ムサシ「タケル! ワシらの魂を受け取れ!」
タケル「みんなの魂……!」
グレイトフル!
ガッチリミーナー!コッチニキナー!
ガッチリミーナー!コッチニキナー!
タケル「変身!!」
ゼンカイガン!
ケンゴウハッケンキョショウニオウサマサムライボウズニスナイパー!
ダ~イ~へ~ンゲ~~!!
概要
天空寺タケルがアイコンドライバーGを用いて変身した姿。第23話より登場。
「眼魔の世界」から持ち帰ったアイコンドライバーGに15の偉人の力が宿って誕生した強化形態。
ゴーストドライバーで変身する形態からドライバーを交換して変身することも可能。
名前の由来は偉人(Great)の魂が全部盛り(full)だから…というのもあるが、直接的にはトビト記等に記載されている「感謝する死者(Grateful Dead)」から。
歴代1号ライダーでは珍しく、変身ベルトを完全に一新する強化フォーム。
加えて該当ベルトは通年利用されるタイプと全く互換性がないというかなり稀有な例である。
変身プロセス
来迎印や摂取不捨印を思わせる印の結び方などそこかしこにオレ魂の面影が残っているが、鎧武同様に腕を振り回す動作を取り入れた変身ポーズを取る。
変身はパーカーを着て行うのではなく、まず「アーマーサブライム」と「サブライムスーツ」が形成され、パーカーゴーストが「アーマーサブライム」に宿り、マスク「ペルソナグランドール」が形成されて変身が完了となる。
これはゴーストのどの形態ともプロセスを異にしている。
アクションフィギュア「GCシリーズ」ではオレ魂の素体にグレイトフル魂のアーマーを装着することで再現される。
容姿
基本カラーは黒&金。
ツノの「ウィスプホーン」は「ゴルディウィスプホーン」へ変化し、顔部「ヴァリアスバイザー」はオレ魂や闘魂ブースト同様に目は二つ。
ただし、大きな違いとして先述した形態は目の周りに複眼状の電飾パーツが付いていたのに対して、こちらは両眼のみ複眼状になっている。
頭部の「ワイズリンカー」という思考力と集中力を上げるパーツは15の偉人のパーカーからツノなどのパーツを合成させたものである(※)。
装甲の各部を保護する鎧には各眼魂のクアッドアイリスに描かれたシンボルが刻まれている。
「インビジブルスーツ」は「サブライムスーツ」というものに変化したが、材質はこれまで通り「クァンタムソリッド」。
このスーツには新たに「ヘイローベッセル」という黄金のラインが走っており、必殺技発動時に手足に特殊発光粒子「レイグリスター」を発生させ、標的を分解・消滅させるという。
(※)確認できるのは次の通り。ただし、元のパーツから大幅に手を加えられているものもある。
英雄 | 対応するパーツ | 備考 |
---|---|---|
ムサシ | セツナノハチマキ/ゴリンノマゲガタナ | 元のパーツとは異なり、赤色 |
エジソン | フィラメントシャフト | フィラメント型のアンテナ |
ロビン | クレアボヤンスフェザー | 羽根状のパーツ、刀の柄部分に配置 |
ニュートン | ディスカバリーフード | フード側面のモールド |
ビリー・ザ・キッド | クイックドロウハット | 薬莢部分がセツナノハチマキに配置 |
ベートーベン | デスティニーチューナー | 髪の毛のようなパーツ(顎付近) |
ベンケイ | チュウギノトキン | 額の五角形の部分 |
ゴエモン | 調査中 | - |
リョウマ | イシンホーン | 龍の角。フィラメントシャフトの近辺に配置 |
ヒミコ | キドウフード | 角子部分が使われている |
ツタンカーメン | ネメスフード | 側頭部のネメス状パーツ |
ノブナガ | ヒナワファイアヘッド/テンマフード | 刀の柄部分に配置/ネメスフード付近に配置 |
フーディーニ | ラズリアビオニクス | 頭頂部紺色のアーマー |
グリム | ファンシーヘッドガード | ペン先部分が頭頂部の装甲になっている |
サンゾウ | テンジクヘッドガード | 冠状のパーツ |
スペック
身長 | 211.0cm |
---|---|
体重 | 124.0kg |
パンチ力 | 21.2t |
キック力 | 24.7t |
ジャンプ力 | 42.2m |
走力 | 100mを5.1秒(時速70km) |
素体と比べて全体的に大幅な強化がなされている。
スペクターの強化形態であるディープスペクターと比較するとパワー面では劣っているが機動力の面では優っている。
戦闘能力&戦闘スタイル
ジャベルが変身する眼魔ウルティマを圧倒する程の凄まじい戦闘力を誇る。
各部の鎧には偉人たちの力が秘められており、エネルギーを集中させることでこれまでの形態の能力が使用できる(後述)。
専用武器を持たない代わりに、ガンガンセイバーやサングラスラッシャーを出現させ各種モードを自由に使いこなす。
更に、ドライバーから偉人ゴーストたちを召喚して共に闘うことも可能。
その際は「○○(偉人名)、デルデルデ~ロ!ラッシャイ!!」の音声が鳴る。
その必殺技では、「レッツゴー!○○(各形態に対応した言葉)、オメガフォーメーション!」の音声が鳴る。
召喚した英雄ゴーストはある程度独立している様で、フォームチェンジ(というかベルト交換)が行われても持続する。
第40話では一旦グレイトフル魂になりムサシとビリー・ザ・キッドとフーディーニでガンマイザー・マグネティックブレードを拘束し、ムゲン魂になって撃破するという離れ業を披露した。
また、英雄ゴーストの武器はゴースト達の各変身形態に対応しており、ムサシならガンガンセイバー(二刀流モード)、ゴエモンならサングラスラッシャーといった具合だが、ヒミコがガンガンセイバー(ナギナタモード)など対応する形態が使用していない武器を持っている事がある。
また、全ての英雄ゴーストが武器を持って現れるわけではなく、グリムなどは素手あるいはパーカーに内蔵された武装で戦っている。
該当する偉人シンボルと召喚時音声
番号 | 人物 | 該当箇所 | 音声 | 初召喚 |
---|---|---|---|---|
01 | ムサシ | 胸 | 剣豪 | 第25話 |
02 | エジソン | 右上腕 | 電動 | 第34話 |
03 | ロビン | 右脛 | アロー | 第24話 |
04 | ニュートン | 左上腕 | リンゴ | 第38話 |
05 | ビリー・ザ・キッド | 左前腕(肘) | カウボーイ | 〃 |
06 | ベートーベン | 左前腕(手首) | 巨匠 | 〃 |
07 | ベンケイ | 左腰 | 無双 | 第25話 |
08 | ゴエモン | 右膝 | 怪盗 | 第24話 |
09 | リョウマ | 左脛 | ダゼヨ | 第27話 |
10 | ヒミコ | 左膝 | 女王 | 〃 |
11 | ツタンカーメン | 右前腕(手首) | 大王 | 第25話 |
12 | ノブナガ | 右前腕(肘) | 武将 | 第28話 |
13 | フーディーニ | 右腰 | 脱走 | 第33話 |
14 | グリム | 左腿 | 読書 | 第38話 |
15 | サンゾウ | 右腿 | 僧侶 | 〃 |
補足
設定上では英雄たちのアイコンが描かれた鎧の総称を「アーマーサブライム」といい、個々に名称が存在する。加えてこれ一つ一つが15の英雄眼魂で変身する形態の力を持つ。
放送当時のひらかたパークのショー(龍騎・ナイト・ゾルダ・王蛇と共演)ではこの能力を披露。
ニュートンの重力操作、ゴエモンの歌舞伎のような動き、ベートーベンの音波攻撃が使用されている。
部位名 | 発現する能力 |
---|---|
ムサシェルブレスト | 斬撃技の強化、見切り |
エジソニックショルダー | 電気エネルギーの吸収、スパーク攻撃 |
ロビングリーブ | 射撃技の強化、分身 |
ニュートニックショルダー | 引力・斥力・重力操作 |
ビリーガード | 攻撃命中率の上昇、高速射撃 |
ベートブレイサー | エネルギー振動波の放射 |
ベンケプレート | 攻撃力と防御力の上昇 |
ゴエモンテクター | 高速移動 |
リョウマグリーブ | 有害な特殊攻撃の無効 |
ヒミコテクター | 神秘の力、浄化の炎 |
ツタンブレイサー | 空間の歪みによる敵の封印 |
ノブナガード | 射撃武器の大量生成 |
フーディプレート | タイトゥンチェーンの生成、高速飛行 |
グリムレッガー | ペン型の鋭利な金属体による攻撃、情報の収集と解析 |
サンゾレッガー | 神通力、従者の召喚 |
(参考:テレビ朝日公式サイト『仮面ライダーゴースト_グレイトフル魂』)
ガンバライジングでは
ガンバライジングでは玩具版のアイコンをスキャンしてフォームチェンジやステータス強化などの恩恵を得られる眼魂スキャンに対応。
よって15人の英雄以外の以下のパーカーゴーストの力を3体まで借りることが出来る(DXアイコンドライバーGでは絶対にできない遊びである)。
しかもアイコンをスキャンするときちんと名称の読み上げと「ラッシャイ!」というドライバーの音声を鳴らしてくれる親切設計で、必殺技「オメガフォーメーション」の演出が変化する。
また、ゴーストが変身に使用できない眼魂のパーカーゴーストも使役できる他、石ノ森ゴーストアイコンや仮面ライダー45ゴーストアイコン(平成魂)は15の英雄のパーカーゴーストに変化するという特性を持つ。
必殺技
- オメガドライブ グレイトフル(グレイトフルオメガドライブ)
グレイトフル魂の必殺技。
第23話で初使用。
巨大な紋章を召喚、15の英雄ゴーストが変化した梵字が刻まれた光球を足に集めて放つキックを放つ。
偉人を召喚せずに紋章の力を足に込めて放つ場合やクアッドアイリス(変身時)を模した15の紋章をくぐり抜けてライダーキックを放つ。
ガンガンセイバーとサングラスラッシャーの場合は刀身にエネルギーを加えた状態で攻撃する。
なお、第11話でオレ魂が複数体のパーカーゴーストを着込んでオメガドライブを放つシーンがあり、この必殺技の原型とも解釈できる。
- オメガフォーメーション
召喚した偉人達と共に同じ必殺技を繰り出すが、個別に必殺技を放つ事も。
- ロビン+ゴエモン(#24)
- 片手で構えたガンガンセイバーアローモードから光矢を放った後に逆手持ちしたサングラスラッシャーから斬撃を放つ。
- リョウマ+ヒミコ
- リョウマがサングラスラッシャー(ガンモード)、ヒミコがガンガンセイバー(ナギナタモード)、ゴーストがガンガンセイバーとサングラスラッシャーの二刀流を構えて集団で襲いかかる敵を一掃した。
- ムサシ+エジソン(#34)
- グリム兄弟の対立によって失敗。グリムゴースト眼魂が眼魔陣営に渡る切っ掛けとなってしまった。
- 『ガンバライジング』版
- スキャンした眼魂のパーカーゴースト三体を突撃させたあと、クアッドアイリス(変身時)を模した15紋章をくぐり抜けてライダーキックを放つ。
- メガオメガフォーメーション
召喚した偉人達全員とライダーキックを繰り出す。
- 超オメガフォーメーション
『ガンバライジング』での必殺技。
ムサシの斬撃→エジソンの電撃→ロビンの狙撃→ニュートンの斥力パンチ→ビリー・ザ・キッドの銃撃→ベートーベンからノブナガまでが突撃→フーディーニのタイトゥンチェーン→グリムのニブショルダー→サンゾウのゴコウリン→グレイトフル魂の斬撃のコンボ。
欠点
この形態のデメリットとしては、スペクターやネクロムがメインで使っていた英雄の眼魂も吸収するため両名は変身用の眼魂しか使用できなくなるという点が挙げられる。
他には眼魔の世界の“祈りの間”と連動しているのか、ガンマイザーによる異変が生じると行動不能になるリスクがある(詳細は不明だが「15個の英雄眼魂の力」というのが、グレートアイと接触する条件とほぼ同様である事が要因)。
この他、第34話ではグリム兄弟の喧嘩が原因で、グリム魂の偉人シンボルが消える、召喚した他の偉人ゴーストが技の発動前に消えて戻るなどの不具合が生じる描写が存在している。
後にこのデメリットを克服したばかりかスペックも高いムゲン魂を得た事で仙人から「英雄の眼魂は不要」と非情な宣告をされ、英雄達も役目を終えたとタケルの前から一度は立ち去るも、タケルはあくまで自分一人では無く英雄達と力合わせて強くなる事を望んでおり、最終的には再び集結することになった。
最強フォームに代わる最強形態
本来の最強フォームであるムゲン魂には「小説版仮面ライダーゴースト」以降は変身が出来なくなっている為、ムゲン魂の次に戦闘能力が高いこの形態が事実上のゴースト最強形態として扱われる事がある。
『仮面ライダーセイバー×ゴースト』で登場した強化フォームはムゲン魂では無くグレイトフル魂であり、公式からも『セイバー×ゴースト』は『スペクター』以降である事はほぼ確定的で、あらすじでもその旨が示唆されている。
客演
『動物戦隊ジュウオウジャー』
第7話にゲスト出演。
『仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL』
ムサシ、ノブナガ、グリムを召喚してXガーディアンを撃破。
この3体はそれぞれゴースト、スペクター、ネクロムに対応した組み合わせであると推測される。
ネクロム代表ならガンガンキャッチャー獲得に貢献したサンゾウゴーストの方が適任なのでは?と思われるかもしれないが、グリムはネクロムが初めて使用した眼魂となっているのでそこからの選出か。
『スーパーヒーロー戦記』
グランドジオウが召喚する形で登場する。
参考元リンク
関連イラスト
関連タグ
仮面ライダーエクストリーマー:上位互換的存在(?)。
平成魂:『仮面ライダーゴースト 伝説!ライダーの魂!』の最終章で登場するゴーストまでの平成ライダーてんこ盛りフォーム、姿はほぼ色違い。
キングフォーム:黒・金のデザインに加えて全身にモチーフが浮かぶ、持てる力の全てを融合させた点で共通するフォーム。
コンプリートフォーム:こちらも英雄〔平成ライダー一期〕の力を集合させたフォーム。召喚機能も共通している。
グランドジオウ:こちらも英雄の力を集合させたフォーム。召喚機能も共通している。
仮面ライダーセイバー:グレイトフル魂とは向きが逆だが、頭から剣が伸びたライダーが多数登場する。
ザ・グレイトフル・デッド - 名前の由来が同じ "Grateful Dead"
中間フォーム(2つ目)
タイプフォーミュラ←グレイトフル魂→マキシマムゲーマーレベル99