風花風月 月下に舞い散る白銀の花 八華のランサー降臨!!
プロフィール
真名 | 長尾景虎(上杉謙信) |
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クラス | ランサー |
性別 | 女性 |
身長 | 167cm |
体重 | 53kg |
出典 | 史実 |
地域 | 日本 |
属性 | 秩序・善・人 |
好きなもの | 酒 |
嫌いなもの | 兵糧攻め |
設定担当 | 経験値 |
ILLUST | 武内崇(FGO)、経験値(昭和戦国絵巻) |
CV | 水樹奈々 |
「依怙によって弓矢は取りません。ただ筋目をもって何方へも合力します!」
概要
武内崇氏の手により生み出されたコハエースシリーズオリジナル英霊。月刊コンプティーク連載の『ぐだぐだエース(仮)』最終回にて爆誕してしまった新たなランサーのサーヴァントである。
判明した真名は「長尾景虎」すなわち上杉謙信の旧名だった。その後『Fate/Grand Order』に期間限定イベント『ぐだぐだファイナル本能寺』の配布サーヴァントとして参戦を果たした。
公式からの通称は「景虎ちゃん」。
真名
戦においては日本無双の武将と謳われ、後年は軍神とも称された越後の戦国大名、『上杉謙信』。
真名としている『長尾景虎』は元服後における初名である。自らを毘沙門天の化身と称し義をもって戦国の世を治めんと生涯戦い続けた。内乱の続いていた越後の国を統一、他国からの救援を受けては幾度なく出兵し武田や北条などと数多の戦いを繰り広げた。
戦場では常に先陣に立ち圧倒的なカリスマと軍才によって軍団を統率し、生涯に70数余の戦を経験するが大きな戦いでの敗戦は一つもない。生涯で幾度か改名しており長尾景虎、上杉政虎、最終的には上杉輝虎と名乗っている。最も有名な上杉謙信の名はその更に後に称した法号である。
他の女性化英霊とは違い上杉謙信には史実においても女性説が存在しており、今回はそれを拾ったものかと思われる(それを元にした先人も多数ある)。
人物
一人称は普段は「私(わたし)」、戦場では「我」。
僧兵を思わせる和風の戦装束を纏い黒いメッシュの入った長い銀髪を持つ女性。
史実の謙信同様、毘沙門天を強く敬う信心深い性格で誰に対しても自然体かつ朗らかな振る舞い。あまり召喚された事が無いのか後世の知識には乏しい方で作中で知った「軍神」の異名を気に入りよく名乗るようになった。また晩年の名である「謙信」の方が有名な事も意外に思っている。
政治や作戦立案の能力も相当なものだが、本人は「義」と「武勇」を尊ぶ直情的な思想の持ち主。
その為彼女が嫌う「兵糧攻め」をはじめとした搦め手にはかなり難色を示しており、戦うのなら正々堂々とするべきだという信条がある。それゆえに気持ちよく戦うために武田に塩を送ったとは本人の談。長ったらしい名前は覚えられないのか、どもったり省略する。
またサーヴァントでも屈指の酒豪であり、五時間飲酒をぶっ通して他の面々が死屍累々の状態となってもなお酒を飲み続けられるほどにはお酒が大好きである。誰が言ったか「SAKENOMI」。
イベントのショップでも検分という名目のちょろまかしをしており、好きな飲み方は塩を少し摘みながら飲むという健康に宜しくないもの(実際自らの死因でもある)。マイルーム会話では塩に加え梅干も好きであることや、生中(=ビール)にも興味津々に飲んでみたいと語っている。
一見すると聖人君子のように振る舞っているが、実は根本として感受性と感情表現が致命的に欠落した精神性の持ち主であり、ややもとすればその俯瞰的な視点は神のそれに近いものである。
立ち絵の表情や言動の節々にそれこそ虎の如く肉食獣じみた悪意のない凶暴性を滲ませており、ひたすら戦いを好むバトルジャンキー的な内面を所々で垣間見せている。
ノッブに「笑い虎」と称される程常ににこやかでグラフィックの表情差分も全て笑顔という徹底ぶり(誰が呼んだか「軍神スマイル」)。だが、幾つかの笑顔がかなり狂気的だったりヤで始まるアレを連想させるものが多かったので薄ら寒さを感じたマスターが続出したとか。回想シーンを見る限り、全ての感情表現が「笑うこと」に変換されてしまっているのだと思われる。
まさに「笑うという行為は本来攻撃的なものであり、獣が牙をむく行為が原点である」という言葉を感じさせ、その様な闘争心が高まると何故か「にゃー!」という掛け声を発音する。
恐らく「景虎」→「虎」≒「猫」の連想だろうか。虎はライバルの方じゃ……
人の心も「常識」としてしか分かっていないと思われる非人間的な面(人を騙そうとはしないため、サイコパスともやや異なる)が随所で見られ、幼少期はその得体の知れなさを怖がった父親により寺に入れられ武将として頭角を現した後も家族や家臣に恐れられていた。
本人も自分が普通ではないことに薄々気づいているらしく、何とか真人間のように振る舞おうとするような言動も見られる。史実同様常に「義」を重んじるのもそのためだろうか。そんな彼女が生きた心地を感じられたのは、生前では戦場での殺し合い(もっと言えば特定の相手との)のみだった。「武神」と畏れられるまでに戦いにのめり込んだのも仕方が無いだろう。
彼女の回想では父親に自身の異常性を指摘された時や部下や兄からの陰口を聞いた時に澱んだ瞳で笑っていた。その様は一見狂気的だが「悲しい」「泣きたい」と思っていても自分の精神には「人に必要なもの」がどうしても埋まってくれず、ただ笑うことしか出来ない様に見える。月の下で独り笑い続ける姿、仏前にて「人間とはなんなのか」と哄笑と共に苦悩し叫ぶ姿は痛々しい。
また生前厠で急死したことが度々ネタにされており、本人もその死に様を気にしている模様。
能力
神性の補正込みでも、敏捷以外のステータスは割と平均的。
一方それらに寄らない技量は「天才」の一言に尽きるレベルであり、ノッブからも「聖杯戦争ではガチで強い」と言わしめた戦国武将最強格の評に恥じない実力を有している。
8種の武具を同時に使いこなす戦闘スタイルが特徴。彼女はかつて戦場ではどのような装備が最も強いのか常日頃悩んでいた。そんなある日、刀を八本構える異形の毘沙門天像『刀八毘沙門天』と出会い開眼。「そうです、刀も槍も全部持っていけばいいのです!」……なんでさ。
次の日「八華の備え」と称して八つの武具を振り回し、戦場を元気に暴れまわる越後の軍神の姿があった。最強無敵の戦国武将『フルアーマー景虎ちゃん』の誕生である。
ただし鉄砲などの飛び道具だけは苦手なので使わないらしい。『王の財宝』のように武器を投げないのも直接得物で殴らないと性に合わないからのようである。
モーション中では、無銘の長槍と愛刀『姫鶴一文字』の二刀流で戦い、『禡祭剣』や『五虎退』を副武装とする。また、五虎退で火炎を起こしたり、槍の穂先に神気を纏わせることも可能。
エクストラアタックでは、敵の周囲に八種類の武器を出現させ、切り替えながら攻撃する。
ステータス
保有スキル
対魔力(C) | ランサーのクラススキル。魔術に対する抵抗力。魔術詠唱が二節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法など、大掛かりな魔術は防げない。 |
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騎乗(C) | 本来はライダーなどのクラススキル。乗り物を乗りこなす能力。ライダークラスの適性を持ち、その場合であればAランクの『騎乗』スキルを保持する。 |
神性(C) | 神霊適性を持つかどうか。その超然たる生き様は死後、彼女を指して軍神と称するまでに至った。また、毘沙門天の化身としての要素もあると思しい。 |
運は天に在り(A) | 「運は天が決める」という座右の銘が由来。毘沙門天の加護を信じている謙信は、戦場にて行うあらゆる行動に有利な判定を受ける事が出来る。 |
鎧は胸に在り(A) | 「身を守る事は心と力で決まる」という座右の銘が由来。飛び道具に対する防御スキル。生前、銃弾飛び交う敵の眼前で悠然と酒をあおるも、全ての弾は謙信を避けて通ったと言われる逸話がスキルとなったもの。強烈な自負心が事象操作に近い現象を起こし、弾の軌道すら歪める為、本人が当たると思わなければ絶対に弾が当たる事はない。ただし本人に当たると思わせる程の気迫を込めた射撃であれば加護を破る事は可能。『矢避けの加護』同様、超遠距離からの直接攻撃及び広範囲の全体攻撃が対象外になるかは不明。 |
手柄は足に在り(A) | 「手柄は自力で掴む」という座右の銘が由来。戦においては日本無双と謳われた景虎の戦術的直感能力がスキル化したもの。生涯において70を超える合戦を経験し、その殆どに勝利している景虎であるが、城攻めは若干苦手。 |
シナリオで披露した詠唱から使用する8種の武器のラインナップがある程度示されている。
宝具
毘天八相車懸りの陣(びてんはっそうくるまがかりのじん)
- ランク:B
- 種別:対人/対軍宝具
- レンジ:1〜50
- 最大捕捉:1〜100人
「我が敷くは不敗の戦陣!」
「駆けよ、放生月毛(ほうしょうつきげ)!毘沙門天の加護ぞ在り!『毘天八相車懸りの陣(びてんはっそうくるまがかりのじん)』!!」
長尾景虎が得意としたといわれる車懸かりの陣を対人戦に転化した宝具。本来は軍勢をいくつかに分け、入れ代わり立ち代わり敵陣に攻めかかるという陣形。真名解放時には完全武装騎馬形態の景虎が8体に分身し代わる代わる襲い掛かる必殺の一人車懸かりの陣。景虎の8体の分身はそれぞれ得物が違っておりそれぞれが上述した8種の武器を使い分けている。
本来はライダークラスでなければ召喚不能な愛馬、放生月毛を毘沙門天の名の下に強制召喚するという無法振りも披露する。この無法は霊基が変わっても行なっている。
刀八毘沙門天(とうはちびしゃもんてん)
- ランク:不明
- 種別:不明
- レンジ:不明
- 最大補足:不明
「姫鶴飛んで、山鳥遊ぶ……谷切り結び、五虎退かば……祭剣まつりて、七星流る……松明照らすは、毘天の宝槍……これこそは我を守護せし異形の毘天、数多の宝剣宝槍を手に仏敵を滅す我が宝具――『刀八毘沙門天(とうはちびしゃもんてん)』なるぞ!」
シナリオで使用。
自らを依り代に毘沙門天の化身を顕現させる宝具。
この状態では神性が上昇し、疑似神霊とも張り合える程の戦闘力となる。
出演作品での活躍
ぐだぐだエース
『帝都聖杯奇譚回顧録 昭和戦国絵巻』と題されている新作(予定)に突如初公開される。コンプティークにて真名を当てることができた方に抽選プレゼントの懸賞応募が行われていた。
マスターは『月姫』の弓塚さつき。まだ設定が出来ていなかった為か、こちらでは笑顔以外の表情も出ている。初登場時はアホ毛が付いていたがセイバーでは無かった為、来月号に登場した際は無くなっていた。言動も砕けた口調で、タメ口でケンカを売っていた。
Fate/type Redline
聖杯戦争を紹介するページに豊臣秀吉とともに登場。
恐らく前日譚『昭和戦国絵巻』に登場する関係だと思われる。
Fate/Grand Order
2019年7月開催のイベント『ぐだぐだファイナル本能寺』にて、真名の「長尾景虎」として実装。
配布サーヴァントの例に漏れずレアリティは☆4で、クラスは当然ランサー。
特異点に迷い込んでしまった主人公一行に出会い力を貸してくれる。当初は仮の名前として「お虎」「八華のランサー」を名乗っていたが、その後すぐに真名も明かしていた。
『FGO』でのイラストは社長による原画にこやまひろかず氏、縞うどん氏による彩色がなされたもの。背景は下越氏が担当。彩色担当のひとり縞うどん氏は本作において八華のランサーが持つ複数の武器のデザインも担当している。上杉謙信のイメージによくある頭巾姿の衣装差分もあり、こちらは「行人包」という名前で簡易霊衣開放になっている。
ゲーム上での性能
最大HP | 11360 |
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最大ATK | 9617 |
カード配分 | Q1・A2・B2 |
スキル1 | 運は天に在り(A)/自身のArtsカード性能をアップ&自身のスター集中度をアップ(1ターン) |
スキル2 | 鎧は胸に在り(A)/自身に回避状態を付与&自身のNP獲得量をアップ(1ターン) |
スキル3 | 手柄は足に在り(A)/味方全体の攻撃力をアップ&味方全体のクリティカル威力をアップ&味方全体のスター発生率をアップ(3ターン) |
宝具 | 毘天八相車懸りの陣(Arts)/敵単体に超強力な攻撃&敵単体の攻撃強化状態を解除&敵単体のクリティカル発生率をダウン(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ> |
イベントで配布されたランサーとしてはジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィに次いで二人目で、単体宝具としては初。ランサークラスでは初となるQ1・A2・B2のカード構成で、宝具もA。ステータスは攻撃寄り。A性能アップとスター集中、クリティカルアップのスキルを所持しており味方をサポートしつつ自身のクリティカル運用が中心となる。
宝具込みのArts3枚、かつArts性能アップ&NP獲得量アップ&スター集中率アップ&クリティカル威力アップとカードの回転次第では宝具の連続解放も可能になる。そうでありながら味方全体の攻撃性もカバーできる器用さも並存しており、エースアタッカーとサポーターを兼業する器用万能な前線型指揮官。六合大槍の李書文とは、ほぼステータスも攻撃性も同等だがアタッカー特化の李書文に対しやはり味方のカバーもできる点で棲み分けられる。
宝具効果は上表の通り。
配布サーヴァントの特権でイベントをこなせば確実に宝具マックスにでき威力は安定する。
ただし、自己強化バフが1ターンしか持続せずNP獲得量アップと回避が併存している点が難点。高性能なQuickも1枚のみで自前でスターを稼ぐのは得手とは言い難い面もある。よって安定した宝具の連続解放には、味方や概念礼装でのサポートと、スター生産能力へのフォローが必須となる。
この点さえ押さえておけば「軍神」の異名の所以を存分に堪能できるだろう。
育成面では大量消費の常連である「英雄の証」を1スキルあたり36個、それもスキルチャージ短縮の境目であるLv4〜6に要求されるのが課題となる。全スキルが噛み合うことで真価を発揮するタイプのアタッカーゆえに主力に据えるなら出来るだけ足並みを揃えたスキル育成を目指したい。
関連人物
生前
武田氏19代目当主である永遠のライバル「甲斐の虎」。関わりが多かった「晴信」の名で呼ぶ。
景虎は宝具にあるようにライダークラス(及びセイバークラス)の適性も持っているが、聖杯戦争で再び晴信と対決するために彼の最適正クラスであるライダーでの召喚を固辞している。
『ぐだぐだ太閤伝ZIPANG』の描写によれば、景虎の側は彼と戦いたくて仕方ないらしいが、当の晴信は彼女のバトルジャンキーっぷりにドン引きしており、避けられていた模様。
後北条氏3代目当主で15歳年上のライバル「相模の獅子」。
彼とも小田原城の戦いなどで幾度となく戦ったが、小田原城を攻め落とせず引き分けに。
彼の息子(七男)、北条三郎(上杉景虎)が彼女の養子となっている。
敵対者の1人。「ゲェーッ!?」って言われるほどには知己の間柄。
ノッブの武将としての手腕は認めているが、あくまで自分のほうが上だと断言している。
実の父親。生まれた時から笑っていた景虎を恐れていた。
もっとも、史実の彼は景虎以上に無茶苦茶な人間であったらしい。
実の兄。病弱だったため景虎に当主を継がせた。
景虎の非人間性には父や妹共々恐怖していた。
実の姉で景勝の母親。
景虎に恐怖しつつも「人を理解できずとも徳を積め」と言い、身を案じていた。
実の甥で綾御前の子(次男)。彼女の養子となり後に上杉家の家督を受け継いだ。
なお、史実では生涯一度しか笑わなかったというFateの景虎とは真逆の逸話の持ち主。
景勝の小姓であり、幼い頃より彼に仕え側近として彼を支える。後に米沢藩の筆頭家老となる。彼が上杉家の表舞台に現れたのは景虎(謙信)の死後であるが、景勝共々交流はあったと思われる。
実は木曾義仲の家臣で、彼の妻である巴御前の兄とされる樋口兼光の末裔とされる。
生前の家臣で景勝の実父。
生前の家臣で上杉二十五将の一人。「うさみん」と呼ぶ。
内政に興味のなかった景虎に小言をよく言っていた模様。
直江景綱、柿崎景家、甘粕景持、本庄実乃、新発田重家、他上杉二十五将
上述の宇佐美と同じく、生前に景虎(謙信)に仕えた上杉家臣団。晴信(信玄)の軍にも引けを劣らぬ程の実力を持った猛者たち。川中島の戦いでも武田軍を苦戦させた。
Fate/Grand Order
契約したマスター。
出会った当初は他者の力を借りなければ無力な上にお人好しな彼/彼女の精神性を理解できず気持ち悪いと思っていたが、その姿から人のあり方の一端と自分の存在意義を見出し力を貸すことを決める。契約して以降はヒヤヒヤする言動を交えながらも何だかんだで彼女なりに尊重している。
有名な日本の武将なので興味津々であり「鵯越の逆落とし」を見たがっている。
本人はもうやりたくないらしいが。精神的には真逆であり「人の心を理解出来ず苦悩する」のが謙信なら牛若丸は「人の心を理解しようとすらしない」のである。
自分や信長の死後日本を統一した男ということで、さぞかし徳の高い将だろうと思っていたらしい。しかしその女癖や人物像を聞かされてからはちょっと呆れて茶々に同情している。
絡みは彼女の戦法について「剣じゃないなにか」に勘付いたセリフだけと少ないが、中の人は某SAKIMORIの相方である。また生死感などの考え方も近い物を持っている。
騎馬に乗って戦う同士として敬意を表すが、前者が「馬に乗っているのにランサー」後者が「槍を振り回しているのにライダー」といった具合にクラスが紛らわしいため「解せぬ」と述べている。
こちらもライダーでないにもかかわらず、馬を連れているサーヴァント。
一応彼もライダーの適性はあり、ストーリー中でも登場している。
直接の絡みはないのだが『ぐだぐだ本能寺』にて景虎の代役「上杉アルトリア」の役を任される。経験値が明かしたところによれば「上杉」と「飢えすぎ」をかけたダジャレだったらしいが、アルトリアにも「王は人の心がわからない」と言われた経験があるのは何の偶然か……
こちらも生前は剣と槍と言った複数種類の得物を使いこなしていたサーヴァント。
ただし同じランサーでも槍と刀を装備してやりたい放題の景虎と違い、彼はなまじ武具のそれぞれが殺傷力の高い宝具になっているせいかクラスによって使える得物が制限されてしまっている。
性格・主義・思想・戦術観など、奇しくも正反対に当たる武将。
また双方ランサークラスとしながらも、同じライダー(こちらはその候補であるが)の宿敵に対して「(出来れば)二度と戦いたくない」と思われている点も真逆である。
人間でありながら、人間性の一部が抜け落ちた者繋がり。また彼も基本的に笑顔である。
ただし先天的に抜け落ちている景虎と違い、こちらは後天的なものである。
ある目的のために自ら感情の一部を捨てているという差異がある。
種族における異端児繋がり。「鬼」でありながら「鬼らしからぬ精神性」を持つ者と「ヤガ」でありながら「ヤガらしからぬ精神性」を持つ者。どちらも人間基準で見れば話の通じる常識人だが、それぞれの側から見ると「その種族の価値観を持たぬ異端の存在」であり、その構図は「人」でありながら「人らしからぬ精神性」を持つ景虎に似ている。
その他
Fateで「虎」といえば、もちろんこのお方。
彼女は景虎とは違い人間味豊かだが、バーサーカーめいた点は共通している。
余談
中の人はご存知水樹奈々。『Fateシリーズ』自体にはこれが初参戦だが、他の型月作品においては『空の境界』の黄路美沙夜を演じていた。事前配信特番で景虎の宝具動画が公開された途端、長年彼女の声に慣れ親しんだ有志たちには即特定され「ついにFateにフェイトが参戦」「SAKIMORI」「知名度的に☆5なのにまさかの配布」などと話題になった。
なお水樹女史と史実の景虎は(新暦と旧暦の違いこそあるが)共に1月21日が誕生日という共通点があったりする。また不摂生が死因となった景虎に対し水樹女史はそもそも酒が苦手であり、日頃から身体を鍛え体調管理も怠らないバリバリの健康主義である。
なお、水樹女史はモンストのアニメ版ではアーサー・ペンドラゴン(こちらも女子)の声を担当されている(ゲーム版本編は別の声優さんがやっているので注意(MV版は水樹女史が担当している))。ちなみに『Fate』のアルトリア役の川澄女史はミロク役で出演している。
その鮮烈な顔見せによる話題性や社長絵に奈々ボイス、そして配布鯖という好待遇から多くのユーザーの興味をそそり、結果その後露わになった闇の深さにドン引きした者が多数。
同時に、そのある意味物悲しい内面に惹かれたマスターも多い。
似たような(感情の一部や共感性の欠落といった意味での)人格破綻サーヴァントに牛若丸と源頼光が居るが彼女らに比べると自身の異常性を幾分か自覚しており、それに悩みつつも向き合おうとしていた点から、まだ彼女のほうが人間的だといえるだろう。それとも単なる生真面目か。
厠で死んだ逸話が型月世界でも採用されておりイベントで「美少女戦国大名は厠に行かない?そんなわけないじゃろ。越後の龍も厠で乙っとるわ」と第六天魔王にネタにされる始末。第六天魔王との掛け合いからウォシュレットにも興味を示し始めた。誰が言ったか「トイレの軍神様」。
その後、実際にカルデアで体験した際には妖怪か何かかと大いに慌てふためいていた(その時に命名したのは「妖怪お尻水かけ」)。尚、本人は厠云々をネタにされた際には表情は笑顔であるものの明らかに怒った様子で「その話はもういいですから!」と話題を打ち切った。
史実での一番の別名が「越後の龍」であるのは有名な話だが本作では真名に「虎」が入っている関係上なのか、龍とは対の白虎を思わせる外見とキャラクターになっている。
ちなみに彼女が自称する毘沙門天の使いは龍ではなく虎とされていたし、景虎の別名として「越後の虎」がある為に別段おかしい事ではないのだ。龍か虎どっちなんだアンタは……(どうでも良い余談ではあるが、虎の他に毘沙門天の使いとされるムカデの別名は「天龍」である)
果たしてライバルである「甲斐の虎」は差別化を測れるのであろうか……
2019年8月3・4日に開催された『Fate/Grand Order Fes. 2019 ~カルデアパーク~』におけるトークセッションで2019年度登場サーヴァント中、一番聖杯を捧げられたランキングが発表され、彼女が堂々の第1位に輝いた。2019年が始まって半年ちょっとである為、ノミネート数自体が少なめである事を差し引いても彼女が実装されたイベントは7月4日の開始であり、僅か一ヶ月で先行組をぶっちぎってみせた事になる。なお、2018年度の年末に発表されたランキングでは岡田以蔵が第1位に輝いている事から、ぐたぐだ組の存在感を改めて見せつける事にもなったと言える。
関連イラスト
関連タグ
Fateシリーズ コハエース Fate/GrandOrder
酒豪 武人 戦国武将 白虎 軍神 オリジナル笑顔 サイコパス 武芸十八般
- 風鳴翼:中の人繋がりで、愛騎で戦場(いくさば)を駆ける者同士(ただしこちらの愛騎はopの度に爆発四散する)。
- 美綴綾子:中の人が某ニチアサでの相方だった。
- 上杉ケンシン:同モチーフ女体化繋がり。ちなみに中の人は赤い悪魔
以下、『ぐだぐだ超五稜郭』のネタバレ注意!
人ならざる力と精神を持って生まれた彼女の正体。
それは、景虎の母親である青岩院が旅の仏僧から手に入れた謎の仏舎利(少なくとも毘沙門天のものではない「何か」)を飲み込んだことで誕生した、正真正銘の生人神であった。
本来であれば、一機構として日の本の裁定者として生きるはずであったが、宿敵との出会いを通して執着と人への興味が芽生え、母親の意図とは食い違っていくこととなった。
そして、そのことを今川氏真から知らされた景虎は自身の姿を真似た母親と再会。自身を歪みとして消し去ろうとする彼女に対して「生涯の宿敵」や「守ろうと思える主」の存在によって人への執着を捨てないことを決意して完全に決別。力を奪還して真の姿へと進化する……