ガラルフリーザー
がらるふりーざー
第8世代『ポケットモンスター ソード/シールド』のDLC『冠の雪原』から登場するポケモンで、フリーザーのガラルのすがた。
正式名称は「フリーザー(ガラルの姿)」。
何十年かに1度、カンムリ雪原に姿を現す渡り鳥ポケモンの内の1匹であり、長い間フリーザーであると考えられていた。
ただし最近では、従来のフリーザーと同種であるという定説が揺らいでいる(姿が似ているだけの別種ではないかと疑われている)様子。
従来個体と比べると身体全体が薄紫色に変わり、黒い仮面を付けているようにも見える目元が特徴的。パワーを使う際は、その仮面部分と翼の羽先が水色に発光する。
全てを見下す冷淡で冷徹な性格であるが、その立ち振舞いは上品である。ただ、従来のフリーザーのように「美しい」とは称賛されていない。
生き物の細胞に作用する強力なサイコパワーを操る。目から放たれるサイコビーム「いてつくしせん」は特に強烈であり、少しでも触れると凍てついたように動けなくなってしまう。
その動けなくなった相手に対し、サイコパワーを凝縮させ分厚い鉄板も紙のように切り裂く程硬化した羽を使いトドメを刺してくる。
また、サイコパワーで常に浮いているため実は翼をほとんど使わない。速度を出したり高度を上げる際には羽ばたく必要があるが、そうでない静止・低速時には、翼を身体前面で交差させたポーズを取っている。
ソード・シールド
DLC『冠の雪原』で登場。
「ダイ木の丘」でのイベントが発生した後はカンムリ雪原に留まり、マップ上を周回するようになる。
だが、特定ポイントまで追いかけるか偶然その辺りで接近すると移動を止め、自身の分身を作り出しシャッフルしてプレイヤーを錯乱させて来る。
そして偽物である分身の方にぶつかると、主人公を嘲笑するかのように遠くへ飛んでいってしまう。
分身と本体の見た目は全く同じであるが、直前に羽を上げる仕草をするのが本物。
最初はシャッフルの速度が非常に速く、目で見極めるのはかなり難しいが、幸い直前でレポートを書けばやり直しが効く。
しかし本物へぶつかっても、そのまま姿を消してしまう……と思いきや、プライド故の律儀さなのか、突如主人公へ重なる位置へ現れるという、心臓に悪い形で漸くエンカウントとなる。
また、この間にレポートを書いてリセットした場合、出現までにあるわずかな時間がスキップされ、ゲームの再開とフリーザーの出現が完全に同時になるというバグがある。
図らずも尚更心臓に悪いことに。
実は間違えて逃すと急速にシャッフルスピードが下がって行き、やがて追付くだけで向こうから勝負を挑んで来るようになるという行動が最初から盛り込まれている。
さしものガラルフリーザーも何度も外され何度も再挑戦されるとじれったくなったのだろうか。
どうしても当てられない人も安心して欲しい。
捕獲に関する問題点として、カンムリ雪原ではあられが降っているエリアが多いというものがある。
無論いうまでもなく定数ダメージにより勝手に体力を削るという問題点である。
しかも、フィールド天候なので技で天候を張替えてもターンが切れるとまた降ってくるおまけ付。
対策として、「トリック」や「すりかえ」で「ぼうじんゴーグル」を渡したり、ランクルスやシンボラーの「マジックガード」を「スキルスワップ」で与えれば、安心してHPを削りに行くことが出来る。
ただ、前者の場合「ねむりごな」や「キノコのほうし」が通じなくなってしまうため、眠らせる場合は「さいみんじゅつ」や「あくび」を使おう。
また、地味に「サイコシフト」を覚えているので、どく・まひ・やけど・こんらん状態にすると状態異常をそのまま返されてしまい逆にこちらがピンチに陥る可能性がある。
ねむり状態ならば回復されないので、状態異常は睡眠オンリーで攻めるか、事前に「ちょうはつ」を打って変化技を使えなくするなどして対策しておきたい。
2022年2月21日 - には、『2022 International Challenge February』参加賞(3戦以上勝敗が付く試合をする)として、「親:カンムリなど」の個体が配布されたことがあった。
LEGENDSアルセウス
未登場
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ガラル | 90 | 85 | 85 | 125 | 100 | 95 | 580 |
原種 | 90 | 85 | 100 | 95 | 125 | 85 | 580 |
比較 | ±0 | ±0 | -15 | +30 | -25 | +10 | ±0 |
タイプは原種の氷からエスパーへ変更。
奇しくも映画ルギア爆誕で共演したルギアと同じタイプになった。
能力は原種のシャッフルであり、特殊アタッカーらしい構成になっている。
専用技「いてつくしせん」は何と氷技以外で相手を氷状態とする数少ない技。
悪に無効化されてしまうのは御愛敬。
その他エスパー・飛行技は一通り揃っている。
エスパーらしく両壁や「めいそう」「さいみんじゅつ」「おいかぜ」と、補助も豊富。
ただし「はねやすめ」は覚えない。動かしてないからであろうか?
その代わりということか「じこさいせい」は覚えられるため、瞬間回復はこちらへ頼ることとなる。
「サイドチェンジ」もあるため、ダブル適性もそれなり。
が、やはり原種同様サブウェポンの質は壊滅的。
ノーマル技以外は「げんしのちから」と「シャドーボール」しかなくかなり狭い。
特に悪や鋼にはかなり分が悪い。
特性「かちき」はダイマックス技が飛び交う対戦環境では中々有用。
ただ、耐久を下げるダイアークやダイホロウが弱点なのは少し頂けないか。
一応ランドロスを牽制することは可能。
なお、本人とダイマックスの相性は良さそうで微妙に悪い。
素早さ上昇はともかく、残りがサイコフィールド・防御低下・砂嵐とまるで恩恵がない追加効果ばかり。サブウェポン不足がこんなところで仇となるとは……。
残念ながら使用率はガラル三鳥の中では1番低い。
とはいえ、150位前後でポケモンHOMEランキングへ入ったり落ちたりをしている原種と比べたら、遥かにマシではある。
最も禁止級が使えるルールであると原種共々ポケモンHOME採用ランキング圏外が定位置という有様であるが…。
なお、氷技は一切覚えない。例えイメージへピッタリな「れいとうビーム」であっても。やはり別種なのでは?
第9世代
HOME解禁により他のガラル三鳥共々解禁。
劣悪な耐性の補強・狭い攻撃範囲の改善と言う意味でテラスタルとの相性は良い。
また地味なところではトリックを習得しており、かえんだまなどを持たせて敵に押し付け、物理耐久を確保する動きもできるようになった。
なお、原種共々こちらも「こころのめ」が廃止されたが、代わりに「かげぶんしん」を覚えられるようになった。むしろ第8世代では覚えなかったのか……。
だが、ただでさえ範囲がきついにもかかわらずエスパー・ひこうなどでパルデアに乗り込んだのが運の尽き。
エスパー技は数の多いあくに通らず、ひこう技もダイマックスが消えて完全に安定性を失ってしまった。そしてサブウェポンは「テラバースト」を除くと全く改善されていない……。
攻防共にまるで環境に刺さっておらず、採用率はやはりかなり低い。
…というのはシングルバトルでの話。
威嚇が飛び交うダブルバトルではトリックルームとかちきによるアタッカーを両立できるという点からある程度評価はされていたが、海外の公式大会で9位のトレーナーの構築にいたことから注目を集める。
この大会で使われていた型はゴツゴツメットを持たせることでダメージを与えつつ、じこさいせいで回復するというタイプで技構成は「いてつくしせん、トリックルーム、テラバースト、じこさいせい」というもの。
大会後にトレーナー本人が「じこさいせいよりまもるの方が多分強い」と答えたことから、「じこさいせい」を「まもる」へ変更した型が2023年12月現在で使われている。
この型が広まった結果、11月のレギュレーションでは使用率100位にも入っていなかった(それでも圏外は免れる程度には使われていた)が、徐々に順位を上げて来ている。
一方、先述したようにサブウェポンの問題はやはり重く、「テラバースト」が使われていることからもそれはお察しであろう。
ポケモンマスターズ
ビート(チャンピオン)&ガラルフリーザー
2023年3月4日に実装されたエスパーサポート。
ビートはガラルフリーザーに対しては「人を小馬鹿としたような態度を取るところが癪に障るが気品のある物腰は僕にソックリである(要約)」とのこと。
技構成
いてつくしせん |
---|
10%の確率で相手をこおり状態とする |
ねんりき |
10%の確率で相手をこんらん状態とする |
いてつくしせん・脅 |
【解放条件】封印状態のあいだに自分のチームのバディーズ技発動可能状態までのカウントを3減らした際(この技の残り回数が0の際は解放条件のカウントが減らない) |
【封印条件】この技をつかった際 |
10%の確率で相手をこおり状態とする。味方全員の防御と特防を1段階上げる+次回ゲージ消費0状態にする |
栄光を狙う執念 |
味方全員の特攻と急所率を2段階+次回物理技威力ブーストと次回特殊技威力ブーストをそれぞれ1段階上げる |
バディーズ技
勝利のチャンスを逃がさない いてつくしせん |
---|
★6EXアップ後:初めてバディーズ技を使った時のみボルテージが2段階上がる |
★6EX+EXロール解放後:初めてバディーズ技を使った時のみバディーズ技発動可能状態までのカウントを3減らす |
パッシブスキル
ガラルの先導 |
---|
味方全員の技威力を10%上げる。味方全員の技で攻撃を受けた際のダメージを20%軽減する。この効果は自分のチームにガラルタグを有する味方のバディーズが多い程さらに上昇する |
翻弄する翼 |
初めて登場した時のみバディーズ技発動可能状態までのカウントを1減らす+味方全員の素早さを2段階上げる |
アラベスクの教え |
自分のチームがバディーズ技を使った後自分の技回数を1回復する |
急所無効 |
相手の攻撃が急所に当たらない |
ポケットモンスターSPECIAL
15章で登場。ダイ木の丘でビートと対決する。
コメント
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素直じゃないけど優しい彼
※時系列はガラル3鳥出現で話題になった数年後くらいをイメージ。(ゲームのストーリーとは関係ない) ※オリトレーナー♀(名前はアリシア)、ガラルフリーザー名前あり(名前はオレイ) ※ポケモン×人間要素(苦手な方はバックしてね!) ※少しの擬人化要素あり 【以下萌え語り↓】 ガラルフリーザーさん、あまりにイケメン鳥ポケで惚れて即オチしました。 そんで思いました。『幻覚(?)見せて分身できるなら人間に化けてナンパされる主を助けることができるのでは??』…と。 なので今回はその幻覚をお話にしました(笑)。恐らく誰かの地雷だろうけどどうせなら己の萌に忠実であれ。(戒め) 後、ガラルフリーザーさん、人間に化けたらイツキさんや怪盗みたいなスーツの似合うイケメンだと思います(確信) 【小説表紙素材お借りしました!】https://www.pixiv.net/artworks/615354782,407文字pixiv小説作品