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概要編集

1998年3月にアーケード版が稼働開始。アーケード版は『高速編』という副題がある。

シリーズの基本的なルールが定着した作品であり、家庭用版ではメニュー画面のBGM・効果音などは以後の作品でも踏襲されている。

1999年3月18日にプレイステーション(以下PS)・Windows版が発売。Windows版はアーケード版のベタ移植で『高速編』の副題もそのままだが、PS版はグラフィックと音声が一新され新規路線も追加されている。この新規路線に各駅停車も含まれるため『高速編』の副題は消滅している。

1999年10月7日にワンダースワン版、同年10月21日にネオジオポケット版、2000年12月8日にゲームボーイカラー版が発売された。ワンダースワン版とゲームボーイカラー版は共に『電車でGO!2』、ネオジオポケット版は『電車でGO!2ONネオジオポケット』。


3000番台編集

1998年8月稼働開始のバージョンアップ版。

「0番台」では稼働開始に間に合わなかった一部の路線が収録され、各路線が運行区間ごとにカテゴライズされる形になった。

各駅停車も収録されているが副題の『高速編』は残っている。

2000年4月28日にWindows版、2000年1月20日にドリームキャスト(以下DC)版も発売された。

Windows版ではリプレイ機能も実装され、後にWindows版の過去作品にも追加された。

1999年7月23日にはNINTENDO64向けに『電車でGO!64』が発売された。

2019年9月25日からはアーケード版『電車でGO!!』で一部の路線が復刻版として収録された。


本作から導入されたルール・システム編集

  • 定通

前作『電車でGO!』でも東海道本線に通過駅があったが、プログラム上は駅間に駅のようなオブジェクトがあるような扱いだった。

本作からは通過駅にも通過時刻が設定され、1秒の誤差もなく通過すると加点、遅延するとリアルタイムで減点する。

連続で成功すると加点数は増えていく。

PS版では実装されていない(家庭用ゲーム機で実装されたのはDC版のみ)ため知名度は高くないが、難易度3以下の路線では誤通過・誤停車対策の「次は停車駅です!」、「次は通過駅です!」と注意表示が出る。

  • 難易度「中級」、「特級」

本作からは難易度が5段階で設定されており、1が「初級」、2と3が「中級」、4が「上級」、5が「特級」となった。中級でも難易度2と3では遅延とオーバーランの減点数が異なる。

次作『プロフェッショナル仕様』では級位が廃止され5段階難易度のみの表示になった。

  • プロフェッショナルモード

プレイ中に特定のボタンを押すと残り距離表示が隠され、より難易度の高い運転ができるようになった。始発駅から終着駅までプロフェッショナルモードで運転するとスコアランキングに「PRO」の文字が表示される。

  • 速度制限予告

前作とは速度制限のルールが変更され、速度制限予告として標識が点滅表示され、点滅が終了すると解除されるまで速度制限が実施される形になった。

  • 注意信号

同じく制限のルールが変更され、画面上に信号が表示されたら信号機を通過するまでに制限速度以下にする必要がある。

信号場でのすれ違いイベントも実装されている。

ちなみにほくほく線では「進行」と「高速進行」の2種類の現示があり、本来ほくほく線における「進行」は時速130km制限であるがいずれも速度無制限となっている。

  • ATS確認

信号による速度制限を超過した場合、ATS(自動列車停止装置)が作動、強制的にブレーキが作動し列車が停止するが、ATS作動中にブレーキを1ノッチ以上掛けた状態で所定のボタンを押すと「ATS確認」が行われ、強制停車を回避できるが、その次の信号の現示が1段階厳しいものになる(高速進行・進行→減速、減速→注意、注意→警戒、警戒→停止。停止信号はATS確認不可)。

  • EXCELLENT!

停車位置1m以内に停車した場合は運転評価画面でcm単位の誤差を表示、誤差0cmの場合はカッコウの鳴き声と共に「Excellent!」と表示、鉄ちゃんから「エークセレーン!」と称賛され、さらに加点される。

  • セクション

交流電化区間内に存在。セクション内で一切マスコンを投入しなければ加点。セクション内に停車した場合は減点される。

アーケード版でマスコンを入れたままセクション内で停車すると…

  • 指差歓呼

『64』のみ。『ピカチュウげんきでちゅう』のマイクを使用することによって信号での歓呼ごとに加点される。


ボーナスゲーム編集

前作ではEF66コンテナ車を連結したが、本作では横川駅EF63489系白山」を連結する。489系は国鉄特急色と白山色のどちらかがランダムで登場する。

制限時間が15秒と短いため満点を獲得するのは難しい。

連結に成功すると「峠の釜めし」、満点を獲得すると「玄米弁当」の写真が表示される。

『3000番台』では秋田新幹線で盛岡駅にノーコンティニューで到着すると東北新幹線と連結するミニゲームをプレイ可能。


収録路線編集

※太字は『3000番台』に追加で収録。


※斜字はPS版・WS版(鹿児島本線除く)・GBC版に追加で収録。


東北新幹線は、秋田新幹線特級で大曲駅0m停車(『3000番台』の秋田新幹線特級(隠しダイヤ)では、盛岡駅0m停車かつノーコンティニューかつ停車時に減点なしかつ連結ボーナスゲームに成功)でないとプレイできない。また延着・オーバーラン以外の減点要素があると即終了する。

ほくほく線中級・特級(特急「はくたか」越後湯沢行き)は、犀潟駅通過前に制限45km/h(2番線通過)がかかる(実際は犀潟駅通過後に制限60km/h(1番線通過)。『プロフェッショナル仕様』では修正済)。

ほくほく線485系はアーケード版ではブレーキレバーの位置で塗装を選択可能。「解除」ではくたか色、「非常」で3000番台。

ほくほく線上級(快速越後湯沢行き)は、虫川大杉駅や3つの信号場を運転停車しないにもかかわらず待避線側を通過する(虫川大杉駅は当時通過駅だった)。また所定の駅で大幅に早着・早通すると、信号場にて対向列車の行き違い待ちが発生する。

ほくほく線は当初越後湯沢駅まで実装する予定だったが叶わず、六日町駅までの収録となった。六日町駅~越後湯沢駅間の収録は『プロフェッショナル仕様』で実現した。

田沢湖線(普通盛岡行き)は、志度内信号場で必ず対向列車の行き違い待ちを行う。

京浜東北線中級(快速大宮行き、横浜駅→品川駅)は、品川駅到着までに全駅で停止位置「Great!」(1駅のみ「Good」でも可)だと、続けて上野駅までプレイできる(延長区間はダイヤが一部変更されている)。

ロケテスト版ではこの横浜駅→品川駅間が夕方背景で収録されていたが、製品版では快速運転を行う品川駅→上野駅に変更された。3000番台はこのロケテスト版のみの路線を復刻した形になる。快速運転であるにもかかわらず背景が夕方になっているのはこの名残。

『64』のみ先述の通り音声認識対応であるほか、東北新幹線を単独でプレイ可能(プレイ条件あり)。


余談編集

本作のPS版から車掌の声と駅アナウンスを立川真司が演じている。鉄ちゃん中山真奈美が担当。乗客役で柴本浩行篠原恵美も出演している。

前作ではゲームオーバー画面で顔グラフィックのみの登場だった鉄ちゃんは出番が大幅に増えており、全区間走破時にはイラストを見ることもできる。PS版のオープニングではアニメーションで動く。


本作から沿線の名所案内が追加され、一部の名所付近を通過すると画面中央にテロップが表示される。


前作ではオリジナル曲が流れていた発車メロディ大井町駅ヴィヴァルディ「協奏曲第1番ホ長調『春』第1楽章」、他は発車ベルだったがPS版では全て実際の楽曲を再現している。


PS版は当初1998年12月の発売予定だったが延期となり、延期を告知するTVCMも放送された。

当初PS版は時刻表風のメニュー画面で、前作で実装されなかった山陰本線嵯峨野線)ノーカットおよび山手線・京浜東北線EXバージョンが収録される予定だったがいずれも実現せず、『プロフェッショナル仕様』で実現した。


ぽっぷんぽっぷ』と『スペースインベーダー2000』にPS版の体験版が収録されている。体験版は秋田新幹線「こまち」中級のみがプレイ可能。


『3000番台』では踏切で立ち往生しているトラックに『電車でGO!』の筐体が積まれていることは有名だが、実は背景の道路を走っている軽トラックも筐体を載せている。

踏切事故イベントは『3000番台』で追加されたダイヤでのみ見ることができるため、PS版には実装されていない。そのため秋葉検定ネタの発祥は大曲駅の車止めではないかと言われている。


PS版とDC版、Windows版3000番台に収録されている『LOVE特急こまち』は人気が高く、PSにおける次作『プロフェッショナル仕様』にも収録された。

PS版の体験版ではこの曲ではなく前作のテーマ曲『電車で電車でGO!GO!GO!』のアレンジバージョン『電車で電車でGO!GO!GO!2000』が使用されている。


関連動画編集

前作同様腰に電車の造形物を付けたスーツ姿の4人組が踊るCMだが、なぜかどのバージョンも本作には登場しないキハ58系を付けたメンバーがいる。

逆に本作で運転できる209系は「春までお待ちください」verのみ登場。

新規にE3系、200系、883系が制作された。


『電車でGO!64』のTVCMは実際にゲームをプレイしている様子のCMで、音声認識を前面に押し出していた。


関連タグ編集

電車でGO!

電車でGO!プロフェッショナル仕様:家庭用版における次回作。

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