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遠坂凛

とおさかりん

遠坂凛とは、『Fate/stay night』の登場人物で、メインヒロインの一人である。
目次 [非表示]

「世界ってのはつまり、自分を中心とした価値でしょ?

そんなものは生まれたときからわたしのものよ

そんな世界を支配しろっていうんなら、わたしはとっくに世界を支配してるわ


プロフィール編集

誕生日2月3日
星座水瓶座
血液型O型
身長159cm
体重47kg
スリーサイズB77/W57/H80
イメージカラー
特技あらゆる事をそつなくこなし、ここ一番で失敗する
好きなもの宝石磨き、士郎いじり
苦手なもの電子機器全般、突発的なアクシデント
天敵言峰綺礼
CV植田佳奈
人気投票4位(女性3位・型月10周年記念)

概要編集

Fate/stay night』におけるヒロインのひとり。専用ルートは「Unlimited Blade Works」。

衛宮士郎が密かに憧れる同級生。穂群原学園2年A組所属のミス優等生。

その正体は、冬木市一帯の魔術師を支配する管理人(セカンドオーナー)である遠坂家の6代目当主。


最優のサーヴァントとされる「セイバー」を召喚することを目標に動いてきたが、召喚の触媒が用意できず自身の魔力を込めた宝石で儀式を行う。それでも十分セイバーを召喚できる目算だったが、ある理由から「魔力が最高潮となる時間よりも早く儀式を行ってしまう」というミスをやらかしてしまい、結果アーチャーを召喚。


更に学校でランサーとの戦いの際に、学校に残っていた士郎の存在に気が付かなかったために、彼が聖杯戦争に巻き込まれるきっかけを作ってしまう。

その後、偶発的にセイバーを召喚した士郎と遭遇。ルートや媒体により途中経緯は異なるものの、最終的には同盟を組み、共に聖杯戦争を戦う。


続編『Fate/hollow ataraxia』では、とある理由からロンドンに留学中のため序盤は不在。凛を帰国させる事がストーリーの大きなターニングポイントとなる。


Fateシリーズ』を通して説明役を担う事が多いため、「Fateの案内人」とも言える。


人物編集

合理主義者のエリート魔術師としての一面と、身内のピンチを捨て置けないお人好しとしての一面を併せ持つ。

前者は魔術師のエリート家系に生まれたことへの自負と、同じくエリートたらんと生きて一生を終えたに対する尊敬の念が大きい。競争相手がいるならば周回遅れにし、刃向かう輩は反抗心をつぶすまで痛めつける。「やるからには徹底的に」を信条としている。

(士郎はこうした一面を「あかいあくま」と評している)


このように魔術師として冷徹であろうとする反面、聖杯戦争冒頭で士郎を助けたり、その後もなあなあで士郎との同盟を最後まで続けたりと、完全に冷徹にはなりきれないお人好しな面もある。

他人に厳しく、自分にはもっと厳しい。目をかけた(期待している)人間にはガンガン追い立て厳しく指導しハッパをかけまくるが、いざという時はギリギリまで見捨てず1%でも希望があるなら決して諦めない面倒見の良さを発揮する。逆にどうでもいい・救えないと判断すればスッパリと見限るドライさも併せ持つ。

曰く「出来ない事は最初からしない。無駄だもの。やれる事を全部やるだけ」とのこと。

この点で、無関係の人間だろうと命を賭けて救おうとしてしまう士郎とは決定的にスタンスが異なっている。


学校では以上のような本性は隠し、猫を被って生きており、表向きは容姿端麗、文武両道、才色兼備の優等生。

ただ、Fate本編がサーヴァントを召喚しようとする彼女の視点から始まるため、プレイヤー(視聴者)は凛の本性の方を先に知る形となり、優等生キャラは忘れられがち。


後述の宝石魔術が原因で中々の守銭奴かつ拝金主義者。他人への貸しに対しては人一倍ガメつい反面、自身の借りもなんだかんだで律儀に守る。とある理由から、彼女にとって大事な人にほど大きな貸しを吹っ掛ける。


ミニスカを履いているにもかかわらず、脚を組んで座ろうが、激しい動きが目立つ戦闘中だろうが絶対パンチラしない鉄壁の防御力を誇る。

それは原作ゲームのみならず、コミカライズやアニメでも共通。「パンチラする凛は遠坂凛ではない」とまで言わしめるが、『プリズマ☆イリヤ』のみは例外であり、作中、自白剤を撃たれてしまった士郎から「脚を出し過ぎだ。あんな丈で完全なガードなど望むべくもなくしばしば奥のものが見えている」と至極現実的なツッコミが入っていたりする。


能力編集

地水火風空の5つの属性を極めて高いレベルで扱うことのできる、「五大元素使い(アベレージ・ワン)」と呼ばれる超一級の魔術師。この才能はその時代に数人しかいないとされる。


また魔力精製量と魔術回路の本数は平均的な魔術師を20とした際、彼女は魔力精製量が500+α、魔術回路の本数は合計で100(メイン40にサブ2つがそれぞれ30)という桁違いの魔術回路を持つ。

魔術回路が一本当たりに精製できる魔力量は個人差がある他、正確に魔力を運用できる精度も重要となるため本数がすべてを決めるわけではないが、それを差し引いてもかなりの才能である。


得意な魔術は相手の体調を崩させる初等呪術「ガンド撃ち」だが、物理的破壊力を持たないはずのガンドが、高い魔力密度から拳銃弾並みの破壊力を持ったものになっている。心停止を起こすほどの病を与える呪い、または物理的破壊力を持ったガンドを「フィンの一撃」と呼び、凛のものはフィンのガトリングと呼ぶのが相応しいとか。


本来専門としている魔術はキシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグの「鉱石魔術」。

宝石の中で魔力を流転させ、本来保存できないはずの魔力をストックしておき、宝石に宿った念に乗せてそのまま魔力を開放することにより魔弾として戦闘に転用する。


17年間休みなく織り上げた十の宝石が切り札だが、高価な宝石を使い捨てなければならないため、彼女の貯金は常にギリギリ。虎の子の十個の宝石の威力は、一粒で家の一軒や二軒を跡形もなく吹き飛ばす威力を誇る。本来、Aランクの魔術ともなると1分間の詠唱、高速詠唱があっても30秒の詠唱が必要なのだが、それを一工程(シングルアクション)で放てるので、有限とはいえ高速神言に匹敵する発動速度である。しかし、どのルートでもサーヴァント相手に使用するため、活躍する機会が少ない。


ロード・エルメロイⅡ世の冒険では、ガンドの物理的破壊力がライフル弾を越える威力に向上しており、さらに投影魔術を応用した擬似宝石による魔術行使を会得している。

衛宮士郎投影魔術とは名ばかりの別物とは違う、魔力で数分程度しか形を保たない模造品を作る正統派の投影だが、Ⅱ世からの「すぐさま使い潰す宝石なら、1秒もてばいい」というアドバイスを反映し、必要となる魔力量を1/100に抑え、魔力を貯蔵するのではなく、偏光させるための触媒としての宝石を作り出すことを可能とした。


厳密には、疑似宝石から放出しているのは“魔術”ではなく“有利な相性に偏光した魔力”なのだが、遠坂家の魔術特性は力の流動と転換を主眼としており、これに五大元素(アベレージ・ワン)という要素が加わることで、魔力のパターンだけは事実上あらゆる種類を構築できるのである。

逆に言えば、この術式はアベレージ・ワンでなければまともな運用ができない。


この投影は完了した時点で凛の行使できる魔術式の展開も同時に完了している為、後はそこに魔力を通すだけで新たに魔術を発動できる。より正確には魔術を発動しているのではなく、魔力を通すことで『発動させた魔術を開示する』というものである。

投影後の宝石から放たれる魔術はその性質上発動が恐ろしく速く、相手の魔術の発動を見てから相性の良い術式の波長を持った魔力を最小限の規模でぶつけ、打ち破ることすら可能。作中ではこれを『百度やって百度勝つ、完璧な後出しジャンケン』と例えられ、夜劫の術者達が行使する時計塔の基準なら最低でも典位、場合によっては色位にも匹敵する規模の『行』に対し、投影した5つの擬似宝石から相性のいい術式を構築することで10倍以上の魔力量の差を覆すなどの猛威を振るった。

だがいずれ世界の中に霧散する「魔術」ではなく世界に紐づけられた現実という事象、例えば永続する特殊な投影既に物理的存在として完成している水銀生命体などや単純にダンプカーに乗って突撃してくるといったものに対しては相性勝ちすることは出来ず無力となる。


そしてこの術式最大の欠点が、戦闘でしか使えないことである。そもそも魔術師とは根源の渦へ到達するために魔術を研究する者たちであり、戦闘能力などのその他の要素はすべて副産物に過ぎない。

一応、時計塔も「技術も使わなければ錆びる」として研鑽のために魔術師同士の決闘を奨励しているが、『巡る五つ星』は決闘に勝つ以外の用途がそもそもない。まさしく本末転倒であり、考案者であるロード・エルメロイⅡ世さえ「邪道の極み」として編み出したのがこのような術式だったことに失意を覚えるほどだが、使用者である凛自身は相性勝ちしか目指さないから魔術の規模はそこそこでよく、魔力で生み出す疑似宝石で十分である点を「最高に経済的」と喜んでおり、特に気にしていない。


また、そのような五大属性やⅡ世の指導といったイカサマ的な要素を抜きにしても彼女の実力は生徒の領域を逸脱しており、基礎的な構成の術式も、その精度の高さは時計塔の一級講師でも感心するレベルに達しているとされる。

宝石魔術以外にも、メインのほかにサブの魔術回路が2つあることも最大限活用した複数の高度な魔術の並列発動も可能とし、どのように魔術を極めていくべきか即答しづらいアベレージ・ワンという才能も、五つの属性ではなくそのような魔術特性として扱い、属性のそれぞれに魔術回路を割り当てることさえ『冒険』時点での彼女は可能としている。



大師父であるゼルレッチの第二魔法「平行世界の運営」へ至ることを目標とし研鑽を続けている。また、兄弟子であった言峰綺礼より八極拳の手ほどきを受けており、近接戦闘もある程度はこなすことが可能。

ロード・エルメロイⅡ世の冒険では鉄山靠や化勁などの技を見せており、震脚で岩をひび割れさせている。さらに武術の身体運用も術式の一部として組み込んで魔術を発動するなど、魔術と武術を融合させた複合戦闘も可能。現代火器で武装した相手のあしらい方にも慣れており、武装したマフィア達を相手に回して命を奪うことなく無力化する余裕さえ見せている。

この際、地の文では凛とルヴィアを指して『どちらも高位の魔術師というだけでなく、実戦に極めて慣れている』と書かれているが、Fate/strange Fakeでは『典位』や『色位』を受けるような高位の魔術師の中で戦闘に特化した者は暴徒集団や通常の軍の小隊程度はものともしないとされているため、もはやこの頃の彼女は小隊規模の通常戦力では止めることすらできなくなっているのかもしれない。


…とまあ、非常に優秀な実力を持つのだが、遠坂家の遺伝的特質として、詰めが甘く肝心なところで凡ミスを犯すという欠点を持ち、そこはやはり時臣の血を継いでいると言える。通称「うっかり」


また、新世代(ニューエイジ)に属する家系の魔術師であるにもかかわらず重度の機械オンチ。より歴史の古いルヴィアフラットの方が詳しいくらいである。

根が努力家なので頑張れば一通りの操作はマスターできるのだが、如何せん普段から触れていないので忌諱感は強い。

(作中時代が携帯黎明期というのもあり)携帯電話は確実に使えない。なお遠坂邸にテレビは無いのだが、FAXは『hollow』で使用していた。



イロモノシリーズ編集

TYPE-MOON』ヒロインの宿命か、イロモノキャラが異様に多い。俗にいうリン顔

まあセイバーもパチモンが乱立してるし、は初めからボスキャラでありある作品を境に派生が増え始めたので気にしてはいけない。


カレイドルビー

遠坂凛のイロモノシリーズを代表するネタキャラ。

ゼルレッチが残した魔術礼装カレイドステッキによって洗脳まがいに変身させられた姿。


諸葛凛

あかいぐんし。

士郎のイメージに時折現れる軍師様。うろ覚え孫子の兵法で士郎に助言、敵も味方も罠に陥れる。

人をからかって遊ぶことに全知を費やす凛のイメージが投影されたものと思われる。


巫女凛

『hollow ataraxia』内の遠坂神社の巫女さん。

遠坂家の家計を支えるため、賽銭の回収や絵馬、御神籤の販売といった労働に勤しむ。タイガー道場と同じような空間らしい。ちなみに宮司はアーチャーが勤めている。


英霊トーサカ

カプセルさーばんと』に登場。行くところまで行ってしまった凛。イロモノシリーズ最終形態。

回らなくなった借金を返すために「世界」と契約したという非常に情けない理由でサーヴァントになった模様。

これを見たシロウやリンは「見てられない」「知り合いに見られる前に消そう」と考えるほど。


他作品での遠坂凛編集

Fate/Zero編集

Rin tosaka

本編から10年前の小学生時代の凛。詳細はロ凛を参照。


Fate/EXTRAシリーズ編集

クー・フー凛

容姿や性格はそっくりで父親が同じであるため、遠坂家の血も引いているが、全くの別人であり基本設定が大幅に異なる。

西欧財閥に対するレジスタンスとして中東を中心に活動する凄腕の霊子ハッカーであり、聖杯を西欧財閥に渡すのを防ぐためにムーンセルの聖杯戦争に参加。サーヴァントは青い服に朱い槍のランサー

詳細は遠坂リンを参照。


Fate/GrandOrder編集

メインシナリオ第1部7章「第七特異点 絶対魔獣戦線バビロニア」にて彼女を依代にしたと思しき疑似サーヴァントイシュタル及びエレシュキガルが登場している。

奈須きのこ曰く「イシュタルは『颯爽と生きる、責任感のある女』としての凛部分で、エレシュキガルは『生真面目な秀才、恋にも真剣な少女』としての凛部分」とのことである。

そしてサーヴァントユニヴァースの世界では、原初の女神と化した凛顔、スペース・イシュタルが登場した。

詳しくは各記事を参照。


他には以下の概念礼装のイラストで登場している。

☆5「フォーマルクラフト」成長し魔術の完成を見た未来の凛の姿だとされる。

☆4「戦友」アーチャーとのツーショット。

☆4「月の海の生徒会」こちらは遠坂リンの方。

☆4「コードキャスト」同じく遠坂リンの方。コードキャスト実行シーン。

☆4「ガンド」文字通りにガンドを撃つ瞬間の凛。


Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ編集

時計塔の魔術師で、元々冬木市に住んでいたが、中学卒業後イギリスへと留学していた。原典(stay night)よりも一足飛びで魔術師としてのキャリアを重ねているためか、元の凛よりも心構えとして「魔術師として」の側面が強く、冷徹(時に冷酷・酷薄)な面や干渉を嫌う個人主義的な面が強調されており、原典で見られた猫かぶりな一面(よく言えば周囲との調整を図ろうと考える精神性)は「無駄なもの」として早々に破棄している。


時計塔にて順調な学びを重ねていたがルヴィアとゼルレッチの弟子の座を巡って喧嘩して(もっとも、ルヴィアとはそれ以前から幾度も些細なきっかけで小競り合いを繰り返していたが)講堂を破壊してしまった事から、弟子入り試験も兼ねて「クラスカード」と呼ばれるカード回収の任務を言い渡され、冬木市に舞い戻る(むしろ厄介払いされたと捉えるのが妥当)。


カレイドステッキ(マジカルルビー)の元マスターだが、魔法少女の力を使ってルヴィアと私闘に走ったためルビーから見限られている。ルビーに騙されて契約を結ばされたイリヤに対し、脅迫めいた形でクラスカード回収の任務を強制する。

ルヴィアやルビーといった自身にとって超弩級となる明確なストレッサーがいるせいで原典以上に荒っぽい振る舞いが多い。その一方で既に時計塔に席を置く一人前の魔術師らしい目的優先な冷淡さも見せるが、その部分はルヴィアから「魔術師として」評価されている部分でもある。また年長者としてイリヤたちの動向を温かく見守る責任感も持ち合わせている。そのためか『ドライ!!』ではすっかり所帯じみてきた(ルビーからはセラに似てきたと評価されている)。


『ツヴァイ!』では、ルヴィア共々「お前たちは精神性が足りとらん」と判じられ「協調性を学んでこい」と言い渡されたことから、表向きは穂群原学園高等部に編入しているが、1期で宝石のストックが枯渇したため、高給に釣られてライバルであるルヴィアの家でメイドとして働いている(事実上、美遊の職場の後輩になった)為、度々エーデルフェルトの屋敷で寛いでいる。

ちなみに士郎とは中学の時に本編とは似て非なる出来事で接点があるが、当人がすっかり忘れていることに苛立ったり、積極的にアプローチを仕掛けるルヴィアといがみ合ったりしている。


『ドライ!!』では、始めはルヴィア共々エインズワース家に捕まった上に魔術による洗脳(厳密に言えば少し違うが省略)されてしまい、ハウスメイドとしてこき使われる。

その命令で一時はイリヤ達と敵対するが、魔術を解かれ正気を取り戻す。

その後は再び味方としてサポートに回り、エインズワース家の真の目的の解明にも、中心となって取り組む。


なお、美遊世界に元々いた方の凛は第四次聖杯戦争中に起きた事故により故人となっている。

そのため、美遊世界の桜は凛が発した「姉の言うことは聞きなさい、桜」の言葉に動揺を示し、そして凛自身もそうなる事を予測・利用して桜にトドメを刺すための布石としてのガンドをルヴィアと共に躊躇なく放った


氷室の天地 Fate/school Life編集

主人公・氷室鐘のクラスメイト。本編ヒロインとしては珍しく準レギュラー扱い。基本的にはうっかりキャラ。また、同じく準レギュラーキャラである沙条綾香とは諸事情により仲があまり良くない。

言峰綺礼により余計に資産を売り払われた結果、大きな変化を引き起こしたり、小さいとはいえ事件をいくつか引き起こす事になる。


Fate/Apocrypha編集

Zero以前で分岐したこの世界でも誕生しており、こちらの世界では八極拳で根源に到る道を選んだらしい。

ご先祖様が日本刀型アゾット剣を作ろうとした事といい、魔術へのアプローチが奇抜すぎるのではなかろうか。

八極拳を極めた結果、「圏境」も極めてしまった御人もいるので彼女の方法もある意味間違ってはいないのだろう。あくまで裏設定程度で、本編には登場しない。


Fate/strange Fake編集

かつて冬木の聖杯戦争に参加していた事を買われ、グレイフラット・エスカルドスの援護ができる人物として招集を提案したが、逆に根幹に関わりすぎたせいで事態を混乱させてしまうとしてロード・エルメロイⅡ世に却下される。

が、7巻終盤にて、実は他のエルメロイ教室の面々と共に令呪を共有して真ライダーのマスターの1人として参加していたことが明らかになる。


ロード・エルメロイⅡ世の冒険編集

○○○○○○○

SNの前日談とも言える事件簿では出番が無かったが、数年後の本作では20歳近くに成長した姿で登場。

ある理由から、休学届けを出し出奔した先のシンガポールで海賊を率いていたが、偶然一派と敵対する事になったエルメロイⅡ世と再会し、彼が隠していたグレイとも知り合う。

そして、それぞれの同行者が抱えた事情を解決すべく、共に世界を飛び回ることになる。


人間関係・関連人物編集

stay night編集

アーチャー

召喚したサーヴァントであり戦友。口喧嘩は絶えないものの主従関係は良好の凸凹コンビ。

とあるルートでは彼にある人物を託される。


セイバー

本来、彼女が召喚しようとしたクラスのサーヴァント。本来ならば敵同士なのだが、彼女のマスターである士郎と同盟を結ぶ関係から『HFルート』を除き、彼女と共闘関係になる。『UBWルート』中盤では彼女と再契約する。互いに関係は良好。尚、セイバーに殺されそうになったシーンで彼女の美しさに見惚れて動けなくなる凛が描かれている。


衛宮士郎

成り行きで聖杯戦争に巻きこまれた同じ学校の少年。ルートによっては恋人になる。凛自身は自分の不注意で彼を聖杯戦争に巻き込んだことに責任を感じている。

ルートによってタイミングや理由が異なるが、基本的に彼とは同盟関係。恋人関係になるルート以外でも仲間として仲良くなっている。


間桐桜

没落寸前の間桐家の養子に出された妹。とても仲の良い姉妹だったが、間桐との協約により彼女と深く関わることは禁止されていた。そのため、本編開始時にはお互いに他人の振りをしている(事情を知らない人間には「以前からのちょっとした知り合い」という関係として説明している)。凛自身は離ればなれとなった後も内心では姉として妹をずっと気にかけていた。

『HFルート』では心を鬼にして徹底して桜を敵として相対しようとするが、トドメを刺すことは躊躇うなど妹に対する情を捨てることはなく、紆余屈折の末に元の良好な姉妹に戻る。


言峰綺礼

兄弟子。時臣亡き後、凛の後見人となる。凛自身は煩わしく反発している一方で、八極拳を習うなど頼りにしているところもあるが、「エセ神父」呼ばわりすることもあるなど基本的には信用していない。凛本人は知る由もないが、父の仇でもある。ルートによっては仇であることを察することになる。


美綴綾子

親友であり好敵手。以前から彼女とある賭けをしている。


間桐慎二

妹の義兄であり親友の部活仲間。

彼から歪んだ好意を寄せられているが歯牙にもかけていないし、聖杯戦争での敵同士でもあるが脅威には感じていない。

『UBWルート』では特に執着されるが、それでも後の展開で危機に瀕した彼に対し「あんなのでも桜の兄貴だし」と助けるなど、桜と同様彼に対する情も持ち合わせている。


ランサー

敵のサーヴァントだがルートによっては彼と心を通わせ良い友人になる。ランサー自身は初見から凛を割と気に入っており『マスターにするならあんたみたいな女がいい』とまで評している。

そして、あくまで腹違いの別人の凛だが、平行世界の聖杯戦争では凛のサーヴァントとなっている。


ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト

時計塔でのライバル。基本的に同族嫌悪で顔を合わせれば決闘が始まるほど。彼女との関係は別世界でも見事なまでに変化がなく常に犬猿の仲。


ロード・エルメロイⅡ世

ロンドン編での後見人。



Zero編集

遠坂時臣

父。凛の師匠でもあり目標。ただし彼の非情さや狡猾な一面は知らず、「父」としての一面しか知らない。第四次聖杯戦争の折に戦死。(正確には言峰ギルガメッシュの教唆に従い師を裏切り、騙し討ちによるもの。)また、もし父親である彼が生きていたら、凛は父に反発し魔術そのものを嫌悪するか悪い意味で魔術師らしくなりグレるとのこと。


遠坂葵

母。一般的な親子関係でよく慕っていた。第四次聖杯戦争の折に酸素欠乏症から重度の認知症にかかり、凛の幼い頃に死去している。


間桐雁夜

母の幼馴染みで彼女に片思いをしており、父の時臣を目の敵にしている間桐臓硯の次男で慎二の叔父。

キャスターの海魔に襲われそうなところを助けられる。凛や桜には優しく近所のおじさんのように接していた。


ロード・エルメロイⅡ世の冒険編集

エルゴ

シンガポールで保護した謎の青年。エルメロイⅡ世と主に彼の謎に迫ることになる。


フラット・エスカルドス

面倒な先輩。


カルマグリフ・メルアステア・ドリューク

時計塔において考古学科と鉱石科を兼任する、君主(ロード)の1人。

鉱石科所属の凛とルヴィアは彼のことを「カルマグリフ先生」と呼ぶ。


プリズマ☆イリヤ編集

イリヤスフィール

カレイドステッキに選ばれた少女。自分達の任務を達成するため、半強制的に働かせる。


美遊・エーデルフェルト

同じくステッキに選ばれた少女。イリヤ同様なにかと気に掛ける。


クロエ・フォン・アインツベルン

イリヤが凛から貰ったアーチャーのカードの力を宿したままイリヤと分離したもう一つの小聖杯。その為か、彼女そっくりで尚且つ、幼女化したアーチャーのような姿をしている。


バゼット・フラガ・マクレミッツ

上層部のゲームバランスにより一時は敵対した封印指定執行者。


Grand Order編集

イシュタル

『FGO』世界において彼女を依り代に選んだ女神。

イシュタル的には「聖杯に縁のある人物の中から最も性質の近い人物を選んだのだから似ていて当然」と言うが、依り代になっていない世界のギルガメッシュには「生まれ変わりか?」と疑われるほどそっくりな性格をしており、肝心な時にドジるのも同じ様子である。


ただし、完全に瓜二つなほどソックリな訳では無く違いもちゃんとあり、元のイシュタルは何かあると父神に泣きついてワガママを通す事が多々あった駄女神でもあったが、早くに父を亡くした凛の性格と混ざり合ったことで、依り代に憑依して現界している状態ではこの父神への依存性がかなり薄れている。


エレシュキガル

同じく、『FGO』世界において彼女を依り代に選んだ冥界の主人。イシュタルの半身でもある姉神。

上記のイシュタルに比べ、孤独・孤高であり生真面目で責任感の強い部分が強調されている。うっかり属性だけは共通で受け継いでいる。


ぐだ男

本名は藤丸立香。外見デザインは『男体化した凛』という設定。ただし、あくまでも「似ているだけ」であり、直接的な血縁関係ではない。ちなみにぐだ男の女体化版のぐだ子は『女体化した士郎』というデザインである。


関連イラスト編集

凛UBW

凛さんお诞生日おめでとう

凛ちゃんグラストンベリーにて


関連タグ編集

TYPE-MOON Fateシリーズ ヒロイン UBW

Fate/staynight Fate/hollowataraxia Fate/Zero Fate/EXTRAシリーズ プリズマ☆イリヤ 氷室の天地


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あかいあくま カレイドルビー ロ凛 遠坂リン/金髪凛 フォーマルクラフト リン顔


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