曖昧さ回避
ここでは2について解説する。
概要
『おそ松くん』と『おそ松さん』に登場する一家の名称で、グループタグの1つ。 pixivではタグの名称上、生誕祭に関する作品も多い。
メンバー
本作の主人公で、松造と松代の息子。名字は"松野"(ただし、原作のごく初期のみ"山]野"という名字が使用された事もある)で血液型はA型、誕生日は5月24日。
『おそ松くん』では10代の少年で、顔や性格が同じである事から殆どの人物達が区別出来ない程の無個性さが目立っている。その為、原作の中期や第2作目のアニメ版ではイヤミやチビ太に主役を取って代わられた時期もあった。
一方、『おそ松さん』では再び主役に返り咲いた上に20代前半の大人に成長した事で、外見や個性が分かりやすくなった。しかし、全員ニート&童貞のまま現在も実家でのんびりと暮らしている。
6つ子の父親で、松代の夫。初期の『おそ松くん』では自営業『三松屋』をやっていた事がある。
『おそ松さん』では大人になっても息子達が自立しない為、松野家で唯一の稼ぎ頭となっている。
6つ子の母親で、松造の妻。『おそ松くん』の頃から紅一点で一家を支え続けており、『おそ松さん』でも明るく元気に暮らしている。
また、同作では6人の事を"ニート達"と呼んでいる。
『おそ松さん』(第3期)の2話『お届け物』から登場。双子のAIロボットで、元々は第3セクターのNPOから送られて来たサポートAIだった。
しかし、本編で紆余曲折を経て現在は家族の一員としてのんびりと暮らしている。また、第3期のスタッフ本の『お疲れ様イラスト』では6つ子達の両親と一緒に煎餅やお茶を味わいながら花見を楽しむイラストも描かれている。
特徴
外観
木造で瓦屋根の一軒家。原作初期では平屋だったが、アニメ版(第2作目)や同時期に連載中の漫画では2階建てになっている。
また、『おそ松さん』での外観は後者を踏襲しているものの前作とは異なる間取りをになっている為、実際に家の構造を考察するファンも居る。ただし、本編によってに矛盾があるので一筋縄ではいかない。
周辺は建物が隣接し、家を囲む塀の面積が狭くなった。向かって右隣の2階建てビルは1階が不動産屋、左隣の3階建てビルは1階がカフェで2階が探偵事務所になっている。
玄関の方角は、パラボラアンテナの方向から南と思われる(以下、南向きと仮定して位置関係を記す)。2階の手すりが付いた窓の内は6つ子の部屋。
『おそ松さん』では家の前にパラソルを立てた台が置いてあり、盆栽が乗っている。また、人が座るベンチや郵便ポストも設置されている。
なお、2017年9月6日に公開された第2期のメインビジュアルではベランダのある西側の松野家の外観が描かれている。
1階
引き戸。『おそ松さん』では玄関の上に"松"と描かれた表札、室内には松の盆栽と黒電話(時々描かれない回もある)が靴箱の上に飾られている。また、実写映画版では招き猫や芳香剤、籠のような小物も追加されている。
入ると左右に廊下が伸びていて、真正面に居間の障子がある。
本編でも出番が多い和室。ちゃぶ台や棚などが置かれ、照明には金魚の飾りがついている。
南(玄関の正面)及び東と西は格子がピンク色の障子、北は襖で仕切られて四方から出入り出来る。南西の角にあるテレビは今風の薄型だが、旧式のような手回しダイヤルが付いている。
北西の角には、大阪万博で展示された岡本太郎の作品『手の椅子』をオマージュしたピンクの椅子がある。
襖の上の壁には賞状や原作者の遺影が掲げてあるが、後者は一部のエピソードのみに登場する。
鴨居に般若の面が飾ってある東側の障子は、2期6話Aパート『イヤミがやって来た』や2期15話Aパート『びん』では台所に通じていた。
居間の東の部屋。居間へ通じる障子と直角に、廊下へ通じる襖が位置している。
また、障子の対面に出窓と襖の対面に流し台がある。
内装は緑色の椅子と紅白の市松模様のテーブルクロスが敷かれたテーブル、ピンクの水玉模様の床、窓の脇には冷蔵庫と"バリハウス モダン YAKI"という文字入りのポスター、出窓には花瓶とてるてる坊主ががある。1期13話Cパート『事故?』では両親がここで食事をしていた。
2期6話Aパート『イヤミがやって来た』では部屋全体が映っており、2期15話Aパート『びん』や2期19話Cパート『バレンタインデー』も同様の描写が見られる。
西側にあるエリアで縁側にはサボテンの鉢植え、庭の隅に犬小屋が置かれている。ただし、後者については本作でいつも犬を飼っている描写は無い。
本編での初出は2期11話『復讐のチビ太』だが、作中では雨が降っていて分かりにくかった。しかし、2期14話Aパート『実松さん 第九話』では6つ子達がスイカ割りをしており、ある程度広い事が窺える。
2期19話Cパート『バレンタインデー』では十四松がスクワットをしていた。また、3期17話アバン『オムスビの新ネタ』では、シャケとウメが審査役の一松とトド松の2人に見守られながら漫才の練習を披露している。
2階
- 子供部屋
『おそ松さん』では2階。『へそくりウォーズ』では"ニート部屋"と呼ばれいる。
ここに長い布団を引き、枕が南向き(表に面した窓側)の状態で右から十四松・チョロ松・おそ松・トド松・カラ松・一松という順番で寝る事が多い。
出入口の襖が北側で窓が南と西にあり、たまに誰かが南の窓枠に腰かけている。北東の角に本棚とマトリョーシカ人形、南西の天井の三角スペースに収納棚がある。
ベランダには緑色のソファーが西の窓を塞ぐように置いてあり、第2期ではソファーの下の床に的のような模様(あるいは敷き物)がある。襖の隣(北西)に用具入れがあり、1期13話Cパート『事故?』ではトド松のエロ本の隠し場所、1期17話『十四松まつり』の『十四松』では十四松の子供時代を記録したアルバムの隠し場所として描かれている。
しかし、前者では引き戸っぽいが後者では扉タイプの戸になっているという謎があり、押し入れは東側のすだれの向こうという可能性が仄めかされている。
家具はソファーと本棚ぐらいだが、何故かカラーコーンが置いてある。また、北西の壁に鏡、南西の壁に何の絵なのか分からないポスター、東の壁にサーフボード飾られている。
2期9話『キャンペーン発動!』では、カラ松の口にマトリョーシカが突っ込まれた。
- 両親の部屋
子供部屋の近くにある別室。家具はテーブルや座椅子、角にある洋服だんす、鏡台や古い型のテレビが置かれた壁際の低い棚、壁には衣服がある。
『おそ松さん』では紫のじゅうたんやピンクのたんすやテーブル、黄色の座布団、赤青緑で描かれた富士山の絵など6つ子達のイメージカラーを連想する配色が多い。他の2方には紫と薄い黄色の補色で彩られた襖がある。
1期4話Aパート『自立しよう』や2期21話Bパート『ニート矯正施設』などで登場。窓が2方にあり、1つに黄緑のカーテンが付いている。
6つ子部屋に続くベランダ。また、西側の屋根の上に物干し台があったり6つ子がよく屋根の上に居るが、実際の行き方は不明となっている(ただし、1期13話Cパート『事故?』の十四松の台詞で屋根裏がある事が明言されている)。
1期11話『クリスマスおそ松さん』では十四松がサンタを待っていたり、1期17話で遊んでいた。また、2期16話『となりのかわい子ちゃん』では物干し台の階段が映っている。
余談
- 浴室は恐らく1階の煙突の下に存在するが、『おそ松さん』の6つ子は銭湯通いなので使用する描写が殆ど無い。
- 廊下の突き当たりに洗面台、その右隣に洋式トイレの扉がある(後者の室内はある程度広い)。
- 松の盆栽、洗面台にサボテンの鉢植え、台所の花瓶にヒナギクのような白い花、トイレの壁掛け花瓶などあちこちに植物が飾ってある。
- 2期1話『ふっかつ おそ松さん』では、第1期で富と名声を得た事を踏まえて豪邸へ変貌した。
- 作中では、遠景に富士山も見えている。
- 2期20話『こぼれ話集2』では家中の物や壁などがロポットアニメの出撃シーンのようなギミックになっていた。
- 『へそくりウォーズ』ではバトル中に表示されるプレイヤー側の拠点として登場しており、初期設定では松野家に機械製の鳥の足が生えたような状態となっている。
- また、強化メニューでは出撃までの待機速度や耐久力もLv.10まで強化、更にVer.3.0以降では『金の旗棒』や『銀の旗棒』を使用するガチャから入手したアトラクションで松野家を豪華にする事も可能になった。
- なお、同作に登場する一部の派生では"松野"とは異なる別の名字が使用されており吸血鬼では"マツノフ"、ミュージカルでは"パインフィールド"になっている。
- 2023年1月29日にYouTubeで公開された『きよねこっ』の第5話では、キヨの自宅が『おそ松さん』の松野家を模した外見で描かれた。
関連イラスト
関連タグ
弱井家:両作品に登場する幼馴染みの一家