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桃太郎の編集履歴

2021-04-04 09:30:17 バージョン

桃太郎

ももたろう

日本の昔話(民話)のひとつ。 桃から生まれた男の子「桃太郎」が、お供を連れて村を困らせる鬼を退治しに行く物語。

概要

御伽噺のひとつ。

モチーフにした作品やキャラクターも多い。


あらすじ

ある村に老夫婦が住んでいた。

ある日お爺さんは柴刈り(集め)、お婆さんは洗濯へと出かけた。

そして、お婆さんはから流れてきたとても大きなを拾い、手土産に家へと持って帰る。

その桃を割ってみると、なんと中から元気な男の赤ん坊が出てきたのだった。

二人はこの子を『桃太郎』と名付けて大層可愛がって育て、桃太郎も数年たたずにあっという間にたくましい少年へと成長していった。

その頃、村に頻繁にが出入りしてを荒らしまわっていた。

このことに憤った桃太郎は、鬼退治を決心し、彼らの根城である「鬼ヶ島」へと旅立つことにした。

それを聞いた老夫婦は、桃太郎のために武器衣装を用意し、またお婆さんはきびだんごを持たせてくれた。

道中、と出会い、きびだんごを与えてお供につける。

そして鬼ヶ島にて鬼たちと激闘を繰り広げ、見事勝利して彼らを改心させた。

彼らから反省の印として荷車いっぱいの財宝を渡され、桃太郎は無事に村に帰って幸せに暮らしたという。


登場キャラクター

おじいさん おばあさん 桃太郎    


原形

桃太郎伝説の原形には諸説あり、発祥の地の候補も数多存在するが、有力とされるのは、鬼ノ城に住んで地域を荒らした温羅(うら)というを、吉備津彦命が3人の家来(犬飼健(いぬかいたける)・楽々森彦(ささもりひこ)・留玉臣(とめたまおみ))と共に討ち倒したという伝説である。

→「吉備津彦」の記事へ


アンチテーゼ

勧善懲悪の物語に対するアンチテーゼや後日談、一味加えた話しも多い。(→哀しき悪役)

江戸時代には、以前「トリビアの泉」でも紹介された「桃太郎元服姿」を始め、いくつかの続編が書かれた。→参考動画

  • 桃太郎とは対照的に「泣いた赤鬼」のような、鬼と人が仲良くなるお話もある。
  • 「鬼ヶ島に押しかけた桃太郎こそが悪者なのでは?」という鬼の側に立った見方もあり、福沢諭吉はこの点で桃太郎を非難している。芥川龍之介に至っては、桃太郎一派が無抵抗の非戦闘員まで残らずうちのめし、猿は鬼娘を犯し宝物を残らず奪い去っていくという凄まじい虐殺を描き、ラストでは「復讐は単に復讐を呼ぶに過ぎない」という寓意も含めた地獄絵図をその筆致で描き出している。
  • 鬼退治が暴力的なのでオブラートに包んだ表現に変えたものもあれば、作中の諸所が時代にそぐわない型通りなものという批判もあれば、今どきの青少年像という時代を反映してか、上述した「実は怠け者だった」とする人物像を加えたものもある。
  • 桃太郎が鬼から奪い取った金銀財宝をきちんと村人に返すようなシーンが追加されている絵本などもある(一部地域では実際にそう伝承されている)。

登場キャラクター

桃太郎元服姿

おきよ/鬼娘(桃太郎の暗殺を図る) 赤鬼 青鬼

桃太郎後日噺

下女おふく) 白鬼鬼七) 鬼女姫

関連イラスト

泣いた赤鬼節分でしたね


余談

  • 室町時代江戸時代までの桃太郎の原典では、文献によって内容の細部が異なっており、「桃太郎は川で拾った桃から生まれたのではなく、川で拾った桃を食べたおじいさんとおばあさんが若いころの体に戻り、その若くなった夫婦間に生まれた」「桃太郎が怠け者でなかなか働こうとせず、渋々山へ柴刈りに行ったと思ったら怪力で柴の木ごと引き抜いて持ち帰ったせいで家やおじいさんとおばあさんが木に潰されてしまう」といった筋書きの物も存在する。特に「川で拾った桃を食べたおじいさんとおばあさんから桃太郎が生まれた」とするものは以前は「桃から生まれた」という現代でよく知られている話よりもメジャーであったとされる。これが逆転したのは明治時代になって教科書に載せる際に、子供が読む教科書に「子作り」表現があるのは拙かろうということで後者のバージョンを採用したためらしい。
  • 太平洋戦争時の1945年昭和20年)に国策長編アニメ映画として『桃太郎海の神兵』が製作された。内容は鬼畜米英に占領された南方の島を開放するため、桃太郎率いる軍隊が南方の島にやってきて、現地の動物達に日本語を教えながら、悪い鬼に戦いを挑むストーリー。
  • 妖怪ウォッチ』作中ミニシリーズ「妖怪むかしばなし」でネタとして登場し、後半は鬼とパワードアーマーで戦うストーリーにされている。
  • 香川県では桃太郎は女の子として伝承されている。これでは桃『太郎』ではないのでは…という事なのか、「美しい娘だったので鬼に存在を気付かれると浚われるということで、敢えて男性名を付けて存在を隠した」と説明付けられたりもしている。ともかく、近年のフィクションで桃太郎が女体化される事が多いが、原型は昔、既に作られていた。もうやだこの国
  • 岡山県岡山市北区にある地方管理空港の愛称は「岡山桃太郎空港」。
  • お供が犬・猿・雉ではなく、石臼・針・馬の糞・ムカデ・蜂・蟹、あるいは蟹・臼・蜂・糞・卵・水桶というパターンもある(猿蟹合戦なのでは?)。ムカデは毘沙門天の使いとされる。
  • 有吉反省会にて小沢仁志が「自らを猿蟹合戦できびだんごを分け与える役」と称し、有吉に「桃太郎でしょ」と突っ込まれた。
  • は古来より東アジア圏において神聖な植物で邪悪を遠ざけるとされ、日本神話ではイザナギノミコトを追って来たヨモツシコメに投げつける事で追い払ったという逸話がある。また、桃の形を女性のに例えた事から桃太郎が桃から生まれたという逸話に転じたという説も。
  • 仮面ライダー響鬼のコンセプトは魔を退治できたのは桃太郎は鬼だったという「逆桃太郎」であり、ディスクアニマルも桃太郎を連想させる組み合わせになっている。要はライダーの基本コンセプトを桃太郎に置き換えたものである。転じてこの逆桃太郎は響鬼の後半のメインライター井上敏樹の作風を示すワードになっており、更に転じてこの桃太郎が脚本家(アニメや特撮などのサブカル関係)の性質を表すワードになってしまい、半ば大喜利と化している。例えば、虚淵玄が桃太郎を作っていたら「桃太郎の正体は育ての親だった」のような作風だろうというネタである。

桃太郎をモチーフにしたキャラクター/作品

特撮

アニメ

ゲーム

漫画

その他


関連タグ

昔話 民話 おじいさん おばあさん   洗濯  犬猿雉//)  鬼ヶ島

大将軍桃一郎(仮面ライダーセイバー)

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