キャタピー
きゃたぴー
基礎データ
全国図鑑 | No.010→No.0010 |
---|---|
カントー図鑑 | No.010 |
ジョウト図鑑 | No.024 |
セントラルカロス図鑑 | No.023 |
アローラ図鑑 | No.017 |
メレメレ図鑑 | No.017 |
アーカラ図鑑 | No.008 |
ガラル図鑑 | No.013 |
ローマ字表記 | Caterpie |
ぶんるい | いもむしポケモン |
タイプ | むし |
たかさ | 0.3m |
おもさ | 2.9kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性 | りんぷん |
隠れ特性 | にげあし |
タマゴグループ | むし |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | キャタピー | caterpillar(英語でイモムシ) |
英語 | Caterpie | 日本語に同じ |
スペイン語 | 〃 | 〃 |
イタリア語 | 〃 | 〃 |
ドイツ語 | Raupy | Raupe(イモムシ) |
フランス語 | Chenipan | chenille(イモムシ) |
韓国語 | 캐터피 | 日本語に同じ |
中国語(簡体字) | 绿毛虫 | 绿(緑)+毛虫 |
中国語(繁体字) | 綠毛蟲 | 綠(緑)+毛蟲(毛虫) |
ロシア語 | Катерпи | 英語名の音写 |
ヒンズー語 | कटेरपी | 英語名の音写 |
タイ語 | คาเตอร์ปี | 日本語名の音写 |
ブルガリア語 | Катерпи | 英語名の音写 |
ヘブライ語 | קטרפי | 英語名の音写 |
リトアニア語 | Katerpis | 英語名より |
概要
第1世代『ポケットモンスター 赤・緑』より大半の作品に登場し続けている緑色の体色をしたイモムシポケモン。
大きな眼と頭部の赤い触角が特徴的である。その容姿やアニメでの活躍より、結構可愛いとする愛好家も存在する。この体色にはカモフラージュ効果があり、同色の葉っぱの中に潜り込み身を潜めることが可能。
体よりも大きな葉っぱを食べ尽くすほどに食欲旺盛で、1日に100枚も食べるらしい。足は短いが、どんなところにも吸い付く吸盤となっており、坂でも壁でも、くたびれることなく進める。
角から強烈な臭気を出して鳥ポケモンなどの天敵を追い払うとあるが、残念ながら、そういった技は(ゲーム的には)習得しない。
「捕まえやすく成長も早いので新米トレーナーにオススメのポケモン」とお墨付きがしてある一方で、「自然界では常に餌として狙われる運命」とも説明されており、自然界の厳しさを体現しているポケモンでもある。
ちなみにくりくりとした愛らしく大きな目は「良く見ると体の模様」という記述もあったが、「そのまま目になっている」という記述もあり、真相は定かではない。恐らく、書き手に委ねられている。アニポケでは涙目となったりしている。ゲームでは一切変化しないことがほとんどであるが、『クリスタル』では瞬きしている。
アゲハチョウの幼虫に似ているが、最終進化系バタフリーはモンシロチョウに似ている。ここら辺はモルフォンとのグラフィック入れ違い疑惑が出ているが、真相は不明である。
色違いは緑色の体色が一変し、明るい黄色となる。
名前の由来は、英語で「イモムシ」を意味する「キャタピラー(caterpillar)」からであると思われる。
ゲーム上の特徴
初代
ビードルと並ぶ序盤虫ポケモンで、『赤』ではトキワの森・25ばんどうろ、『緑・青』では2ばんどうろ・24ばんどうろにも出現するが、『ピカチュウ』ではトキワの森限定である。
初代ではヒトカゲを選ぶとジムリーダー、タケシという難関が立ち塞がるやめ、キャタピーかトランセルを捕獲しバタフリーまで最終進化させて「ねんりき」で戦った人もいるではないだろうか?
ルビー・サファイア・エメラルド
ホウエン地方には生息していない。
ダイヤモンド・パール・プラチナ
ファイアレッドとダブルスロットすることで『DP』では204ばんどうろ、『プラチナ』では加えてハクタイの森にも出現するようになる。
ハートゴールド・ソウルシルバー
『ハートゴールド』では『金』と比べると生息範囲は狭め、『ソウルシルバー』ではリメイク前同様自然公園のむしとり大会でしか出現しない。
ブラック・ホワイト / ブラック2・ホワイト2
『ホワイト』で12ばんどうろでトランセルとバタフリー、『ホワイト2』ではヤグルマの森にある隠し穴でバタフリーが生息するが、キャタピーは出現しないため、タマゴより孵化させる必要がある。
オメガルビー・アルファサファイア
リメイク前同様ホウエン地方には生息していない。
ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール
『ブリリアントダイヤモンド』限定で全国図鑑入手後の地下大洞窟の「ひろめのくうどう」「そうげんのくうどう」「しつげんのくうどう」「かわぎしのくうどう」「ひだまりのだいくうどう」「みずかがみのだいくうどう」「そこなしぬまのだいくうどう」に出現する。
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第1世代 | 40 | 30 | 35 | 20 | ※ | 45 | 175 |
第2世代以降 | 40 | 30 | 35 | 20 | 20 | 45 | 195 |
※第2世代以前の「とくこう」・「とくぼう」は「とくしゅ」に纏められていた。
幼虫だけあって戦う力は弱く、図鑑で(明言はされていないが)天敵とされる鳥ポケモン(合計種族値では、ポッポが251・オニスズメが262)達より一回り小さい能力を融通。
自力習得可能な技は「たいあたり」「いとをはく」「むしくい」の3つのみ。進化系バタフリーは物理攻撃が苦手なので、覚えさせても活かせるとはいえない。進化条件を満たしたら、すぐトランセルにしてしまおう。
一応、教え技で「いびき」を覚える。ウスタビガの幼虫など鳴くイモムシがいるからかもしれない。……が、『剣盾』で何故か没収された。
他には「エレキネット」も覚えられる。どこから電気を出しているかは永遠の謎。
番外作品
ピカチュウげんきでちゅう
トキワのもりでバタフリーより5匹のキャタピーの子守りを頼まれるイベントが発生。キャタピーが腹をすかせると体の色が青くなってしまい、時間が経つと赤くなってしまう(流石に死なないので安心して欲しい)。その前にピカチュウに「ベニつぼみ」を採ってキャタピー達に食べさせ、バタフリーが帰ってきた際にお腹をすかせているキャタピーが1匹もいないと子守りが成功。バタフリーからお礼として「ルビー」をもらえる。
ポケモン不思議のダンジョン
『救助隊』で主人公達の救助隊に憧れを抱いているバタフリーの息子として登場。始めは臆病な描写もあったが、心根は真っ直ぐで主人公達と触れ合う内に芯の強さを身につけていく。救出後は、同じく主人公とパートナーに助け出されたトランセルと共にナマズンの池で遊んでいる。主人公達を慕っており、濡れ衣を着せられても最後まで無実であることを信じ抜いたり、救助隊基地建築に協力した。
ポケパーク
「ポケパークWii」ではグリーンゾーンにある木にぶつかると落下して来る。おにごっこで捕まえれば友達となれるが余りの遅さにびっくりする。
『2』ではフローラエリアでバトルすると友達となってくれる。
ポケモンスリープ
うとうとタイプ。得意なものは「きのみ」、メインスキルはランダムで食材を6個ゲットする「食材ゲットS」。
ワカクサ本島・シアンの砂浜・トープ洞窟・ウノハナ雪原・ラピスラズリ湖畔に生息。
寝顔は「ぺったり寝」「あたまおもい寝」「いとをはく寝」「おなかのうえ寝」。
育てやすいポケモンで、序盤から活躍することが可能。
アニメ版
アニポケ・第1~7シリーズ
レギュラーの手持ち
- サトシのキャタピー
サトシが始めて自力で捕まえたポケモンにして、初のむしタイプである。詳細はこちら
- ゴウのキャタピー
『新無印』の6話で草を食べていたところをゴウにゲットされる。ゴウがヒバニーの次にゲットし、初のむしタイプでカントー地方のポケモン。
カイロスとビードルはゲット前からの友人関係。ポケモンフーズがなくなった事件ではビードル共々、ベトベターに疑われた。また、他のポケモン達とは違い、ポケモン同士の喧嘩には加勢していなかった。
第46話では糸を吐いてゴウとサトシのための綱渡りを、第102話では糸でゴウ達が降りるためのロープを作った。
野生・ゲストなど
- 無印88話:ピンカン島のピンク個体がいる。
- 無印100話:マンダリン島・ヤンベラの町に住むラルフとエミリの手持ちの2匹が登場している。
- 無印144話:バトルでは使用していないが、恐らくツクシのポケモンとして登場。
- キイチのキャタピー
無印191話で登場。最後にキャタピーを使ってノコッチをゲットしている。
- ゼンキチのキャタピー
AG142話にて、ポケモンの能力を道具化して発明している発明家ゴードンの研究所でポケモントレーナーの勉強をしている男子・ゼンキチが連れている個体が登場。研究所に忍び込もうとする者を取り締まったりもしている。
床に落ちた「かなりふしぎなアメ」を食べてしまったことで巨大化してしまう(時期的にダイマックスではない)が、バタフリーに進化してロケット団に拐われたゴードンを救出し、ロケット団を撃退した。
なお、10歳にならないとポケモントレーナーとなれないアニポケにおいてゼンキチはまだ10歳にも満たないため、モンスターボールに入れていない。
オニスズメ達の「かぜおこし」によって飛ばされてしまったサトシの帽子を見かけた事でサトシのピカチュウとロケット団のニャースと共に同行。木々に連続で「いとをはく」を使ったアクロバティックな移動が可能。
共に月を見るシーンがあるが、無印におけるサトシの個体のオマージュ(上述の動画)と思われる。
アニポケ・第8シリーズ
- カントー離島のキャタピー達
ロイが住む島にいる野生のポケモンで4話から登場。ホゲータが食料であるきのみを食べ尽くしてしまったことで怒って興奮し、ホゲータを追っていたリコとニャオハを襲撃。
一時はロイの投石に引付けられて見失うが、リコとロイを見付けてビードル達と共に「いとをはく」で拘束。駆けつけたフリード博士とキャプテンピカチュウの連携で糸で雁字搦めとなり、その隙に「ラムのみ」を与えられたことで落ち着く。その後、リコ達がきのみを集めたことでホゲータを許した。
5話ではロイの説得を受け、ストライク・ビードル達と共にライジングボルテッカーズを助けに向かい、「いとをはく」でブレイブアサギ号の修理を行った。
62話の回想にも登場しており、他の野生のポケモン達と同様にロイの歌で仲良くなった事が判明した。
漫画版
ポケットモンスターSPECIAL
関連タグ
図鑑番号順
0009.カメックス(メガカメックス/キョダイマックスカメックス)→0010.キャタピー→0011.トランセル
同世代幼虫ポケモン
その他
- キャタピー(ドラゴンボール):同名のキャラクター。北の界王死んじゃった記念武道大会で孫悟空の対戦相手。繭となり成虫になるために1200年掛かる。
- キャタピラー(DQ):国民的RPGの芋虫モンスター繋がり。