死の接吻
しのせっぷん
『らんま1/2』の「死の接吻」
『らんま1/2』においては、女傑族が(主には他の部族の女性に対して)行う誓いの儀式のこと。
「地の果て、地獄の果てまで追いかけて殺す」という意思表示であり、主には同性に対して行われる。
平成アニメ版では少し意味が拡張されており、同じ女傑族女性間でも交わされる場合が見られ、その際には「それまでの交流を否定(絶交)し、顔を合わせれば死合う仲(敵同士)となる事」を意味する。
女傑族は大変プライドが高く、また「よそ者に負けた場合には相手が女なら頬に死の接吻を施し地の果てまで追いかけ殺し、相手が男なら求婚をする」という掟がある。
掟なので、これを守らないと女傑族の社会から村八分同然となり、最悪の場合は集落から追い出される。そうならずとも親族や各家から敬遠された上で陰口くらいはあからさまに叩かれる。
シャンプーいわく、中国の部族にとって「掟は絶対」であるとか。
原作(平成アニメ版、令和アニメ版も含む)の作中では早乙女乱馬が求婚の接吻を、早乙女らんま(女)と天道あかねが死の接吻をシャンプーから受けている。
また平成アニメ版では、シャンプーが乱馬(らんま)を庇い守るため、妹分(同じ女傑族)であるリンリンとランランに授けている。
相手(あるいは自身)を死に至らしめる接吻(キス)のこと。「デスキッス」「デス・キス」とも。
創作ストーリーにおいて、口移しで毒物を相手の口腔内に流し込んだり、口伝いに相手の生命エネルギーを吸い取ったり(エナジードレイン)、長時間口を塞ぐことで酸欠に陥らせたりすることで、殺害したり大ダメージを与えたりするキャラクターが登場する。
殺害にまで至らずとも、状態異常を起こさせたり精神的ショックを与えるにとどまるケースを含むこともある。
転じて、キスすることで相手が嬉しさのあまり舞い上がって昇天するような心境になるような場合にも用いる。
投げキッスを含める場合もある。
「キス魔」も参照。
一般的な意味におけるキャラクター例
五十音順:詳細を記載してください。
毒を注入
エナジードレイン系
- 東海桐花(魔都精兵のスレイブ):他者から生命力を吸い取る。キス以外でも可能。
- アルマエルマ(もんむす・くえすと!):キスを用いてエナジードレインを行う。
- エニグマ(無彩限のファントム・ワールド):キスすることで相手の特異能力を奪う。
- ガリィ・トゥーマーン、ファラ・スユーフ(戦姫絶唱シンフォギアGX):口で対象の粘液から強制的に想い出を搾取し、錬金術のエネルギー源とする。被害者は真っ白な廃人となる。ミカ・ジャウカーンを除くオートスコアラーに備わっている機能である。
- キサラ(Engage Kiss):契約者の緒方シュウとキスする事で記憶を代償に悪魔の力を解放する。力を使い続けると契約者は全ての記憶を失う(実際はシュウの記憶だけでは不足しており、キサラ自身の記憶を消費していた)
- クロエ・フォン・アインツベルン(プリズマ☆イリヤ):肉体を保つためディープキスすることで魔力供給を行う。相手を性的な意味で悶えさせることが多く、昏倒させることもある。
- 吸魂鬼(ハリー・ポッターシリーズ):吸魂鬼のキスを受けると魂を吸われ廃人となる。
- フウカ(NARUTO):屍鬼接吻というキスした相手のチャクラを奪い殺す術を使用する。
- 冥土へ誘うものアイリ(クイーンズブレイド):肉体を保つため生者の精気を吸収する。
- モリガン・アーンスランド(ヴァンパイアシリーズ):ゲームクリア後の演出で使用。ラスボスの精気を吸い取り干からびさせた。
- ローグ(X-MEN):皮膚から接触した(ゲーム版ではキスが多い)相手の生命エネルギーや、記憶、能力などを一時的に奪うことができる。