
チョモランマ高校
監督:ニュイ・ソシエール
地域:北北海道
概要
個人配信で度々栄冠をプレイし、3年縛りで夏甲子園優勝の経験もある魔女ニュイ・ソシエールが初参戦。個人配信で作った高校名は決まって爆乳高校だったのだが、今回は大人の事情でチョモランマ高校に改名。それでも、ドラフトでは一部を除いて大変大きな双子山を有する選手たちを指名。彼女らが指名される度に「ナイスチョモランマ!」の掛け声が女性監督陣から飛んだ。・・・男性監督陣や主催が反応に困ったのは言うまでもない。
新入生ガチャでは、2回目で強力なバッター若松勉を引くことに成功。しかし、それ以外の選手は微妙の一言、おまけに投手2人の内1人が☆17というまず見ない超々下振れ選手だった。おニュイ監督は深く悩んだ末、この☆17の選手も育て上げようと決意して育成をスタート。
ちなみに、この時に決められたユニフォームはノースリーブにへそ出しというあまりにセンシティブなデザインであり、チョモランマを誇る女性選手たちはともかく、モブ上級生やチョモランマとは言い難いごく一部の女性選手、指名選手中唯一の男性にとってはなかなかキツいものがある。
いざ育成を始めたところ、アンダースロースタイルの一つ上の先輩モブ投手関川の球速がたったの103km/hという絶望的な状況であり、投手層の薄さに先が思いやられた。しかし、このモブでしかなかった関川が2年目までチーム全体を引っ張り、2年目の夏甲子園に見事出場。関川はプロ野球選手となり、監督にとっても視聴者にとっても思い出深い存在となった。
関川たち先輩の奮闘もあって、投手野手ともに徐々に力を付けていったチョモ高は3年目の夏甲子園に挑戦。道大会決勝戦まで快進撃を続けた・・・のだが、この決勝でよりにもよって戦力Sの名門とぶち当たってしまい惜敗。2年連続の夏甲子園出場はできずに育成を終えた。
チームの特色
“王覇山”こと葉山舞鈴が若松の魂を受け継ぎ、「盗塁A」「走塁B」「アベレージヒッター」「威圧感」などを持つ強力なショートとして君臨。☆数は神速のルカに次ぐ☆560である。その他、「逆境○」が頼もしい竜胆尊、「チャンスB」のセレン・龍月、葉山同様「威圧感」を持ちながら最後までキャッチャー強化を拒否し続けた漢・舞元啓介など、ここぞという時の一発に賭けたいバッター陣が特徴的である。なお、バレンタインイベントで舞元に彼女ができた際は解釈違いで監督は非常に悶えていた。
投手の方は、「ノビB」「闘志」のハナ・マキア、☆17スタートながら「重い球」を得たアンジュ・カトリーナなどがいるが、他校と比べると総合ステータスで見劣りする面があり、上述のようにキャッチャー補正もない。なので、監督は全員登板しての継投も覚悟しているとのこと。
にじさんじ高校
監督:椎名唯華
地域:島根県
概要
にじさんじ甲子園の母と称され、2020優勝、2021準優勝を経験している名物監督椎名さんが今年も参戦。例年に違わず「野球はしない」方針で、玉石混交の指示コメの中から最適解は何かを拾う育成スタイルである。
選択した島根には初期から「キャッチャーA」を有する転生OB谷繁元信が出現する可能性があるが、ガチャ3回目で当然のようにゲット。“豪運”の名に恥じないスタートを切る。
ちなみにユニフォームは例の如く監督の趣味でスク水。チョモ高とは別ベクトルでセンシティブである。
また、「途中で卒業するので本戦には関わらない」という抜け道を利用し、椎名監督は上級生モブ2人をユードリックと天開司に作り変えてしまう。これは主催の舞元啓介の許可を取った上でのことだったが、肝心の天開司本人には事後報告だった。
初年度の夏は地方選で強敵に阻まれあっさり初戦敗退。しかし、直後の合宿では青特が付くわ赤特が消えるわの上振れ。
その後、秋の県大会で評判「そこそこ」を経てたった2日後に練習試合をすることになったが、これには完敗。しかし、その8日後にまた練習試合を引き、これには勝利。さらにさらにまた8日後には練習試合を申し込まれてこれにも快勝。すると、評判が中堅に上昇。夏地方選初戦敗退から23日で中堅となるのは珍事中の珍事である。
中堅のおかげで次年度新入生の数が増え、スカウトで獲得したなかなかの選手たちに交じってやってきたのが、ミスタージャイアンツ・長嶋茂雄。栄冠の転生の中でも上位に入る大当たりであり、視聴者も主催も他校監督もドン引きである。とりわけ、大正義プロ球団ファンの監督からは普段じゃ考えられない怒号が飛んだという。
その後も要所要所で上振れる一方、厄介な対戦相手に阻まれるなど運の乱高下が激しい育成展開が続く。その中でチームは着実に成長し、2年度には夏甲子園・神宮全国大会・春甲子園全てに出場。そして最終年度の夏甲子園。これまでならば惜敗していたような強敵に辛勝し、ついに決勝戦へ。すると、そこで本塁打が量産されるわ、魔物が発動するわで、戦力Sの名門相手に12-1の大差で優勝してしまう。ある意味あっけない優勝のもぎ取り方は実に椎名さんらしいものであった。当然のことながら、この甲子園で高校の評判は名門に上り詰めた。
チームの特色
投手では、「クイックB」「キレ○」「リリース○」と“虚空ボール”こと超スローボールが特徴の剣持刀也、懸念点だった赤特が消えて「ムード○」でチーム全体を盛り上げるジョー・力一、速球が武器の狐坂ニナ、「重い球」「威圧感」「ゴロピッチャー」がえげつないサニー・ブリスコーの4枚看板。
これらをしっかり支えるのが、谷繁の魂を受け継ぐヴォックス・アクマ(笹木と競合して勝ち取った)。「キャッチャーA」は言うに及ばず、優秀すぎる青特の数々や、高水準ステータスによって打力も凄まじい。栄冠育成中に記録した56打点は全選手中堂々の1位。
内野では、セカンドのナ・セラとショートのハ・ユンのKRコンビが鉄壁の二遊間を構築。サードには長嶋の魂を受け継いだミスター詩子が鎮座。ミスター詩子は2年でありながら査定がVoxをわずかに1上回る☆530。攻守共に申し分のない力を持つ。
外野では、栄冠中に魔物で暴れた渋谷ハジメとヤン・ナリ、セカンドからコンバートされた文野環が守る。
そして、内野・外野の選手たちで目立つのが足の速さ。足と言えば、機動破壊の神速高校、結実しなかったものの同様のスタイルを目指したコーヴァスらが思い当たるが、強大な打力と堅牢な守備を持つにじ高が彼らに匹敵する脚力を持っているのはなかなか恐ろしい。
打って良し・守って良し・走って良しの三拍子揃った完成度の高いチーム。それがにじさんじ高校と言える。
関連画像
※ピクシブ内での投稿作品は、「にじさんじ甲子園2022」よりも単に「にじさんじ甲子園」のタグであることがほとんど。