基礎データ
全国図鑑 | No.0282 |
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セントラルカロス図鑑 | No.066 |
ホウエン図鑑(ORAS) | No.031 |
分類 | ほうようポケモン |
タイプ | エスパー / フェアリー |
高さ | 1.6m |
重さ | 48.4kg |
特性 | フェアリースキン:ノーマルタイプの技がフェアリータイプに変化し、さらに威力が1.2(第6世代1.3)倍される |
概要
ほうようポケモン・サーナイトがメガシンカした姿。
もともと女性的な印象があったが、手には純白のロンググローブのようなものが装着され、スカート部分がクリノリンを着用したドレスのような膨らみを持つようになるなど、ますます女性的なイメージが強くなった。
その姿にウェディングドレスを連想するトレーナーも非常に多かったが、ニンテンドードリーム2014年8月号でのデザインチームコメントによりモチーフが「花嫁」であることが確定した。
まさに「サーナイトは俺の嫁」と憚ることなく宣言する、サーナイト好きなトレーナー達の願望が形になったかのようである。
胸の赤いプレートもより大きくなって、胸リボンあるいはハートのような形状となったが、これはサーナイトの心が反映された結果だと言われている。そして内に秘めた心を解放することで、より強力なサイコパワーが発現するようだ。
なお、メガシンカ自体は他のポケモン同様性別の区別なく可能であり、♂もこの姿となっている。
ORASで対となるエルレイドもメガシンカを獲得したので、♂をメガシンカさせることは少なくなる…はず。
因みに、色違いの場合は黒いドレスというシックな姿に変化する。
基本的に下から見えることは無いが、図鑑などで下から見ると黒下着である。
通常色では白でかつ特に境目も無いので、色違い限定で色がつく部位である。
黒下着に気を取られているからか、頭が黄緑色でプレートがピンク色のままのイラストを描くユーザーが多いが、正しくはそれぞれ水色とオレンジ色に変化している。
正しい色合いを気にするユーザーは、描く時に注意するべき点だと思われる。
なお、全長・重量は一切変化していない。
ゲーム上の特徴
サーナイトナイト入手方法
XY | エンディング後のミアレシティのカフェ・ソレイユでカルネからゲーム内交換してもらえるラルトスが持っている。 |
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ORAS | グラードン/カイオーガと戦った後、シダケタウンのミチルの家でミチルから貰える。 |
SM | ふしぎなおくりもののあいことばで「POYONG」と入力する。 |
USUM | バトルツリーで64BPと交換。 |
- 2016年6月中旬に劇場版との連動でセブンイレブンやトイザらスをはじめとした店でQRコードを使用したキミアの黒いメガサーナイト(にメガシンカできる色違いサーナイト)が配布された。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
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サーナイト | 68 | 65 | 65 | 125 | 115 | 80 | 518 |
メガサーナイト | 68 | 85 | 65 | 165 | 135 | 100 | 618 |
前後比較 | ±0 | +20 | ±0 | +40 | +20 | +20 | +100 |
- メガシンカすることにより特攻が大きく上がり、攻撃・特防・素早さも上がる。特に素早さは激戦区ではあるものの100まで上昇し、速攻型としての採用もし易くなった。
- ただし、防御に関してはメガシンカ前から一切変化しておらず、物理攻撃には弱いままなので注意が必要である。激戦区の素早さや補強必須な防御面から、育成の際の調整が難しいメガシンカと言われる。
- 特性は「フェアリースキン」に変化。特性に関する説明は該当ページを参照して欲しいが、よりフェアリータイプであることが前面に押し出されたメガシンカと言える。
- 主に採用されるのは特殊技・「ハイパーボイス」。実質威力162(第6世代175.5)相当かつ全体攻撃、更にXYからの仕様変更で「みがわり」を貫通する効果が加わり、メガサーナイトの高いとくこうも相まって火力・安定性共に申し分ないものがある。ついでに特性の効果でフェアリータイプ化するため弱点も突ける上無効なし。恐ろしい。自力でも技マシンでも覚えない為、技教え人に教えてもらう必要がある。
- 何気に攻撃の種族値も上がる為、意表を突いた物理型というのも面白い。「おんがえし」が特性の対象なので、攻撃に特化すればヌメルゴンレベルまでなら一撃で持っていける。火力はともかく、サーナイトのイメージにも合う。
- より高火力を求めるなら「すてみタックル」という手もあるが、第3世代限定なのがネック。それ以外の技はというと「しねんのずつき」「ほのおのパンチ」「かみなりパンチ」「れいとうパンチ」「かげうち」があるにはある。特に先制技「かげうち」が使えるのがポイント。
- 流石に強過ぎたのか第7世代では特性の効果が抑えられているがそれでも強力。むしろすばやさがメガシンカ直後から反映されるようになったので強化されてもいる。
- また、攻撃技は前述のハイパーボイス1つで十分なほど破壊力があるので、空いた枠にエスパータイプ特有の補助技を詰め込むことも可能。
- 相手がハイボ対策に「まもる」や「ワイドガード」をしている間に「リフレクター」、「ひかりのかべ」をして耐久を底上げしてもいいし、「じゅうりょく」等で他のサポートに回っても良い。特に「ふういん」は自身と同じ、スキンハイボ使いでダブル、トリプル最強格の「ニンフィア」を機能停止させ、「トリックルーム」を覚えさせて、ふういんすればトリパのパーティー戦術自体を機能停止させることさえできる。強力な範囲一致技を打ちながらエスパー系サポートにもまわれるにはメガサーナイトならではの個性だろう。
- 欠点は前述の通り、育成の際の調整の難しさとメガシンカ前と変わらない物理耐久。そのせいで耐久面を補強しないと、高火力の物理先制技を持つハッサムやファイアローに対してはほぼ何もできない。本来なら相性が有利なはずのガブリアスにすら、フェアリー技を撃つ前に「じしん」で倒されることもある。
- 補助技が多彩なラルトス一家故に、技でフォローする事は十分可能ではあるものの、ポケモンは4つしか技を覚えさせられないという制約がまたこのポケモンを悩ませてしまう。しかしこれは色々な型を試せるというメリットでもある。まさに「心を通わせたトレーナーを守る」サーナイトに対する信頼が試されるメガシンカと言えるだろう。
使用トレーナー
ゲーム版
アニメ版
- カルネ
- キミア(ボルケニオンと機巧のマギアナ)※1
漫画版
※1:色違い
番外作品
- ※ サーナイト(番外作品)も参照
『ポケモンGO』
- 2023年2月のバレンタインイベントで初登場。因みに同時にカプ・テテフの色違いも実装された。
- 元々サーナイトが「あまえる」+「マジカルシャイン」のコンボでフェアリータイプ堂々1位のDPSを出していたので、メガシンカは鬼に金棒。
- 更に2023年9月には「トリプルアクセル」も習得し、こおりアタッカーとしてレックウザ等のこおりタイプを2重弱点とするレイドボスに対しても本格的に活躍できるようになった。タイプ不一致であるものの、高い攻撃種族値を以てガラルヒヒダルマやセグレイブ以上の火力を出すことが可能(なおこおり技を持つ中で最も火力を出せるのはゲンシカイオーガだが、対ドラゴンの場合はこちらが上)。
- なお「トリプルアクセル」はメガシンカが廃止された第8世代初出であり、原作では再現不可能なコンボを実現させたミラクルを起こしている。
- エスパータイプとしてもミュウツー以上の火力を出すことはできるので侮れない。メガフーディンとは攻撃が低いが耐久は勝るため避けるのが苦手と言うトレーナーにお勧め。…とは言うものの、どちらのアタッカーにせよ通常技の硬直が長いことが欠点で、実際は敵のゲージ技がかなり避け辛い。このため、いつゲージ技を撃ってくるかというトレーナーの読みも重要になる。
- ただし、メガシンカ中はジムに配置できなくなる。サーナイトはジム防衛でも優秀なのでジム防衛用のサーナイトをうっかりメガシンカさせないように。
『ポケモンマスターズ』
- 2021年3月31日よりフェス限定バディーズとしてカルネのバディで実装。2023年1月19日フェス限ボードが追加され、強化された(カルネのサーナイト参照)。
- 2020年5月14日に色ちがいの個体がマジコスミツルのバディで登場。カルネとWサーナイトが実現した。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- キミアのサーナイト
- CV.生天目仁美
- 劇場版『ボルケニオンと機巧のマギアナ』にて、カラクリ都市国家『アゾット王国』の王女・キミアのパートナーで色ちがいの個体が登場。
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
- ルビーのRURU
〈ルビーの手持ち〉 |
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NANA (ポチエナ→グラエナ♀️) |
COCO (エネコ→エネコロロ♀️) |
RURU (ラルトス→キルリア→サーナイト↔️メガサーナイト♀️) |
ZUZU (ミズゴロウ→ヌマクロー→ラグラージ↔️メガラグラージ♂️) |
POPO (ポワルン♀️) |
MIMI (ヒンバス→ミロカロス♀️) |
???※4章の重大なネタバレ |
- 12章:カルネのパートナーが登場(カルネのサーナイト参照)
関連イラスト
関連項目
0281.キルリア→0282.サーナイト/メガサーナイト→0283.アメタマ
同複合タイプ
関連ポケモン等
その他
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