斯くて刃は振り下ろされる。
我等は 姿無きが故に
それを畏れ
【INFORMATION】
作者 | 久保帯人 |
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ジャンル | 少年漫画・学園・剣劇・バトル・アクション・ファンタジー・伝奇・オカルト |
出版社 | 集英社 |
連載誌 | 週刊少年ジャンプ |
連載期間 | 2001年36・37合併号~2016年38号(全672話) |
単行本 | 全74巻 |
【OVERVIEW】
内容は霊感の強い高校生・黒崎一護が死神になって、仲間と共に悪霊『虚(ホロウ)』をはじめとした敵と戦っていくオカルトアクション漫画。
主にスタイリッシュ漫画として評価されていて、バトルや扉絵の端々にもスタイリッシュさが見受けられる。
作者曰くキャラクターを先に作り、話は漫画を描きながらその場のノリで考えているとの事。
その為戦闘時に前にも見たような展開が繰り返されたり、とってつけたような新設定が急に現れたり、以前語られた設定と新展開が矛盾してしまったり、ジャンプ漫画の悪癖たるパワーインフレにどっぷりはまっていたりする点が一部の読者から指摘されることもあるが、そういったマイナスを補って余りある絵の迫力・演出の巧さ・台詞回しの巧みさで根強い人気を誇る、紛れもないジャンプの看板漫画の一つ。
(ちなみに、展開の矛盾に関しては「それを語った人間に正確な知識がない」ことが多く、さらに「よく知らない癖に断言する」連中が多い事に起因している。実際「一護と剣八の刀は常時解放型」などと言われていたが、一護の刀は偽物で、剣八は解放どころか名前すら知らなかった。そのため後に作中で「常時解放型なんて刀は無いのかもしれない」とまで言われている)
【TITLE】
『BLEACH』というタイトルは"脱色剤"や"漂白剤"の意味だが、作者の久保先生によるとこれは「死神をイメージする黒の反対である白を連想させる言葉を選ぶことで、黒をより引き立たせる」という意味から付けられたものらしい。
その為か、基本的に主人公及び味方となる死神は黒を、敵サイドは白をそれぞれメインカラーとした衣装でデザインされている。
【CHARACTER】
【MAIN CHARACTER】
- 黒崎一護(CV:森田成一)
- 朽木ルキア(CV:折笠富美子)
- 井上織姫(CV:松岡由貴)
- 石田雨竜(CV:杉山紀彰)
- 茶渡泰虎(CV:安元洋貴)
- コン(CV:真殿光昭)
- 阿散井恋次(CV:伊藤健太郎)
- 朽木白哉(CV:置鮎龍太郎)
- 浦原喜助(CV:三木眞一郎)
- グリムジョー・ジャガージャック(CV:諏訪部順一)
- 藍染惣右介(CV:速水奨)
【CHAPTER】
第一部
第二部
【MEDIA MIX】
【ANIMATION】
2004年10月~2012年3月に死神代行消失篇までを放送。
そして千年血戦篇が2022年10月期より放送予定。
キャストも発表され、新登場するキャラについては後述のゲーム「Brave Souls」から続投するとのこと。
オリジナルストーリーについてはアニブリを、映画については劇場版BLEACHをそれぞれ参照。
【LIVE ACTION MOVIE】
2018年夏に実写映画版が公開。
監督・脚本は『GANTZ』『アイアムアヒーロー』の佐藤信介。
原作の死神代行篇がベースで、ストーリーはそこそこ忠実に再現されており、時系列が前後するところはあるもののこの手の映画に付き物のオリジナルの展開・シーンは少ない。
主題歌はALEXANDROSの「Mosquito_Bite」。
【CAST】
- なお主要キャラに如月弦太朗/仮面ライダーフォーゼ、朔田流星/仮面ライダーメテオ、美咲撫子/仮面ライダーなでしこが揃っているため、一部でネタにされた。
【NOVELIZATION】
上記の劇場版・実写版のノベライズや、スピンオフシリーズが「JUMP j BOOKS」より発売されている。
原作者の久保帯人は挿絵を担当。またスピンオフは監修も担当しており、原作補完的な側面も持っている。
詳しくは⇒小説版BLEACH
【GAME】
据え置き型 / 携帯型のゲーム機向けが2000年代後半に、スマートフォン向けアプリが原作完結前後にそれぞれ展開されている。
ソニー・コンピュータエンタテインメント(現・ソニー・インタラクティブエンタテインメント)開発。『ヒート・ザ・ソウル』シリーズや『ソウル・カーニバル』シリーズなどアクション主体。
2015年7月リリースの、アプリの中では最も長く続いてる3Dアクションゲーム。
詳しくは個別記事へ。
【ILLUSTRATION】
【DIGRESSION】
とくに死神には、キャラクター性や名前の元ネタがおそらくは神仏や妖怪などと推測できるキャラクターがそれなりにいる (閻魔大王、愛染明王、シヴァ神、麒麟、山本五郎左衛門、達磨太師、山翁、ひょうすべ、など)。
また、現世と霊界における魂の関係や、死神や滅却師の持つ能力の仕組みなどには、仏教の輪廻転生や神道における八百万の神・付喪神などが大いに参考にされている面が多々ある。
【TAG】
【LINK】
我等は 姿無くとも
歩みは止めず
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