「俺はライダーの運命を変えてみせる……!」
CV:高野八誠
スーツアクター:矢部敬三
概要
手塚海之が変身する。基本カラーは紅色。後頭部に伸びた弁髪が特徴で、どことなく中国風な印象を受ける。
エビルダイバーに乗っての空中殺法や、コピーベントで模倣した相手の武器を使った白兵戦を得意とする。
苦戦する描写が多いが、ガルドサンダーと互角に渡り合ったり、初戦でナイトを追い詰めたりと、実際の戦闘力は高い部類に入る。
後頭部の弁髪状のパーツ「ライアエンド」は伸縮自在で、劇中での描写はないが設定上は敵の拘束に利用できる。
召喚機はエビルバイザー。
左腕にあるエイを模した小楯型の召喚機。アドベントカードをベントインする際は、エイの背中部分を開き、そこにカードを装填する。劇中では使用されなかったが、ヒレを切断攻撃に使用することが可能であり、小説版では「もう一つの武器」と称されている。
一応取り外しは可能らしく、TVSPではベルデに攻撃された際に外れている他、ネット版レッツゴー仮面ライダーのライアメイン回では装着すらしていなかった。
本来は斉藤雄一という人物が変身するはずだったが、戦いを拒否し、ミラーモンスターによって殺されてしまったため、戦いを止めるべく斉藤の友人である手塚が引き継いだ。
劇中では数少ない善玉ライダーであり、蓮の運命を変えるため彼が戦うのを止めようとしたり、真司=龍騎とも共闘した。
スペック
身長 | 190cm |
---|---|
体重 | 92kg |
パンチ力 | 200AP(10t) |
キック力 | 300AP(15t) |
ジャンプ力 | ひと跳び40m |
走力 | 100mを5秒 |
所持カード
- スイングベント
エビルダイバーの尾を模した伸縮自在のムチ「エビルウィップ」を召喚。2000AP。
巻き付けて捕らえた相手に高圧電流を流すことも可能。
目の前のライダーの装備をコピーする。TV本編では龍騎のドラグクローやドラグセイバー、ナイトのウイングランサーをコピーし、スピンオフでは龍騎のドラグクロー、ガイのメタルホーンをコピーしている。
エビルダイバーを召喚。4000AP。
必殺技「ハイドベノン」を発動。5000AP。
エビルダイバーの背に跳び乗って滑空突撃し、電磁カッターと化したヒレで敵を切り裂く。
契約モンスター
水中活動だけでなく空中を飛行することもできる。主への忠誠心は強く、それこそ主の仇を討とうと執拗につけ狙うほど。
スイングベントで己の尾部を模したエビルウィップを与える。
ライア死亡後は王蛇に強制的に契約させられてしまった。ユナイトベントで獣帝ジェノサイダーの背中の翼となる。
龍騎以降の活躍
仮面ライダーディケイド
第6話では『龍騎の世界』の仮面ライダー裁判に参加していた。
第24話では梅盛源太ことシンケンゴールドに対抗するべく、仮面ライダーシザースと共に仮面ライダーディエンドに召喚される(寿司職人である源太に合わせ、海産物ライダーをチョイスしたと思われる)。先にシザースが撃破された後もシンケンゴールドと互角の戦いを繰り広げたが、骨のシタリの命令で乱入してきたチノマナコの攻撃に巻き込まれて消滅した。
劇場版「オールライダー対大ショッカー」では共闘を拒否して襲いかかってきた仮面ライダー王蛇と仮面ライダーキックホッパーを妨害するため、仮面ライダーガイ・仮面ライダーパンチホッパーと共に大樹に召喚され、ガイと共に王蛇と交戦した。
視聴者からはこの光景を指して「ジェノサイダー爆誕しそう」などと囁かれていた。
RIDER TIME 龍騎
仮面ライダージオウのスピンオフ作品『RIDER TIME 龍騎』にも登場。変身者は手塚海之。
今作でも真司と行動を共にしているが……。
仮面ライダーアウトサイダーズ
EP1「鏡の世界(ミラーワールド)のお宝と王蛇の帰還」に登場。ライダーバトルのない世界で、再び始まったライダーバトルに参戦していた。変身者は不明。
しかし、ゾルダやガイとの戦闘中に乱入してきた王蛇の襲撃を受け、あっさり倒され消滅してしまった。
DRAGON KNIGHT版
名称は仮面ライダースティング。
海兵隊志願の青年、クリス・ラミレス(フルネームはクリストファー・ラミレス)が変身。19歳。
吹き替えを演じたのは神谷浩史氏。
PS版
PS版「仮面ライダー龍騎」でもプレイアブルキャラとして使用可能。
また、相手が仮面ライダーであった場合、一回のバトルにつき一回だけコピーベントで相手の武器をコピーする事が可能だが、ガードベントや召喚器はコピー不能となっている(つまり、機能をバイザーに依存したサバイブの武器もコピー不能というわけである。)。また、コピーした武器の持ち主の動きまでコピーしてしまう為、操作性に非常にクセのあるキャラと言える。
また、エビルダイバーと契約した王蛇も同じ戦法を取ることが出来る。
コピー可能な武器
仮面ライダー | コピーできる装備 |
---|---|
仮面ライダー龍騎/仮面ライダーリュウガ | ドラグクロー/ドラグセイバー |
仮面ライダー龍騎ブランク体 | ライドセイバー(折れると、龍騎のボイスが鳴る) |
仮面ライダーナイト | ウイングランサー |
仮面ライダーシザース | シザースピンチ |
仮面ライダーゾルダ | ギガホーン/ギガキャノン/ギガランチャー |
仮面ライダー王蛇 | ベノサーベル |
仮面ライダーガイ | メタルホーン |
仮面ライダーベルデ | バイオワインダー |
仮面ライダーファム | ミスティースラッシャー |
仮面ライダータイガ | デストクロー |
仮面ライダーインペラー | ガゼルスタッブ |
仮面ライダーオーディン | ゴルトセイバー |
余談
「ライア」とはラテン語で「エイ」を意味する。
「ウソつき(liar)」を意味しているのでは、とも言われるが公式設定ではない。単なる偶然だと思われるが、本編での最期と後年の続編では…
ちなみに企画当初はライアは手塚ではなく、芝浦淳が変身するライダーの予定であった。
なお、本作のクリーチャーデザインを担当した篠原保により、「もしもライアが○○をしていたら」というコンセプトのもと、二種類の彼の姿が雑誌『宇宙船』の1コーナー『妄想戯画』に掲載された。
詳しくは後述するが、その際のデザインからデザインモチーフが『変身忍者嵐』であるらしい事が窺える。
『RIDERTIME』の時点でスーツに相当ガタが来ており、背中から尻にかけて破けているシーンがある。
仮面ライダーライアサバイブ
『宇宙船』104号に掲載された、ライアの最強フォーム。
「ライアがもし疾風のサバイブカードを使用していたら」という設定の下デザインされた。
仮面ライダーブレード
上記のライアサバイブと共に、『宇宙船』104号に掲載された。
「もし斉藤雄一がその場に現れたガルドサンダーと契約していたら」という設定である。
関連タグ
関連・類似キャラクター
- ホッパー2号:手塚を演じた高野八誠氏が演じる仮面ライダー。コブラの戦士に圧倒されている描写がある。
- ライアー・ドーパント:「Liar」の名を持つ怪人。
- 仮面ライダービースト:原作では主役ライダーの仲間だったが、他媒体では悪役になっていたサブライダー。こちらも怪人と契約している。
- 仮面ライダーナックル:多人数ライダー作品の主役ライダーと同じ変身ベルトを使用するサブライダー。主役ライダーの純粋な味方である。
- 仮面ライダーレーザー:多人数ライダー作品の観察力や洞察力や情報収集力に優れる主人公の協力者が変身するサブライダー、「ゲームマスターによって開発された主役ライダーと同じ変身ベルトを使用する」「キーアイテムと連動する武器を使用する」「頭部で敵を攻撃する事もできる」「主役ライダーのドラゴンの力を持つ武器を使用した事がある」「紫のダークライダーのライダーキックを受けた事で致命傷を負って死亡し、武器を奪われてしまう」「命日が年中行事の日」「変身者が物語終盤で復活する」「嘘が関係する(こちらは変身者が嘘つき)」といった多くの共通点がある。
- 仮面ライダースラッシュ:火属性の赤いドラゴンがモチーフのライダーが主役の多人数ライダー作品のピンクのサブライダー。主役ライダーの味方、異世界に移動して敵怪人と戦う等の点も同じ。
- ウルトラマンアグル:手塚を演じた高野八誠氏が演じる変身ヒーローで、水が関係する。