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概要

DIGIMON CON2023で発表された2023年4月3日より開始されるデジタルモンスター25周年の新プロジェクト。


バイタルブレスBEを今後も楽しんでもらう、世界観を深めるためのプロジェクトであり、デジヴァイスとして登場した『デジモンゴーストゲーム』に続きキーアイテム「デジモンリンカー」として登場する。


「デジモンウェブで公開されるノベル(およびその朗読劇)」、「youtubeで公開される実写とCGを組み合わせたトレイラー」、「商品展開(プロダクト)」の3つの媒体で展開される。


実写PV前提のリアルテイストな作品となっており、キャラデザインもその点を意識されている。『DIGIMON PROJECT』でのトレイラーやバイタルブレスに絡んだ実写作品の流れを受け継ぎ強化した作品とも言える。


エイジの年齢は19歳と高めの年齢であり、クラッカーであることからダークヒーロー的な面もあるなど多少ダークな要素も含まれるとしており近年のアニメシリーズ以外で見られる従来のファンや大人向けの作品が想定されているようだ。

ハッカーやクラッカー自体はデジモンとも縁が深くキャラとして登場することはあるが、メインで扱った作品はデジモンストーリーサイバースルゥースデジモンストーリーサイバースルゥースハッカーズメモリーと意外と珍しい。


群像劇であり、タイトルのSEEKERSもキャラクター一人一人がそれぞれ大切なものを追い求める探究者であるという意味で命名されている。


デジモンペンデュラムエックスに登場したドルモンリュウダモンが各組織に所属しそれに続く第三のプロトタイプデジモンのルガモンの登場、昔から設定として存在するが具体的には初めて描かれるクラックチーム、規律を重んじる組織として警察組織「デジ対」と組み合わせられるD-ブリガード、バイタルブレスの看板キャラクターで『DIGIMON PROJECT』にも登場していたパルスモンはライバルポジションとして続投するなど新旧様々なデジモンや組織が登場する。

また、『デジモンアドベンチャー:』以降見られるデジモンの公式設定を意識したと思われる描写もある。


小説は約一年間毎週更新(初週および最終週は毎日更新)でビジュアルカット(挿絵)も掲載される。

2024年2月に決着が描かれないまま一度完結。その後3月にエピローグが更新された。


世界展開を意識しタイトルは英語表記(ただし日本版ではカタカナも併記されており商品サイトでもカタカナ表記は見られる)で小説は日本語だけでなく英語・簡体字版もあるほか、トレイラーの音声は英語のみで日本語等は字幕である。


ストーリー

人類のリアルワールドとは異なる世界〝デジタルワールド〟――このネットワーク上の電脳空間に生息するのがデジタルモンスター〝デジモン〟だ。AI生命体デジモンの発見は、あらゆるものがネットワークで管理される人間社会に、光と影を落としていた。


永住瑛士(エイジ)は19歳、デジタルワールドがらみのヤバい仕事で日銭を稼ぐ〝負け組〟クラッカーだ。あるときエイジは、東京電脳大の権威である龍泉寺教授に、最新型デジモンドック「デジモンリンカー」とともに、とあるデジモンをたくされる。額に謎のインターフェイスをつけた狼型デジモン・ルガモンとの出会いが、パッとしなかったエイジの日常を一変させていく。


クラッカーを憎む正義のハッカー〝ジャッジ〟

デジモン犯罪の対策にあたる警視庁サイバー犯罪課捜査第11係〝デジ対〟

伝説のクラッカー・タルタロス率いる武闘派クラックチーム〝SoC〟(サンズオブケイオス)……。


エイジは龍泉寺の依頼でSoCの潜入調査をこころみる。大規模なサイバーテロが計画されていたのだ。とっておきのスキル――マインドリンクとは。喪失したルガモンの過去と真のスペックとは。エイジはデジタルワールドで勝ち、究極の、人生逆転をはたせるか……?


デジモン混沌の物語がはじまる。

(※公式サイトより引用)


登場人物

主人公

本作の主人公。

航空機626便の事故で両親を失い、生活のためにフリーランスのしがないクラッカー稼業をしている青年。ルガモンとの出会いがその後の彼の生き方を大きく変えることとなる。ハンドルネームとして自分でつけた「Fang(ファング)」を名乗る。

クラッカーという事で一匹狼とダークヒーローをキャラクターベースとしている。

前述の通り普段はグレーな仕事で日銭を稼ぐうだつが上がらないクラッカーだが負けず嫌い。


本作から登場した新デジモンで瑛士のパートナー。

かつては「九狼城の魔狼」と呼ばれ、ウォールスラム9番街の元締めであったらしいが、過去の記憶を失っている。

喧嘩っ早い性格をしており、成熟期のダメモンを相手に渡り合い、ルガルモンに進化すればヌメモン程度の相手であれば瞬殺できるほどの戦闘力を持つ。

カヅチモンとの戦いで力を欲したエイジの心により暴走し、ヘルガルモン進化してしまうが、オメガモンに敗れて元の姿を取り戻した。


進化先はルガルモンヘルガルモン

CHAPTER4からはルガルモンソルガルモンフェンリルガモンフェンリルガモン:建御雷神


ハッカー

ハンドルネーム「Judge(ジャッジ)」を名乗るハッカーの青年。大学生。

自警団としてデジタル犯罪を行うクラッカーたちを壊滅させるために活動を行う。パートナーとしてパルスモンとマインドリンクする。


レオンのパートナー。

見た目相応の明るい性格をしているが、バウトモンに進化すると武闘家のような口調に、カヅチモンに進化すると神のように他者に語りかけるような口調に変化する。

進化ルートはパルスモン→(不明)→バウトモンカヅチモン


デジ対

正式名称は「警視庁生活安全部サイバー犯罪課捜査第11係デジモン犯罪対策チーム」。

デジモン犯罪に対して破壊活動と解釈することで発足された非公開の特殊部隊。


デジ対の副班長を務める。激情的な性格で、思ったことをストレートに発し、さらに口が悪い。

おまけにナメクジをこよなく愛しており、リアルでも飼育しているという変わった性癖を持っていて、その手の話題になると口調が豹変する


紗月のパートナー。


デジ対の班長で通称"鬼”の班長。優秀な腕を買われ警視庁にスカウトされた。

人種は中華系であるが、歴とした日本人。

学生時代は龍泉寺研究室に所属しており、デジモンドックにパルモンを収容していた。


月鈴のパートナー。時代劇がかった口調で話すデジモンで語尾に「ござる」と付ける。

進化系はヒシャリュウモンオウリュウモン


その他所属デジモン

デジ対の戦闘員であるデジモン。本作独自要素としてヘルメットには「POLICE」と描かれている。

デジモンカードゲームでもこちらの姿が登場。


デジ対が偵察などに利用する成熟期デジモン。


メインビジュアルに描かれているメタルグレイモンに似たデジモン。

コマンドラモンのもう一つの成熟期。マインドリンクした個体は徒党を組めば、ルガルモン相手でも引けを取らない戦闘力を誇る。


特科車両扱いのデジモンでコマンドラモンやヌメモン用のパワードスーツとして活躍。


九狼城にやってきたルガモン達に威嚇射撃を行ってきたデジモン。

規律には忠実で紗月に対しては敬語で話す。

ティザートレイラーやメインビジュアルの発表時に公開された「D-ブリガードのマークを持つオスプレイのようなドラゴン型」デジモンの正体である。


警視庁の有する国家機密級の究極体デジモン。

月鈴を救出する為にサツキが機密デジモンドックを持ち出して召喚した。

戦闘力はレッドデジゾイドの装甲を持つカオスドラモンと互角かそれ以上。

この作品で本格参戦する以前には「デジモンカードゲーム」で先行登場している。


SoC(サンズオブケイオス)

伝説のクラッカーチーム。チーム名は「混沌の息子たち」の意。

サイバーテロなど様々な非合法活動に手を染めている危険な組織で、エイジの潜入調査先。

サイボーグ型デジモンを有するメンバーが多い。


  • タルタロス

SoCのリーダー。日本人らしいという情報以外詳細は不明。

国際問題にまで発展した「キュクロプス(ひとつ目の巨人)事件」の首謀者。


タルタロスのパートナー。

進化系はドルグレモンドルゴラモン

死のX進化でデクスドルゴラモン


  • マーヴィン・ジャクソン

組織のナンバーツーにしてGriMMの開発者の一人。

作曲するようにコードを組むことから「SongSmith」の異名で呼ばれる。

本業はデジモン用ツールの売人であり、新入りである瑛士にも丁寧に応対する。

世界的に有名なが名前の元ネタであろうか?


マーヴィンのパートナー。進化先はメガドラモン


所属デジモン達

SoCが保有する国家機密級のデジモン。

凶暴さ故にマインドリンクに難儀する為にマーヴィンがBotとして遠隔操作している。


アバディンエレクトロニクス

通称「AE社」。電子端末などを扱うトップ企業。


電脳大名誉教授かつアバディンエレクトロニクスの共同創業者のひとり。デジタルワールド特別顧問として警察とも関わりを持つ。

瑛士にルガモンとデジモンリンカーを授ける。

研究室時代にはプロトタイプのデジモンドックを開発した人物でもあり、デジタルモンスターが電子ペットになる可能性を見出していた。


龍泉寺研究室

発見されて間もないデジタルワールドの研究を行っていた学生達のグループ。

後に「龍泉寺電子工業」そして「アバディンエレクトロニクス」の前身となる。

かつて研究員であった龍泉寺教授、象潟、月鈴、サヤは「龍泉寺電子工業」の創業メンバーとなった。


  • 象潟講介

【現代】

突如、「タルタロス」を騙って瑛士宅を訪れた男。

その正体はSoCの面接官であり、瑛士の素性を分かった上で彼の能力を買いSoCに引き入れた。

過去のトラウマから何かと瑛士を気にかけてくれる。


【過去】

研究中心な為に大学の単位が危うい状況下になってもそれらしい理屈を捏ねて躱そうとするズボラな一面があるが、プログラマとしての力量は本物。

サヤとの結婚を控えるようになってから身嗜みを整えるなど心境に変化が生じる。

デジモンドックにはテントモンを収容しており、マインドリンクと仮想観測船「タルタロス号」を用いた探査計画「タルタロス計画」を実行するが…。


  • 龍泉寺サヤ

講介の婚約者で彼とは対照的にしっかり者で優しい性格。

デジモンドックにアグモンを収容しており、タルタロス計画に参加するが、なんらかの事故によって世界初の「DMIA」罹患者となってしまう。

現代においても肉体は健在で若い頃の容姿を保ち続けている。


その他デジモン

エイジがデジモン捕獲用に使役していたデジモンで計3体登場。

ルガモンに気圧され、子分にされてしまう。

この繋がりから「BEMEMORY DIGIMON SEEKERS ルガモンDim」にも登場。


アバディンエレクトロニクス社のドームシアターに映し出された映像として登場。


第1話でエイジに捕獲された。


1億DCもの懸賞金が掛けられた珍しいデジモン。


鉄錆海岸(ラストコースト)に漂流するデジタマを回収する任を命じられたデジモン。

クラックチームのBotとして複数体登場。


ウォールスラム6番街のドン。

慇懃無礼な性格で、乗騎のダメモンは「ダメダメ」が口癖。

ハウリングファイアであっさりとダメモンを倒されて敗北し、一目散に逃走した。

ルガモンを「九狼城の魔狼」と呼んでいるあたり、何か知っている模様。

「BEMEMORY DIGIMON SEEKERS ルガモンDim」にも登場。


ウォールスラム5番街にある「ダストキングダム」の支配者スカモン大王の子分。

チューチューモンの餌をくすねたのが原因で、追われる羽目になった。


地下鉄スラム環状線の乗客として登場。


九狼城に住むルガモンの子分達。複数体登場。


X国が所持する究極体デジモン。

X国の陰謀の裏で暗躍してきたデジモンだったが、突如現れたカヅチモンに敗れる。


ロイヤルナイツ

本作でもロイヤルナイツとして登場。

セキュリティウォール付近に突如として出現、マインドリンクしたデジモン(=ヘルガルモン)を汚染されたデータと見なし襲撃してきた。

カヅチモンの「士道一徹」に動きを封じられ、彼諸共"乱渦"に姿を消した。

CHAPTER4-5にて生存が確認される。


その他

朗読劇読み手

CV:沢城みゆき

youtube版でのナレーションを担当。

沢城氏はかつて『ゴーストゲーム』にてガンマモンを演じていた。


用語

  • デジモン

基本的な設定は公式設定同様。

サイボーグ型はツールとの相性が良いとのこと。警察では備品扱い。

本作の世界観ではデジモンの存在は世間に公表されていない。

デジモンワールドの定義やデジモンが生命かプログラムかも決まっていないためデジモンに関する法整備も追いついていない状況であり、デジモンによる犯罪だけでなくデジタマやデジモンの捕獲、デジモンの所持も法律では判断できていないため各国でも対応が異なっている。


  • デジモンドック

公式設定においてはデジモンローダーを搭載したデジモン用のケージ(有り体に言えば育成ギア)をドックと呼ぶが、こちらでも似たような扱い。作中では電子端末の改造品が多用される。

当作品におけるバイタルブレスである「デジモンリンカー」もアバディンエレクトロニクスが開発したドックの一つであり、マインドリンク機能を持つ(デジモンゴーストゲームのバイタルブレスとは異なり、実物のようなバイタルチェック機能を持つ(ただし、こちらは実物とは異なり医療機器相当))。

なお、現実では「デジモンドック」自体は初代デジタルモンスターのプロトタイプとして存在している。

トレイラーやイラストではこの「デジモンドック」、初代「デジタルモンスター」の赤(復刻等があるので正確なバージョンは不明)、「デジモンアクセル」(トレイラーで見れる色からネイチャーゲノム)が登場しており、本作のデジモンドックは現実での携帯機と同様の外見をしている様子。


  • GriMM

作中で利用されているSNSだが、クラッカーたちの闇取引や依頼の受注といった非合法活動の温床にもなっている。


  • マインドリンク

デジモンリンカー使用者の精神をデジタルデータ化して、デジコアに送り込み、電脳世界へ送る技術のこと。

ただし、デジモンの世代に応じて活動限界が異なる他、感覚も共有しているので、攻撃や異臭を浴びるとパートナーにもダメージが行く。

さらにタイムリミットを過ぎると意識がリアルワールドに帰ってこれなくなりデジモンの精神と融合しているため人間としての自我も失われ植物状態となる(これをデジ対用語で「DMIA」(DIGITAL MISSING IN ACTION)という)。

なお、デジモンの進化が失敗した場合、マインドリンクは継続するが、パートナーが制御不可能になるという欠点も存在する(いわゆる暗黒進化)。


  • デジタルワールド

デジタルワールドの外周は4層構造であり、最も表層にある一般利用者が多い「SURFACE WEB」、学術や医療用の「DEEP WEB」(ガードロモンギロモンが守衛を担当している)、クラックチームやデジ対が用いる「DARK WEB」、そして最下層にネットの海がある。

その深層にデジタルワールドが位置しているが、外周をセキュリティウォールが大気圏のように取り巻いており、使い捨てられたデジモン達が作り上げた「ウォールスラム」もここに存在する。

ウォールスラム市街はとても不衛生な環境であり、餌を巡っての対立が耐えないが、0番街や地下鉄などでの争いはご法度とされている。

中心地にはデジタルワールドに繋がる「ウォールゲート」が存在し、他者の侵入を拒んでいる。


  • 九狼城

ウォールスラム9番街に位置する区画で、その様相は香港にかつて存在した九龍城に似る。

かつてはルガモンの縄張りだったらしい。


  • ダストキングダム

5番街に住むスカモン大王達の管轄区。

チューモンはここの所属。


  • 乱渦(タービュランス)

ウォールゲートの綻びから発生した渦。ウォールゲートのセキュリティに生じた穴でもある。

ウォールスラムの一区画さえ呑み込みかねないほどの危険性を持った災害であり、溢れたデータが鉄錆海岸から外界に流れ出し、浮島を形成した場所は発生率が高く、乱渦の"巣"と呼ばれる。



余談

バイタルブレスシリーズとの連動

現状はいずれもプレミアムバンダイ限定商品として「BEメモリー」シリーズが展開されている。

第1弾は『BEMEMORY DIGIMON SEEKERS ルガモンDim & DIGIMON LINKERバンドセット』と題し、主人公のパートナーであるルガモンティラノモン系譜以外にもゲーム作品で活躍したベムモンエリスモン系譜が育成できた。


第2弾はデジ対をイメージした『BEMEMORY DIGIMON SEEKERS リュウダモンDim & ドルモンDim』。

前者ではリュウシリーズD-ブリガード汚物系デジモンを中心に育成でき、後者ではドルシリーズメタルエンパイアのドラモン系譜が育成できる。


第3弾は『BEMEMORY DIGIMON SEEKERS パルスモンDim』。

パルスモンクダモン(何気に初代クダモンである)、シャウトモン系譜の他にもマシーン型デジモンが育成できる。

パルスモン系譜は新規ドットが描き起こされる予定である一方、カヅチモンルート以外の進化系は全員リストラされている。

第1弾とも連動するようだが…。


バイタルブレスアリーナとの連動

「バイタルブレスBE」連動アプリ「バイタルブレスアリーナ」では本作の設定を基にしたフォースバトルが開かれる事があり、作中の三勢力を元にしたチームに分かれ、一番勝率の高いチームに豪華報酬が送られる仕組み。

なお、難易度DANGERで出現するボスはバイタルブレスシリーズのドット絵ではなく、頭身の上がった新規ドット絵が描き起こされている


登場する敵デジモンは次の通り。


公式サイト

https://digimon.net/digimonseekers/


関連

プロジェクト発表

プロジェクト発表(英語版)

電ホビ(一部設定資料などが公開されている)


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D-ブリガード クラックチーム ロイヤルナイツ

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