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概要編集

1999年12月9日発売。対応ハードはプレイステーション。『電車でGO!』初の家庭用ゲーム機完全オリジナル作品で、『電車でGO!』および『電車でGO!2』の路線のほぼすべてを収録した総集編的な作品。

2001年6月15日にはWindows版も発売された。


『プロフェッショナル仕様』と題している通り難度の高い路線も多く、入門モードも実装されていない。

当初PS版『電車でGO!2』で実装する予定だったとされる時刻表風のメニュー画面が特徴。


PS版はポケットステーションに対応しており、ミニゲーム『でんごー』でプレイすることが可能。路線をクリアしていくと本編の隠し列車を容易に開放することもできる。


本作から導入されたシステム編集

  • ナビゲーションシステム

前作の速度制限標識・信号が予告表示されても減速に間に合わないいわゆる初見殺しになっていたことへの対策として導入された新要素。事前に制限標識と信号が画面右上に表示される。

信号は歓呼する位置、制限標識は予告位置に表示される。

  • 難易度変更

ノーコンティニューかつ難易度ベリーハード(最高)でクリアすると天候が変更出来る。またSELECTボタンを使ってナビゲーションや距離を非表示にすることも出来る。これらを使った「悪天候(雨・雪・雷雨)&距離隠し」という縛りプレイも可能。



収録路線編集

路線区間プレイ可能車両
奥羽本線秋田駅大曲駅485系(かもしか色)・701系キハ110系300番台(秋田リレー色)
田沢湖線大曲駅→盛岡駅701系5000番台
秋田新幹線東北新幹線秋田駅→盛岡駅→新花巻駅200系(K編成・H編成)・E1系E2系E3系E4系
北越急行ほくほく線上越線直江津駅六日町駅越後湯沢駅115系181系485系(はくたか色・3000番台)・583系681系(0番台・2000番台)・HK100形
山手線渋谷駅上野駅(内回り。ただし上野駅までプレイ可能なダイヤでは、田町駅→上野駅間は京浜東北線の線路を走行)103系205系
京浜東北線103系・209系
東海道本線品川駅→横浜駅113系151系185系211系215系251系
山陰本線(嵯峨野線)亀岡駅京都駅キハ40系キハ58系キハ181系DD51
東海道本線(JR京都線)京都駅→大阪駅103系・113系5000番台・117系・151系・153系201系・205系・221系223系1000番台・485系(国鉄色スーパー雷鳥色・3000番台)・583系・681系・キハ58系(たかやま色)
大阪環状線大阪駅→天王寺駅(内回り)103系(オレンジ色・ウグイス色)・221系・223系0番台・381系(くろしお色)
鹿児島本線博多駅小倉駅415系(0番台・1500番台)・485系(レッドエクスプレス色)・715系787系811系813系883系・キハ40系・ED76

本作からは優等列車の場合号数も表記されるようになった。

東北新幹線は、速度オーバーでも減点されるだけとなった。こまち12号と連結する200系は盛岡駅直前のセクション進入時の持ち時間によって更新・未更新どちらかの仕様に変化する。

山手線・京浜東北線はATC運転に変更。『3000番台』で収録されていた山手線外回りと京浜東北線横浜駅→品川駅間および横浜駅→上野駅は未収録。

京浜東北線北行はシリーズ初の夜間運転が可能。

東海道本線(品川駅→横浜駅)は本作オリジナル路線。151系特急「こだま」は横浜駅到着後、京都駅→大阪駅間もプレイ可能。

ほくほく線の信号場退避イベントは一部のダイヤで確定で起こるようになった。

山陰本線はPS版では初の全区間収録となった。

東海道本線(JR京都線)は快速の通過駅が実際の京都駅~高槻駅間各駅停車または長岡京駅のみ停車の2パターンに変更された。『2』および『3000番台』に収録されたJR神戸線は未収録。

鹿児島本線は『2』のデータをそのまま流用している。そのため八幡駅枝光駅間が旧線のままで、スペースワールド駅が存在しない。ゲーム中の路線選択画面でも注釈が入っている。


キハ110系「秋田リレー」、181系「とき」、153系新快速、151系「第一こだま」はそれぞれリバイバル運転の臨時列車という設定であり、沿線風景は発売当時の現代のまま、列車の歴史などを解説するアナウンスが流れる。


連結のボーナスゲームは前作同様の横川駅でのEF63+489系白山」のほか、各ダイヤで条件をクリアすると秋田新幹線と東北新幹線、関空特快「ウイング」の連結も可能。


余談編集

本作に登場する以下の2つのダイヤは極端に難易度が高いことから「鬼畜ダイヤ」とも呼ばれる。


  • 鹿児島本線の「食パン」こと715系:20数駅もの停車駅を抱える長距離運用で、車両性能の低さもさることながら、同じ区間を走る当時最新の813系とほぼ同じダイヤで走らなければならない。
  • 京浜東北線を走る205系山手線:京浜東北線と山手線が並行して走る田町駅~田端駅間では、時折該当区間の線路を片方の路線のもので共有することにより、使用しない線路を日中に保線するようにしていた。一応減便が発生するが、2路線が線路を共用する過密ダイヤと化し、ゲームでもそれが再現されている。

東北新幹線は『電車でGO!2』同様1区間のみの運転だが、アナウンスでは新花巻駅以降の停車駅がそれぞれ異なる。


『電車でGO!』では山陰本線嵯峨嵐山駅は現駅名で案内されていたが、本作では旧線時代に合わせ嵯峨駅と案内される。

奥羽本線で運転できる485系は特急「こまくさ」だがゲーム発売直前の1999年3月に快速列車に降格。701系快速「かまくら」の列車紹介にはその旨の説明がされている。


東海道本線で運転できる211系は当然ながらJR東日本の車両だが、画面上部に表示される車両の前面画像はJR東海の車両になっている。

大阪環状線西九条駅の乗り換え案内で「阪神西九条線」と放送されるが、当時西九条駅で乗り換えができた阪神電車の路線は西大阪線(現在の阪神なんば線)である。


一部のダイヤでは車掌が「本日の乗務員はTAITO車掌区の立川です」と挨拶する。


本作は1999年7月当時のダイヤを基準に制作されており、説明書等にもその旨が記載されている。

しかしPS版発売の5日前にあたる1999年12月4日にはJR各社で大規模なダイヤ改正が実施されており、本作に登場する一部の列車(東北新幹線だけでも、200系連結のこまち、E1系Maxやまびこ)は発売時点で廃止されている。


関連動画編集


本作のTVCMは209系をフィーチャーした内容だった。


関連タグ編集

電車でGO!

電車でGO!プロフェッショナル2:同じく「プロフェッショナル」を題しておりパッケージデザインも共通。

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