「ぷりぃぃぁあ!!」
基礎データ
全国図鑑 | No.0985 |
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パルデア図鑑 | No.377 |
ローマ字表記 | Sakebushippo |
ぶんるい | パラドックスポケモン |
タイプ | フェアリー/エスパー |
たかさ | 1.2m |
おもさ | 8.0Kg |
せいべつ | 不明 |
とくせい | こだいかっせい |
タマゴグループ | タマゴみはっけん |
他言語版の名称
ドイツ語 | Brüllschweif |
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英語 | Scream Tail |
フランス語 | Hurle-Queue |
スペイン語 | Colagrito |
イタリア語 | Codaurlante |
韓国語 | 우렁찬꼬리 |
中国語 | 吼叫尾 |
概要
ポケットモンスター 第9世代『スカーレット・バイオレット』から登場するプリンのこだいのすがたと思われるパラドックスポケモン。
名前の由来はまんま「叫ぶ尻尾」から。昔の探検隊が見たままを表した仮称が採用されたコードネームのようなネーミングで、どの言語もほぼ同じ意味である。
その名の通り、現代のプリンにある前髪状の部分が異様に長く伸びており、後ろに流してポニーテール(馬の尻尾)のようにしているのが特徴。体色も基本的に同じピンク色であるが、ポニーテールの先の方は色が濃くなり、目の周辺にもアイシャドウや頬紅状の模様が入る。
体格もプリンより二回り大きく、特に両足が発達していて指が3本に分かれているのがしっかり確認可能。口からは牙も覗き、臀部にも現代種には無かったごく短い尻尾が生えている。
鳴き声のSEもプリンと共通するが、古代種共通の特徴な重く反響するようなエフェクトがかかっている。
プクリンへ進化することはなく、タマゴ未発見につきププリンにあたる進化前も確認できない。ただ、軽い体重とそれに伴う浮遊能力は変わらない模様。
可愛い外見に反して近づくものに襲いかかる凶暴で攻撃的な性格をしており、「月刊オーカルチャー」では原始的な姿と凶暴性から10億年前のプリンではないかという説も出ているらしい。
ちなみに10億年前とは地球では先カンブリア時代、まだ恐竜どころか魚すら存在せず、ようやく原始的な多細胞生物が誕生しようとしていた時期である。ポケモン世界は歴史が異なるとはいえ余りにも大昔すぎるのでは…?(オカルト雑誌特有の話を盛った胡乱な記述とも言えるが)
色違い
色違いは全身の色合いがやや濃くなり、黄色い瞳も赤色に染まる。
ゲームでの特徴
他のこだいのすがた同様に『スカーレット』限定のポケモン。エリアゼロに出現するが、イダイナキバ・ハバタクカミと共にクリア前に捕獲できるパラドックスポケモン(こだいのすがた)である。
【ストーリーでは】
『スカーレット』では、エリアゼロの中で最初に戦うパラドックスポケモンであり、イベントで従来の可愛いプリンだと思い近づいたボタンに対し、凶暴性を顕に襲い掛かってくる。
ただ、『バイオレット』でこのポジションを務めるテツノツツミが生物の常識からかけ離れた動きで得体の知れなさを存分に見せ付けたのに対し、こちらは見た目が見た目なのでイマイチ迫力に欠けたという声もチラホラ。実際に捕まえると、通常のプリンのように可愛い動作もしてくれる。
これを受けてか、後発実装のポケモンホームにおいては、威嚇や攻撃時に目がハイライト無き一色へ染まる演出が追加されており、本編よりは怖さが出ている。
対戦での評価
HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ | 合計 | |
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サケブシッポ | 115 | 65 | 99 | 65 | 115 | 111 | 570 |
プリン | 115 | 45 | 20 | 45 | 25 | 20 | 270 |
プクリン | 140 | 70 | 45 | 85 | 50 | 45 | 435 |
タイプはサーナイトやブリムオン等と同じフェアリー・エスパー複合となっており、元は単ノーマルだったプリンの出自から考えると、かなり異なるイメージのポケモンとなっている。
ステータス的には一回りどころか倍以上高く、プクリンをも上回っている。ただし、ストーリー中の描写に反して耐久面と素早さに偏った配分となっており、攻撃面ではプクリンに劣る。
「かちき」のような火力補強手段も無く(厳密に言うと不可能ではないが、本種の強みを殺すに等しい調整が必要になるので現実的ではない)、本領はダブルバトルやテラレイドバトルのような団体戦になる。
習得技は概ね現行(フェアリー複合後)のプリンに準じており、そこにエスパー由来の技が加わる形となっているため、攻撃技・補助技共に非常に多彩である。
「サイコファング」を初め、「かみくだく」やいわゆる「三色キバ」など、牙由来と思われる技を多く覚える点も本種ならではの特徴と言える。
反面、長く伸びるのはあくまで髪であって尻尾ではないということか、尻尾を用いる技は特に増えていない。
また、タイプ不一致ながら「ばくおんぱ」を覚えられるようになっている。「叫ぶ尻尾」の面目躍如である。一方で「ムーンフォース」を覚えられない点は変わらず、フェアリー特殊技は「マジカルシャイン」止まりのままである。
自身の特性を活用できるほか、味方の火力をサポートする「おたけび」や「てだすけ」など団体戦で有用な技を多く習得できるのもポイント。
他のパラドックスポケモン同様、ネット対戦ではシリーズ2から出場が解禁された。順当にサポーターとしての起用が基本であった。
「ステルスロック」「アンコール」「でんじは」「ほろびのうた」、両壁に「がんせきふうじ」と、起点作りに必要な技は一通り揃っていた。「ビルドアップ」を積んでから「バトンタッチ」する型もあった。
いずれにしても相手からの「ちょうはつ」が死活問題となったため、持ち物は「メンタルハーブ」がメインであった。
ゴーストタイプが多い対戦環境ということもあり、無効化できるノーマルタイプにテラスタルする傾向があった。本種にとっては皮肉な巡り合わせと言える。
DLC『碧の仮面』では「ほえる」と「ミストバースト」を獲得。起点作りをより強化している。
シーズン11頃からはまひ状態の流行と「ちょうはつ」対策を両立させた、「でんじは」ではなく「でんきだま→なげつける」などという型も一定数見られた。
シーズン12になると「ステルスロック」「アンコール」に「トリックルーム」「ミストバースト」を組み合わせたトリパの始動役を兼ねる型が流行し始めた。
「すばやさ」111は全体的には「高速」と言って差し支えない値であるものの、早々に環境を席巻したオーガポンと、それに対抗するポケモンがことごとく俊足なのでこの値でも十分下を取りに行けるという、ある種この時代を象徴する起用であった。
使用トレーナー
番外作品
その外見のかわいらしさと「大きなプリン」として扱えるという点から、パラドックスポケモンの中では早くから本編以外でも紹介の機会が設けられる傾向があった。
ようこそ!ポケモンカフェ〜まぜまぜパズル〜
2023年12月1日〜13日までの期間限定イベント「デリシャスラッキープリン」で初登場。本作へのパラドックスポケモンの登場はコライドン・ミライドンに次ぐ2例目で、両種を除けば全体でも最速クラスとなる。
イベント名通り、ポケモンのプリンやスイーツのプリンとも絡みがあり、原作の凶暴性が嘘のような無邪気さを見せていた。ただし、スタッフとして定着させるにはかなりの運かやり込みを必要とした。
スタッフになった場合、ポニーテール部分の先端に極小の帽子を着ける独特な制服の着こなしをする。特殊衣装は編集時点では未実装。
ポケモンマスターズ
2024年8月18日にて5周年前夜祭に際して実装された、本作初のパラドックスポケモン。
パッシブスキルの効果でポケモンが変化技を使った時にパルデアサークル(物理)を展開するアタッカーで、EXロールはスピード。
エピソードイベント「古代からの訪問者」によれば、どうやらウルトラビースト同様にパシオに迷い混んできた個体のようで、1匹でいた所をネモにバトルを挑まれた結果仲良くなったらしい。
ペパー「そんな不良同士の友情物語じゃねえんだからさ……」
当然ながらパラドックスポケモンは凶暴なものも多いため、さっそく上部案件となったが、「1匹である事」「実力あるチャンピオンのネモが管理する」という条件からネモへの帯同が許されている。
なお、ネモが実装された際にX(Twitter)の公式アカウントでの漫画ではネモがマジコスに興味を持っており、見事に伏線が回収された。
技
暴威のじゃれつく |
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【解放条件】:自分が技を1回つかったとき |
【封印条件】:なし |
攻撃が必ず命中するシンクロ技。相手の攻撃と防御を1段階さげる。対象が複数の場合でも技の威力がさがらない。 |
ブーストエナジー |
自分の次回物理技威力ブーストと次回特殊技威力ブーストをそれぞれ1段階あげる。 |
にほんばれ |
天気をひざしがつよい状態にする。 |
最高の勝負を! |
自分の攻撃を6段階+素早さを4段階あげる。 |
バディーズ技
野性味あふれるいい感じの じゃれつく |
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★6EX+EXロール解放後: 初めてバディーズわざをつかったときだけバディーズわざ発動可能状態までのカウントを3減らす。 |
パッシブスキル
パルデアの闘志 |
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味方全員の物理技の威力を20%あげる+物理技で攻撃を受けたときのダメージを25%軽減する。この効果は自分のチームにパルデアのタグを持つ味方のバディーズが多いほどさらに上昇する。 |
古代の雄叫び |
自分が「ブーストエナジー」をつかったときか味方が天気をひざしがつよい状態にしたときに自分の次回物理技威力ブーストを2段階あげる。 |
元気で明るい生徒会長 |
ポケモンが変化技をつかったときにバディーズわざ発動可能状態までのカウントを1減らす。ポケモンが変化技をつかったときに味方全体の場をパルデアサークル(物理)にする。 |
実る攻撃 |
特定の場合を除きポケモンの技やバディーズわざの攻撃が命中したときに急所に当たる。技での攻撃が成功したときに自分のわざゲージを1増やす。 |
晴れ時B技威力上昇4 |
専用Pクッキー1ポテンシャルで解禁。天気がひざしがつよい状態のときはバディーズわざの威力をあげる。 |
アニメ版
アニポケ・第8シリーズ
- 第56話『リコVSチリ! バトルの先に』
オレンジアカデミーの教師・アゲパンがオカルト雑誌「月刊オーカルチャー」の内容に描かれた「10億年前のプリン」として存在を示唆していたが、同時に「荒唐無稽」と断言していた。
余談
『SV』での手持ちアイコンや公式イラストのポーズはプリンと全く同じであり、やはり可愛らしい。デザイン的にも差異がかなり少ない部類であるため、本種を知らない人にコラ画像と説明すれば通用しそうなレベルである。
近い関係のテツノイバラ/バンギラスと共に、原種のメガシンカ形態を取り込んだようなトドロクツキ・テツノブジンともやや異なった、独特なアプローチと言える。
実はアラブルタケと共にリークが早くから公開されていた。
アニポケの無印(カントー)第74話「げきとつ!ちょうこだいポケモン」には「超古代のプリン」が登場していたが、こちらは黒い模様の入ったプリンといった姿をしており、サケブシッポとの関係は特に無いと思われる。
2024年現在、トドロクツキ・テツノブジンと共に、ピックアップレイドの対象になっていない数少ないパラドックスポケモンとなっている。対になるテツノツツミは2023年のクリスマスシーズンの最強レイドで実装済みであり、サケブシッポも何かしら特殊なイベントレイドでの登場になるのではないか?という憶測もある。
関連イラスト
関連タグ
図鑑番号順
0984.イダイナキバ→0985.サケブシッポ→0986.アラブルタケ
同複合タイプ
関連ポケモン・グループタグ等
その他