背景
ウマ娘は、運営会社より公式にエロい絵を描いて公開することを禁止するガイドラインが出されている。
しかしながら、どこまでがエロくなくてどこからがエロいかは、個人の主観や思想信条により判断が分かれるところである。
そのため、世の中の多くの人がえっちだと感じるイラストを「これはえっちではない。だっちだ」などと言って公開してしまう絵師の出現や、えっちではないと自信を持って作成・投稿したイラストが、多くの人々の目にはえっちであると映ってしまうような不幸な事態の発生は、運営会社がえっちの基準を明確化しない限り、究極的に言えば不可避である。
一つの落とし所として妥当と考えられるのは、公式で見られる程度のエロスは「えっち」ではないという考え方である。しかしながら、公式は斯様の表現を行うにあたって当該キャラクターの元ネタの馬主に個別に許諾を得ていると考えられ、例えばマルゼンスキーがほぼ全裸の大胆ビキニで現れたり、エイシンフラッシュがことあるごとに胸の谷間を見せつけているからといって、同じ程度の内容を他の馬の全ての馬主が許可しているとは限らない点に注意が必要である。過去には実装前に勝負服のデザインが布面積を増やす方に修正された例や、その逆の例もあり、一律な判断が非常に難しいところである。
概要
うまぴょいという表現は、ウマ娘に関する卑猥な意味の隠語としても使われているため、転じて上記のガイドラインに対する違反が公然と行われている際に有志のユーザーが取り締まっていること、もしくは斯様の有志のユーザーそのものを指して「うまぴょい警察」と呼称されるようになったと思われる。
pixivのタグにおいては、そのような雰囲気を感じたウマ娘によってトレーナーやウマ娘が取締られるイラストや、ウマ娘が警察官のコスプレをしているイラストなどにつけられる。
呼称
「ウマ娘警察」「ウマ警察」「ウマエロ警察」「ウマだっち警察」「ウマシコ警察」などとも呼ばれるが、全て同義である。
注意
明らかに悪意を持って公式を挑発しているような絵師であればともかく、上述の理由によりウマ娘に関わるエロ作品は、認識が一般世間のそれと少々乖離している悪意なき作者によって作成されていることもあるため、斯様の作品に対するコメント欄での暴言や荒らしといった行為は、その行為がpixivのガイドラインに違反しうるものでもある。そのため、度を過ぎた罵詈雑言や削除の強制、執拗な粘着などは、正義感により暴走したうまぴょい警察の方に不利に働くリスクもある。
pixiv運営への通報などが無難であり、無法を以て無法に報いることは違法であることを心すべきであろう。
法的には、二次創作表現の認・不認は著作権者がその権利をどこまで行使するかに依存する(著作権法違反は親告罪であり、極論を言えば二次創作は被害者が嫌だと思えば違法、被害者が嫌だと思わなければ合法という絶妙なバランスの上に成り立っている)。したがって、最終的なクロ・シロの判断を行う権限は、サイゲにしか存在しない。さらに付け加えれば、前述の事情によりどこまで許可するかの基準は馬主により異なる可能性があり、サイゲの判断自体も常に一貫性があるとは限らないのがこの作品の特性である。
また、ウマ娘関連のエロ作品は中国をはじめとした海外からの投稿も多いが、警察行為をする者はなぜかこれら海外勢を相手にしない者が多く、指摘する者がいても相手から「他の人もやっている」「なぜダメなのかがわからない」「日本語が読めない」と返され、ガイドラインが通用しない場合が多い(公式のガイドラインも日本語のみで英語や中国語表記がない)。そのためほとんどが日本人にだけ日本語を使って取り締まっている状況であるが、逆を言うと「日本人にしか強気になれない」という弱者を披露しており、うまぴょい警察が嘲笑される要因となっている。
極端な事例として、世の大半の人間が性的なモノとは思わない程度の作品であっても、性的であると断言し、削除するまで執拗にからむ人間も少数ながら確認されている。こうなるともはや身勝手な自治厨そのものであり、迷惑極まりなく、pixivでのガイドラインにも違反した行為にもなる。場合によっては刑法上の名誉毀損や威力業務妨害(収益化しているユーザーが相手の場合)も成立し、二次創作者に金銭的な損失が及べば民事的な損害賠償を請求されても文句は言えない。
ピクシブ百科事典でも同様で、ウマ娘の記事に執拗にガイドラインを貼り付け回っている者がいるが、投稿者がわざわざ百科事典の内容を確認することは稀(大抵二次創作系タグは閲覧者がタグや記事を作って貼っている)で、そのような注意喚起を行なってもほとんど意味がない。逆に不用意なコピー&ペーストは荒らしと見做される場合がある。実際ガイドラインコピペは嫌悪される傾向で、記事によっては剥がされることもある。
現実には
ほか多数。
※リアルのお馬さんに手を出して、本当におまわりさんや、それに類する治安維持関係者、もしくは世論により取り締まられてしまった事例が多数ある。このようなリアルのお馬さんに対する狼藉行為を取り締まった人物をうまぴょい警察に含めるのか否かは判断の分かれるところではあるが、こういった事例を鑑みるに、自らの世間体を気にするのであればウマ娘だけでなく、リアルのお馬さんにも手を出すべきではないと言えよう。
- 2005年、米ワシントン州キング郡イーナムクローにおいて、副業の獣姦ポルノの撮影のため、牧場に侵入したボーイング社のエンジニアの男が、馬を強姦したことにより、逆に自身が大腸破裂で死亡する事件が発生した。この事件がきっかけで、ワシントン州では動物との一切の性行為を重度の性犯罪と見做して厳格に禁じる法律が議会の全会一致で可決された。この一連の事件を称して「イーナムクロー馬姦事件」と呼ぶ。
- 2012年にはジンバブエ西部のタショロトショにて、19歳の牧場職員の男(事件後懲戒解雇)が、自身の勤務する牧場で飼育されていた雌のロバを木に縛り付けて強姦したとして逮捕されている。男は童貞で、「セックスがしたくて仕方なかったが、彼女がいないのでレイプするしかなかった。人間の女性をレイプすると重罪になるので、ロバをレイプした方がいいと思った」と素直に容疑を認め、そのまま刑事告訴された。
- 2014年、サウジアラビア某所の砂漠において、不審な駐車車両を通行人が発見した。この通行人が付近を捜索したところ、不審車両の所有者の男性が死亡しているのを発見。男性は自身の所有するロバを強姦し、行為の最中にこのロバに顔面を蹴られて死亡したことがわかった。男性の遺体写真はアラブ諸国を中心に大々的に拡散され、嘲笑と非難の的となった。
- 2017年にはモロッコのシディ=カセム県にあるとある田舎町で、ロバを輪姦し、死亡させた15人の不良少年が、その後被害者であるロバが狂犬病にかかっていたことが判明したために、救急搬送される事件が発生している。幸い、少年らに狂犬病を発症した者は現れなかったが、この事件をきっかけに複数のイスラム法学者が獣姦を戒めるファトワを発することとなった。
- 2021年5月、ブラジルのマラニョン州サンルイス近郊にて、ロバをレイプしようとしたムラートの男性がこのロバに蹴られ、頭を打って死亡する事故が発生した。男性の遺体が下半身裸で転がっている写真は世界中のアダルトサイトやインターネット掲示板に掲載され、男性は世界中の嘲笑の的となった。
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姉畑支遁:要警戒対象