サンドパン
さんどぱん
基礎データ
全国図鑑 | No.0028 |
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カントー図鑑 | No.028 |
ジョウト図鑑 | No.049 |
ホウエン図鑑 | No.113 |
イッシュ図鑑 | No.114 |
マウンテンカロス図鑑 | No.098 |
アローラ図鑑 | No.329 |
ヨロイ島図鑑 | No.169 |
キタカミ図鑑 | No.117 |
ローマ字表記 | Sandpan |
ぶんるい | ねずみポケモン |
タイプ | じめん |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
たかさ | 1.0m |
おもさ | 29.5kg |
特性 | すながくれ/すなかき(隠れ特性) |
おとしもの | サンドのツメ |
タマゴグループ | りくじょう |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | サンドパン | sand(英語で砂)+pangolin(英語でセンザンコウ) |
英語・スペイン語・イタリア語 | Sandslash | sand(砂)+slash(切り付ける) |
ドイツ語 | Sandamer | Sand(砂) |
フランス語 | Sablaireau | sable(砂)+blaireau(アナグマ) |
韓国語 | 고지 | 고슴도치(goseumdochi、ハリネズミ)+두더지(dudeoji、モグラ) |
中国語 | 穿山王 | 穿山甲(chuānshānshǔjiǎ、センザンコウ)+王(wáng) |
ロシア語 | Сэндслэш | 英語名の音写 |
ヒンズー語 | सैंडस्लैश | 英語名の音写 |
タイ語 | แซนด์แพน | 日本語名の音写 |
ヘブライ語 | סנדסלאש | 英語名の音写 |
リトアニア語 | Žvyrius | 英語名より |
概要
初代『赤・緑』から登場。サンドがレベル22で進化するポケモンで、バージョンによっては野生でも生息している。
砂漠や荒地に生息。皮膚が硬くなったトゲや爪で身を守っており、体を丸めて防御や逃走、攻撃に加え日射病を防ぐ事に活用するなどオールラウンダーな凄いやつ。また、これらの部位を欠損してもすぐに生え変わる。
また、森林の生活にも適応しており、爪を用いての木登りも得意で、敵からの襲撃を防ぐために寝床にしたり、木の上から丸まった姿で奇襲する辺り、かなりの頭脳派。
爪やトゲは農具に加工されるらしく、ここからじめんタイプらしい地面を掘り進む能力にも優れている事が窺える。脚もそれなりに早く、砂地を走り回って砂煙を起こすといった芸当もできる。
名前の由来はおそらくサンド+パンゴリン(センザンコウ)。漢字表記では「穿山王」とかっこいい表記になっている。ねずみポケモンだが、センザンコウやアルマジロに近くあまりネズミっぽくない。センザンコウは、昔はアルマジロやアリクイなど貧歯目(現在ではアルマジロは被甲目、アリクイは有毛目に分けられている)に分類されていたが、食肉目(猫や犬などを含むグループ)に近いということがわかっている。他にハリネズミ目(旧来の食虫目はハリネズミ目とトガリネズミ目に分割)のハリネズミ、齧歯類ではヤマアラシがモデルに入ってると思われる。ちなみに、フランス語だと「Sablaireau」(スナ+アナグマ)と表記している辺り、アナグマと認識されているらしい。
名前にちなんでサンドイッチを食べているネタや1日3食パンを食べているというネタを公式から投下されたことがある。後年、本当にサンドイッチが作れるようになってしまったが肝心のサンドパンと進化前は不在であった…
デザインが格好よくもあり、可愛いくもあるので、一定のファンがいる。進化して欲しいような、しかし進化して変なデザインにならないか心配されているポケモンである。
ゲームでの特徴
初代・FRLG・ピカブイ
- 第1世代では進化前のサンド共々、アーボとアーボックとで出現するバージョンが異なっていた。サンドとサンドパンは『緑』『青』『ピカチュウ』で、アーボとアーボックは『赤』でのみ野生で出現していたため、図鑑を満たすためには出現するバージョンで捕獲した個体と交換する必要があった。
- 『ピカブイ』でもサンドが『Let's Go!ピカチュウ』版のみ登場する。
- ストーリーにおいては、ピカチュウバージョンのみグリーンの手持ちで登場。
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
初代 | 75 | 100 | 110 | 55 | -※ | 65 | 405 |
第2世代以降 | 75 | 100 | 110 | 45 | 55 | 65 | 450 |
※初代での「特攻」・「特防」は「特殊」へ纏められていた
- 初代は「きりさく」「つるぎのまい」アタッカーとして99カップを主戦場に活躍したが、世代を追うごとに環境に置いて行かれ、不遇ポケモンとなってしまった。普通に物理型をやらせても劣化としかならず、素早さも中途半端。おまけに昔は自力で強力なじめん技を覚えられなかった(『BW2』以降から「マグニチュード」「じしん」などを自力習得出来るようになっている)。
使用トレーナー
ゲーム版
- グリーン:初代ライバル※1
- サカキ:ジムリーダー(カントー)※2
- ナツメ:ジムリーダー(カントー)※3
- シジマ:ジムリーダー(ジョウト)※3
- ヤーコン:ジムリーダー(イッシュ)
- ケイタ:サンドパンマスター
- ナナセ:かんこうきゃく※4
※1 『ピカチュウバージョン』のみ
※2 『BW2』
※3 『ポケモンスタジアム金銀』
※4 ポケモンマスターズのバディーズ
アニメ版
- ユウジ(無印141話)
- エリコ(無印204話)
- シンタロー(無印219話)
- ダツラ(AG135話)
- コジロウ/ロケット・ガチャット(新無印52話)
- ソラオ(ミュウツーの逆襲)
漫画版
- マグマ団したっぱ(ポケスペ)
番外作品
アニメ版
アニポケ・サトシの旅シリーズ
- ソラオのサンドパン
- 劇場版『ミュウツーの逆襲』のゲストキャラの手持ちとして登場。手持ちでは動きが1番鈍いために直ぐ捕まってしまうがサトシに救出される。
- 無印71話
- ミヤザキやまの一際大きい個体のイワークに挟まっていた。それがイワークが暴れている理由であり、シバによって巨大イワークと共に助け出される。
- ユウジのサンドパン
- 無印141話でサトシとヒノアラシの取合いとなったユウジの手持ちとして登場。「すなかけ」や「スピードスター」で攻撃しないヒノアラシにへ襲い掛かる。しかし、木へ爪を引っ掛けて動けなくなった際に頭上よりヒノアラシが体当たりをかまして気絶した。
- 無印204話
- 岩山にトンネルを掘っていたエリコの手持ちとして登場。
- シンタローのサンドパン
- 無印219話では銀岩島でしか取れない銀岩石から銀色の羽根を作れる職人シンタローの手持ちが登場。シンタローの幼馴染であるユリコに渡す本物の銀岩石で出来たブローチを作る時に磨きの作業を手伝った。ブローチをロケット団に奪われた時ロケット団の攻撃を「すなあらし」で防ぎ、「スピードスター」でアーボック達を攻撃した。ユリコに告白出来ずにいるシンタローの足を踏み付けて告白させている。
- AG135話
- ダツラの手持ちと思われる個体が登場。
- DP8話
- ロケット団の偽ジム・ポワゾジムに挑戦に来た少年トレーナーの手持ちとして登場。サンドパンを使ってジムリーダーのプリンセス・ポワゾン(ムサシ)のグレッグル(後のタケシの手持ち)と対戦するがどくづきの一撃で敗れてしまい、ムサシ達がポケモンをジムに預ければもっと強くするといわれ預けられてしまう。ロケット団がやられた後は返された模様である。
- 新無印52話
- ロケット・ガチャットで排出されたポケモンで登場し、コジロウが使用。モグリューと共にドリルライナーで地中に潜ったダグトリオを攻めたが、じならしによって返り討ちとされた。
その他