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ガメラの編集履歴

2023-11-03 21:55:44 バージョン

ガメラ

がめら

特撮映画『大怪獣ガメラ』および同映画シリーズに登場する架空の怪獣。

イラスト系タグ


曖昧さ回避


概要

大映(現:角川映画)の特撮映画作品『大怪獣ガメラ』シリーズに登場する、二足歩行が可能な、巨大なに似た怪獣。


以下の様に独自のキャラクター性を持っており、ゴジラシリーズとの差別化に成功した。


現実では、偶然なのかやたらと「中国」との関わりが強く、『ガメラ大怪獣空中決戦』では徳間ガメラスーパーギャオスのデザインが古代中国文化の影響を受け、『ガメラ3』では四神と明確に関連付けられた。また、玄武は中国で最も親しまれている四神である。更に、ガメラに因んで命名されたシネミス・ガメラも今の中国に生息していた古生物である。

  • 最近のゲーム界で台頭してきている「Gamera Games」という中国に拠点の一つを持つゲーム会社もおそらくガメラから名付けられている。

特徴

見た目は直立二足歩行をする巨大な亀そのもの。大きく開く顎には牙が並んでおり、特に下顎の両端から上方に伸びる大きな一対の牙が印象的。この牙の用途は攻撃以外には不明だが、考察次第では戦闘時における眼の保護用ともとれなくもない。


昭和版では口から噴射する巨大な火焔、平成版ではプラズマや他のエネルギーで生成した火球を発射し、主要な攻撃手段としている。物理的には燃焼しないはずの物質も瞬時に燃焼させることができる。なお、とある図鑑によると甲羅からは電気を発射し(プラズマ火球も放電現象である)、爪には毒があるらしい。


甲羅に手足または後ろ足だけを引き込み、引き込んだ部分から火炎やジェットを噴射して飛行する能力がある。飛行速度は非常に速く、大気圏内では音速の3倍以上、宇宙空間では亜光速にまで達する。三半規管が特殊なため、回転ジェットや超高速での飛行にも耐える。その極めて特殊な飛行方法により地球上の殆どの場所に短時間で到着し、宇宙空間へも容易に進出できる。


空中から地中や海中に至るまで地球圏のほぼ全域における活動を可能としており、その範囲は宇宙空間にまで及ぶ。吐く炎は宇宙空間や水中でも機能する。


あまり有名ではないが、パワーファイターでもあり、体重差のある怪獣(ジャイガー)を楽々と投げ飛ばしたり、2倍以上の体躯と3倍以上の体重を持つ敵(レギオン)と取っ組み、長時間足止め出来るほどの膂力を持っている。それでいて素の運動能力も高く、作品によっては超アクロバティックな動きを披露する。


恐ろしげな姿に相反して弱者、特に人間の子供や自然を労り、守護するという性質を持つ。さらに知能も高く、人間の言葉を理解し、傷つけないように注意を払って力加減や行動をするなど他者への配慮にも優れる。他にも人間や宇宙人の構造物や兵器を効果的に利用する、UFOを修理するといった器用な真似もできたりする。


生命力の強さも特徴であり、もはや生物の常識の範疇を超えて異常なほどに打たれ強い。人間や普通の生物なら即死または瀕死になるような傷でも戦闘が継続でき、平成の個体の場合でも上腕が吹き飛ぶ、腹部から背中にかけて大きな穴が開く、その状態から自分よりも少し身長がある敵の大群相手側に(人間と協力して)生き残り勝利する、脳天を含め全身を貫かれ切り刻まれる、人口50万人以上の地方都市を吹き飛ばしクレーターにするほどの爆発の爆心地にいても、体表が炭化するだけで復活する、自爆しても時を経て生まれ変わるetc.と、「怪獣」のレベルで見ても桁違いのタフネスを誇っている。

回復速度も尋常ではなく、時間をかければ大怪我も全快してしまう。


体重の設定

よくネタにされるのが身長と比較して軽すぎる体重設定であり、昭和時代では30t、平成時代では1999年の個体で90t、そしてその中でも最も重いとされる2006年の個体ですら900tしかなく、そのため科学的考察での算出結果によるとガメラは立っているだけで風船の如く浮き上がってしまうとか竜巻を起こすほどの回転ジェットにより自ら焼肉&ミンチと化してしまうとか言われている。


もっとも、そんなことを気にしていては特撮なんて楽しめないのはその考察本の著者が一番知っているだろうが。


容姿の変容

Gamera's 56th Anniversary

よく引き合いに出されるゴジラと違い、シリーズを通しても作品ごとに容姿や能力、出自に大きな違いが見られる。なので「ステレオタイプ」がゴジラよりも安定していない。全シリーズに共通するのはカメがモデルである点だが、昭和シリーズでは淡水棲のカメ、平成シリーズでは海亀の意匠が強く、角川版はリクガメ(ケヅメリクガメ)がモチーフである。

また、造形物(着ぐるみ)に関しても、差異が存在する。

昭和シリーズに関しては、初期は凶暴な顔つきで、腕にも肩部分が存在していた。しかし後に顔つきが丸くなり、穏やかな顔つきになり、肩部分も無くなり、「甲羅から前向きに腕が出ている」構造に変化している。


平成三部作では、違いは顕著で、一作目はやや穏やかな顔つきであったが、二作目・三作目ではよりシャープかつ凶暴そうな顔つきに変化している(これは昭和版とは真逆であり、興味深い点)。

また、飛行時。回転ジェット以外に、頭部と両腕を出した状態での飛行形態では。

二作目より「ウミガメが前肢のヒレを広げて泳ぐ」姿を彷彿とさせる、「前肢を翼状のヒレに変化」させ、飛行翼のようにしている点が挙げられる。


以下、種類別(というか版権元別)および年代別に分類。それぞれの特徴は該当項目を参照。(出資元が)何度も倒れても再び復活するシリーズはまさにガメラそのものを体現しているといっても過言ではないだろう(たぶん)。また、興味深いことにそれぞれの版権元での第一作目では「小亀と少年(少女)」の関係が描かれている。


昭和ガメラ昭和シリーズ

大怪獣 ガメラ


平成ガメラ平成シリーズ

ガメラ1999


トトアヴァンガメラ小さき勇者たち

ガメラ生誕55周年その3


2015年版ガメラGAMERA

GAMERA


リバースガメラGAMERA-Rebirth-

ガメラ(2023)


その他

モチーフ

首ガメラ

昭和ガメラのデザイン元、およびモチーフは「ワニガメ」、または「カミツキガメ」とまことしやかに言われているが、それは誤りである。


デザインのモチーフおよびモデルは諸説あり、実際には(亀としての)明確なモチーフ元は不明である。


詳しくはこちらを参照


ゴジラとの対決

ゴジラvsガメラGamera vs. Godzilla Wallpaper対極のG夢の対決

おなじ日本代表を怪獣である両雄の対決は昔から非常に多くの人々に切望されてきたものであり、夢の対決として扱われている。が、そもそも権利会社が違う上、多くの大人の事情により実現への道は遠いのが実情である。


しかし、2体が相まみえるのは不可能かと思われていたが、2023年9月にスマホゲーム『ゴジラバトルライン』にて『GAMERA-Rebirth-』がコラボ枠で参戦し、ゲームではあれどゴジラとの公式対決が実現した


カルチャー面での影響

親会社が2度も倒産したゆえに、今でこそ知名度は落ちたが、ガメラが世界中の文化面に与えてきた影響はかなり大きい。


たとえば、複数種の古代の亀がガメラに因んで命名されたり、子ガメラメカガメラなど、世界中の多くの作品における亀関連のトピックなどに関して、ガメラにばかり数多のオマージュやてきた(ごく一部の例)。


戦後のポップカルチャーの黎明期において、「世界的なアイコンとして確立されてきた亀のキャラクター」は実質的にガメラ(1965年デビュー)が世界最古であり、同時に「玄武」をメジャーな存在として全面的にフィーチャーした大衆文化作品としても草分けである為、昨今のカルチャーにおいて玄武へのイメージにガメラが与えてきた影響もかなり強い。


この背景には、ガメラがアイコンとして機能してきただけでなく、「世界的に有名な亀のキャラクター自体が非常に少ない」ことと「大人の事情任天堂とトラブルを抱えたくない」ことが関係しているからだと思われる。

  • 海外の「怪獣専門のウィキペディア」とも言える様な大手のサイトにも、「世界各国におけるガメラへのオマージュのリスト」という専門の項目がある程である。
  • 任天堂発のコンテンツにも、亀ポケモンクッパ軍団が存在し、世界的なアイコンとして台頭したが、これらにガメラが与えてきたと思われる影響も見られる。一方で、大人の事情から任天堂のキャラクターには手が出しにくい為、さらにガメラへのオマージュが集中している一因にもなっている。
  • 「亀」を主役とする世界的にメジャーなシリーズは、他にはたとえば『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズTMNT)』などごく僅かしか存在せず、『TMNT』はあくまでも「人型の亀」であり、また、オマージュできる要素もほとんど「忍者」という部分しかない。カメバズーカカメーバも比較的有名だが、前者の要素もかなりニッチであり、決して世界的に有名なキャラクターでもない。また、後者はどうしてもガメラと比べてキャラクター性が弱い。
  • これらの事もあり、ガメラ以外の亀のキャラクターをオマージュできる状況が限定されている事も無関係ではないだろう。
    • TMNT』自体にもガメラへのオマージュが存在する(例えば、2012年のシリーズに登場した「トッカ(Tokka)」は、姿や能力や性格の全てが明確にガメラを意識していた)。
  • 1995年のオリジナルビデオ作品『コスプレ戦士 キューティ・ナイト』ではカプセル怪獣としてゲスト出演している。

余談


関連イラスト

GAMERAゴジラ&ガメラなう彼らは名作です。亀ポケモンわたしはガメラを許さない和ベンジャーズガメラカメックス-化石プテラ覚醒-玄爺空を往くフシギバナ守護神 & 邪神


関連タグ

ガメラシリーズ ガメラ怪獣 怪獣 駕瞑羅


火炎噴射 プラズマ火球 ウルティメイト・プラズマ バニシング・フィスト


バルゴン ギャオス バイラス

ギロン ジャイガー ジグラ

レギオン イリス ジーダス

宇宙ギャオス ギャオスハイパー


大映 角川


ヒーロー ダークヒーロー


カメ


カメーバ ガメロン

キングトータス クイントータス ミニトータス

※他社の亀モチーフの怪獣。下記も参照。


関連キャラ

三尾 - 岸本斉史作の漫画『NARUTO』に登場する魔獣尾獣の一体。ガメラをモチーフにしたのかは判然としないが、怪獣をモチーフにしていることは判明している。また、ガメラが横回転するのに対して縦回転する。あんまり関係ないが、同じ尾獣の四尾も、上記の『ドラゴンボール』の主人公へのオマージュである。

サトシゼニガメ - ハイドロポンプがそのまんま回転ジェット。

スターダスト・ドラゴン - ガメラの鳴き声が利用されている。

ヤンガリー - ある意味では兄弟/兄妹とも言える。

グリーンランタンジャスティスリーグアンリミテッド:ガメラへのオマージュがある。

カメーバ - 同じ亀モチーフの怪獣。素体、およびモチーフはマタマタガメ(明確に設定されている。ただし実際のマタマタガメとは、首の引っ込め方が異なる)。

キングトータス クイントータス ミニトータス - やはり同じく、亀モチーフの怪獣。ウルトラマンタロウに登場し、回転ジェットのように手足を引っ込めて回転しつつ飛行した(火炎は出さなかったが)。


シロップ(防振り) - 『痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。』に登場する、主人公メイプルのマスコットモンスターである亀。普段は小さいが巨大化し、(回転はしないが、主人公のスキルで浮遊し)飛行が可能。更に巨大化状態で口から光線を吐く、少女(自分の主人であるメイプル)の味方……と、どこかガメラっぽい特徴を有する。

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