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はやと
上代の鹿児島県に住んでいた勇猛な種族である。
その隼人は毎年上京しては、宮中の守護や行幸の先駆などの任務をしていた。
隼人族の起源に関する神話は有名な「海幸山幸」であり、山幸彦が皇族の祖先となり、弟に服従した海幸彦が宮中を警固する隼人族の祖先となったとされる。
なお、隼人族が宮中の警固などを行なっていたのは、奈良時代〜平安時代において東アジア地域のグローバル・スタンダードでは「複数の民族が服従している国家こそ徳がある国」という観念が有った為、畿内の人々とは別の民族に見える者達を宮中で使っていたのが一因である。
鹿児島県霧島市には隼人町(旧姶良郡隼人町)の地名が存在し、同所が薩摩隼人の元となった隼人族発祥の地とされている。
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