BLEACH
ぶりーち
【INFORMATION】
【OVERVIEW】
内容は霊感の強い高校生・黒崎一護が死神になって、仲間と共に悪霊『虚(ホロウ)』をはじめとした敵と戦っていくバトルアクション漫画。
主にスタイリッシュ漫画として評価されていて、バトルや扉絵の端々にもスタイリッシュさが見受けられる。
作者曰くキャラクターを先に作り、話は漫画を描きながらその場のノリで考えているとの事。
その為、杜撰な展開が茶飯事だったり、ジャンプ漫画の悪癖たる*パワーインフレにどっぷりはまっている点等が一部の読者から指摘されることもあるが、そういったマイナスを補って余りある絵の迫力・演出の巧さ・台詞回しの巧みさで根強い人気を誇る、紛れもないジャンプの看板漫画の一つ。
なお多発する設定の矛盾に関しては、作者自身統合性を全く気にしていないのも大きいが、劇中で「それを語っていながら正確な知識がない、またはよく知らない癖に断言するにわか」なキャラが多い事も起因している。
累計発行部数は、全世界で1億3000万部を突破している。
【TITLE】
『BLEACH』というタイトルは"脱色剤"や"漂白剤"の意味だが、作者の久保先生によるとこれは「死神をイメージする黒の反対である白を連想させる言葉を選ぶことで、黒をより引き立たせる」という意味から付けられたものらしい。
その為か、基本的に主人公及び味方となる死神は黒を、敵サイドは白をそれぞれメインカラーとした衣装でデザインされている。
【CHARACTER】
【MEDIA MIX】
【ANIMATION】
2004年10月~2012年3月に死神代行消失篇までを放送。
そして千年血戦篇が2022年10月期より放送予定。
新登場キャラの追加キャストも順次発表され、そのうち後述のゲーム「Brave Souls」に先行実装されていたキャラについては続投している。
【LIVE ACTION MOVIE】
元々はハリウッドで実写化される予定だったが、企画が頓挫し、日本で2018年夏に公開された。
監督・脚本は『GANTZ』『アイアムアヒーロー』の佐藤信介。
原作の死神代行篇がベースで、ストーリーはそこそこ忠実に再現されており、時系列が前後するところはあるもののこの手の映画に付き物のオリジナルの展開・シーンは少ない。
主題歌はALEXANDROSの「Mosquito_Bite」。
【CAST】
なお主要キャラに如月弦太朗/仮面ライダーフォーゼ、朔田流星/仮面ライダーメテオ、美咲撫子/仮面ライダーなでしこが揃っているため、一部でネタにされた。
【NOVELIZE】
上記の劇場版・実写版のノベライズや、スピンオフシリーズが「JUMP j BOOKS」より発売されている。
原作者の久保帯人は挿絵を担当。またスピンオフは監修も担当しており、原作補完的な側面も持っている。
詳しくは⇒小説版BLEACHを参照。
【GAME】
据え置き型 / 携帯型のゲーム機向けが2000年代後半に、スマートフォン向けアプリが原作完結前後にそれぞれ展開されている。
ソニー・コンピュータエンタテインメント(現・ソニー・インタラクティブエンタテインメント)開発。『ヒート・ザ・ソウル』シリーズや『ソウル・カーニバル』シリーズなどアクション主体。
2015年7月リリースの、アプリの中では最も長く続いてる3Dアクションゲーム。
詳しくは個別記事へ。
【DIGRESSION】
とくに死神には、キャラクター性や名前の元ネタがおそらくは神仏や妖怪などと推測できるキャラクターがそれなりにいる (閻魔大王、愛染明王、シヴァ神、麒麟、山本五郎左衛門、達磨太師、山翁、ひょうすべ、など)。
また、現世と霊界における魂の関係や、死神や滅却師の持つ能力の仕組みなどには、仏教の輪廻転生や神道における八百万の神・付喪神などが大いに参考にされている面が多々ある。