基礎データ
全国図鑑 | No.0931 |
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パルデア図鑑 | No.113 |
分類 | インコポケモン |
タイプ | ノーマル/ひこう |
高さ | 0.6m |
体重 | 2.4kg |
特性 | いかく/はりきり/こんじょう(隠れ特性)(グリーン・ブルー)orちからずく(隠れ特性)(イエロー・ホワイト) |
タマゴグループ | ひこう |
概要
『ポケモンSV』から登場。ペラップと同じインコがモチーフのポケモン。
特に目を引くのは頭部のリーゼントのような黒い頭毛で、全身は特攻服を着込んでいるようなデザインなのが特徴。表情も不思議と舐めきっているように見える。
個体によって羽毛の色が異なり、それぞれ同じ色のイキリンコとグループを組んで街で暮らすという、見た目も相まってカラーギャングのような習性を持ち、互いに折り合いが悪くて縄張り争いを繰り広げている。
敵となる対象は他のポケモンも例外ではなく、ヤヤコマと戦いを繰り広げたことがあるらしい。
あくタイプが入ってもおかしくなさそうだが、タイプは「ノーマル・ひこう」となっている。
今作ではアーマーガアがとある事情によりそらとぶタクシーでの運用ができないため、そちらに代わって彼らがプレイヤーを運ぶこととなる。
ちなみにロード画面から判断するにタクシー1台につき全個体色がバラバラの4匹で運用されているもよう。
バスラオよろしく異なる色同士は、カラーギャングモチーフ通り、抗争を繰り広げる犬猿の仲とは前述の通りだが、仕事上差し支えはないのだろうか?
ネーミング
群れを成して粋がるインコだから「イキリンコ」とそのまんま。英語版などでは「Squawkabilly」となっているが、鳥ががなるように鳴いている擬音語「squawk」と音楽の一ジャンルである「ロカビリー」に由来する。なぜこんなネーミングになったのかというと、恐らくはリーゼントヘアーで有名なエルヴィス・プレスリーがロカビリーの人気を牽引していたからか。
一方でドイツ語とフランス語では「騒ぐオウム」という意味合いのネーミングになっている(前者が「Krawalloro」、後者が「Tapatoès」である)。
なお、日本語名からはインコでまちがいないはずだが、前述のリーゼントのように頭部の羽毛・冠羽が生えているのはオウムであり、ドイツ語名とフランス語名はそれを踏まえているものと思われる。
フェザーの種類
イキリンコは下記の4種の「フェザー」に分けられる。また、「グリーン」と「ブルー」はこんじょう、「イエロー」と「ホワイト」はちからずくといったように、羽毛の色によって隠れ特性が異なる。
グリーンフェザー
黄緑の羽毛を持つ個体。イキリンコの中でも勢力は最大で朝と夕方に活発に動く。
街で暮らす事を好むとされる。
ブルーフェザー
青色の羽毛を持つ個体。グリーンフェザーのイキリンコの事をライバル視している。
イエローフェザー
黄色の羽毛を持つ個体。イキリンコのグループの中でも、他の鳥ポケモンを街から追い出した事もあるほどに荒っぽい性格。
ホワイトフェザー
白色の羽毛を持つ個体。イキリンコの中でも特に少ない個体。
街の生活に適応した種であり、景色に溶け込みやすい体を活かして、安全に暮らしている。
連帯感が強い傾向にある。
尚、色違いは全フェザー共通でリーゼントとくちばしが淡いピンク色になっている。フラベベとその進化系以来4種類目であり、体色そのもので色違いと見分けられるメテノとは異なる。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
82 | 96 | 51 | 45 | 51 | 92 | 417 | |
82 | 170 | 51 | 45 | 51 | 92 | 491 | はりきりorこんじょう発動時 |
※個体値V、252振りで計算
本作では割と貴重なノーマル/ひこう複合。
まずまずの素早さと、特性の補正による非常に高い攻撃力を特徴とする。
ストーリー中で最初に野生のものを見かけるのは2番目に挑戦することが推奨されるジムのあるボウルタウン近辺……と思われがちだが、実は主人公の家の屋根にグリーンフェザーの固定シンボルがいる。
ボールを投げれば勝負を挑むことができ、パルデア序盤鳥の一角に数えられる。
耐久力はかなり心もとないものの、特性はりきりの個体を捕まえれば終盤まで十分に通じる破壊力を秘めているため、気に入ったなら連れて行ってみるのも一興。
命中の不安もレベル13で覚える必中技つばめがえしがあればある程度解決できる。
ステータスを端的に述べると物理型になったペラップといった所。
習得技は一致技が中心であり、不一致技のサブウェポンには乏しい。
メインウェポンはブレイブバードとタマゴわざのすてみタックルを採用したい所なのだが、いかく型を使うならば、インファイトを覚えられて、ステータスも完全上位互換であるムクホークを使った方が良い。
ただし、ムクホークにはない部分はすてゼリフを覚えられたり、いばるからのイカサマといったコンボが使える点である。また、同じ戦法が使えるドンカラスよりもすばやさが高い点も見逃せない。
特性がはりきりである場合、多少命中率が落ちるものの、一応火力面で差別化することができる。A252振りで「こだわりハチマキ」を持ったイキリンコのテラスタル「ブレイブバード」or「すてみタックル」はHB特化ドオーが確定1発。しかも能力ランクによる火力補強ではないため「てんねん」の影響を受けない。
A特化かつ技がテラスタル「ギガインパクト」なら、HB特化ヘイラッシャが1発で「ステルスロック」圏内に入る。
オオスバメよろしく、隠れ特性のこんじょうを主軸にする場合だとからげんきがメインウェポンとなる。
オオスバメと比べて素早さで大きく劣るが、攻撃が11上回っている点で差別化されている(現状オオスバメはポケモンSVには登場していない)。
しかし、もうひとつの隠れ特性であるちからずくは、イキリンコの習得技には殆ど活かせるものがないため、冷遇気味である(仮に有用な技があったとしても、ウォーグルの劣化になりそうである)。
使用トレーナー
アニメ版
※イエローフェザー
アニメ版
『アニポケ・リコとロイの旅シリーズ』
- ダイアナのイキリンコ
- 第24話で、リコの祖母であるダイアナもイエローフェザーのイキリンコを手持ちにしている事が判明。詳細は当記事にて
- 15話
- ナンジャモがイキリンコタクシーに乗ってリコ達のところに来ていた。
- フリード博士のポケモンゼミ
- 第24話ではイエローフェザーが中心に紹介されており、複数体がキャプテンピカチュウに絡んでいた。他のすがたも一応紹介されている。
『放課後のブレス』
関連イラスト
関連タグ
0930.オリーヴァ→0931.イキリンコ(グリーンフェザー/ブルーフェザー/イエローフェザー/ホワイトフェザー)→0932.コジオ
同複合タイプ
- ポッポ/ピジョン/ピジョット/メガピジョット オニスズメ/オニドリル カモネギ ドードー/ドードリオ
- ホーホー/ヨルノズク
- スバメ/オオスバメ チルット
- ムックル/ムクバード/ムクホーク ペラップ
- マメパト/ハトーボー/ケンホロウ(オス / メス) ワシボン/ウォーグル
- ヤヤコマ
- ツツケラ/ケララッパ/ドデカバシ
関連ポケモン等
- 固定そらをとぶ要員抜擢仲間
- その他
その他
ヤンマ・ガスト:見た目がそっくりな特撮キャラ(特にブルーフェザー)。
イキりーこ:語呂が似ているキャラクター(の通称)。ちなみにそのキャラが登場する作品はポケモンSV発売のほぼ一ヶ月前にリリースされている。
スコークス:英語名で「squawk」の擬音が使われたオウム目の鳥類同士。あちらはオウムのスコークスという紹介だが、冠羽がなく、むしろインコに近いと、イキリンコと真逆の状態である。