キャスター(Fate/Zero)
きゃすたー
恐怖というものには鮮度があります
『Fate/Zero』に登場するキャスタークラスのサーヴァント。
幾重にも重ねたローブと貴金属に身を包み、眼を広く剝く蛙顔をした不気味な巨漢。
偶然マスターとなった殺人鬼・雨生龍之介の元に現界し、聖杯の召喚に応じたのは、「生前共に戦い、非業の死を遂げたジャンヌ・ダルクの復活」を願ったため。
ところが、出くわしたセイバーのことをジャンヌと誤認してしまう。
結果「願いは既に成就した」と聖杯戦争には見向きもせず、その異常としか思えない美学に則って、マスターと共に無差別な児童の誘拐・殺人を開始。
その贄を材料にして、吐き気を催すような工芸品を創作する凶行を繰り返した。
セイバーにも執拗に付け狙って偏執的な愛を捧げようとするが、当然彼女に心当たりなどある筈が無く、彼は勝手に記憶が改竄されていると思い込み、それがキャスターを更なる凶行へと駆り立てることとなる。
pixivでは、真名であるジル・ド・レェの方が多く使われている。
英仏百年戦争においてジャンヌ・ダルクと共に活躍したフランス軍の元帥、『ジル・ド・レェ』。
伝説的な偉業と晩年の凶行から、“聖なる怪物(モンストル・サクレ)”と呼ばれ恐れられている。
ジル・ド・レェ自身は生前、英霊と呼ばれるにふさわしい活躍をした騎士ではあるものの、今回呼ばれたのはジャンヌ・ダルクが処刑された後に乱心し、黒魔術に堕ち多くの子供を集めては殺していた晩年の彼である。
触媒を用いない召喚であったため、龍之介の性質や嗜好に似た悪霊として引きつけられたのだ。
もともとは信仰に篤いキリスト教信者であり、人の苦痛に心を痛めるまっとうな善人であったのだが、神の声を聞いたはずの少女ジャンヌが魔女とされ壮絶な拷問を受け、そして処刑されたことで「神に裏切られた」と失望(同時に自分が命をかけて守ったはずの国にも裏切られている)。
以降、彼は神の不在を示すために殺人を始めとした凶行に走ることとなる。
神が本当に存在するのなら、悪鬼羅刹の限りを尽くす自分に天罰を下さないはずがないからだと。
最終的にジルは捕らえられ、誘拐、殺害、神への背信その他もろもろの罪で絞首刑となる。
が、その裁判そのものがジルの資産と領地を差し押さえたい政敵・ジャン5世が仕組んだ陰謀にジルが嵌まる形であり、領民の大量虐殺は後付けのような扱いとされるなど、その最期はまるで「神の不在」を裏付けるかのような皮肉なものだった。
自身の名前を「青髭」と名乗っているが、これは素性を隠しているわけではなく、自分の名前を現代風の名前に言いかえた彼なりの配慮である。実際に殺人趣味の男が登場するグリム童話の『青髭』は、ジル・ド・レェ本人の過去の悪行を元ネタにして作られた物語である。
一人称は「私(わたくし)」。
残忍・狡猾な性格であるが、慎重さに欠けている。人の話を聞かないが、傲慢というよりは偏執的なもの。大仰で持って回った言い回しが多いが、素の性格はそれなりに紳士的。だが、激昂すると異様に早口になり、口調も乱暴になる。
元々人並みの感受性を備えていた者が堕ちただけに、彼の殺人には「標的の恐怖、怨嗟、苦痛を味わい尽くしてから殺さねばならない」というポリシーがある。
マスターである龍之介と同じく正式な魔術師ではないため、魔術師の鉄則である「魔術の秘匿」(一般人に魔術が存在する事を隠す義務)には非常に疎く、自分たちの存在を一般に隠そうともせずに魔術を使う。
特にジャンヌが関与すると見境が無くなる傾向にあり、不用意にセイバーとの接触を試みた結果的にアサシンに捕捉・尾行され拠点を暴かれた。
それによって遠坂時臣と言峰璃正に自身らの素性・真名を知られて危険視されてしまい、各マスターに龍之介共々討伐の対象とさせられた。
さらに、排水に魔術の痕跡を残していた事が仇となり、拠点としていた工房をウェイバーに発見され、さらに彼のサーヴァントであるライダーによって龍之介と作成した“アート”諸共に破壊されてしまった。
このように魔術師としての常識や慎重さに欠ける一方で、戦術においては自身に有利な状況を作りセイバーを襲撃、不利になった際の戦略的撤退の即断力、破壊された工房の状態から相手の性質と自身との相性を冷静に分析するなどしている。
ウェイバーに発見された工房も衛宮切嗣でさえ最後まで発見出来ず、その秘匿性から後に綺礼が利用する程に立地条件が良好であるなど、多くの騎士を束ねた元フランス軍の元帥としての才覚は健在のようである。
なお、作中では狂気に支配された殺人鬼として描かれるキャスターであるが、奈須きのこ氏は彼について、「その行動はセイバーへのストーカー行為そのものであるとしつつも、誰でも史実のジャンヌ・ダルクの筆舌に尽くしがたい最期を、自分の元交際相手などに置き換えて想像すれば、キャスターの言動も切ないものに見えてくるのではないか」という趣旨の私見を述べている。
ある意味『フランスと神に裏切られた事による憎悪で理性がブッ飛んでしまった』と言えるだろう。
騎士・魔術師としての能力はサーヴァントとしての水準以下だが、強力な魔道書である宝具『螺湮城教本』による補佐を得て召喚術を行使する。
人物像の項目通り魔術に関する常識には疎いが、戦場での状況判断、工房の立地選択などの戦略においては、かつて元帥を務めただけあり目を見張るものがある。
戦闘スタイルは、ほぼ無限に召喚が可能なヒトデに似た"海魔"による物量作戦。シンプルな戦法ながら、対人宝具しか持たない相手への効果は絶大で、対城宝具を封じられていたセイバーは劣勢に追い込まれ、ランサーの加勢後も途中までは有利に戦いを進めていた。
その一方で対軍宝具に対しては通常サイズの海魔ではまったく歯が立たず、ライダーには工房の守りとして大量に召喚してあった海魔を一方的に蹂躙されている。
またキャスタークラスにしては筋力が高め。悪趣味な衣装の下は引き締まった軍人の体が隠れている。
保有スキル
陣地作成(B) | 魔術師として自らに有利な陣地を作り上げる。「工房」の形成が可能。 |
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道具作成(−) | 宝具による召喚能力を得た代償に失われている。 |
精神汚染(A) | 混乱・混沌とした精神状態を表す。混濁・錯乱した精神構造のため、第三者による精神干渉系の魔術を遮断することが可能。ただし、他者との意思疎通を行う場合、相手が同程度の『精神汚染』スキルを保有していないと成立しない。本編ではセイバーと龍之介が顕著であり、前者は基本的に会話が成立せず一方通行で、逆に後者は(多少の齟齬はあったが)ほぼ問題無く意思疎通を行えている。 |
芸術審美(E−) | 芸術品や美術品への執着心を表す。目にしたサーヴァントの宝具が美術・芸能面に所縁がある場合、低確率ではあるが担い手の真名を見破れる。 |
冒涜審美(C++) | 「芸術審美(E−)」が変化したスキル。詳細不明。 |
深淵の邪視(C) | 深淵の闇を覗き、また覗かれてしまったジル・ド・レェの末路。その眼は大きく変貌し、深海に棲む『モノ』のように恐怖をまき散らすものとなった。暴力、威圧による恐怖ではなく、あくまで相手自身の内側にある『未知への恐れ』を沸き立たせるもの。まさにロストサニティ。尤も、斜視状ギョロ目になっている程度なのでまぶたを閉じればそこまで異形然とはしていない。また目つぶしなどで飛び出している目玉を抑えられると、生前の美形の顔に戻る。 |
ランクは低いものの「芸術審美」のスキルを持ち、芸能面における逸話を持つ宝具を目にすれば低確率で真名を看破できる。
本編では活用されなかったスキルであるが、『とびたて!超時空トラぶる花札大作戦』において活かされ、遭遇した赤王様の真名を看破している……それ以外の認識は思いっきり間違っているが。
螺湮城教本(プレラーティーズ・スペルブック)
- ランク:A+→EX
- 種別:対軍宝具
- レンジ:1〜10
- 最大捕捉:100人
「最高のCOOOOOLをお見せしましょう!」
「フッハハハハハ………アアアーーーーーッハハハハハハハハァ!!」
彼が盟友と慕う魔術師、フランソワ・プレラーティの遺物である魔導書。
表紙は人間の皮膚で装丁されており、苦悶で歪んだ表情を浮かべたデスマスクがあしらわれている。
背表紙には美少年の裸像を模った銀細工が施されており、禍々しくもかなり悪趣味なデザイン。
劇中では主に海魔を召喚・使役する。
詳細は該当記事を参照。
第4話にて登場。他のサーヴァント達とは異なり、相談するほどの悩みは抱えていないが、ジャンヌ本人が救われたか心配で相談室にやって来たが、あまりにもエキサイティングしすぎた為にアイリに目を貫かれ、眼球が引っ込むと、声色も顔の雰囲気も若かりし時の状態に戻ってしまった。
ジャンヌ本人があらゆるメディアに引っ張り凧のアイドルだと知ると、ファンクラブ第一号(アイリからもらった鉢巻にはジャンヌナイト★団長とある)として戻るべき場所へ戻っていった。
ちなみにセイバーバージョンの姿も描かれており、ジャンヌも登場している。
Fate/Apocrypha
最終決戦において赤のキャスターが、ルーラーの心を折る詰めの一手として召喚する。なお、この時は強引な追加召喚ゆえにクラスは無い。
なおアニメ版では、ジャンヌの回想の中で若かりし頃の彼が登場している。
Fate/Grand Order
最初期から実装されているキャスターの1人。レアリティは☆3。
メインシナリオでは、第1部1章『邪竜百年戦争 オルレアン』にて登場。「竜の魔女」として蘇ったジャンヌと共にフランスの地を蹂躙する。
当初こそプレイヤーからもジャンヌ本人からすらも「ジャンヌを見捨てたフランスへの復讐をジャンヌの代わりに果たしている」或いは「ジャンヌ・オルタを本当のジャンヌと思い込んでいる」と思われていたが、「そもそも聖杯でジャンヌ・オルタを作ったのは彼、動機は蘇ったジャンヌに報復される事によってジャンヌを裏切ったことを骨の髄まで後悔させるため」「優しいジャンヌがフランスを恨んでいない事は承知の上でそれでも、否、だからこそフランスが許せないからこその行動でありジャンヌのための復讐ではなく他ならぬ自分のための復讐である」と主張、その上で「我が道を阻むなジャンヌ・ダルクゥゥゥゥ!!!」とまさかのジャンヌ本人に牙を剥く暴挙に走る。
ジャンヌを全肯定した上で話を聞かない、或いはジャンヌに論破され気圧されるものだと思っていた当時のプレイヤーは彼の態度及び真意に度肝を抜かれることとなった。
普段は精神汚染の影響もあり、マイルーム等では冒涜的だったり危ない発言をしている。
しかしよくよく台詞を聞いたりしていると、ユーモアに理解があるなど、根っこの部分は比較的人当たりのいい軍師時代の自身と大きく変わらないことが窺える。
また、アビゲイルの幕間では深淵の力の昂りを察し、あらかじめ主人公に忠告をあたえる場面もある。
よくCOOLという単語を用いているが、これは第四次聖杯戦争が彼なりに悪くなかった出来事として、朧気ながら霊基に「記録」されているためだと思われる。
当然ながら、マイルームでの台詞の中に「手持ちにジャンヌ・ダルクがいる」時専用のものがある。
聖杯の力をもってしてなお叶わなかったジャンヌの復活(厳密には召喚)に狂喜乱舞し、「あなたこそ神か!」と盛大に喜んでくれる。
他にも「セイバーアルトリア」と「モードレッド」に対しても専用台詞が存在する。
基本『Zero』と同様に、頭のネジの飛んだ紳士だが、アヴェンジャー実装の際の監獄島イベントでは、まさかのきれいな旦那状態で主人公の夢に語りかけて、マスターたちの度肝を抜いた。
また『ダ・ヴィンチと七人の贋作英霊』でも、重要人物として彼の贋作サーヴァントが登場。与えられた配役が「反抗期の娘に避けられて悩む父親」と、それとなく黒幕の正体を暗喩するかのような役割であった。
……というか、旦那が父親だったら黒幕の大体の正体が察し付いちゃうんすけど。
そして贋作なせいなのか、やっぱりここでもきれいな旦那だった。
一方で『Fate/Accel Zero Order』や『深海電脳楽土 SE.RA.PH』等では出オチ要員だったりと、扱いの落差に定評がある。まあ前者の元ネタの本編では大暴れしていたのでその反動かもしれない。
『虚数大海戦 イマジナリ・スクランブル』での閑話パートにおいては、フォーリナークラスに関する狂言回しというシナリオ上で重要なポジションとして登場しており、最終的に彼の語った推察は大部分が的を射ていた。きれいでCOOLな旦那再来である。
ゲーム上での性能
最大HP | 9506(LV70) |
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最大ATK | 6514(LV70) |
コマンドカード | Arts:3/Quick:1/Buster:1 |
宝具カード | Buster |
スキル1 | 精神汚染(A) / 精神系状態異常付与の成功率UP&精神系状態異常耐性UP(各3T) |
スキル2 | 芸術審美(E-) / 敵サーヴァント単体の宝具威力ダウン(1T) |
スキル2(強化後) | 冒涜審美(C++) / 敵全体の宝具威力ダウン(1T)&Arts攻撃耐性&Buster攻撃耐性ダウン(各3T) |
スキル3 | 深淵の邪視(C) / 敵全体に恐怖状態付与(5T) |
宝具 | 敵全体に強力な攻撃&敵全体の攻撃力をダウン(3T)<オーバーチャージで効果アップ>&敵全体の防御力ダウン(3T)<オーバーチャージで効果アップ>+味方全体の〔フォーリナー〕のNPを増やす(+30%)(太字部分は強化後に追加) |
様々なデバフ・バステをバラ撒く妨害を得意とする……と言えば聞こえはいいのだが、恐怖状態はランダム性が強く、他も独自性が乏しい。デバフを撒くのが得意なキャスターであるのに、弱体付与の成功率を上げる「道具作成」のクラススキルがないのも地味に痛い。
また、「芸術審美(E−)」が限定的な範囲+低倍率から実質死にスキルであった上に、第3スキル未習得という冬の時代もあった。
更に当時の光弾モーションはHIT数が少ないにもかかわらずN/Aが他と同じ、分かりやすく言うと今よりカードのNP性能が劣悪であった。暫くして光弾モーション勢は全員NP効率を上方修正され、今のカード性能となる。つまり………光弾モーションである術ジルは今よりカード性能が低く、当時はカードによるNP効率まで最悪。
それでも、当時の環境で言えば☆3は無課金でも宝具5を狙えることから攻撃宝具でさえあれば、それなりの評価を約束されていたのだが(詳細は後述で説明するが)術ジルの場合は☆3のアドバンテージである宝具の重ねやすさもないため、宝具威力にも期待出来ないという点も評価を大きく下げている。
今でこそまだマシだが、最初期の頃はとくに酷く「ワースト2位とワースト1位(術ジル)では次元が違う」と一周回ってネタにされる程の散々な評価だった。
現在は「深淵の邪視(C)」と強化スキル「冒涜審美(C++)」の習得に加え宝具も強化された事でかなり是正されているが、「深淵の邪視(C)」は副次効果が無い事とCTの長さがネックであるなど、まだまだ課題は多い。
さらに、いわゆる「ストーリー召喚限定」ゆえに、フレンドポイント召喚や通常のピックアップ召喚では手に入らないため、レアリティのわりに入手が難しいのもネック。
闇鍋のストーリー召喚で狙うのは無謀なので、召喚したい人はピックアップされた時やクラス別召喚のタイミングで狙っていくと良いだろう。
生前
破綻してなお聖処女と崇拝するオルレアンの乙女。なお、実際に出会ったら感極まって叫び出す。当のジャンヌはこの状態の旦那が天敵の片割れ、という何とも言えないことに……。
真面目なジャンヌからすれば『自分を誰よりも信用してくれたジルが自分が原因で復讐鬼へと堕ち果ててしまった』事が何よりも辛いのだろう。
生前パトロンをしていた友人であり、ジルが扱う魔導書のかつて所有者。穏やかで紳士然とした人格者であったジルが暗黒面に堕ちたのはこの人物の仕業。
ジルは向こうの事を「盟友」だと思っているが、彼女(?)で懲りたとも語っている。
Fate/Zero
契約したマスター。
「旦那」「リュウノスケ」と呼び合うほどに仲は良好だが、実は殺人に対する嗜好は全くかみ合っていなかった。
具体的には標的をいかに苦しめるかにこだわったジルに対し、死を通しての芸術探求を主としていた龍之介は標的そのものには無関心だった。
菌糸類によると噛み合わなさが一周回ったのと付き合いが短かったのが幸いしたらしいが、劇中では相当な精度で意思疎通ができていたので、むしろ嗜好の不一致を互いに理解し合った上で、互いの嗜好を尊重して相互理解に至っていた節まで見せている。場合によっては召喚直後に龍之介がジルに即殺害されていた可能性もあったらしい。
自身という悪を裁かず、ジャンヌという聖女を見殺しにした神の無関心と、かつて持っていた信仰心の間で苦しんでいたが、彼の言う「世界中あちこちに面白い事が仕込まれまくっている以上そんな奇跡を起こせる神様が居るに決まってる(神の存在証明)」「神は希望も絶望も苦痛も快楽も同じくらい大好き(神の平等性)」「だからこそ世界は神の愛に満ちている(神の肯定)」という理論はジルにとって救いになった様である。
だが「この理論に則ると自身の神を侮辱しようとした行いは茶番でしかないのだろうか?」という問いには「そうやって自分の行いにツッコミを入れてくれる奴がいるから神様はボケられるんだ」と肯定された事で「神を冒涜する事も、神を信仰する事も同じ"崇拝"である」「神は絶対不可侵なんかではなく、人間を弄びつつ自分もまた弄ばれる道化である」という結論に辿り着く(どちらも「神が居る」前提がないと成り立たない、つまり侮辱する事も褒め称える事も等しく信仰心になる)。
この結論を以てジルは晴々とした顔になり、「神の不出来を糾弾する(ツッコミを入れる)事で、これを神への崇拝とする」という形で自分の心境の矛盾にケリを付けられた模様。
その雰囲気からジャンヌと勘違いし付け回すため彼女からすれば傍迷惑極まりない。なお、実際にジャンヌと見比べてみると本人ではないと判断できる模様(主に胸で。後にその点から勘違いに気付いて謝罪したが、「その点」が切っ掛けであることを正直に言ってしまったせいでぶった切られてしまった)。
『EXTELLA LINK』で遭遇した時もジャンヌと間違えておりとうとう彼女の方がブチギレた。
Fate/Grand Order
一応彼女達もアルトリア顔の系譜なのだが、解釈違いの部類に入るらしく、男装をして金髪なら「ジャンヌ」というわけではない、私生活を改めて出直せと言い切っている。
なお、前者に関しては堕ちる前は不倶戴天の敵だが今では救世主と言える。
この世界で契約したマスター。
彼/彼女に影響されたからか、ジャンヌが居るからか、特に危害を加えようとはしてこない。
芸術面ではある程度、相互理解を示している模様。
なんと……これは、深淵の匂いがいたしますぞ……!
アビゲイルからは「何かと気にかけてくれる」ということを聞かされる。
神絵師ならぬ邪神絵師と狂喜しながらサインを求めた。本人からは一旦断られるが、熱意に負けておでこにサインを貰ったそうな。
ちなみに北斎は海魔達の主である「クトゥルフ」のフォーリナーであり、ジルと同じく螺湮城教本を読んだ可能性のある人物。
顔のせいで追っかけ回されている人。『イマジナリ・スクランブル』の旦那&ジャンヌオールスターズの高難易度クエストにおいても、ちゃっかり数に入れられていた。
いい加減にしろ旦那。
同じく大切な人を失った結果、精神が崩壊し性格が大幅に変化してしまったサーヴァント。
出演作品で大抵の場合ジャンヌに救われる勝ち組である。
漫画『Fate/Grand Order −turas réalta−』に至っては聖杯を使って本来の願望をかなえるという偉業すら達成した。
なお、実際のジルの動機を考えるならアヴェンジャーのクラスの方が相応しいが登場した時はアヴェンジャーの定義が厳しかった為、キャスターになったと思われる。
バーサーカーも適役だと思われるがこれは狂化のデメリットのみである精神汚染が名残と言える。
その後ジルの影響やクラスの適応が再編された為、
『復讐鬼のバーサーカー達』が誕生する事となった(特に後者は『アヴェンジャーとしてだと本物の怪物になるので呼べない』とまで言われている)。