※この記事では「俺パレット64」も併せて扱います。
概要
企画の詳細
ユーザー間のみで行われる非公式のイラスト・マンガの企画。他ユーザーが提供した色のサンプルを使用し、その色彩でイラストやマンガを描いてことを目的とする。
競争要素はなく、二人以上のユーザーの個性の融合を閲覧者に楽しませることに重きを置いている。
「パレット企画」は2010年12月から開始され、2024年1月現在でもテンプレートが提供され細々と続いている。「俺パレット64」は少なくとも2011年には存在していた模様だが、2014年を最後に新規投稿がなく、テンプレートも投稿者の退会により消失した。
現況
色テンプレートの投稿が多く、テンプレートで着色され完成されたイラストやマンガ作品が埋没している状況。
テンプレート
指定されている物は下記の通り。
パレット企画
俺パレット64
※テンプレート消失済み
雪 | 蛍 | 昆布 | 樹海 |
雷 | マッチの炎 | とうもろこし | 湖 |
空 | ガスコンロの炎 | ハンバーグ | 海 |
雲 | 白熱電球 | 紅茶 | 深海 |
月 | テールライト | 抹茶 | 砂浜 |
星 | 白鳥 | コーヒー | 桜 |
夕焼け | カワセミ | ビール | 梅 |
夜 | イワシ | オレンジジュース | 紅葉 |
水晶 | ナマズ | 牛乳 | ひまわり |
鉄 | 鯛 | 餡 | ばら |
銀 | グリーンイグアナ | チーズ | 若葉 |
岩 | 苺 | マーガリン | 血液 |
黄金 | 葡萄 | ケチャップ | 肌 |
アスファルト | マンゴー | 草原 | 黒髪 |
コンクリート | バナナ | 山 | 唇 |
煉瓦 | ホウレンソウ | 森 | テンプレート投稿者の一番好きな色 |
参加方法
色を提供する
- 上のテンプレート原典を取得する。
- ペイントソフトでテンプレートを開く。
- 題名の右にある「■」(パレット)に、自身の感じるままの色をつける。単色でも、グラデーションカラーでもかまわない。声明はないが一項目ごとの色数は少なくするとよいかもしれない。
- 全て色を指定したら、そのデータを別に新しく保存する。
- pixivに色テンプレート作品としてアップロードする。『パレット企画』ないし『俺パレット64』タグ付けをお忘れなく。冒頭に掲示したテンプレートをイメージレスポンスに指定することが推奨される。
イラスト・マンガを書く
- 『パレット企画』ないし『俺パレット64』タグを検索し、ユーザー定義の色テンプレートを取得する。
- ペイントソフトでテンプレートを開き、色情報を別媒体かキャンバス上のどこかに記録しておく。
- ユーザー定義の色でイラスト・マンガを描き、完成させる。
- pixivに作品として、『パレット企画』タグ付きでアップロードする。ユーザー定義テンプレートと、テンプレート原典をイメージレスポンスに指定することが推奨される。
挑戦する際の注意点
テンプレートや作品を閲覧・利用する際は、各ユーザーの認知能力や、イラスト・マンガ作りに使用する画材や機器の違いや経年変化に依って、作品の色情報が多少変わって見えることがある点を注意されたし。
例えば色覚異常のあるユーザーは特定の色が認識できないという特性から、ある色と他の色を混同してしまい、色覚が正常な者から見ると支離滅裂な色の指定をしてしまうことがある。ひどいと「ふざけている」「荒らし」などと間違えられる可能性がある。
コンピューター側も、色情報を改変する機能が搭載されている機種があることに注意が必要。例えば外付けモニターに青色の光を低減する機能が搭載されて有効になっていると、青の色情報が少なくなる分画面が黄色く見えるようになる。また一編集者が使用しているASUS製ゲーミングノートパソコンには「Armony Crate」というソフトウェアが稼働しており、画面の色情報を大きく変更する『GameVisual』機能が存在するし、キーボード下に搭載されたRGB発光ダイオードも周囲を照らし出して色の錯覚を生み出してしまうことがある。
上記のことから下記の対策を取ることが薦められる。
- 色覚異常があるなら、「色覚に問題がある。色を混同しているかもしれない」旨の断り書きを作品内やキャプションに記載する。
- コンピューターやモニターなどの色調補正機能は無効にするか、着色を開始した時点での色調設定に固定させる。補正機能が有効である旨の注記を忘れずに。
- 後者はわかりやすく言えば、「ブルーライト低減レベル3」「映画モード」の補正で色塗りを始めてしまったら、編集中は「ブルーライト低減レベル3」「映画モード」に設定して仕上げまで進め(途中で設定を変えない)、作業終了やイラストが完成したら補正機能を切る。
- 画材が経年劣化で変色している場合は、キャプションなどにその旨を明記する。