源頼光(Fate)
みなもとのらいこう
え?鬼退治のコツ、ですか?簡単ですよ。
最後まで気を抜かず、容赦なく仕留めればいいだけですもの。
真名 | 源頼光 |
---|---|
クラス | バーサーカー(自軍)/ ライダー(下総) |
性別 | 女性 |
身長 | 175cm |
体重 | ??kg |
出典 | 史実、『御伽草子』、『太平記』、『吾妻鏡』、『丑御前の御本地』など |
地域 | 日本 |
属性 | 混沌・善・天 |
好きなもの | きんつば |
嫌いなもの | 愛する者に近づく悪い虫 |
設定担当 | 桜井光、奈須きのこ |
ILLUST | 本庄雷太 |
CV | 戸松遥 |
「ああ……母のどこが悪いのでしょう……?」
『Fate/Grand Order』に登場するバーサーカークラスのサーヴァント。レアリティは☆5。
金時により当初から存在を語られており、期間限定イベント『天魔御伽草子 鬼ヶ島』にて初登場。
メインシナリオでは第1.5部の第3シナリオ『屍山血河舞台 下総国』にてライダー・黒縄地獄として敵対する。
第2部5.5章『地獄界曼荼羅 平安京』では生前の本人が登場。
史実では当時60歳ほどで当時の寿命からすると相当な高齢だが、実際は英霊時と全く変わらない姿であり、伝承と実状のズレが現れているとも言える。もしくは純粋な人間ではなく、神性を持っていることが外見に影響しているのかもしれない(第1部7章でのギルガメッシュも史実の記録を考慮するならば、かなりの高齢者で100歳は優に超えているが、見た目はかなり若々しい)。
平安時代における武将にして源氏の棟梁、「源頼光」。
配下の源氏武者と共に「大江山の酒呑童子」「京の大蜘蛛」「浅草寺の牛鬼」など、多くの怪異を討ち果たしてきた平安時代最強の神秘殺し。配下の坂田金時を始めとした頼光四天王を率い、都の安寧を守護し続けた。史実では男性だが、この世界では女性だった様子。その理由は、彼女の生い立ちの秘密が関わっている(元々の設定では男性の予定だったが、後述のように変えられた)。
なお、史実における本名は「らいこう」ではなく「よりみつ」と読むが、作中では「らいこう」読みで統一されている。
白磁の素肌によく映える流れるような黒髪に、育ちの良さが垣間見える上品で隙のない立ち振る舞いと、誰もが思い浮かべるイメージをそのまま映し取ったような生粋の大和撫子。戦装束も紫成分が強く、紫の高貴なイメージも手伝って艶やかさに拍車がかかっている。おまけにスタイルも抜群で、170cm超えの長身に主張が激しすぎる大変ご立派なモノを装備した超絶わがままボディの持ち主。pixivでもR-18ランキングの上位に常に食い込むエロスの塊みたいな人である。
髪型はスタンダードな黒のロングヘアー……と思いきや、裾付近をくくった地面につくかつかないかのギリギリを攻めるベリーロング+姫カット(鬢)+振り分け髪(前髪)+2本の触角っぽい垂らし髪(アホ毛の一種)という、属性過多もいいところのヘアスタイル。
特に2本の触角ヘアは類似キャラと区別されうるポイント。
一人称は「私(わたし)」。
真面目な職業軍人だが、その一方で子煩悩かつ心配性の泣き虫でもある。
平和を愛する良識人には違いないが、生きるか死ぬかの時代の武人であることに加え、古い神の血を引いているため、その性根は真っ当な人間のそれではなく、世を達観しすぎている節がある。それでも好意を持った相手への情は深く、我が子のためなら世界をも敵に回す母性愛の権化になる。
ここで1つ注意しておきたい事は、彼女にとって「愛する者や恋人=自分の子供」なのである。
本人はその認知の歪みにまったく気づいておらず、説明されても理解できない。
普段は理性的で慈愛に満ちた女性であり、少々融通が利かない部分はあるものの、話せば割とわかってくれるタイプのバーサーカー。ただし、愛することの一点において狂っている、いわゆる独占欲が暴走したヤンデレさんである。他の女に目移りしたり好かれたりしようものなら、思わぬ凶行に走りかねない危うさを秘めている。自覚症状が無いのはもちろんだが、始末が悪いことにその狂気を普段の知的さと穏やかさが隠してしまうため、ホームズ並みの洞察力をもってしても初見でその本性を察することは極めて難しい。仲を深めればその歪んだ愛をマスターにも向けるようになり、しまいには母を自称して自分の子供のように可愛がり始める。愛する者が裏切らない限り、彼女はありったけの愛情を向けてくれる。ただし、もし彼女の信頼を裏切ってしまえばどうなるのか、そして彼女にとって何が裏切りになるのか、それは彼女自身にも分からない。
ただし、その割にウブでピュアかつむっつりの気があり、水着イベントでは勝手にあんな事やこんな事を想像して「私の口からは言えません!」と勝手に顔を真っ赤にしている。かわいい。その一方で、源氏の棟梁としては非常に厳格であり、後に実装されたランサーとしての姿では生真面目で規律に厳しい一面が強調される。金時曰く、本来のセイバークラスはそれ以上に厳しく、融通の利かない頑固な性格になるらしい(頑固度はバーサーカー<ランサー<セイバーと言ったところか)。
そんな玉鋼のような責任感と凶悪なまでの愛欲、幼い子供のような純粋さが同居する複雑怪奇な人物像が特徴だが、その原因は父・源満仲の所業にあり、その詳細は幕間2節にて明かされる。
彼女はかねてより「自ら産んだ子の母になる」という女性として得られる幸せに憧れていたが、父の一存で源氏の棟梁、つまり男として生きる人生を強いられ、その思いは抑圧されてしまう。
それでも母になる事への憧れは捨てる事ができず、棟梁の務めに勤しむ中で押さえつけられていた感情はやがてあらぬ方向へと膨れ上がり、母性愛と恋愛の区別が付かなくなってしまった。
つまり、過酷な環境で真面目な性分がマイナスに働いてしまい、幸せになりたい欲求を押し殺してまで父親のエゴに振り回され続け、膨大なストレスを抱えて心を病んでしまったのである(その上、彼女の回想では世継ぎをせがむ一方で源氏の棟梁という立場を遵守させるという、かなり理不尽な要求を押し付けておきながら、最後は「棟梁だけやっていろ」と匙を投げる身勝手極まる振る舞いが描かれている。金時が「根っこが童女のまま」と表するのも宜なるかなである)。
その結果、いつまでも理想の幸せを掴めずにいる現実から逃げるために、ひたすら無心でバケモノ退治に没頭する、謂わばゾーンのような状態に入る独武者(ひとりむしゃ)モード(命名は金時)を発露したことも劇中で明かされ、幕間にてこれが発動してしまい一波乱起こしている。
金時曰く、危険度とヤバさ加減ではある意味で彼女の別側面以上らしい。
2017年水着イベント『デッドヒート・サマーレース!』『デスジェイル・サマーエスケイプ』では、ランサークラスの水着姿が実装。影の風紀委員長を名乗り、三蔵ちゃんと一緒にイシュタルカップに参戦する。眼帯ビキニと黒セーラーの破壊力は抜群。
詳細は該当記事を参照。
バーサーカーとして召喚されているが、本来のクラスはセイバーであり、また本人も召喚時にはセイバーとして呼ばれたものと勘違いしていた。実際、狂化スキルによる底上げを抜きにしてもセイバークラスに引けを取らないハイレベルなステータスを備えており、本来はセイバー及びライダーのクラススキルである対魔力および騎乗スキルがその名残として備わっている。
戦闘においては、雷神牛頭天王より授かった雷を得物である名刀「童子切安綱」や弓矢に纏った上で、源氏流の洗練された武術をもってまさに鬼神のごとき戦いぶりを見せる(ただし、生前はヒト対ヒトの戦を経験していないため、その業前は魔性の相手をするのに特化しており、人間相手では加減が利かなくなるらしい)。また、牛頭天王は武神としての属性も持っているためか、英霊剣豪としての本人曰く「刀をこう動かせばこうなる」ということが本能で分かるらしい。
金時曰く、セイバークラスとして呼ばれた場合「今とはまるで別人みたいになる」「クールビューティでグレートなジェネラル」「母性みたいな感情は抑制される」との事。この他にも現状明言がある範囲内では、ランサー・ライダーのクラスにも適性があるとされており、それぞれ前述のとおり登場済み。
さらに明言されてはいないが、弓矢も扱う事、名弓・雷上動を与えられた逸話からアーチャーの適性が、さらに酒呑童子たちにだまし討ちを仕掛けた経歴からアサシンの適性も持っている可能性がある。
モーション中では、童子切安綱を用いた剣術を主体とし、雷を纏った斬撃を叩きつける、剣の振りに合わせて衝撃波を飛ばす、魔を祓う印である五芒星字に対象を切り刻むなどの技を使う他、本職のアーチャーにも劣らない長弓での超高速連射も披露する。エクストラアタックでは、大上段の電撃斬りからの五芒星斬りや連続突きに続けて、雷を纏った矢の一射にて畳み掛ける。
保有スキル
対魔力(D) | 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。魔力避けのアミュレット程度の対魔力。本来のクラスであればBランクだが、属性変化しているためランクダウン。 |
---|---|
狂化(EX) | 理性と引き換えに身体能力を強化するスキル。頼光の場合、理性は失われておらず、元の理知的な彼女のままだ。だがその精神は鬼の血の濁りと、異常なまでの母性愛の発露で道徳的に破綻している(愛するものの為ならあらゆるものを排除し、また、狂信的に守ろうとする)。まっとうな愛を語りながら、愛の為なら社会道徳が目に入らなくなり、あらゆる行為を容認する……つまり、精神的に病んでいる。その破綻を外部にまったく悟らせないところが他のバーサーカーたちと一線を画している。基本的に説得、改心させる事は不可能。 |
騎乗(A+) | 騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。ただし、竜種は該当しない。 |
神性(C) | 牛頭天王を源流としており、鬼の血が流れている。 |
無窮の武練(A+) | ひとつの時代で無双を誇るまでに到達した武芸の手練。武装を失うなど、たとえ如何なる状況であっても戦闘力が低下することはない。 |
源氏の武練(EX) | 「無窮の武練(A+)」が変化したスキル。詳細不明。 |
魔力放出(雷)(A) | 牛頭天王は帝釈天=インドラの化身でもある為、源頼光は北野天神(雷神)の力を有している。サーヴァントとしては、『魔力放出』として表現される。 |
雷神の顕(A+) | 「魔力放出(雷)(A)」が変化したスキル。詳細不明。 |
神秘殺し(A) | 平安時代最強の神秘殺しと謳われた在り方がスキルとなったもの。対神秘への特攻として働く。特に、鬼種を始めとした魔性属性に対してよく効く。 |
牛王招雷・天網恢々(ごおうしょうらい・てんもうかいかい)
- ランク:B++→A+
- 種別:対軍宝具
- レンジ:1〜100
- 最大補足:200人
「御命令とあらば、この頼光、鬼になります。」
「来たれい四天王。いいえ、牛頭天王の神使達。我が記憶の形をとりて――参ります!『牛王招雷・天網恢々(ごおうしょうらい・てんもうかいかい)』!!」
魔性、異形としての己の源である牛頭天王。
その神使である牛(あるいは牛鬼)を一時的に召喚し、これと共に敵陣を一掃する。
神鳴りと共に現れる武具は、彼女の配下たる四天王たちの魂の現し身である。
詳細は該当記事を参照。
最大HP | 13,500 |
---|---|
最大ATK | 11,556 |
コマンドカード | Arts:2/Quick:1/Buster:2 |
宝具カード | Buster |
スキル1 | 無窮の武練(A+) / 自身にスター集中度をアップを付与(3T) |
スキル1(強化後) | 源氏の武錬(EX) / 同上&自身のクリティカル威力をアップ(3回・3T) |
スキル2 | 魔力放出(雷)(A) / 自身に回避状態を付与&Buster性能アップ(各1T) |
スキル2(強化後) | 雷神の顕(A+) / 同上(Buster性能アップのみ3Tに延長)+NPを獲得(20~30%) |
スキル3 | 神秘殺し(A) / 自身に〔魔性〕特攻状態を付与&自身に〔天または地の力を持つサーヴァント(疑似サーヴァント、デミ・サーヴァントは除く)〕特攻状態を付与(各3T) |
アペンド3 | 対アサシンクリティカル発生耐性 |
宝具 | 自身のスター発生率をアップ(1T)<オーバーチャージで効果アップ>+敵全体に強力な攻撃&クリティカル発生率をダウン(3T、強化後に追加) |
☆5バーサーカー初となる全体攻撃宝具持ち。
攻撃で優位を取りやすいクラス特性と、サーヴァント相手なら比較的広範囲に効く特攻のおかげで高い攻撃性能を誇り、クリティカル攻撃も合わせれば容易く敵を消し飛ばす事が可能。
この特性から、長らくギルガメッシュと並ぶサーヴァントラッシュ型の高難易度クエストにおける、アタッカー候補として度々名が挙がっていた。
スキル強化でNPチャージも可能となったので、光のコヤンスカヤと組ませれば再使用を促しつつ、「人属性と人の力を持つサーヴァント特攻」の付与で特攻範囲をさらに広げられる。
しかし、火力超特化型のアルジュナ・オルタ、NPチャージ力の高いモルガンという、同クラスの強力なライバルの登場は看過できない問題である。前者とはセイバー型のカード配分によるArtsチェイン・マイティチェインの組みやすさ、後者とは特攻範囲の違いで上手く差別化を図りたい。
生前
自らの配下の頼光四天王の1人……なのだが、彼にはまるで母親のように接している。
彼女の過激すぎるスタイルは金時には刺激が強すぎるため、いつも逃げられては泣いている。
おまけに生前以上に母性愛が暴走しているため、金時の心情も割と無視してしまっている。
金時の幼馴染にしてライバルであり、初恋の相手でもある酒呑に対する態度は下記。
頼光四天王の一人で、金時の兄分として見ている人物。
家族としての溺愛はしていないが、部下や武士としては非常に強く信頼している。
同じく配下である頼光四天王の武将。
今のところ、名前以外の彼らについての言及は無い。
自らがかつて打ち倒した怪異の筆頭にして、因縁深い鬼。
因縁の宿敵ながらも、頼光のとある事情から、軽蔑、嫉妬、憧れの入り交じった複雑な感情を酒呑童子に対して抱いており、何度も討伐要請が出ていながら実行には消極的だった。
ただしそれは、酒呑が金時の幼馴染だと知る前までの話。
最終的に神便鬼毒で酔わせ、寝入ったところを狙って不意打ち同然で首を刎ねた。が、生首になっても鎧に噛み付いて抵抗された上に「鬼にもいないほどの卑怯者」と呪詛を吐かれた。
サーヴァントになってからも、頼光は酒呑を「虫」呼ばわりしており、酒呑からも「年増はさっさと隠居しろ」と罵られるほどに仲は劣悪なものである。とは言え、一度は決着がついている事やマスターの仲介もあってか、最近は互いに感謝の言葉を述べる程度の関係にはなっている。
でもやっぱり金時にちょっかいをかければ首チョンパするとのこと。仕方ないね。
酒呑童子の家来の鬼にして、取り逃した相手。
酒呑ほどではないが毛嫌いしており「金色の虫」と呼んでいる。
茨木も茨木で非常に嫌っているが、頼光が怖すぎるので殺したくても殺せないらしい。
実の父親であり、清和源氏の先代棟梁。
ある神性の化身として生まれた彼女を、一度は忌み子として出奔させるも、あとからその特異性に目を付け、男児として養育した。厳格かつ棟梁に相応しい器量を備える一方、清和源氏の存続に苦心するあまり手段を選ばなくなり、娘個人の幸福にはあまりに無頓着であった。
実の弟で、頼光と同様に藤原北家に仕えた。
武勇に優れており、藤原道長に仕えていた際は平維衡・平致頼・藤原保昌と共に「道長四天王」と称されたほど。後述するが、本作には彼の子孫のあたるサーヴァントが複数存在する。
生前に仕えていた主君の一人。
彼の権勢が発展するにつれて、側近だった頼光も武門の名将「朝家の守護」と称されるようになる。本作にも第2部5.5章に登場し、謀略家としての活躍を見せる。
同世代出身のため面識有り。魔性となった彼女の兄を討伐した。
満仲の頼光に対する身勝手さに呆れるなど同情している。かつて彼女とその兄の間にあった流血沙汰により、清少納言からは苦手意識を持たれていたが、あちらの幕間において仲は改善した。
生前の知人。深い付き合いがあった訳ではないが互いに面識はある。なんとなく気が合うようで、幕間にて図書館で再会してからは時々お茶会をして昔話や世間話に花を咲かせている。
内裏での権謀術数で色々あったからか、ノーコメントとしている。
特に道満については下総や平安京での所業のためか「悍ましき獣」と嫌悪している。
生前から潜んでいた自身の別人格であり、魔性に寄った側面。
カルデアでは彼女の監視ローテーションについており、露骨に殺意を向ける。
生前頼光四天王が討伐した蜘蛛の怪異。
彼の呪詛によって悪夢に囚われた頼光は死にかけたが、金時に救われた。
その際に使われた雷神の太鼓がベアー号の車輪に使われているのだとか。
Fate/Grand Order
契約したマスターであり我が子(ではない)。
歪みに歪んだ自分を信じて側に置いてくれる嬉しさから、金時に対してと同様に過剰なまでのスキンシップを行っており、半ば恐がられている。ただしそれさえ除けば仲は大変良好。
約100年後の親戚。兄弟の曾々々々孫にあたる。
イベント『天魔御伽草子 鬼ヶ島』では、初対面から頭を撫でて可愛がっていた。
弁慶によると、牛若丸が成長してもあの体型にはならないらしい。
彼らと一緒に炊事を担っていることが、幕間や2016年バレンタインイベントで語られている。
特に藤太は幕間の物語で共演した際に彼女から褒めちぎられていたが、藤太も「遊びと本気の境界線が分かっていない」「幼少期に遊び相手が一人もいなかったのでは」と発言している。
彼女と肩を並べる主人公ラブ勢。別名「マイルームの寝床に勝手に入り込んでくるトリオ」。
2016年ハロウィンイベント『ハロウィン・カムバック!』では、主人公のダミー人形を追いかけて3人揃って溶岩の中を泳ぐという、ギャグ補正の概念が裸足で逃げ出すレベルの奇行に走った。半分鬼の成せる業である(きよひーは竜だからわかる。静謐ちゃんは一体……)
雷神の力を持つものつながりで第1部終章で並び立った相手。
その暴れっぷりから金時に似たものを感じ、綱のような兄役にふさわしいと評価している。
2017年水着イベント『デッドヒート・サマーレース!』のチームメイト。
基本的に「法師様」と呼んで尊敬しているが、服装には「風紀が乱れている」と突っ込んでいる。
そういう自分の恰好も似たり寄ったりなのだが、例によって全く自覚がない。
『下総国』で敵対したが、その一件はマイルーム会話にて「別の自分が迷惑をかけた」と謝罪している。ちなみに、彼女の養子にして一番弟子が語るところによれば、彼女もまた源氏の血筋(村上源氏の末裔)であるとされるが、ゲーム上では源氏属性はない。
牛頭天王と同一存在のインドラの息子。
牛頭天王の化身である頼光とはある意味親子と言える。
仏教的にも重要な存在のため、「烏摩妃(うまひ)様」と呼んで敬っている。
彼女の幕間の物語ではカルデア風紀チェックの代行を頼んでいた。なお、「母としての母性愛」の化身である頼光とは違い、彼女は「夫を支える妻としての愛」の化身となっている。
平安京での天覧聖杯戦争にて契約していたキャスター。
ただし、子を慈しむ自身の性から屋敷に留め置き、共に戦うことはなかった。
森家は河内源氏の源義家の六男・源義隆を祖とする家系である。
河内源氏は源満仲の三男で頼光の弟である源頼信を祖とする河内源氏の家系で、頼光を祖とする摂津源氏と同じ清和源氏の嫡流の1つであり、つまるところ長可は彼女の弟の遠い子孫にあたる。尚、あまりにも遠縁すぎる為か彼には源氏特性は無く、今のところ両者共に直接な言及や接触はない。
武田家は源義光を祖とする甲斐源氏の嫡流で、河内源氏から分離した一門である。そのため頼光から見れば、信玄は弟の遠い子孫になる。今のところ両者に接触は無いが、嫡流であるためか信玄には源氏特性が有る。
直接の関わりはないが、景虎(謙信)の生家である長尾家と、三成の生家である石田家は、共に平高望を祖とする坂東平氏から分派した鎌倉家と三浦家から興った一族であり、鎌倉家が後に長尾家に、三浦家から更に分派した相模蘆名家が石田家となった。そしてこの2人の一族は共に、頼光に仕えた坂東平氏の武士である平忠通(高望の曾孫)を先祖に持つとされる。
なぜ源頼光は女になったのか
社長「頼光は女の子がいい」
きのこ「マジでやめて」
きのこへのインタビューによると、当初は女にする予定は無かったという。
女にしようと提案したのはまたしても社長であった。そこまでにしておけよ武内。
この無茶振りをなんとかすべく、きのこと担当ライターが色々調べていくうちに「丑御前」のエピソードにたどり着き、源頼光と丑御前を同一人物として「女性として生まれたが、父親からは男性として源氏の棟梁となることだけを望まれた」という、現在の設定が出来上がったと言う。
社長の無茶振りはいつものことだが、文句を垂れつつ叶えてしまうきのこもきのこである。
ちなみにあーだこーだ言いながらも、きのこ自身は頼光をレベル100まで育てていることをファーストオーダー特典のインタビューにて答えている。時期的には新宿幻霊事件直後辺りに発表されたインタビューであり、その時点での聖杯実装数が僅か17個(新宿含む)であったこと、「レベル100にしたサーヴァントは?」という質問が最初になされたインタビューだったことを踏まえると、実はきのこ初のレベル100サーヴァントかもしれない(ちなみに社長はセイバーのみと答えており、他の型月メンバーで複数のサーヴァントをレベル100にしている者は複数の名前を挙げている)。
なお、源頼光の女性化自体は10年以上前にやってのけた作品があるので、それを知っている人からすれば、今回の女体化もそこまで違和感のあるものではなかったりする。
その他
- 好きな物としてきんつばを挙げているが、きんつばこときんつば焼きは江戸時代に生まれたお菓子であるため、彼女が生前に食べた訳ではなさそうである。
- キッチン組にでも作ってもらったのか、はたまたどこかの聖杯戦争で召喚されてから口にしたのだろうか。どっちにしても、霊基が覚えているほどやみつきになっているのは確か。
- 後に寿美菜子女史がトゥール役で『Fate/Apocrypha』に登板したことでスフィアのメンバーが全員『Fate』シリーズに出演することとなったのだが、2024年1月現在『FGO』にてサーヴァントを演じているのは戸松女史のみである(未実装も含めるとちびアサシン(百貌のハサンの幕間にてボイス無しで登場)を演じた豊崎愛生女史も該当する)。
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