恐喝犯ゲーマルク
きょうかつはんげーまるく
Case File 12「星に願いを」、そしてCase File 45「終末!TR(トゥモローリサーチ)」に登場。
30世紀において恐喝を行い、圧縮冷凍の刑を受けていたロンダー囚人で、水色のパワードスーツのようなな物で身を包んだ、爬虫類然とした姿を持つ。
性格は他のロンダー囚人に漏れず外道そのものであり、劇中では地球人に紛れてひっそり暮らしていたアルクトゥース星人のアルゴを脅迫し、人質を取ってまで自身の悪事の片棒を担がせようとする上、相手との約束を平気で破るといった狡猾さや身勝手さを併せ持つ。
Case File 12「星に願いを」
密かに地球人として暮らしていたアルクトゥース星人のアルゴを脅迫し、彼の空間転移能力で窃盗を働かせていた。その一環として東洋美術館に展示されている黄金の観音像を盗ませようと画策すると、彼を慕う隼人を人質に取って無理矢理従えようとする。
斯くして、ビルの屋上でアルゴに観音像を転移させるも、その像はタイムレンジャーがすり替えていた偽物だった為に計画はご破算となってしまう。
その怒りに任せてタイムレンジャーを武器のムチで攻撃し、さらには自身に怒りを向けるグリーンをムチで縛り上げた。邪魔された鬱憤を晴らす様に彼を空中で何度も振り回して苦しめた後、コンテナに凄まじい勢いで叩きつける。そのまま逃げられない状態で高圧電流を流し込み激しくグリーンを責め立てた。ゲーマルクのこれまでの悪行に対し、激しい怒りを燃やして挑んだグリーンであったが力の差は歴然。なす術なくゲーマルクに一方的に苦しめられて返り討ちにされかけるタイムグリーンであったが、アルゴにムチを転移されてゲーマルクの戦力が激減。すると今度は両目からの光線で彼を攻撃するも、グリーンのダブルベクターの斬撃に怯み、ベクターエンド・ビート9を喰らい敗北した。
ボルテックバズーカを撃たれる前に巨大化抑制シールを剥がして巨大化すると、巨大戦ではタイムジェットγのガンマトルネードとガンマレイザーを受けて怯むも、負けじとタイムロボαの動きをムチで封じるが、時空剣で斬り付けられた挙句に地面に叩き付けられたところにプレスブリザードを浴びせられて圧縮冷凍された。
モチーフは特に決まってはおらず、これに関してはデザイナーの原田吉朗氏も『百化繚乱[下之巻]』にて「自星のテクノロジーで宇宙スーツを纏った水棲の知的宇宙人」と語っており、デザイン画を見ると茶色い爬虫類の姿の本体が描かれている。名前は幹部陣と同じく通貨の単位(マルク)が入っている。
縮小した際の彼は、書籍によっては「ミニゲーマルク」と表記されている。
Case File 45は劇中の通り20世紀最後の日に放送されたため(2000年は所謂ニチアサとしては珍しく大晦日に全ての番組が通常通り放送された)、20世紀最後に登場した怪人となった。
声を演じた塩屋氏は『激走戦隊カーレンジャー』のYYゴンザ以来、4年ぶりのスーパー戦隊シリーズ出演となった。翌年の『百獣戦隊ガオレンジャー』では掃除機オルグの声を担当する事となる。
Vシネマ『未来戦隊タイムレンジャーVSゴーゴーファイブ』では彼の又従弟ディナールが登場している。
未来戦隊タイムレンジャー ロンダーズファミリー ロンダー囚人
クウォータ星人ダゴネール:『特捜戦隊デカレンジャー』に登場する怪人で、こちらも転移能力者を利用して悪事に加担させた繋がり。
ケシゴムロイド:『特命戦隊ゴーバスターズ』に登場する怪人で、こちらも小型で動き回り、ヒーロー側の本拠地でひと騒動を起こした繋がり。
アニダラ・マキシモフ:『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』に登場する怪人で、こちらも2話に渡って登場し、巨大な相手に気づかれず踏み潰されて倒されているが、この方法で倒されたのは初登場時。
ゲーマルク:同じ名前のモビルスーツ。中の人は奇しくも同番組内でこちらのキャラを演じている。
デマッカ星人:『勇者指令ダグオン』に登場。小形で登場したのと、総集編に登場した繋がり。宇宙最強の宇宙人だった筈が、ゴキブリに擬態したばかりに…。