CV:鈴木カオリ
「やっぱり旅って、最高かも!」
プロフィール
概要
アニメ『ポケットモンスター』シリーズの2代目ヒロインであり、準主人公。
『アドバンスジェネレーション』編(以下AG編)にてサトシたちと共にホウエン地方を旅して回った。
サトシがジム戦やバトルフロンティア制覇に挑む一方で、ハルカはポケモンコーディネーターとして各地のポケモンコンテストに参加。「トップコーディネーターになる」という夢を掲げ、ポケモンたちと共に強く美しく成長していった。
人物
容姿
AG編での服装はゲーム版「ルビー/サファイア」準拠の赤を基調としたもの。DP編での再登場時には、緑とオレンジを基調とした「エメラルド」準拠の服装を披露した。
性格
前向きで屈託のない大らかで心優しい天真爛漫な元気っ娘。
語尾に「~かも」を付けるのが口癖で、ライバルの一人・ハーリーから「かもちゃん」と呼ばれ、劇場版で面倒を見たマナフィからも「かも」と呼ばれていた。
「~だよ」「~だよね」といったユニセックスな言い回しはほとんど使わず、基本的に女性語で通している。
他にも怖がりだったり乙女チックだったり、ガニ股になることも胡坐をかくことも全くと言っていいほどなかったり、咄嗟の仕草や態度が乙女チックだったりと、歴代ヒロインの中でも女の子らしさが強い。これは彼女のポケモンたちにも反映されている(後述)。
素直で親しみやすい人柄からか、初めてのグランドフェスティバル出場の際はライバルと知り合いから祝福と応援の手紙が大量に届く、ハルカと出会った人の家にハルカとの写真が飾られている、多くの人がテレビ越しにハルカの演技を見守る、スランプのハルカを元気づけるためにシュウとハーリーが駆けつけるなど、年齢や性別を問わず多くの人から愛されている。
一方で人が良い故の騙されやすい一面もあり、ハーリーの嘘で窮地に陥ったことも度々あった。
元来姉という立場であるためか責任感が強く面倒見が良くて、人やポケモンへの愛情も深い。
自分の悪口よりポケモンの悪口を言われると激怒し、自分の行動でポケモンが傷ついたり、怪しいポロックを与えそうになった時は涙ながらに謝罪した。
翼を怪我して空を飛ぶのを怖がるチルットのお世話を夜遅くまでして無事に空を飛べるようにした(この時にサトシに「無理をするな」と心配されるが、ハルカは「無理をしてるわけじゃなくて好きでやってるの」と明るく返した)。
花に夢中で崖から落ちそうになった野生のフシギダネを助けて懐かれたり、初心者トレーナー用の泣き虫なゼニガメが終始守ってくれたハルカに感動して懐いたり、野生のポケモンとすぐに仲良くなった。
育て屋一家からお礼に貰ったタマゴを大事に温め、どんなポケモンが生まれるかという話題になった時には「何だっていいわ。元気に生まれてくれれば」と笑顔で語ったり、上述の劇場版でマナフィの母親役を務めた。
年下に穏やかな物腰で接したり、自分の夢より弟と仲間を優先したり、誰かを助けるために進んで行動をしたりと、ハルカの母性の強さを象徴するエピソードがこの他にも数多く存在する。
こうした性格から、先代ヒロインのカスミや次代ヒロインのヒカリとは対照的に主人公・サトシと言い合いになったり喧嘩をすることはほとんどなく、彼と他の誰かとの喧嘩を仲裁したり、熱くなりがちな彼を優しく宥めたりする方が多かった。
実は相当な食いしん坊。旅の道中でタケシの手料理を大喜びで味わったり、自身のテーマ曲でもあるEDの映像でラーメンを軽く10杯近く平らげる描写があったりと、かなり旺盛な食欲の持ち主であるとわかる。
町に立ち寄れば早速グルメ情報を集めて品定めを始めるのが常で、名物のラーメンを食べられるかどうかが懸かったポケモンバトルで、サトシを相手に驚異的な力を発揮したこともある。
料理の腕
ポロックを作るのは苦手で、初めて作った時はアゲハントしか喜ばなかった。
マサトがハルカは料理ができないと語ったのと、ハルカデリシャスを食べたポケモンたちの反応から、何を作っても不味いと誤解されがちだが、料理の描写は本編ではポロック作りのみ。
オーキド博士から貰ったカビゴン専用のポロックのレシピを参考にして、改良したハルカデリシャス2を完成させる場面もあるので、レシピを見ながら作ればちゃんとしたものも作れると思われる。
ちなみにハルカデリシャスはタケシが持っていたポロックのレシピノートを参考にしないで作った結果、かなり不味くなった。
一人旅をしているDPでは特に言及されなかったため、現在の料理の腕前は未知数である。
家族
ゲーム版同様トウカジムのジムリーダーである父・センリと、母・ミツコ、弟・マサトとの4人暮らし。
マサトとはAG編で一緒に旅をし、その生意気な態度に振り回されながらも、姉としてしっかりとその行動を見守っていた。
作中での動き
AG編
物語冒頭でポケモントレーナーとして一人旅立つが、その動機は「色々な所を旅して回りたかったから」であり、ジム巡りやリーグ出場にも消極的だった。
最初はポケモンに苦手意識を抱いており、ポケモンに関する知識も乏しかったがサトシとタケシと出会い、マサトと共に様々なポケモンと触れ合うことで苦手意識は薄れ、16話ではポケモンについて「今は大好き!ポケモントレーナーになれて本当によかったと思ってる」と語った。
カナズミシティで「ポケモンコンテスト」と「ポケモンコーディネーター」の存在を知り、ポケモンの魅力を引き出すその姿に憧れを抱き、自身もコーディネーターを志す。
シュウやハーリーといったライバルたちと出会い、各地で様々なコーディネーターと戦いながら実力をつけていき、終盤では「ホウエンの舞姫」と呼ばれて注目されるほどになる。
ホウエングランドフェスティバルへの出場後は、本格的にトップコーディネーターを目指すようになり、カントー地方のポケモンコンテストへの挑戦を始める。
そしてカントーグランドフェスティバルでは、それまで全敗だったシュウに作中で唯一の白星を上げ、ベスト4の大躍進を遂げた。
最終回では非公式のポケモンコンテストでサトシと引き分けとなり、両者優勝という形でリボンの形をした1個の記念メダルを2人で仲良く分け合った。
そして夕方には、サトシたちに1人でジョウトのポケモンコンテストに挑戦することを伝え、続けて「もっともっとポケモンコンテストに挑戦して、ポケモンたちの魅力を見つけていきたい。そして、私のポケモンたちをもっともっと輝かせてあげたい」と、コーディネーターとして自分のやりたいことを語り、笑顔でサトシとタケシに別れを告げた。
DP編
77~79話にて再登場。ジョウト地方のポケモンコンテストに挑戦中だったが、リッシ湖で開催されるミクリ主催のコンテスト・ミクリカップに出場するため、シンオウ地方を訪れ、サトシたちへのお土産を両手に持ってサトシたちと合流する。
当時スランプに悩んでいたヒカリのことをサトシとタケシから聞いており、ヒカリに「私も一人旅を始めてからうまく行かないことばっかり」と自分の体験談を語って先輩コーディネーターとして励ましの言葉をかけたり、ロケット団やレストランのオーナー夫妻とのタッグバトルに勝利することでヒカリを勇気づけた。
ミクリカップのセミファイナルでは、ヒカリが一度も勝てたことのない、ヒカリのライバル・ノゾミを華麗なバトルで破る。そして復活を果たしたヒカリとファイナルで激突するが、僅差で敗れた。
ミクリカップ後にはヒカリにはアドバイスを、サトシとノゾミとはお互いに健闘を祈り、タケシには料理の感想を笑顔で言って、サトシたちに手を振られながら船で去っていった。
ちなみにミクリカップでは、ベリーダンサーを思わせるアラビアン風の衣装で登場。
手持ちポケモン
類は友を呼ぶのか、ゴンベ以外は全て♀であり、どこか女の子らしい仕草が見られるのが特徴。これはサトシのポケモンの大半が♂であるのとは対照的。
実家のトウカジムがボックスの役割を果たしており、オダマキ博士の研究所に預けることはなかった。尚、下の一覧以外にも、チルットなどをゲットするフラグが立ったこともある。
コンテストでポケモンを出す際のかけ声は「○○(ポケモンの名前)、ステージ・オン!」。
厳密には、オダマキはかせのポケモン。オダマキはかせから借りて、ポチエナの群れに対抗した。(電子ゲームの設定では、はかせから借りたミズゴロウがそのまま手持ちになる)
CV:西村ちなみ(アチャモ・ワカシャモ)→小西克幸(バシャーモ進化後)
「可愛い」という理由で選んだ最初のポケモン。
進化前は泣き虫でコンテストバトルにも不参加だったが、進化後は一転、たくましさ満点に。
AG編のシュウとの最後のコンテストバトルでは見事死闘を制し、サトシとのラストバトルでは盟友・ジュカインと引き分けるなど、ハルカのエースとして活躍した。
使用技:「ほのおのうず」「スカイアッパー」「オーバーヒート」(これらはワカシャモの時から)「ブレイズキック」(バシャーモ進化後)
※アチャモの時は「ひのこ」や「つつく」、ワカシャモの時は「メガトンキック」「でんこうせっか」「かえんほうしゃ」なども使用。
CV:白石涼子
最初にゲットしたポケモン。カナズミシティのポケモンコンテストで見た別個体のアゲハントに憧れたのがきっかけ。
手塩にかけて進化させた後は最初に挑戦したコンテストをはじめ、ホウエン各地のコンテストで活躍した。
カントー地方を旅する前に一度トウカジムに預けたが、その後もシュウとのラストバトルやミクリカップでの対ノゾミ戦で活躍。
ノゾミ戦では、りんぷんを活かして羽と動きと技の美しさを際立たせるという、ポケモンコンテストならではの優雅な戦いを披露して、ハルカを勝利に導いた。
使用技:「つばめがえし」「あさのひざし」「ぎんいろのかぜ」「かぜおこし」「サイコキネシス」
- エネコ(♀)
CV:林原めぐみ
旅の途中で出会い、アチャモを出してバトルでゲットしようとするが、弱って元気がなかったためアロマテラピーへと連れて行き、ロケット団との戦いの末に自らゲットされた。
普通のエネコ同様自分の尻尾を追いかける癖があり、落ち着きがなかったが、尻尾を演技とバトルに活かすことである程度改善された。
技のバリエーションの少なさを「ねこのて」で補い、ハルカの強運とあわせ勝利を勝ち取っていった。
トウカジムの温室を気に入ったことで一度預けられたが、DP編で再び手持ちに加わった。
使用技:「たいあたり」「おうふくビンタ」「ねこのて」「ふぶき」
CV:伊東みやこ
額にハートマーク風の模様があるのが特徴。サトシのフシギダネと非常に仲が良い。
人間と無縁の世界で生まれ育ったせいか、好奇心が強い。
バトルフロンティア編開始前に「フシギダネにとって勉強になる」と考えたハルカによって、オーキド研究所に預けられ、DP編でフシギバナとして再登場。
使用技:「たいあたり」「つるのムチ」「はっぱカッター」「はなびらのまい」
- ゴンベ(♂)
CV:佐藤智恵
ハルカの手持ちポケモンでは唯一の♂。
大食らいの上味覚がおかしく、不味いハルカ特製ポロックの“ハルカデリシャス”も一飲み。
マサトとは仲良しで、よく一緒に行動している。
DP編で盗まれた料理の匂いを辿って場所を突き止めるために再登場。
匂いを感じ取った時には、タケシに「まるでレーダーだな」と感心される一方で「(ハルカを見ながら)食いしん坊ってことだな」と評された。
使用技:「ソーラービーム」「ゆびをふる」「きあいパンチ」「たいあたり」
CV:半場友恵(ゼニガメ)→小西克幸(カメール)
元はオーキド研究所にいた初心者用のポケモンだが、ハルカに懐きそのまま彼女の手持ちに加わる。
好奇心旺盛な一方で非常に泣き虫だったが、旅の中でたくましくなっていく。サトシのゼニガメとバトルフロンティア編終盤で初対面を果たした。
DP編ではカメールに進化して登場。ミクリカップ1次審査で観客と審査員、参加者をも釘付けにする見事な演技を披露し、ハルカを2次審査へ導いた。
使用技:「あわ」「れいとうビーム」「たいあたり」「こうそくスピン」「からにこもる」「アクアテール(進化後)」
CV:林原めぐみ
ハルカが貰ったタマゴから生まれたポケモン。AG編ではサトシのピカチュウに好意を寄せていた。
生まれたてながら、フシギダネやゼニガメと違い落ち着いた性格。ハルカ曰く「食べる姿も優雅」とのことで、一番のお気に入りの様子。
一方で「あなをほる」で無邪気にはしゃいだり、劇場版ではハルカに甘えたりと、子供らしい面も見せた。
DP編ではグレイシアに進化して再登場。ミクリカップファイナルでヒカリのポッチャマと激突し追い詰めるが惜敗。
使用技:「シャドーボール」「アイアンテール」「れいとうビーム」「こおりのつぶて」「ミラーコート」「ひみつのちから」。
余談
pixiv内では比較的巨乳として描かれることが多い。→ハルカっぱい
これはアニメにおいて、10歳にしては相当な胸の膨らみが描かれていたためだと思われる。
だがゲストとして再登場したDP編では年相応のサイズに修正されており(ただしポケモンコンテストの場面ではカットにより大きめに描かれている)、再登場までの間に胸に関する規制が厳しくなったのでは……と悲しむファンもいた。
大きな胸にロマンを覚える者たちにとって、健全なアニメである『ポケモン』内でそれを発散できる数少ないキャラの一人だったのかも知れない。
劇場版では可愛らしいドレス姿を披露するだけでなく、4作中3作もビキニタイプの水着姿を披露している。
しかし、ハルカの真の魅力は胸や見た目ではなく、その内面の美しさと言えるだろう。
関連イラスト
劇場版
関連タグ
ポケットモンスター(アニポケ) アドバンスジェネレーション 歴代ヒロイン
AGパーティ トウカ姉弟 ポケモンコーディネーター KAORI
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シュウ(アニポケ) ハーリー(トレーナー) サオリ(トレーナー)