ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

桜花賞の編集履歴

2022-12-30 18:09:23 バージョン

桜花賞

おうかしょう

本項ではJRA(日本中央競馬会)が阪神競馬場で開催するGⅠ競走を中心に取り上げる。

その他曖昧さ回避

 →浦和桜花賞


その他廃止されたものや他競技も含めていくつか存在。


概要

現在は例年4月上旬に阪神競馬場芝1,600mで開催されるGⅠ競走。

JRAの3歳牝馬三冠レース(桜花賞・優駿牝馬秋華賞)の一冠であり、

優勝馬には「桜の女王」の称号が与えられる

また5着までに入ると、優駿牝馬(オークス)への優先出走権が付与。


ファンファーレは京都競馬場や中京競馬場でも流れる宮川泰作曲の西日本地区GⅠファンファーレ。桜花賞での生演奏に限り2010年代中頃まで最後の小節を1音で延ばすアレンジされていたが、それ以降は通常の旋律での演奏に変えられている。


  • 桜花賞アレンジ版生ファンファーレ(2010年)


歴史

1939年、イギリスのクラシックレース1000ギニーを手本に、「中山4歳牝馬特別競走」の名称で創設。 中山競馬場芝1800mで開催。1945、46年休止。

1947年、桜花賞に改称、1949年までは京都競馬場芝1600mで開催。

1950年からは阪神競馬場芝1600mで開催。

グレード制を導入した1984年にJRAのGⅠに格付け。

1999年までは春のGⅠレース開幕戦だった(2000年からは高松宮記念が3月開催)。

2004年から外国産馬も出走可能になった。

2007年にはJpnⅠにグレードの表記を変更。

2010年に国際競走に指定され、外国調教馬・外国産馬が最大9頭まで出走可能となり、グレードの表記も国際格付けのGⅠとなった。

競走条件

出走資格:サラ系3歳牝馬(出走可能頭数:最大18頭)

JRA所属馬

地方競馬所属馬(後述)

外国調教馬

負担重量:定量(55kg)


出馬投票を行った馬のうち優先出走権(次節参照)を持つ馬から優先して割り当て、その他の馬は収得賞金の多い順に出走できる。

トライアルレース

桜花賞への優先出走権が付与されるレースは以下の通り。

競走名競馬場距離必要な着順
チューリップ賞GⅡ阪神競馬場芝1600m3着以内
フィリーズレビューGⅡ阪神競馬場芝1400m3着以内
アネモネステークスL中山競馬場芝1600m2着以内

アネモネステークスは唯一の「リステッド競走」かつ「関東圏開催の桜花賞トライアル」。


歴代優勝馬

☆:牝馬三冠達成

★:二冠達成(「樫」はオークス、「菊」は菊花賞(1969年まで)、「ビ」はビクトリアカップ(1970年-1975年)、「エ」はエリザベス女王杯(1976年-1995年)、「秋」は秋華賞]][[(1996年-)との二冠を表す)


R:レースレコード。

馬名   鞍上  備考
昭和時代1800m戦
第1回1939年ソールレデイ石毛彦次郎後にクラシック馬初の障害転向
第2回1940年タイレイ保田隆芳R 1:56 4/5
第3回1941年ブランドソール阿部正太郎R 1:54 2/5
第4回1942年バンナーゴール宮沢今朝太郎
第5回1943年ミスセフト佐藤勇オークスクリフジの2着
第6回1944年ヤマイワイ前田長吉R 1:55 0/5
昭和時代マイル戦
第7回1947年ブラウニー★(菊)武田文吾1:42 1/5 桜菊二冠 ダービー3着
第8回1948年ハマカゼ八木沢勝美R 1:41 1/5 菊花賞2着
第9回1949年ヤシマドオター八木沢勝美R 1:40 3/5 秋天牝馬
第10回1950年トサミツル境勝太郎
第11回1951年ツキカワ清田十一R 1:39 1/5
第12回1952年スウヰイスー★(樫)保田隆芳R1:38 3/5 菊2着 安田賞連覇
第13回1953年カンセイ森安弘明
第14回1954年ヤマイチ★(樫)八木沢勝美菊3着
第15回1955年ヤシマベル清田十一クモノハナの全妹
第16回1956年ミスリラ柴田不二男オークス2着
第17回1957年ミスオンワード★(樫)栗田勝菊10着 秋天2着
第18回1958年ホウシユウクイン上田三千夫オークス3着
第19回1959年キヨタケ蛯名武五郎R 1:38.3
第20回1960年トキノキロク杉村一馬同期スターロツチ
第21回1961年スギヒメ諏訪真
第22回1962年ケンホウ野平好男
第23回1963年ミスマサコ瀬戸口勉桜花賞史上最高配当 単勝57.3倍
第24回1964年カネケヤキ★(樫)野平祐二菊5着(シンザンと二冠対決)
第25回1965年ハツユキ加賀武見
第26回1966年ワカクモ杉村一馬テンポイントの母
第27回1967年シーエース高橋成忠
第28回1968年コウユウ清水出美R 1:37.6
第29回1969年ヒデコトブキ久保敏文R 1:36.6 2着トウメイ
牝馬三冠確立ビクトリアカップ創設
第30回1970年タマミ高橋成忠“美少女”
第31回1971年ナスノカオリ嶋田功
第32回1972年アチーブスター★(ビ)武邦彦未登録でオークス回避
第33回1973年ニットウチドリ★(ビ)横山富雄R 1:35.4 オークス2着
第34回1974年タカエノカオリ武邦彦ラストラン(屈腱炎で引退)
第35回1975年テスコガビー★(樫)菅原泰夫R 1:34.9 大差勝ち「後ろからはなんにも来ない!」 VC回避
エリザベス女王杯創設
第36回1976年テイタニヤ★(樫)嶋田功エリ女4着
第37回1977年インターグロリア★(エ)福永洋一オークス14着 77牝馬三強
第38回1978年オヤマテスコ福永洋一
第39回1979年ホースメンテスコ佐々木晶三
第40回1980年ハギノトップレディ★(エ)伊藤清章オークス17着 華麗なる一族
第41回1981年ブロケード柴田政人どろどろ不良馬場「金襴緞子が泥にまみれてゴールイン」
第42回1982年リーゼングロス清水英次
第43回1983年シャダイソフィア猿橋重利オークス回避しダービー挑戦17着
グレード制導入
第44回1984年ダイアナソロン田原成貴日本初のGⅠ馬
第45回1985年エルプス木藤隆行
第46回1986年メジロラモーヌ河内洋史上初の牝馬三冠(完全三冠)
第47回1987年マックスビューティ★(樫)田原成貴8馬身差勝ち エリ女2着
第48回1988年アラホウトク河内洋R 1:34.8
平成時代
第49回1989年シャダイカグラ武豊武豊父子制覇
第50回1990年アグネスフローラ河内洋無敗桜花賞馬 オークス骨折2着引退
第51回1991年シスタートウショウ角田晃一無敗桜花賞馬 イソノルーブル落鉄事件
第52回1992年ニシノフラワー河内洋
第53回1993年ベガ★(樫)武豊「花曇りの空に一等星輝きました」 エリ女3着
第54回1994年オグリローマン武豊オグリコール再び
第55回1995年ワンダーパヒューム田原成貴R 1:34.4
秋華賞設立
第56回1996年ファイトガリバー田原成貴R 1:34.4(レコードタイ)
第57回1997年キョウエイマーチ松永幹夫
第58回1998年ファレノプシス★(秋)武豊R 1:34.0 オークス3着
第59回1999年プリモディーネ福永祐一福永祐一父子制覇「父よ見てくれ!福永佑一プリモディーネであります!」
第60回2000年チアズグレイス松永幹夫
第61回2001年テイエムオーシャン★(秋)本田優オークス3着
第62回2002年アローキャリー池添謙一
第63回2003年スティルインラブ幸英明R 1:33.9 史上2頭目の牝馬三冠
第64回2004年ダンスインザムード武豊R 1:33.6
2005桜花賞〜残り1ハロン〜
第65回2005年ラインクラフト福永祐一R 1:33.5 3着デアリングハートM.デムーロ。イラスト奥・黄色の帽子) ※2着シーザリオ。15年後、2、3着馬の孫が無敗牝馬三冠を達成し、優勝馬の鞍上は同年誕生の無敗三冠馬の子で無敗三冠を達成。
第66回2006年キストゥヘヴン安藤勝己アドマイヤキッスではありません!こちらのキスでした!」
第67回2007年ダイワスカーレット★(秋)安藤勝己オークス熱発回避
第68回2008年レジネッタ小牧太
第69回2009年ブエナビスタ★(樫)安藤勝己秋華賞3着
アパパネ
第70回2010年アパパネ蛯名正義R 1:33.3 史上3頭目の牝馬三冠
マルセリーナ
第71回2011年マルセリーナ安藤勝己
第72回2012年ジェンティルドンナ岩田康誠史上4頭目の牝馬三冠(全て2着ヴィルシーナ)
第73回2013年アユサンC.デムーロ初の外国人騎手制覇
桜花賞
第74回2014年ハープスター川田将雅ベガの孫 ディープインパクト産駒4年連続優勝
桜花賞メンバー2015(2015年の出走馬)
第75回2015年レッツゴードンキ岩田康誠エルプス以来30年ぶり逃切
第76回2016年ジュエラーM.デムーロ2着シンハライトとハナ差
第77回2017年レーヌミノル池添謙一
第78回2018年アーモンドアイC.ルメールR 1:33.1 史上5頭目の牝馬三冠 九冠馬
令和時代
第79回2019年グランアレグリアC.ルメールR 1:32.7
第80回2020年デアリングタクト松山弘平史上初無敗牝馬三冠 テビュー3戦目で制覇(史上3頭目)
第81回2021年ソダシ吉田隼人R 1:31.1 白毛馬初のクラシック制覇
第82回2022年スターズオンアース★(樫)川田将雅二冠牝馬

桜花賞ア・ラ・カルト

  • 1986年~1996年までの11年間のうち、ちょうど中間にあたる1991年を除くと武豊、河内洋、田原成貴の3人で10勝を挙げている(前後1年を挟むとグレード制が施行された1984年以降の15年間で8割の12勝がこの3人になる)ほか、2006年から2011年までの6年間で安藤勝己騎手が4勝を挙げるなど、勝利騎手が偏る傾向にある。

関連項目

競馬 JRA GⅠ 重賞 阪神競馬場


3歳牝馬クラシック三冠レース

桜花賞 優駿牝馬(オークス) 秋華賞

3歳クラシック三冠レース

皐月賞 東京優駿(日本ダービー) 菊花賞


牝馬限定GⅠ

阪神ジュベナイルフィリーズ ヴィクトリアマイル エリザベス女王杯

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました