ゲーム概要
SD2氏作の「ニコニコRPG」の続編として、ネコニャーン氏がRPGツクール2000で製作したツクール作品。同氏の処女作にあたる。
主にニコニコRPGで取り扱われなかった世代のニコニコオールスターに焦点があてられているほか、ニコニコRPGから引き続きキャラクターが出演している。
また、ニコニコRPGの世界観を補強するような設定の創出や、『運命』をテーマにしたシリアスなストーリーに定評がある。
ゲームシステム
ニコニコRPGのシステムをそのまま利用しており、オーソドックスなシンボルエンカウント制のターン制RPGである。
さらに本作では、パーティの先頭メンバーに応じて戦闘BGMが変更されるというスパロボに近い演出が採用されている。
前作で見られなかった取り組みとして
- パーティを2分し、プレイヤーが選択した部隊の視点で進行する分岐シナリオ
- 本編の裏で起こった別チームの一連の戦いを描く外伝
が存在する。
登場キャラクター
本作のキャラクターはみな、原作に近い世界線から連れてこられた者たちであるが、ある理由から本編中盤に至るまで偽りの記憶と身分を与えられ、作中世界であるシャングリラにて日常生活を送っている。
パーティメンバー
アレックス(RPGツクール2000)
児子童高校(にこどうこうこう)に通う高校2年生。
妹のリリアを溺愛しており、彼女に危機が迫れば果敢に敵に立ち向かう。
その正体は、異世界の王国の王であった。
主人公らしくオールラウンダーなステータスの持ち主で、序盤は回復魔法を得意とする。
ストーリー進行に伴い強力な単体攻撃、全体回復技をそれぞれ習得し、パーティの生命線として機能する。
ブライアン(RPGツクール2000)
児子童高校に通う高校2年生で、アレックスのクラスメイト。
その正体は異世界の王国の戦士長にして、アレックスの腹違いの兄。
しかしながらアレックスの命とひきかえに本作のラスボスであるジョーカーに忠誠を誓わされる身であり、彼と戦わざるを得ない場面がある。
戦士らしく体力と物理方面に優れたステータス。
また、ヒテッマンリスペクトをモチーフとしたユニークな技を習得する。
ご存じスタンド『スタープラチナ』を操るデカい不良高校生。
シャングリラでの身分は児子童高校2年生で、アレックスのクラスメイト。
花京院典明の襲撃をきっかけとしてDIOの存在を知り、打倒DIOのためアレックスらと共に戦う。
ステータスは敏捷性以外すべて高めというもので、不良らしく腕っぷしは強いものの本職には劣るというバランス。その真骨頂はジョースターの血に由来する爆発力にあり、攻撃力・精神力のいずれをブーストしても技威力が上がるという特性がある。
前作ではロックマンが使用できた時止め技を習得する。
世紀末の世界を生きる北斗四兄弟の次兄。
シャングリラでの身分は児子童高校生。(学年は不明)
初登場時は保健室で寝込んでいた。そのため花京院と承太郎の戦闘に巻き込まれる形となり、そのまま仲間入りする。その際、秘孔を突いて女医の体からハイエロファントグリーンを引き剥がすという芸当を披露している。
攻撃力、敏捷性に優れるが、病人ゆえかそれ以外は低め。即死効果付きの全体技を始め、高性能な技が揃う。
スタンド『ハイエロファントグリーン』を操る承太郎の仲間。
シャングリラでの身分は児子童高校へ転校してきた2年生で、アレックスのクラスメイト。
原作通り、最初はDIOに肉の芽を植えられた刺客として登場し、仲間入りする。
DIOとの戦いで腹パンされるもののアレックスの治療で事なきを得、その後も参戦してくれる。
エメラルドスプラッシュによる全体攻撃を得意とする。
また、海馬からプレゼントされたデュエルディスクにより光天使を召喚する。
スタンド『マジシャンズレッド』を操るジョセフの友人。
役どころは原作とほぼ同じ。
彼の使う技は炎属性かつ炎耐性を下げる効果があり、阿部さん同様弱点を作り出して戦うファイトスタイル。
スタンド『ハーミットパープル』と波紋の呼吸を操る承太郎の祖父。
役どころは原作とほぼ同じ。
スタータスはやや低めだが、波紋やコールタールで敵の動きを止める事を得意とする。
シャングリラでの身分は児子童高校1年生で、リリアのクラスメイト。
リリアをさらったジャギと戦うアレックス、ブライアンに加勢する形で初登場。
物理方面に優れたステータスを持ち、仲間で随一のタフネスを誇る。
世紀末の世界を生きる南斗水鳥拳伝承者。
シャングリラでの身分は児子童高校1年生で、リリアのクラスメイト。
原作通りアイリという妹がいる…と思いきやシャングリラでのそれは同名の別人であった。
元の世界には本物のアイリがおり、エンディングにて二人のアイリが顔を合わせるが…
ケンシロウに似たステータスだが、やや耐久力を削って敏捷性に回した感じ。
また、彼の使う技はケンシロウに比べると博打気味の性能。
ご存知、博麗神社の巫女。
シャングリラでの身分は児子童高校2年生で、アレックスのクラスメイト。
こちらでも博麗神社の主である事は変わらずだが、商売敵である矢部野神社に敵対心を燃やし、ケンシロウとレイを伴って殴り込みをかける。
だが当のピコ麻呂からは客人として迎えられ、さらに資金援助の話により懐柔。アレックスらの仲間となる。
「大丈夫だ、問題ない」でお馴染みの天界の書記官。
シャングリラでの身分は児子童高校生にして生徒会の一員。
戦闘不能になった場合、一度だけ蘇生出来るという特性を持つ。
一子相伝の武術・キシン流の使い手。
シャングリラでの身分は児子童高校生にして生徒会の一員。
自身のスピードに並々ならぬこだわりがあり、マリオに速さ比べを挑んだことも。
キシン流奥義の高い威力でもって敵を粉砕する速攻型のキャラ。
沼地の魔女に仕える召使い。
シャングリラでの身分はレイの妹。
兄妹として過ごした生活は当人達にとっても悪くなかったようで、実の兄妹ではない事を思い出した後も、レイとはお互いに兄妹分として接している。
本作では透明化の能力が味方全員に適用可能なものとなっており、味方を敵の攻撃から守る事ができる。その代わりなのかかなり体力が低い。
スタンド『シルバーチャリオッツ』を操る承太郎の仲間。
役どころは原作と同じだが、その初登場は本屋に化けて承太郎一行を襲うというコブラジョジョをリスペクトしたものとなっている。
攻撃力と防御力に優れるが、甲冑を脱ぎ捨てる事で防御力を犠牲に高いスピードを得る事ができる。
また、承太郎にも引けを取らない火力の高さを誇る。
松岡修造(実在人物)
シャングリラでの身分は児子童高校の体育教師。
幽霊が現れて取り壊しが進まない旧校舎の除霊を生徒会に依頼してくる。
味方を応援してスタータスアップさせたり、敵を様々な状態異常にするサポートキャラ。
アメリカ出身の野良犬で、スタンド能力に目覚めたスタンド犬。
シャングリラでは旧校舎の霊ガロンの息子という事になっている。
人間キャラと一線を画す敏捷性の高さが売り。
一方人間ではないためか技習得アイテムの使用に大きな制限が課せられている。
矢部野ピコ麻呂(ニコニコRPG)
前作「ニコニコRPG」の主人公。前回の戦いの後、ジョーカーの手によってシャングリラへと拉致された。
シャングリラでは矢部野神社の神主を兼任する陰陽師であり、地元の名士として名が挙がる。
最初は裏方での活躍がメインであったが、記憶を取り戻したことを機にかつての仲間たちと共に戦線復帰する。
ご存知自動車修理工のいい男。
シャングリラでの身分は児子童高校の用務員。
本作で掘ることになる相手の中には、「中に挿れるZOY♂」でおなじみのデデデ大王がいる。
また、バランス調整のためかラスボスにもガチホモ技は有効。
幻想郷に住まう普通の魔法使い。
シャングリラでの身分は児子童高校生。
なんと作中にてDIOに肉の芽を植えられ、一度敵に回ってしまう。その際の顔グラはバクラにそっくりで、一人称も俺になってしまう。
時報はもう嫌なカメラマン。
シャングリラでの身分は児子童高校美術部顧問。
中の人がジョジョの奇妙な冒険のナレーションを担当しているため、それにちなんだネタがある。
世界一有名な配管工。
シャングリラでの身分は児子童高校の保健医。
スマブラにロックマンが参戦したことを受け、エンディングでは実際にロックマンとタッグを組んで試合を行っている。
王様。
シャングリラでの身分は児子童高校2年生で、アレックスのクラスメイト。
本作では日常パートも存在する都合上表遊戯ともどもデュエル描写があり、王様は黒庭オシリス、表遊戯は魔法・罠・モンスター全除去からのダイレクトアタックをそれぞれ披露している。えげつない。
また、シンクロ・エクシーズを自身のデッキに取り入れるべきか悩んでいた。
前作では火力で海馬の後塵を拝していたが、今作にてついに「光の創造神ホルアクティ」を習得。
遊戯のライバルで社長。
シャングリラでの身分は児子童高校2年生で、アレックスのクラスメイト。
本作では新しい(当時は最も新しかった)召喚法であるエクシーズ召喚に興味を示し、そのデータを取り入れた新型デュエルディスクを花京院にプレゼントしている。
最終章の分断パートでは荒野エリアに配置され、前作同様にまともなボス戦をさせてもらえない…と思いきや、荒野エリア後半にて他エリアボスより一段強いブロリーと対峙。その高い火力を存分に発揮できる。
管理局の白い悪魔。
ジョーカーの被害にはあっておらず、逆に誘拐された仲間たちの救出のためシャングリラへ潜入する。
本作で悟史のバットをくれるのは彼女である他、ピコ麻呂に穿心角を渡すことで彼の記憶を取り戻すことに成功する。
本作ではブロリーと悪魔対決を繰り広げる事に。
外伝メンバー(チームレジスタンス)
世紀末の世界を生きる、南斗孤鷲拳の伝承者。
シャングリラでの身分は児子童高校1年生。
変質者の手からリリアを守るべく夜中のパトロールを開始したことがきっかけとなり、アレックスらとは別個にジョーカーとの戦いに身を投じる事となる。
本編においてはリリアを巡り(一方的に)ケンシロウと争うチョイ役として初登場。
その後、窮地に陥るアレックスらを救援するために再登場。
そしてアレックスに対し、自身のこれまでの戦いを語って聞かせた。
幻想郷に住まう吸血鬼の少女。
シャングリラでの身分は児子童高校1年生で、シンのクラスメイト。
妹に危機が及ばぬよう、シンの提案に同調する形で行動を共にする。
二次創作で顕著な大人びたキャラクター付けをなされているが、夢の世界においては原作に近いノリの子供じみたはっちゃけぶりを見せていた。
傭兵集団ミスリル所属の軍曹。
シャングリラでの身分は児子童高校1年生で、シンのクラスメイト。
治安の向上を目的として、シンの提案に同調する形で行動を共にする。
ボン太くんを着込んで戦闘を行うため、ボン太くん名義でパーティ登録される。
また、当初はボン太くん語しか喋れなくなるバグは発生しておらず普通にコミュニケーションが取れていたが、ある戦いのショックで結局バグが発生してしまい、以降はふもふも言うようになる。
エクシーズ次元のレジスタンス。
ジョーカーに妹の瑠璃がさらわれたため、妹を取り返すためにシャングリラへとやってきた。
しかしながらジョーカーのスタンド攻撃が原因で妹の顔が分からなくなってしまい、それっぽい少女を見かけるたびに妹だと思って声をかける不審者と化してしまう。
そしてレミリアに声をかけた事がシン達との初対面となる。
その後、お菓子の魔女の結界に迷い込んだところでシン達と再会し、ジョーカーを倒して瑠璃を取り戻すべく仲間入りする。
我らがケンジャキ。
劇中時点ですでに本来の記憶を取り戻し、マミさん共々追われる身。
薔薇園の魔女の結界に捕らわれたシン達を救出し、ジョーカーの詮索をやめるよう忠告した。
その後、本来の記憶を取り戻してジョーカーと戦う覚悟を決めたシン達と再会し、打倒ジョーカーのため共闘するようになる。
しかしながら外伝終盤にてジョーカーの能力を受けて洗脳されてしまい、シン達の下を離れてしまう。
上記の経緯を経て、本編においてもボスキャラとして登場。
見滝原市の魔法少女。
劇中時点ですでに本来の記憶を取り戻し、ケンジャキ共々追われる身。
薔薇園の魔女の結界に捕らわれたシン達を救出し、ジョーカーの詮索をやめるよう忠告した。
その後、本来の記憶を取り戻してジョーカーと戦う覚悟を決めたシン達と再会し、打倒ジョーカーのため共闘するようになる。
お菓子の魔女との戦いにて危機一髪のところをソリタリアに救われる。
しかしながら外伝終盤にてジョーカーによってその魂を吸収され、戦線離脱してしまう。
だがこの事が終盤にて大きな意味を持つ事になるのであった。
ロックマンの後継機。
劇中時点ですでにソリタリアの同志として活動しており、彼女の紹介でやって来たシン達の仲間となる。
しかしながらその精神は既にジョーカーの手により洗脳されてしまっており、外伝終盤にてシン達に襲い掛かる。
上記の経緯を経て、本編においてもボスキャラとして登場。
スタンド「皇帝」を操るガンマン野郎。
本編にてDIOの手先として登場済みであった彼が、なんとソリタリアに用心棒として雇われる形でシン達の仲間になる。
その際に強引な手を使われた事も有ってソリタリアには不信を抱いており、シン達にもソリタリアへの疑念を抱かせるきっかけとなる。
あくまで一時的な雇用関係であったため途中離脱するものの、外伝ラストにてシン達を救うべく再登場する。
シャングリラでの身分はホテル「honor♂house」の支配人。
ある1ステージでのみ彼を使用できる。
我らがダディ。
劇中時点ですでにジョーカーによって洗脳されてしまっており、ジョーカーの刺客として登場する。
二度目の戦いによって洗脳が解け、戦いの傷が癒えるのを待って仲間入り。
味方NPC
アレックスの妹。
彼女の笑顔を守る事がアレックスが戦う理由である。
南斗六聖拳の一人にして妖星の宿命を背負う男。
前作ではボスとして登場したが、本作では終始一貫して味方キャラ。
児子童高校の生徒会長を務めており、パーティーには加わらないものの、持ち前の知略を活かして一行の指揮官として活躍する。
実は物語開始前にジョーカーを倒そうと挑むも、返り討ちに遭い拳を封じられてしまっている(パーティーに加わらないのはこの為)。
二次創作
作者とは別人(名義不明。ニコニコ動画のアカウント名はゲストとなっているが、これはニコニコ動画の初期設定であり、名義とは考えづらい)の手により、「ニコニコRPG」ならびに「ニコニコストーリー」のリメイク作品となる「ニコニコRPG_MV版」が制作されている。
関連タグ
ブロリーが暇つぶしに世界を救うようです ・・・同作者の次回作
外部リンク