曖昧さ回避
- 北欧神話に登場する異能の戦士。原義。→バーサーカー
- 三浦建太郎による漫画、および派生作品群。本項で説明
- 歌い手・ボーカロイドPの『まふまふ』によるオリジナル楽曲。→ベルセルク(まふまふ)
- ドラゴンゲートの団体内ユニット名。綴りは『VerserK』(ヴェルセルク)リーダーは鷹木信悟。⇒Wikipedia
作品の概要
“竜殺し”と称される巨大な剣を得物とした、ある種超人とも言える主人公ガッツの復讐と愛憎の逃避行を描いたダーク・ファンタジー。
白泉社刊行のコミック誌「月刊アニマルハウス」の1989年10月号より連載開始。その後、同誌が「ヤングアニマル」としてリニューアルされ隔週誌になった後も、主力作品として掲載は続けられ単行本も35巻以上を数えながら現在に至る。
作者は三浦建太郎。
作品の舞台
封建君主制度が支配している中世ヨーロッパ風の世界。いわゆる「剣と魔法の世界」ではあるが、全体的に作品世界には重くおどろおどろしい空気が立ちこめている。
ある程度は国などの名称も設定されているが、具体的な世界地図の様な物は登場しない。また「魔法」や「妖精」が登場するが、世界の住人として当たり前と言うよりは、人智を越えた存在として認識され、あるいは恐れられてもいる。ただ、妖精(エルフ)に関しては一部では「幸運の精霊(スピリット)」として親しむ人々もいる模様。
登場キャラクター
※特に明記がない場合、CV欄の左側は旧アニメ版(剣風伝奇ベルセルク)・DC版・PS2版。
ガッツ一行
- ガッツ 本編(CV:神奈延年/岩永洋昭) 幼少期(CV:福島おりね、三浦智子/井之上潤)
- パック(CV:渕崎ゆり子/水原薫)
- キャスカ(CV:宮村優子/行成とあ)
- ファルネーゼ(CV:後藤邑子/日笠陽子)
- セルピコ 本編(CV:水島大宙/興津和幸) 少年期(CV:―/Lynn)
- アザン(CV:―/安元洋貴)
- イシドロ(CV:吉野裕行/下野紘)
- シールケ(CV:ゆかな/斎藤千和)
- イバレラ(CV:田村ゆかり/新井里美)
- マニフィコ
- ロデリック
- イスマ
新生鷹の団
- グリフィス 本編(CV:森川智之/櫻井孝宏) 幼少期(CV:高山みなみ/竹内絢子)
- ゾッド(CV:内海賢二/三宅健太)
- ロクス(CV:-/中村章吾)
- グルンベルド(CV:玄田哲章/梁田清之)
- アーヴァイン
- ラクシャス(CV:-/野川雅史)
- ソーニャ(CV:―/南條愛乃)
- ミュール(CV:/斎賀みつき)
- ジャリフ
ゴッドハンド
使徒
鷹の団
ミッドランド王国
- 国王(CV:大木民夫/勝部演之)
- シャルロット(CV:白鳥由里/豊崎愛生)
- アンナ(CV:―/竹内絢子)
- 王妃(CV:沢田敏子/―)
- 前王妃
- ユリウス(CV:水野龍司/小山力也)
- アドニス(CV:不明/水間まき)
- フォス(CV:辻村真人/西村知道)
- ラバン(CV:大川透/大塚芳忠)
- オーウェン
- ワイアルド(CV:千葉繁(GREE版)/河本邦弘(ベルセルク無双))
チューダー帝国
クシャーン帝国
法王庁
カラス覆面(―/福田賢二)
ヴァンディミオン家
その他
- ガンビーノ(CV:若本規夫/岩田安宣)
- シス
- バズーソ(CV:沢木郁也/ケンドーコバヤシ)
- ヴァランシャ(辻親八/―)
- ゴドー(CV:西川幾雄/稲垣隆史)
- エリカ(CV:増田ゆき/竹達彩奈)
- バルガス
- ゾンダーク
- テレジア
- コレット(CV:半場友恵/相川奈都姫)
- ジル
- ゼペック
- ルカ(CV:―/沢城みゆき)
- ニーナ(CV:―/高森奈津美)
- リュシー(―/三木美)
- フーケ(―/浜崎奈々)
- ペペ(―/近藤唯)
- ヨアヒム(―/大西弘祐)
- モーガン(―/山本満太)
- 月下の少年
- 髭骸骨
幽界に係わる者
アニメ
剣風伝奇ベルセルク
OLMの手によってTVアニメが作られた際のタイトル。
1997年10月から1998年3月にかけて日本テレビおよび福岡放送(こちらでは放送タイミング上1998年4月まで)で放送された。また、中京テレビや読売テレビでも放送されたことがある。
概ね原作コミックを踏襲する形で映像化されているが、一部の暴力表現やキャラクターの外観などがマイルドに変更されている。
主題歌
オープニングテーマ
「TELL ME WHY」
歌 - PENPALS
エンディングテーマ
「Waiting So Long」
歌 - Silver Fins
劇中歌
「BERSERK 〜Forces〜」
歌 - 平沢進
各話リスト
話数 | サブタイトル |
---|---|
第1話 | 黒い剣士 |
第2話 | 鷹の団 |
第3話 | 初陣 |
第4話 | 神の手 |
第5話 | 剣風 |
第6話 | 不死のゾッド |
第7話 | 剣の主 |
第8話 | 陰謀 |
第9話 | 暗殺 |
第10話 | 貴きもの |
第11話 | 合戦 |
第12話 | ふたり |
第13話 | 決死行 |
第14話 | 夢のかがり火 |
第15話 | 決戦 |
第16話 | 勝利者 |
第17話 | 栄光の瞬間 |
第18話 | 炎の墓標 |
第19話 | 別れ |
第20話 | 火花 |
第21話 | 告白 |
第22話 | 潜入 |
第23話 | 前夜祭 |
第24話 | 蝕 |
第25話 | 永遠の刻 |
劇場版
ベルセルク原作を全て映像化する企画『ベルセルク・サーガプロジェクト』の一環として、黄金時代篇を描いた三部作『Ⅰ・覇王の卵』『Ⅱ・ドルドレイ攻略』『Ⅲ・降臨』が2012年~2013年に順次公開された。
配給はワーナー・ブラザース。製作はSTUDIO4℃。
新アニメ版
第1期は2016年7月から9月まで全12話放送。
放送局はWOWOWおよび毎日放送、さらにはCBCやTBS、BS-TBS。
なお、WOWOW以外はアニメイズム枠での放送である。
第2期「次篇」は2017年4月から放送されているが、CBCがネット局から離脱した。
アニメーション製作はGEMBAとミルパンセ。
主題歌
オープニングテーマ
(1期)
「インフェルノ」
(2期)
「サクリファイス」
歌 - 9mmParabellumBullet
エンディングテーマ
(1期)
「瞑目の彼方」※ 8話・9話は英語版
歌 - やなぎなぎ
(2期)
「一切は物語」
歌 - 南條愛乃 feat.やなぎなぎ
劇中歌
(1期・2期)
「灰よ」
歌 - 平沢進
(1期最終話ED・2期劇中歌)
「Ash Crow」
歌 - 平沢進
コンピューターゲーム
現在までに以下の3つがゲーム化されている。
- ベルセルク -千年帝国の鷹篇 喪失花の章-
1999年12月に発売された、ドリームキャスト用アクションゲーム。開発はユークス、販売はアスキー。
原作者の三浦建太郎は当初、完成作品を「ゴールデンアックス」の様な“横スクロールアクション”を想像していたため。実際に出来上がったゲームが3D作品であったことに関して、裏切られた様な思いがあった旨の事を述べている(最終的には出来に満足していると述べている)。尚、三浦建太郎はかなりのヘビーゲーマーである。
- ベルセルク -千年帝国の鷹篇 聖魔戦記の章-
2004年10月に発売された、PlayStation2用アクションアドベンチャーゲーム。販売はサミー。
- ベルセルク無双-
2016年10月26日に発売アクションゲームで、対応プラットフォームはPS3、PS4、PSVITAの3機種。
開発・販売はコーエーテクモゲームス。
アニメ2作目を盛り上げたいという名目で開発されており、無双シリーズ史上でもっともグロテスクな作品を自負している。
トレーディングカードゲーム
2003年から2004年にかけてコナミから発売。全4弾。カードは全200種類からなる。
ソーシャルゲーム
- ベルセルク〜快進撃!怒涛の傭兵団
提供はフィールズ。
2013年~2014年、GREE、iOSアプリ、Androidアプリで配信していた。