概要
人間の日常的感覚から外れた容姿・生活・動作・繁殖などを行う生き物たち。
早川いくを氏の同名の著書(シリーズ化済)がある。単行本 合本版はバジリコから、文庫は「へんないきもの」が新潮社、続編である「またまたへんないきもの」が幻冬舎から発行されている。(文庫化に当たりクマムシ社会における「クマムシモーニング娘。」が「AKB48」になっていたり、PCに基づく魚類の名前の変更に文句言うなど若干追記がされている)。その後、写真をメインにした大きな版の「へんないきもの、へんないきざま」ネタを屎尿に関する生態に絞った「うんこがへんないきもの」(角川つばさ文庫でだいぶマイルドになったバージョンで再販)、愛の関係に絞った「愛のへんないきもの(お約束でハイエナとかガーターヘビとかを紹介)」などが出る。
同書で紹介されている著名なへんないきもの
へんないきもの
- オニダルマオコゼ:どこからどう見ても岩にしか見えないが、(フグなどの生物濃縮型を除き)魚類最強の猛毒を有する海水魚。
- ドクターフィッシュ:皮膚の古い角質だけを食べる益魚。
- ハリモグラ:土中に潜り針山と化す「卵を産む哺乳類」。
- ハダカデバネズミ:珍しく女王制を持つ毛が一本もない哺乳類。だから露出狂の覗き魔じゃないんだってば。
- ハリガネムシ:カマキリのケツの穴から入って腸の中で暮らす、カマキリよりデカい寄生虫。
- オポッサム:南米唯一の有袋類。世界で一番死んだ真似が上手い。
- プラナリア:扁形動物と呼ばれる淡水生物。いくら切っても破片から増え続ける。
- カエルアンコウ:全く泳がない魚。獲物を食べようとしてでかすぎて窒息死するほどの大食い。
- クマムシ:地球で一番しぶといくせに割とあっさり死んでしまう微生物。
- スケーリーフット(ウロコフネタマガイ):体に金属のウロコが生えた深海の巻貝。
- ワラスボ:九州は有明海に生息する盲目の肉食魚。人間の指を食い千切る程獰猛な海のエイリアン。うまい。
- コアリクイ:威嚇のポーズがイヤーンバカーンにしか見えないことで知られる。
- アカエラミノウミウシ:イソギンチャクを食べて食った毒針を体から生やすという滅竜魔導士みたいなウミウシ。
- コウイカ:カメレオンより優れた変色能力を有し透明になる烏賊。うまい。
- テッポウエビ:ハサミを鳴らして爆音を放ち獲物を捕らえるエビ。ハゼと共生関係。
- コモリガエル:トノサマガエル、アマガエル。カエルもたくさんいるけれど、本当に平面なのはこいつだけ。
- ウミホタル:水中で光り輝く甲殻類。
- ワニガメ:重量100㎏を超え、木材を噛み砕くほど強力な顎を持つリアルガメラ。
- タマちゃん:最近の子供は知ってるんだろうか?ちなみにネタはボラ
- ミイデラゴミムシ:お尻から摂氏100度のオナラを放つ甲虫。
- コウモリダコ:蛸なのか烏賊なのか? 正解はどちらでもありません。
- アロワナ:登り竜の別名で知られる高級熱帯魚。
- ウミグモ:足しかない恐るべき節足動物。
かわゆい動物さんシリーズ
- ラッコ:海で一番食いしん坊。10匹足らずで養殖場を消し去れる。
- アイアイ:おめめのまる~い~? し~っぽのな~がい~? それ以前に言うことが山ほどあるだろうが!
- ブチクスクス:可愛い外見ながら縄張り意識が強い有袋類。
- シュモクザメ:顔面がT字のサメ。うまい。
- トガリネズミ:世界最小の哺乳類(モグラの仲間)。3時間何も食べないと餓死する
- ザトウムシ:ありえないほど足が長い節足動物。『新世紀エヴァンゲリオン』のマトリエルそのもの。
またまたへんないきもの
- ヘビクイワシ:サバンナの書記官の異名を持つ猛禽。蹴って蹴って蹴りまくる。
- ツノトカゲ:目から血液を噴射する蜥蜴。
- ダツ:その名に恥じぬ特攻魚。『HUNTER×HUNTER』でもオロソ兄妹が使用していた。
- キロネックス:世界最強の毒を有する大型のクラゲ。しかしパンストだけは貫けない!
- シュモクバエ:体長よりも目の間が離れているハエ。
- バクテリオファージ:細菌に寄生して増えるウイルス。何を言ってるかわかんねーと思うがry
- アンボイナガイ:毒針を放ち魚を殺して貪り食う世界一危険な巻貝。
- タガヤサンミナシ:そのアンボイナを毒針ミサイルで殺す貝食貝。
- モンハナシャコ:突撃の威力が銃撃に匹敵する猛烈に凶暴なシャコ。
- レウコクロリディウム:カタツムリに寄生し脳を乗っ取ってわざと鳥に食わせる恐ろしき寄生虫。
- メンダコ 深海のイケメンダコ。可愛いけど臭い。希少で食えない。
- ダイオウグソクムシ:深海に潜む巨大フナムシ。ありえないくらい食が細い。
- オオウナギ:でかけりゃいいってもんじゃない。アオダイショウサイズのバカデカいウナギ。
- イヌ:「なんでこれが?」と思った諸君。あんなに人間を慕ってる時点でいきものとしては十分へんだよ。
- シロワニ:大人しい鮫だが、母親の腹の中で食い合って最強の奴だけが生まれてこれるという恐ろしい生態を有する。
- ヒラムシ:両性具有。互いを性器で刺して負けた方が妊娠するという恐るべき生物。
- オオスズメバチ:世界一凶暴な昆虫。日本で一番被害を多く出している野生生物。
- アベコベガエル:全長20センチ以上のオタマジャクシから始まり成長すると縮んでしまう。
- ホウネンエビ:
小説 へんないきもの三千里
- サムライアリ:クロヤマアリという蟻の巣を襲撃して奴隷狩りを行い死ぬまで働かせる世界一怠け者な蟻。
- 免疫細胞:はたらく細胞。
- 住血吸虫:オスがメスを一生抱き続ける寄生虫。マラリア、フィラリアと肩を並べる世界三大寄生虫の一つ。
- ヒョウモンダコ:一噛みで馬でも死ぬ猛毒のタコ。
- トラウツボ:海のヤクザ。
- オオタルマワシ:自分が喰い殺した生物の皮膚を船代わりにする恐るべき甲殻類。
- ハオリムシ:生物であることを完全に放棄した、最も深い海に生息する虫。
うんこがへんないきもの
誠に残念ながら自重させていただきます。タイトルで察してください。でもアレなのでコウモリとかイワダヌキとかペンギンなどのそれをアカデミックにかつエコな指摘もする上、コウモリと人間社会のかかわ(ry
関連タグ
テラフォーマーズ:同作によく登場する(このページに上がっている動物だけで小町小吉、ゴッド・リー、劉翊武、ジェット、鬼塚慶次、背骨ソードさんが該当)