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陰の実力者になりたくて!

かげのじつりょくしゃになりたくて

『陰の実力者になりたくて!』とは、『小説家になろう』にて掲載中の逢沢大介によるライトノベル。
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主人公最強×圧倒的中二病×勘違いシリアスコメディ!?


概要編集

逢沢大介によるライトノベル。Web版は小説家になろうにて2018年1月から掲載中。書籍版はエンターブレインより刊行され、イラストは東西が担当。既刊6巻(2023年11月現在)。

なお書籍版では4巻以降、Web版とは異なる展開へと分岐している。


メディアミックスとして、坂野杏梨による漫画版が『月刊コンプエース』にて2019年2月号から連載中。既刊12巻(2023年11月現在)。

瀬田Uによるスピンオフ漫画『陰の実力者になりたくて! しゃどーがいでん』が同誌にて2019年9月号から連載中。既刊6巻(2023年11月現在)。


ストーリー編集

ヒーローでも悪役でもない陰の実力者に憧れる少年・影野実は、普段はモブとして目立たず生活しながらも裏では様々な特訓をしていた。

しかし特訓中に見た幻覚を追いかけて交通事故に遭い、死亡して異世界の男爵家の息子シド・カゲノーとして新たに生を受ける。

異世界でも特訓を積んで最強となった彼は、成り行きで助けたエルフや獣人の少女たちに自分の妄想した悪の教団の話を語り、それに対抗する組織を作って陰の実力者の設定を楽しんでいた。

だが、彼の妄想した悪の教団は実在しており、知らぬ間に本当に陰の実力者となっていたのだ。



登場人物編集


シャドウガーデン編集

七陰編集


ナンバーズ編集


一般構成員編集


無法都市編集


ディアボロス教団編集


伝説上の人物編集


地球・日本編集


その他編集

(pixivにイラストがあるもののみ)


用語編集

  • 陰の実力者

コンテンツ作品において敵にも味方にも属さず、そして敵も味方も圧倒する実力を以て状況を混沌とさせる第三勢力のこと。

シドの思う物は主人公でもなく、ラスボスでもなく、物語に陰ながら介入し実力を見せつけて征く存在と定めている。ただシド本人の像は明確な形としてではなく、「それっぽく合えば良い」と、どこか曖昧になっており、本人も自覚している。


シドが陰の実力者にふさわしい武器として作った攻防一体の防護服。

詳細は個別記事にて。


  • 魔剣士

舞台となる異世界に於いて最もポピュラーな戦闘職。

魔力が存在する世界ではあるのだが、魔法と言う概念は存在せず、魔力自体の使い道は身体と武器の強化がメインとなっている。

更に魔力は自分の体から離れると途端に制御が効かずに霧散するといった性質がある為、実戦での遠距離攻撃手段としては実用化されていない。その為、魔力伝導率が高い剣が戦闘の主流となっており、近接戦闘が基本的な戦闘手段として成立している。

また魔剣士は魔力を纏うので、魔力を遠く長く制御できない銃などの飛び道具では基本的にダメージを与えられない。


  • 悪魔憑き

体が黒く壊死していく奇病。ヒト、エルフ、獣人等の種族を問わず女性にのみ発症する。

悪魔憑きになるとコミュニティから棄てられるか悪魔祓いのために教会送りになるのだが、帰ってきた者はいないという。

その正体は『ある因子』が体内にあることによる致死性の魔力暴走であり、治せるのは現段階ではシド本人の魔力操作とシドから魔力操作を伝授された七陰の一部だけである。

アニメ版では症状が強調され異形の肉塊と化していた。


  • ディアボロス教団

魔人ディアボロスの復活をもくろむ組織。シドが妄想で作り上げた闇の教団とたまたま名前が一致してしまった。

各国の中枢にまで食い込んでおり、シドが切っ掛けを作るまで誰もその実態に気付けなかった。

前述の『悪魔憑き』の原因を作ったのもこいつらであり、被害者であるシャドウガーデン構成員は教団潰しのための暗躍に余念がない。


  • 魔人ディアボロス

遥か昔に世界を破壊した魔物で、人間・エルフ・獣人の三勇者によって倒された…というのがこの世界にある伝説。

そして、討伐の際に魔人の呪いを勇者たちが受けて、それが子孫にまで継がれてしまったのが『悪魔憑き』…というのがシドが適当に作った設定。

だが実際は大きく異なり、魔人に関わる最初から最後までの事象全てに教団が関わっている。これ以上はネタバレ注意


  • 黒キ薔薇

十万のベガルタ兵の侵攻によって一時滅亡の危機にあったオリアナ王国が使用し、ベガルタ兵を一夜で全滅させた、という伝説の存在。

その正体は魔界とシドたちが住む世界を繋ぐゲートであり、十万のベガルタ兵が全滅したのは、黒キ薔薇を通って魔界から魔物が流れ込み、ベガルタ兵を襲ったからとされている。

ゲートがどの魔界とつながるかはディアボロス教団にも完全には制御できず、完全ランダムである。

モードレットが使用した際は第四魔界と接続しラグナロクを呼び寄せた。

その後シャドウとベータが飛び込んだ際は、シャドウの前世である現代世界へと繋がった。


テレビアニメ編集

2022年10月から2023年2月中旬までAT-Xほかにて全20話(約5ヶ月)放送された。


ネット予告を見る限り、表サブタイと裏サブタイが存在している。

更にミニアニメ「かげじつ」もあり、角川からの扱いがこのすばリゼロ幼女戦記等と同等であることがうかがえる。

そして、2023年10月31日のハロウィンに合わせて、かげじつと同じ特徴を持った『オーバーロード』のミニアニメ、「ぷれぷれぷれあです」とのコラボアニメが公開された。内容は突如中身が入れ替わったシドとアインズによるドタバタ劇である。

(一応、同年のエイプリールフール企画として同じコンセプトの企画が発表されていた。)

ED曲も双方のOP曲であるOxTの「HOLLOW HUNGER」と「HIGHEST」のマッシュアップ曲となっている。

最後のワンシーンではこの手のミニアニメでは聞き覚えのある音が鳴るボタンが登場したが、もしかすると…


1st seasonの放送終了後には2nd seasonの制作が発表された。

こちらは2023年10月から放送されている。


2023年12月の2期最終回終了と同時に映画化が決定。タイトルに残響編とついており、公開されたティザービジュアルには荒廃した現代日本とボロボロになった影野家の墓が写っている。


スタッフ編集

原作逢沢大介
キャラクター原案東西
監督中西和也
シリーズ構成加藤還一
キャラクターデザイン・総作画監督飯野まこと
総作画監督野田康行
美術監督・美術設定李凡善
色彩設計田中直人 / 岡崎順子
プロップデザイン北原大地
撮影監督廣岡岳
3DCG監督濱村敏郎
編集坪根健太郎
音響監督明田川仁
音響効果上野励
音響制作マジックカプセル
音楽末廣健一郎
音楽制作KADOKAWA
音楽プロデューサー若林豪
プロデューサー菊島憲文 / 水口雄夫 / 宇都宮裕人 / 渡瀬昌太 / 丸山創
アニメーションプロデューサー中村浩士
アニメーション制作Nexus
製作シャドウガーデン

主題歌編集

オープニングテーマ

HIGHEST(1st season)

作詞:hotaru / 作曲:Tom-H@ck / 編曲:KanadeYUK / 歌:OxT


grayscale dominator(2nd season)

作詞:hotaru / 作曲・編曲:Tom-H@ck / 歌:OxT


エンディングテーマ

『Darling in the Night』(1st season)

作詞:烏屋茶房 / 作曲・編曲:篠崎あやと橘亮祐 歌:七陰(瀬戸麻沙美・水瀬いのり・三森すずこ・ファイルーズあい・金元寿子・朝井彩加・近藤玲奈)


『Polaris in the Night』(2nd season)

作詞:深川琴美 / 作曲・編曲:伊藤翼 / 歌:シャドウ ガーデン ナンバーズ Shadow Garden Numbers(長谷川育美、内田真礼、南真由、前川涼子、長谷川育美、内田真礼、南真由、前川涼子)


各話リスト編集

1st season編集

話数サブタイトル別名
第1話嫌いなクラスメイト影野ミノルは陰に潜んで活躍したい!
第2話結成シャドウガーデン陰の実力者は配下が欲しい!
第3話凡人の剣陰の実力者はモブ生徒になりきりたい!
第4話加虐への報酬陰の実力者は秘蔵コレクションに囲まれたい!
第5話アイ・アム……陰の実力者は最高のタイミングで必殺技を放ちたい!
第6話偽る者陰の実力者は告白にもこだわりたい!
第7話謀略と流血の剣術大会陰の実力者は極めた奥義を見せつけたい!
第8話狙われた魔剣士学園陰の実力者は少年の夢であるアレを叶えたい!
第9話偽りの果て陰の実力者もたまには天を仰いで息を吐きたい
第10話聖地・欺瞞の都陰の実力者は高い所から見下ろすやつをやりたい!
第11話女神の試練陰の実力者は陰の実力者っぽいことをしたい!
第12話記憶の中の真実陰の実力者は即死トラップだけは避けたい!
第13話消滅に捧げる血闘陰の実力者はこてこてのテンプレを実演したい!
第14話君の嘘、君の願い陰の実力者は手間を省いて解決したい!
第15話最強最弱の男陰の実力者はビッグウェーブに乗っかりたい!
第16話見えざる真意陰の実力者は首を鳴らしてクシャミをしたい!
第17話闇に射す月光陰の実力者は芸術方面でも凄いところを見せつけたい!
第18話刹那に賭ける陰の実力者は背後に回ってあのセリフを言いたい!
第19話踊る人形陰の実力者はその実力をヒソヒソ噂されたい!
第20話魔人降臨陰の実力者はやっぱり陰で活躍したい!

2nd season編集

話数サブタイトル別名
第1話無法都市陰の実力者は伝説に乗っかりたい!
第2話安息の地陰の実力者は300年は生きたい!
第3話覚醒の刻陰の実力者は一生暮らせる貯金箱が欲しい!
第4話偽りの仮面陰の実力者はスーパーエージェントになりたい!
第5話糸を引く者陰の実力者は戦い方にも変化をつけたい!
第6話ジョン・スミス陰の実力者は大物っぽく知ったかぶりたい!
第7話大切なもの陰の実力者はダイイングメッセージを託されたい!
第8話龍の涙陰の実力者がいない一日
第9話陰の実力者は自分探しの旅がしたい!
第10話籠の鳥陰の実力者はちょっとデキる系の弟子でいたい!
第11話決断陰の実力者はあかんヤツにも臨機応変に対処したい!
第12話HIGHEST陰の実力者は陰の実力者になりたくて!

余談編集

覆面編集

アニメ版でオミットされたもの。素顔丸出しなのに正体が露見しないことについてネタにされている。

既読者からは「作画コスト削減」「誰が誰だか分かり易くするため」などと考察されているが、多分当たっている。案の定大体そんな感じであった。


ボイチェ貫通編集

第6話からの敵役である『痩騎士』の正体が、ボイスチェンジャーで隠せなかった事象。

原作未読視聴者ですら気付けるくらい、中の人の声の個性が強かったのが原因。

ある意味、キャスティングミスといえる。


隠せない実力に声優の無駄遣い編集

シャドウが変装したジミナの中の人某ファンタジーゲームの主人公剣士無口な某ロボットアニメの主人公を演じる人であるため、変装時の声が出た際、「これでは実力を隠せていない」や「むしろ、実力者に見える」という意見がネットで見られた。

対して、また、もう一つの変装であるジョン・スミスの仮面をつけたテロリストという裏の顔がある学生普段は学生だが、実は仮面をつけ、黒マントを身につけた怪盗団のリーダーを演じているので、「これは陰の実力者としてハマり役」という意見だったり、「また、声優の無駄遣いしてるよ」という意見も見られた。


ハンバーガーとコーヒー編集

作中で、ハンバーガーは強化フラグ(他者から受け取ると成立)、コーヒーは闇堕ちフラグ(ブラックで飲めないと成立)として使われている。

なお、両方ともシドが地球から持ち込み、シャドウガーデン(ミツゴシ商会)を通じて広まったもので、ハンバーガーはチェーン店『マグロナルド』で売られている。


ミニアニメ『かげじつ!』編集

他のミニアニメと違って活躍するのは七陰やナンバーズのみであり、本来の主人公のシャドウは一切登場しない(番外編のコラボアニメでは登場しており、2nd最終話では本編外で登場)。そのため、本編では出番の少ないゼータやイータの出番がかなり多くなっている。ちなみに最終回での二期への伏線は本編よりもこちらの方が多い。

youtubeなどで配信され、AT-Xでは本編と合わせる形で放送されている。

2nd seasonでは『かげじつ!せかんど』というタイトルで放送。最初の方は一期の頃と変わらない路線だったが、偽札編からは本編の補完エピソードに近いエピソードになる事が多くなった。(偽札編でのデルタのエピソードやジョン(シド)に負けたアルファの憔悴に関するエピソード、本編では言及されなかった最終回におけるベータの行方など)


ゲーム編集

KADOKAWAAimingがオンラインゲーム『陰の実力者になりたくて!マスターオブガーデン』を2022年11月より配信開始。

略称は「カゲマス」。詳細は個別記事「マスターオブガーデン」にて。


外部出演編集

モンスターストライク編集

2nd seasonの放送に合わせてか、まさかのコラボイベントが実装されることになった。陰実のソシャゲコラボはこれが初であり、モンストとしては電撃コラボを除いた単独コラボの中でなろう原作のアニメコラボはこれで3作目。

期間は2023年の11月後半。コラボ範囲は1期のブシン祭編まで。

ガチャキャラとしてシャドウ・アルファ・ベータ・デルタ・イプシロンが、ミッションやログボキャラにはクレア・ガンマが、課金パックにローズ&アレクシアが登場。

クエストキャラとしてアイリス・アンネローゼ・オリヴィエ(進化前にはネルソンも)・ゴルドー・ルスラン(痩騎士)・ベアトリクスが登場。更に、コラボ中盤でアウロラが途中参戦。

残念ながら七陰のゼータ・イータはゲーム起動時のオープニングやミッション画面でのイラストのみでプレイアブルとしては未実装。(戦闘シーンがソシャゲのカゲマスしかないからね、仕方ないね)


青鬼オンライン編集

2023年に、同じくKADOKAWA系アニメ作品である『GAMERA-Rebirth-』と連続でコラボレーションが行われた。


関連動画編集

第1弾


第2弾


第3弾


関連タグ編集


関連作品編集

  • 友人キャラは大変ですか?:主人公が主人公ではないキャラになろうとしたり、そのキャラになろうとすればするほどヒロイン達に好かれてしまうなど共通点があるラノベ作品。しかしあちらの主人公はヒロインの好意にしっかりと向き合ったり、世界の事情をごっこ遊びなどではなく実際に起こっている事としてしっかりと理解した上でキャラに徹しているため、シドよりはまともなラノベ主人公である。
  • オーバーロード:前述の通り、本作のミニアニメでコラボが行われた。
  • シャングリラ・フロンティア:上述のカゲマスにおいて、まさかのコラボ参戦を果たしている。シャドウ(関連した別役も含め)以外では唯一の男性プレイアブルキャラ参戦となる(オイカッツォも本来の性別は男性)

その他編集

  • ドムドムハンバーガー:ハンバーガーチェーン店。本作が2023年10月23日~11月23日までコラボしていた。コラボでは世界観を表現した限定バーガー「赤き月見チキン⻯田バーガー」を販売しており、更にこの限定バーガーを注文した客限定で描き下ろしイラストを使用したオリジナルコースターがプレゼントされていた。

外部リンク編集

原作編集

漫画編集

TVアニメ編集

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