基礎データ
全国図鑑 | No.0549 |
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イッシュ図鑑(BW) | No.055 |
イッシュ図鑑(BW2) | No.085 |
アローラ図鑑(SM) | No.086 |
メレメレ図鑑(SM) | No.086 |
ウラウラ図鑑(SM) | No.046 |
ポニ図鑑(SM) | No.036 |
アローラ図鑑(SM) | No.104 |
メレメレ図鑑(USUM) | No.104 |
ウラウラ図鑑(USUM) | No.049 |
ポニ図鑑(USUM) | No.048 |
ヨロイ島図鑑 | No.202 |
パルデア図鑑 | No.105 |
キタカミ図鑑 | No.067 |
英語名 | Lilligant |
ぶんるい | はなかざりポケモン |
タイプ | くさ |
たかさ | 1.1m |
おもさ | 16.3kg |
とくせい | マイペース / ようりょくそ / リーフガード(隠れ特性) |
タマゴグループ | しょくぶつ |
進化
概要
『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』から登場するチュリネの進化系。
植物チックだった進化前から一転、ドレスを纏ったロングヘアーの令嬢の如き可憐な姿となり、頭には大きな花が帽子のように乗っている。
身体自体は芽が伸びた球根のような形態であり、足に当たる部分は短い根っこそのものな形状で、根元から分かれてはいない。
移動の際はその根っこや下半身全体を器用に動かすことで歩行しており、舞う技を多く覚える事から、その気になれば結構軽快に動き回れる事が窺える。
その女性的で美しい外見に違わず、様々なポケモンから好かれ、進化前のチュリネ共々♀しか存在しない。
擬人化されやすいポケモンでありピクシブでも原型だけでなく擬人化されたドレディアも投稿されている。
頭に付いた花は生物の心を癒す香りを放ち、本体が栄養とする土の成分によっても、少しづつ香りは変わってくるらしい。
この花は、ゲーム上ではいかなる時でも元気に咲いているが、実は相当デリケートな代物。
ベテラントレーナーや一流の園芸家でも綺麗に咲かせること自体が困難な上に、非常に難しい手入れを続けなければすぐに腐って枯れてしまう。
更に折角咲いたものも、パートナーとなる♂ができた途端にくすみ、萎れ、枯れてしまうという設定が追加された上、どんなに手間とお金を賭けて人の手で育てられたものよりも、野生下の個体が咲かせる花の方が美しいのだというシビアな記述が為されている。
総じて、各個体の個性やトレーナーの努力具合が出て来るポケモンといえ、その花から作られた精油は極上の香りがするが、上述した希少性から目が飛び出るほど高価らしい。
名前の由来は「ドレス」「レディ」「ディア」「ディアナ」「ガイラルディア」「マンドレイク」「ドライアド」など諸説ある。
ゲームでの特徴
チュリネを進化させることで入手できるが、ホワイトバージョンでは野生でも出現する。
ブラックバージョンでは野生の出現はないが、シッポウシティに住む女性からブラックのみに出現するモンメンと交換することで進化前のチュリネを入手できる。
第6世代以降のシリーズでも入手できるが、第7世代の『サン・ウルトラサン』ではチュリネが出現しないので注意。
頭の花の性質がゲーム内で反映される事はなく、ボックスに預けていようがタマゴを生もうが、ずっと変わらず咲き続けているので安心されたし。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
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ドレディア | 70 | 60 | 75 | 110 | 75 | 90 | 480 |
キレイハナ | 75 | 80 | 95 | 90 | 100 | 50 | 490 |
ワタシラガ | 60 | 50 | 90 | 80 | 120 | 60 | 460 |
能力は全体的に低めだが、攻撃は60と割り切った配分のため決して弱くなく、また特攻は110と頭1つ抜けている。
この見た目で素早さも90とそこそこある。
ようりょくそを特性に持つポケモンの中でもかなり速い方であるため、ダブルを始めとして、下記の晴れパで用いられる。
高性能な積み技「ちょうのまい」(特攻、特防、素早さを1段階アップ)や、高火力な一致技の「はなびらのまい」などを覚える。
高い特攻と素早さを更に強化できるので、「ちょうのまい」を積んでからの「はなびらのまい」は非常に高い火力を誇る。また、特性が「マイペース」の場合は「はなびらのまい」使用後に発生する混乱を無効化できる。
「ねむりごな」等のくさタイプ特有の多彩な変化技にも恵まれているため、自力で「ちょうのまい」を積むための時間を稼げるのも大きい。
そのため、初登場の『ブラック・ホワイト』ではあっさりとジャローダから「旅パの草担当」の地位を奪い、それに見合う力を見せつけた。
ただ、くさタイプの技は他に「エナジーボール」「リーフストーム」「ギガドレイン」「ソーラービーム」といった有用な技は一通り覚える一方で、くさタイプ以外の攻撃技はほぼ覚えないので、得手不得手ははっきりと分かれる。具体的には「はかいこうせん」等のノーマル技とむし技の「かふんだんご」くらいしかない。
なので、その3タイプともいまひとつでしか通らないはがねタイプ相手には、ねむりごな等の変化技を撃って退場するのが望ましい。
一応「つるぎのまい」を覚えるので物理型としての運用もできなくはないが、これまた覚える攻撃技がノーマルとくさの2タイプのみと特殊以上に攻撃範囲が狭い。
「グラススライダー」も覚えるので意表を突くこともできるが、素直に特殊型で運用するのがベストだろう。
第7世代までは「ゆめくい」「しぜんのちから」「めざめるパワー」といった技も技マシンで習得可能だった。
第8世代では「ゆめくい」と「しぜんのちから」の技マシンが削除され、「めざめるパワー」も技自体が削除されてしまった為、サブウェポンを大きく減らしてしまったのが痛い。
第6世代にて
18番目のタイプフェアリータイプが新たに登場。
相方のエルフーンにフェアリータイプが追加されたことによりドレディアもフェアリータイプが追加され、ドラゴン技を無傷で受けられ、竜達を月の力を借りて返り討ちにできる妖精となった…
と思われた。
なんとドレディアにはフェアリータイプを追加してもらえなかった。
同期のエルフーンにはフェアリーが追加されムーンフォースも覚えられるようになったのに…(毒4倍は痛いが)
- 新しく覚える技も種族値が合わない(物理攻撃)「はなふぶき」のみで、特殊攻撃のめざめるパワーも威力が60固定になりフェアリーにもならない上、マジカルシャインすら覚えない。
- 新たにくさタイプや特性「ぼうじん」を持つポケモンにしびれorねむりごなが効かなくなる。
- 「ひでり」の効果も5ターン(あついいわ持ちなら8ターン)に変更されたことで「ようりょくそ」の効果も落ちるなど大きく弱体化。
そして猛威を振るったファイアローの存在。
これらの要素が逆風となり、実戦からも急速にその姿を消していくことになる。
なお、草御三家はここからドレディアと競合しない物理路線へと動く事になる。
第7世代にて
デザイン人気があり、持ち味もあるがさまざまな事情で使用には愛が必要であったドレディアであったが…
『サン・ムーン』発売後、彼女は思わぬ大進撃を遂げることになった。
その舞台はシングルバトルではなくダブルバトル。
そしてその鍵を握るのはコータスである。
第7世代でコータスの特性に「ひでり」が追加された。
つまりどういうことかというと…
- コータスとドレディアを並べて出す。
- コータスの「ひでり」で天候が晴れになる。
- ドレディアの「ようりょくそ」が発動。
- 素早さが上がったドレディアがコータスに「おさきにどうぞ」をしてサポート
- 先手を得たコータスが晴れ状態且つ体力満タンで「ふんか」
- 相手は倒れる。
さらにコータスは天候特性持ちのポケモンの中で最も素早さが低いので、相手に天候を上書きされる心配は少ない。
その上天候のおかげで素早くなったドレディアがすぐさまコータスを支援することで、超火力を生み出すことが可能になるというわけである。
特性が「ようりょくそ」かつ「おさきにどうぞ」を覚えるポケモンはいるが、その中で一番素早さが速いのはドレディアなので、まさにベストコンビと言えるだろう。
天敵であったファイアローには大きな弱体化が入り、更に対策用の特性を持ったポケモンも増えて動きやすくなった。
第8世代にて
相方のエルフーンは内定していたものの、発売当初は影も形もなかったドレディアであったが、追加DLC第1弾の『鎧の孤島』より本格的に参戦。
その可憐なデザインから元々人気が高かっただけに、続投が判明した際に多くのファンが歓喜したことは言うまでもないだろう。
生態面においても温厚な性質が反映されており、トレーナーを見つけて近づいてきても、その場で踊って見せるだけで、自分から積極的に襲い掛かってくるようなことはない。
天候が晴れの時には島内に固定シンボルとして出現するので、探すのにそこまで苦労はしないだろう(むしろランダムエンカウント形式でしか遭遇できない進化前のチュリネの方が見つけ出すのに苦労したりする)。
もちろん、場所によってはマックスレイドバトルのボスとしても登場する。
ストーリーにおいても進化前のチュリネ共々少しだけ絡んでくるので、ドレディアのファンは必見。
一方で、対戦面では相変わらず厳しい状況に置かれており、特に前述のように貴重なサブ技が使えなくなってしまっために、苦手な相手(特にはがねタイプ)に一層止まりやすくなってしまったのが気がかり。
第7世代のダブルで一定の需要があったコータスとの組み合わせも、本作ではダイマックス技で簡単に天気を上書きできるようになってしまったために以前ほど安定した運用ができなくなってしまったのも苦しい。
とは言え、未だに天候パはダブルバトルで根強い人気があり、その1つである晴れパの要員なので、タイプは関係無いサポート役としての活躍は未だに続いている。
追加DLC第2弾『冠の雪原』のダイマックスアドベンチャーでは、「はなびらのまい」「かふんだんご」を使える個体がレンタル可能で、アドベンチャー中に捕獲することもできる。
アドベンチャーではHPの回復手段が限られるので、特にエンドレスモードでは非常に重宝するだろう。
第9世代にて
テラスタルを獲得。元々の酷い狭さの技範囲を補完することができる上に、「ようりょくそ」エースとして考えるとほのおテラスタルを選んだ場合晴れ状態を活かすことができる。
しかし「ようりょくそ」エースとしてはスコヴィランという目の上のたん瘤が新たに登場している。
DLC第1弾『碧の仮面』では、わざマシンで念願の「ウェザーボール」を習得。「ようりょくそ」エースとして運用する場合、無理にほのおテラスタルに頼る必要がなくなった。
発売当初はエルフーンは登場しなかったが、追加DLC第2弾『藍の円盤』にて内定が確定し、奇しくも第8世代と立ち位置が逆転したことになる。
リージョンフォーム
ぶんるい | スピンポケモン |
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タイプ | くさ / かくとう |
たかさ | 1.2m |
おもさ | 19.2kg |
『Pokémon LEGENDS アルセウス』には、ヒスイ地方と呼ばれしかつてのシンオウ地方に生息していたドレディアのヒスイのすがたが登場する。→ヒスイドレディア
使用トレーナー
ゲーム版
- デント:ジムリーダー(イッシュ)
- トウヤ:ポケモントレーナー
- トウコ:ポケモントレーナー
- キョウヘイ:ポケモントレーナー
- メイ:ポケモントレーナー
- エリカ:ジムリーダー(カントー)
- ルザミーネ:エーテル財団代表
- コルサ:ジムリーダー(パルデア)
アニメ版
- ユウト(BW59、60話)
- ミズキ(BW98話)
- カザリー(XY)
- ルザミーネ
- ゴウ
漫画版
アニメ版
- BW53話:ミュージカルに出ていたポケモンで初登場。
- BW59・60話:ミロス島の島民・ユウトのポケモンで登場。ミロス島の土地が痩せてきた事で元気をなくしてしまっていたが、ランドロス達の力により、ミロス島がふっかつそうが生える元の豊かな土地に戻った事で元気を取り戻した。
- BW98話:花園歌劇団のミズキのポケモンで登場。
- XY:109話からパフォーマー・カザリーのポケモンで登場。
- ルザミーネのドレディア
- SM8話の家族写真に写ってる形で登場し、SM53話にてウツロイドに寄生されたルザミーネがムウマージ・ミロカロスと共に繰り出したポケモンで登場。オーラにより正気を失っており、マオから「(図鑑説明に反して)リラックスできない」と言われている。
- 「フラフラダンス」で動きを封じようとするもモクローとニャビーの不意打ちで失敗。しかし、「あまいかおり」でサトシのモクローが引っ掛かってドレディアにくっついて離れなくなり、マオたちはモクローに当たるため攻撃できなくなる。
- しかしアママイコがより強力な「あまいかおり」を発した事でモクローのメロメロ状態が解除され、モクローとアママイコのコンボ『ひっさつのモクシュート』を受けて敗れる。
ゴウのドレディア
新無印94話でイッシュ地方の調査に行っていた最中でゲットしたポケモンで登場。甘い匂いを発する為、ゴウのへラクロスが惚れてしまい、ヘラクロスに惚れているカイロス(♀)がショックを受けてしまい…。
その他
BW | 69話・80話(イメージ)・85話(イメージ)・112話・120話(イメージ) |
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XY | 16話・105話 |
SM | 49話(回想) |
劇場版 | ココ |
関連イラスト
関連タグ
0548.チュリネ→0549.ドレディア/ヒスイのすがた→0550.バスラオ
たいようのいし繋がり
ポケモン関連
- エルフーン:バージョン的に対となるポケモン。
- ヒメンカ:分類が同じ「はなかざりポケモン」。
- アマージョ:同じく高貴な風貌のくさタイプ。但しこちらは「女王様」といった風貌。
- サーナイト、ブリムオン:同じく女性的な容姿であり、擬人化イラストの多いポケモンでもある。
CP
ドレエル:エルフーンとのカップリングタグ。