ランサー(Fate/EXTRA-CCC)
あからんさー
――問おう。あなたが私のマネージャー?
なーんて、言ってみたかったのよね、コレ!
『Fate/EXTRA CCC』に登場するランサークラスのサーヴァント。シリーズ初の女性ランサー。
ゲーム序盤は遠坂凛のサーヴァントとして登場するが……
公式での愛称は「赤ランサー」。
割と真名モロバレなため、ゲーム中盤からは普通に真名呼びされる事も少なくない。
「血の伯爵夫人」と言われたハンガリーの貴族、「エリザベート・バートリー」。
名前は知らなくても、血の風呂や鉄の処女の逸話を聞いたことがある人も多いのではないのだろうか。
幼少のころからエキセントリックな性格をしており、親族も奇人変人が多かった。そんな環境が彼女を少しずつ狂気に染めていったとも言われている。
結婚当初から使用人に暴虐を働くことがあり、サディスティックな人物だった(ただし一説ではこの加虐性を教えたのは夫だとされている)。夫婦仲は円満であったが、程なくして夫と死別。このころから彼女の狂気は本格化し、己の美を保つため、多くの少女を初めとする領民を拷問し虐殺するようになる。
当時、領地の平民はペットと大差なかったため、彼女の虐殺に眉をひそめはしても誰も彼女を咎めなかった。しかし、その残虐行為の魔の手が貴族の娘にまで伸びたこと、一人の少女が彼女の監禁城から命からがら逃げ出して助けを求めたことで、ついにその残虐行為の咎を受けることになる。
貴族であるため処罰されることはなかったが、光の通らない暗黒の寝室に生涯幽閉されることになり、最期は発狂死したとされる。誰も彼女の過ちを指摘しなかったので事切れるまで己の罪に気づく事は無かった。
そして死後。サーヴァントとなり、人間であるのに人間を人間と思えない彼女の末路は……
一人称は「私(アタシ)」。
ムーンセルによって召喚され、日本のアイドルという文化に感化され強く憧れる。
生前から美容と若さと美しさに執着していた彼女は「永遠のアイドル」として活動を始める。
赤セイバーと同じく頭痛持ちであり、可憐な容姿にキャス狐やギルガメッシュも認める美声を持つくせにそれら全てを一瞬で台無しにする無自覚音痴。
だが、赤セイバーだけは彼女の歌を賞賛しておりライバル兼友のような間柄である。
なおこの超絶音痴はどうやら自分のために歌った場合限定らしく、誰かのために歌う場合はそうでもないらしい。
またかなりのメシマズでもある。その料理は全て真っ赤であり主人公をしてテロいと言わしめた。ちなみに食材は霊子の海で採れた新鮮な食材である。どうしてこうなった。
『FGO』でもバレンタインイベントで、「たこたこメイデン」という名状し難き物t……もとい手作りチョコを作っている。
凄まじく口が軽い上におつむが弱く拷問大好きでハンガリー出身で真名がエで始まるということを自ら口走ってしまうので、かなり早い段階で彼女の正体に気付く者は気付いてしまう。主人公の謎の助っ人として登場する際のセリフも、自身の正体をクイズ形式で問うものの始めから名乗ってしまっており意味をなしていない。
彼女の悪魔のような角や尻尾は、スキル「無辜の怪物」で魔人化しているため。だが、彼女の知らないところで本当に竜の血が交じっている。当然ながら、角も尻尾も悪魔ではなくドラゴンの物である。なお、史実でのエリザベートも「2本の角を持っており、それを冠で隠していた」という逸話を持つ。
ちなみに、結婚する以前の少女の姿で召喚されたため処女である。生涯の記憶はあるが、サーヴァントの精神は身体年齢に引きずられるため身も心も純情乙女。また彼女が本格的に狂いだしたのは夫との死別後であるため、伝説よりもかなり狂気度は低い。
これはイベント内のSGとして主人公のサーヴァントたちに暴かれるのだが、その光景はセクハラ以外の何物でも無い。バビロンの淫婦が一番マシってどういうこった。AUOに至ってはもはや犯罪である。
基本的にアホの子だが、本来は勤勉で教養の行き届いた淑女。特に「知りたい、学びたい」と感じた物事には、知的探求心が非常に旺盛になる。
また、時には高飛車さをなくし、落ち着いた真剣さを見せる事もある。岸波白野には素の彼女はこれぐらい理性的な少女なのかもしれないと思われていた。
現在のキャラクターはアイドルという在り方を学習した結果であり、『FGO』時空では頭痛の度合いがマシになったおかげか、ハロウィンイベントを経験して無難に領主もこなせる様子を見せるなどやればできる子という面がより強調されている。
マイクスタンドも兼ねた、身の丈以上の大きさの槍「監獄城チェイテ」を軽々と振り回して戦う、華奢な見た目に反してパワーファイタータイプのサーヴァント。
竜のような尾も攻撃に使用する他、自らの美声を利用して歌うことでジャミングを行ったり、思い切り叫ぶことで音波攻撃を行う。竜の翼を生やして飛行も可能。反面、吸血して回復はできるものの防御に関するスキルはほとんど持っていない。
生前の行いから生じたイメージによって、過去やあり方を捻じ曲げられ、能力・姿が変じてしまうスキル「無辜の怪物」の効果により、本来ただの人間だった彼女は、竜の娘(竜の血を引く魔人)として扱われ、姿もそれに準じたものに変貌している。だが、実は本当に竜の血が混じっていたという彼女も知らない事実があり、イメージが原因にしては「対魔力」がAランクと非常に高い。
竜にはそれぞれ属性を生かした竜の息吹(ドラゴンブレス)が存在するが、彼女は魔人化した事で肺そのものを異界化させ、凄まじいまでの肺活量を我がものとしており、スーパーソニックのドラゴンブレスを可能としている。宝具を通して増幅されるエリザベートのボイスは東京ドーム1個分に響き渡り、これを倒壊させると言われている。
『FGO』では、『EXTRA』シリーズで見せていた技「徹頭徹尾の竜頭蛇尾」「不可避不可視の兎狩り」「絶頂無情の夜間飛行」を使いこなす他、攻撃がヒットした際にはネオンのハートや星のエフェクトが飛び散るという演出が取られている。
なお、ギャグ補正有りなら適性率の多さは総合2位だが、補正無しでも武勇無しに3つのクラスに適応する稀有なサーヴァントである(補正無しのツートップは文字通り磨き上げた武勇で多大な功績を挙げている本物の英雄である)。
ステータス
※最初に彼女を召喚したマスターについての言及があり、彼女だと思われる。
魔力と幸運が高い。本人曰く、ラニとの契約時が本来の能力を引き出しているという。
筋力、耐久、敏捷が遥かに上昇している反面、魔力と幸運が下がっている。またスキルと宝具も変わっている。
ランサー
主人公と一時的に契約を結んだ時。クラスはランサーに戻っているが、宝具はバーサーカー時のものとなっている。パラメータは不明だが、能力値を見るにバーサーカー時の能力に近い。
保有スキル
ランサー時
陣地作成(B) | 自らに有利な陣地を作成するスキル。本来は「魔術師」のスキルだが、彼女の場合生前の経歴から特例獲得しており、少女を監禁、血を搾取する凄惨な「監獄城」を作成可能。 |
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戦闘続行(B) | 窮地における生命力の強さ。瀕死の傷でも戦闘を続行を可能とし、決定的な致命傷を受けない限り生き延びる……のだが、エリちゃんの場合は「何度負けても懲りずに現れる」能力になっている。「戦闘続行だから何度出てきても恥ずかしくないのよ!」とは本人の弁。 |
竜の息吹(E) | 最強の幻想種である竜が放つマナの奔流。スキル「無辜の怪物」でドラゴン化しているものの、どこか無理をしているのか威力は低い。 |
カリスマ(C) | 支配階級としての威圧を示す。特殊な伝承補佐により、女性に対してワンランクアップ。男性に対しては妙に潔癖なところがあり、器具越しに触れることは大好きだが、直接触れる事は滅多にない。 |
拷問技術(A) | 卓越した拷問技術。拷問器具を使ったダメージにプラス補正がかかる。 |
バーサーカー時
狂化(E−) | 凶暴化する事で能力をアップさせるスキル……が、彼女は理性を残しているのでその恩恵はほとんどない。筋力と耐久がより"痛みを知らない"状態になっただけである。 |
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対魔力(A) | 魔術に対する抵抗力。一定ランクまでの魔術を無効化し、それ以上のランクのものは効果を削減する。本人も気づいていない隠しスキル。本当に竜の血が混じっていた事で最高クラスの対魔力を持つ。その値は『Fate/stay night』におけるセイバー級となっている。 |
精神異常(A) | 精神を病んでいるが、通常のバーサーカーに付加された狂化とは異なる。他人の痛みを感じず、周囲の空気を読めなくなっているという精神的スーパーアーマー能力。 |
無辜の怪物(A) | 生前の行いから生じたイメージにより過去の在り方をねじ曲げられ、能力・姿が変容してしまうスキル。彼女の場合は竜の混血として魔人化している。竜にはそれぞれ属性を生かした息吹があり、彼女のドラゴンブレスは超音波に属する。 |
詳細不明
頭痛持ち(?) | 慢性的な頭痛持ちを示すデメリットスキル。詳細は不明。赤セイバーのものと同様であれば、精神系スキルの成功率を著しく低下させる。一説によると、生前からたいへんな頭痛持ちであった彼女は、他人を虐待しているときだけ頭痛から解放されたとも言われている。 |
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※ スキル覧での説明がなく、どのクラスで当てはまるものか、ランクはいくつかなどが不明となっている。
FGOランサー
上記のランサーとバーサーカーのいいとこ取り。
対魔力(A) | 実は本当に竜の血が混ざっていた。本人も気づいていなかったスキルで、その力はアルトリア・ペンドラゴン(セイバー)に匹敵する。 |
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陣地作成(B) | 監獄城を作り上げ、少女たちを監禁し、血液を摂取する。本来はキャスターのクラスの能力だが、生前の経歴から特例を獲得している。 |
戦闘続行(B) | 窮地における生命力の強さ。瀕死の傷でも戦闘を続行を可能とし、決定的な致命傷を受けない限り生き延びる……のだが、エリちゃんの場合は「何度負けても懲りずに現れる」能力になっている。「戦闘続行だから何度出てきても恥ずかしくないのよ!」とは本人の弁。 |
カリスマ(C) | 支配段級としての威圧を示す。特殊な伝承補佐により、女性に対してはワンランクアップする。男性に対しては妙に清潔なところがあり、器具越しに触ることは大好きだが、直接触れることは滅多にない。 |
嗜虐のカリスマ(A) | 「カリスマ(C)」が変化したスキル。詳細不明。 |
拷問技術(A) | 卓超した拷問技術。拷問器具を使ったダメージにプラス補正がかかる。彼女の場合、対女性でさらにダメージ補正がかかる。 |
チェイテの夜(B) | 「拷問技術(A)」が変化したスキル。実装時期からして、ハロウィンライブを指していると思われるが、それが下手な拷問より酷いという現実を彼女は知らない。 |
戦闘スキル
徹頭徹尾の竜頭蛇尾(ヴェール・シャールカーニ) | 尻尾を巨大化させて上から叩きつけて攻撃する。 |
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不可避不可視の兎狩り(ラートハタトラン) | 尻尾で押し潰すように見せかけ、股下から槍を投げつけて攻撃する。 |
絶頂無情の夜間飛行(エステート・レピュレース) | 槍に空飛ぶホウキのように腰掛け、そのまま飛んで突撃し相手に突き刺す。突き刺さった槍が中々抜けずバランスを崩して尻餅をついてしまう。 |
拷問は血税の如く(アドー・キーンザース) | 槍を投げつけ返り血を浴びて自身の体力を回復する。 |
竜鱗は絶壁の如く(スカーラ・サカーニィ) | 鱗を立てて自分の防御力をアップ。 |
鮮血は湯水の如く(レ・サング・デ・オングリ) | 自身にリジェネ効果を付加する。 |
恋愛夢想の現実逃避(セレレム・アルモディック) | 無敵モード、オン!3手中全ての通常攻撃に対して勝利する。 |
竜鳴雷声(キレンツ・サカーニィ)
- ランク:D
- 種別:対人宝具
- レンジ:3~30
- 最大捕捉:500人
「幕を落とすわ。とっておきのナンバーでイかせてあげる!!」
ハンガリーに古くから伝わる天候の精霊にして、雷鳴のドラゴンの威風を宝具としてコンバートしたもの。
音と振動を増幅し、共鳴させることで風雨を呼ぶとされるが、本来の機能は、この宝具を持つ者の声に宿る威厳やカリスマ、癒しの波動、悪意などの特性を増幅させて相手の心を蝕んだり、声量・音量を9の9倍にまで増幅させて相手の体にダメージを与えたりすること。
ゲームではエリザベートの絶望的なまでの音痴を表すかのように声でのダメージを与えてくるが、1章では魔力供給の不足からか、通常スキルである「徹頭徹尾の竜頭蛇尾(ヴェール・シャールカーニ)」を宝具として使用してくる。
鮮血魔嬢(バートリ・エルジェーベト)
- ランク:E−→E+
- 種別:対人宝具
- レンジ:3~60
- 最大捕捉:1000人
「ステージ召喚、派手に行くわ!ラストナンバーよ!盛大に見せてあげる!『鮮血魔嬢(バートリ・エルジェーベト)』!! Laaaaa~~~~~~!」
エリザベートがその生涯に渡り君臨した居城を召喚し、己を際立たせる舞台とする宝具。
その実態は、周囲に恐るべきスーパーソニックを叩き付ける音響破壊兵器。城をそのまま巨大アンプに改造した舞台の上で彼女が壊滅的なまでに音痴な歌を歌うことで、地獄にも等しいステージが降臨する。
詳細は該当記事を参照。
三度目の登場の際、主人公が彼女へ向けた選択肢の1つ。以後ユーザーの間では彼女をいじるネタセリフとして知られている。何度やられても再登場し、そのたびに手を変え品を変えマスターを変え立ちはだかる。三回目に至ってはバーサーカーへのクラスチェンジまでした。
そのリサイクルぶりは2013年のエイプリルフール企画『路地裏さつき』でもネタにされた(発売から一週間経過していないにもかかわらず。シオン曰く「フラゲしました」とのこと)。ちなみにこの時、念願の衣装チェンジを果たしている。やったね!
『FGO』第1部5章でも、提示された二択の選択肢がいずれもこの台詞になっている上、マシュが大真面目にこれを言わせようとするという徹底ぶりであり、公式ネタとしてすっかり定着している。
また、騎士王並みに派生サーヴァントが続々と登場している(詳細は下記参照)。
TYPE-MOON エイプリルフール企画
2013年『路地裏さつき』では、『CCC』発売からたった4日にもかかわらずゴールドヒロインとして登場。ちなみに本作で書き下ろされた新衣装は『Grand Order』にて採用される。
2014年『赤生@ちゃんねる』では夜の部でのゲスト参加。
2015年『Tmitter2015』ではアイドルになるべく活動を勤しむアイカツ中学生として、ボランティアをしたり、害獣をドラゴンボイスで駆除したり、スカウトしに来たスパルタクスPをチェイテでタコ殴りにしたりした。
Fate/EXTELLA
最初は玉藻の前陣営の一員として登場。
クラスはランサーで、宝具は「鮮血魔嬢」。
『EXTELLA』において月の裏側の物語は「こんなこともあったかな」という薄い認識によって知覚されるのみであったが、ネロおよび玉藻の前との絆(因縁)は健在。
ただし前作で「自分の罪は決して消えない」という点を真っ向から指摘されたことにより自暴自棄に近くなっており、ハイテンションながら自嘲的な言動が多くなっている。
が、やはり根は細かいことを考えない短絡的かつ直情的なエリザベート。
色々あってアルテラ陣営に鞍替えするのだが、黒幕であるアルキメデスすらも引っ掻き回し、やがて作中随一のトリックスターとなっていく。
Fate/Grand Order
ランサークラスで現界。レアリティは☆4。ちなみにスカサハが実装されるまでは彼女が最上位のランサーだった。
シナリオやマイルームの発言から、『CCC』での記憶はそれなりにある模様。
また頭痛持ちスキルの所為で「人間を人間と思えない」という残虐性を得ていたが、こちらではとあるきっかけによって頭痛が緩和し、ある程度の道徳心と正義感を得て丸くなった。
主人公を「子イヌ」、マシュを「子ジカ」と呼ぶが、女性主人公のことも「子ジカ」と呼ぶことがある。
本格的に狂った後の自分「カーミラ」もアサシンとして登場する。
メインシナリオ第1部では1章・2章・5章・終章にて登場。
何度も出てきて恥ずかしくないんですか?
1章ではカーミラの召喚に引っ張られる形で偶然召喚されたらしい。ちなみに同一人物ではあるが犬猿の仲である。国民のアイドルだった王妃マリー・アントワネットにはアイドル志望として一方的に嫉妬と羨望の想いを抱いており、清姫とは同じ竜属性を持つ喧嘩友達のような間柄。
5章ではネロとの禁断のコラボ再びとなる。
終章では他のサーヴァント達同様に援軍の1人なのだが、どういうわけか2枠出演となっている(1章と5章。ちなみに、複数章登場するサーヴァントは他にもいるが、2枠出て来るのは彼女だけ)。
一方『空の境界/the Garden of Order』では『CCC』での出来事で「自分が生前やってきた行いは紛れもない悪(生前の時代背景上は悪とは言い切れなかったのだが)」であることに気付いた弊害で「罪を犯していながら裁かれていない(自分の中で決着がつけられず、永遠に良心の呵責に苛まれる)」という生殺し状態のストレスに苛まれていたことが判明。
それがコラボイベントの舞台である「オガワハイム」の異常な気に当てられた影響で表在化して暴走、バーサーカークラスで敵として登場した。
最後には自分を「ニンゲンより下等なケダモノ」と自虐した挙句「私を、容赦なく殺してよぉぉぉお!」と悲鳴のような絶叫を上げて消滅した。
一応これが一種のガス抜きとなってカルデアに戻ってきたエリザはいつも通りだったが、ロマンは「いつか自家中毒で本当に怪物になってしまうのではないか?」と心配していた。
この他、ハロウィンイベントでは3年連続で主役待遇を獲得。
2015年ハロウィンイベント『歌うカボチャ城の冒険』ではなんと第一章の聖杯の欠片を使い、キャスタークラスとなったハロウィンバージョンが登場。詳細はハロウィンエリザを参照。
さらに2016年ハロウィンイベント『ハロウィン・カムバック!』ではランサーとキャスターの彼女が合体してセイバークラスになった「ブレイブエリザ」が爆誕する。
そして2017年ハロウィンイベント『ハロウィン・ストライク!』では、まさかのアルターエゴ版エリザこと「メカエリチャン」とそのⅡ号機が登場した。もはや何でもありだな、このドラ娘。
2018年ハロウィンイベント『神秘の国のONRAND!!』ではついに主役から外れてしまったが、多くの人が「どうせどっかで出てくるんでしょ?」と予想していた。
2019年はハロウィンイベントそのものが平成に置いて行かれたが、代わりに開催された『セイバーウォーズ2〜始まりの宇宙へ〜』でしっかり登場。
ストーリーでは「金星獣エリchan」という名前で現れ、トキオミ教授によれば「古代ハロウィン文明を滅ぼした」のだと言う。
さらに賞金首クエストでは、ランサー・セイバー・キャスターの3体セットで現れる「キングエリchan」として登場。
ダーク・ラウンズ・シャドウと並ぶ今回の難関クエストであり、やけど地獄と頻繁に張られる無敵によってツライ長期戦を強いられる上に、1体倒しても特殊バフによって5ターン後に復活するというトンデモ仕様であるため、上手くHPを調整して一気に倒さなければならない。
そして、2021年ハロウィンイベント『ハロウィン・ライジング!』では、複数の童話のお姫様を合体させたシンデレラエリザとなって久しぶりに主役に返り咲く。
そして、2022年ハロウィンイベント『108人のハロウィン・リベリオン!』ではまさかの幼女、プリテンダークラスとなった九紋竜エリザが登場した。
……本当、そんなに何度も出てきて恥ずかしくないんですか?
ちなみに、バリエーションの多さに定評のある社長のイチオシだが、6クラス目での登場こそエリザより先であるものの、4つ以上のクラスを持つ同一サーヴァントのエクストラクラスでの登場はエリちゃんの方が先(カーミラもエリザベートとして扱う場合)。同一サーヴァントのエクストラクラス再登場では聖女である(こちらは他に「初登場がエクストラクラスだが、後で通常クラスで登場したサーヴァント」でもある)。
そのあまりにも多彩なバリエーションっぷりが決闘者達のソウルを刺激したためか、各エリザが特殊召喚に例えられることも。
2017年5月1日からの期間限定コラボイベント『深海電脳楽土 SE.RA.PH』の開催に合わせ、ロビンフッド共々、戦闘モーションがそれまでの汎用パターンの流用から、ファン待望の固有アクションへ刷新された。
宝具演出もマッシュアップされ、「徹頭徹尾の竜頭蛇尾(ヴェール・シャールカーニ)」がExtra Attackとして起用された。
ゲーム上での性能
最大HP | 11870 |
---|---|
最大ATK | 9122 |
コマンドカード | Quick:2 / Arts:1 / Buster:2 |
宝具カード | |
スキル1 | カリスマ(C) / 味方全体の攻撃力UP(3T) |
スキル1(強化後) | 嗜虐のカリスマ(A) / 同上+自身を除く味方全体の[女性]の攻撃力UP(3T) |
スキル2 | 拷問技術(A) / 敵単体の防御力down(3T) |
スキル2(強化後) | チェイテの夜(B) / 敵全体の防御力down(3T)&強化状態を1つ解除&スキル封印状態を付与(1T) |
スキル3 | 戦闘続行(B) / 自身にガッツ状態を付与(1回・4T) |
宝具 | Buster / 敵全体に強力な防御力無視攻撃&敵全体に呪い状態を付与(3T)<オーバーチャージで効果アップ>&敵全体の強化成功率をダウン(3T・強化後に追加) |
ステータスは、初期勢なのもあってATK・HP共に良く言えば平均的、悪く言えばどっちつかずといった所。
Artsが一枚のためNP獲得が低そうに見えるが、本来キャスターのクラススキルである「陣地作成B」を持っているので、あまりチャージは不得手ではない。
逆にいえば、若干の器用貧乏の気配もあるため、概念礼装である程度補填しながら戦ってもらおう。NPチャージ系や、カード性能UPの礼装が鉄板である。
スキルは敵の妨害と味方の支援を兼ねた内容。劇的な効果は無いが、その分堅実で使い勝手は良い。
強化後の宝具で付与される「強化成功率ダウン」は現状彼女のユニークポイントで、ランダム要素が強いものの、回数無制限で相手のバフを妨害できるため、運次第で大きなアドバンテージを生む。
総じて味方を援助するサブアタッカーで汎用性が高いため、女性中心ならばわりと自由にパーティを組める。
反面、強化クエストのクリアが必須な上に回転率と効力を上げるためにもスキルLVをある程度鍛える必要があるため育成のハードルがやや高め。
4→6の大台で需要が多い金素材の「竜の逆鱗」が6個(霊基再臨でも4個)必要になるので、在庫管理に注意したい。
EXTRAシリーズ
月の裏側での雇い主(スポンサー)。
ランサーを一応「エリちゃん」と呼ぶが扱いは雑。
物語序盤から闘い続けてきたが、終盤あたりから好意を抱き一時的にパートナーとなる。エリちゃん曰く、「専属マネージャー」。それ以降も何かと腐れ縁。
音痴なドル友。敵対する相手だが、なんだかんだで気が合う。
ドラマCD『ルナティックステーション』では禁断のコラボレーションを実現させてしまった。
いきなり指を突き付けて未通認定をしてきたヘンタイ。
いきなり処女認定したのちにZ指定並のエロトークをかましたIN-RAN狐。
いきなり全裸になり迫ってきたヘンタイ。最大の天敵。
この事件は割とトラウマになっているようで、『FGO』でも引き合いに出してきた。
マネージャーの皆さん。この4人と赤ランサーの人間関係は別々。
一応、一番相性がいいのはシンジである(主人公への人物評価で気が合った)。
利害の一致により協力関係となったが、相性は最悪。
むしろ一周回ってバツグンなのかもしれない。アルキメデスの胃痛の種。
同じ「救いがたい怪物」のくせ、エリザが欲しかったモノを手に入れ、それに気付きもしない女。
決して敵わないと理解しながらも、本気の殺意と嫉妬を抱いた。
Fate/Grand Order
自身の狂った末路であり認めたくない存在。第1部1章で直接対決した。
彼女を自身の暗黒面として切り離し、自分はアイドルであり続けようとする。
しかしカルデアで彼女を見た際には自分に対して「目を背けてはいけない」「あれは確かに自分の末路」と言い聞かせている。
この世界で契約した子イヌ/子ジカ。「エリちゃん」と呼ばれている。
成長したアイドルと、「専属AD」として絆を深めていく。
デスライブは恐怖されているが、「誰かのための歌」は高評価。
同じ竜属性を持つサーヴァント。喧嘩するほど仲が良い間柄。
エリ清というカップリングタグも存在する。
本来はランサーだが、吸血鬼伝承により偶発的に吸血鬼(バーサーカー)化してしまったワラキア公国の領王。そして遠い親戚。
吸血鬼に歪められた者同士、所謂「同病相哀れむ」関係で、「欲ではなく楽しみに沈溺する」様を好いと評し、保護者のように見守っている。
エリちゃん自身も彼を「おじ様」と呼んで慕っている。
同じくルーマニアおじ様だが、「領王」ではなく、武人「悪魔公」としてのヴラド三世。
「月の裏側の聖杯戦争」で彼のマスターを殺害して退場させたため怨敵として睨まれている。
2016年ハロウィンイベントで再会し、彼女を本気で殺しにかかる。
2017年のハロウィンイベントで知り合った友達。
向こうからは「エリエリ」、こっちは「おっきー」と呼び合う仲。
初登場のクラスがランサーであるが、明確な槍に関する逸話が全くないサーヴァント(この件に関しては赤セイバーも似たようなものだが)。
どちらかといえば、別バリエーションの1つであるバーサーカーやアサシンの方が逸話に適ったクラスと言える。城を槍として使っている事から城の塔部分を槍と解釈しているのかもしれない。
同じ声優の別会社のとあるゲームのキャラクターのクラス4(リメイク版にて追加)の闇クラス「スペルキャスター」の衣装にエリザを意識しているかは不明だが角が付いている。
『EXTRA-CCC』時代の格好で描かれることが多い。『FGO』での召喚時もこの姿。
第二再臨
第三再臨ではアイドルのような衣装になる。