本名	カポネ・ベッジ
異名	“ギャング”ベッジ
年齢	40歳→42歳
身長	166cm
懸賞金	1億3800万ベリー→3億ベリー→3億5000万ベリー
肩書き	最悪の世代
所属	ファイアタンク海賊団船長、元ビッグ・マム海賊団戦闘員“城(ルーク)”
所属船	ノストラ・カステロ号→25番タルト船→強奪した敵船(正式名称不明)
悪魔の実	シロシロの実 (超人系)
出身地	西の海
誕生日	1月17日 (アル・カポネの誕生日)
星座	やぎ座
血液型	S型
好きな食べ物	肉団子、トマト
嫌いな食べ物	トマトジュース
趣味	絵画鑑賞、ボードゲーム
イメージ国	イタリア
イメージ職業	クツ屋
イメージ花	バラ
イメージ動物	コアラ
家族	シャーロット・シフォン(妻)、カポネ・ペッツ(息子)、シャーロット・ローラ(義妹)、パウンド(義父)
初登場	単行本51巻第498話『11人の超新星』
CV	龍田直樹

モデルはアメリカ合衆国で「夜の大統領」とも呼ばれた伝説のギャング「アル・カポネ」とイギリスの海賊「ウィリアム・レ・ソーベッジ」。

元ネタの一部はギャング映画『ゴッドファーザー』がモチーフか。

人物

性格

シャボンディ諸島でのレストランでの食事中、行儀の悪いジュエリー・ボニーを黙らせるように部下に命令するも騒ぎになるとまずいと諌めた部下をフォークで制裁するなど、異を唱える者には容赦しない冷酷さを持つ男。

その一方で、愛妻家にして子煩悩の親バカという一面があり、特にまだ赤ん坊である息子のペッツに対してはたとえ相手との対話中であっても終始あやして赤ん坊口調であった。

悪人という自覚は本人にも十二分にあり、感謝などをされると「気持ち悪い」とむずがる。その一方で、一旦共闘関係になった科学者の我の強さに振り回され気味になりながらも指示を出す・プリンに頼み事をされてから良くも悪くも大胆な言動が増え始めた妻や、ジェルマ66に憧れるあまり緊張感に欠ける言動をとった部下にツッコミをするなど、苦労人な一面も(おかげで登場当初の部下への制裁を行うといった冷酷さは、物語が進むにつれて徐々に目立たなくなり、途中から「黙れ」という発言が口癖のように度々出てくるようになった)。

耳栓にわざわざ大仰な名前(インヴィジブル・シンフォニア)をつけて作戦内容を悟られるリスクを減らす、暗殺計画に面白い策を混ぜようとするルフィに注意しつつも耳を貸す、未来が視えるカタクリの顔色を見て不確定要素を自分の計画に入れれば成功することに気付くなど柔軟な思考の持ち主でもある。だが、どちらかといえば常識人なので、サンジが自分の命を狙ってくるプリンに鼻の下を伸ばしたときは 「あの野郎!!…なんて演技力だ…!!!」 と天然ボケな一面を見せてしまった。

容姿

本人や部下達の外見はギャングそのもの。2年後編の新世界編に登場した際はひげを生やし恰幅がよくなっている。

きれい好きであり、｢服は人を作る｣という信念からルフィ達を自分のアジトに招待したときはわざわざ彼らに入浴を促した。このことから意外と身だしなみや清潔感には重んじており、身だしなみや清潔感に欠ける者とはそもそも会おうともしないと言うことがわかる。

「身だしなみのなってねェ奴とは話す気にならねェ」

身長2m以上のキャラが次から次へと当たり前のように登場するONEPIECEの中ではかなり背が低い。低身長がコンプレックスになっているケリー・ファンクよりも低く、逆に現実的ですらある。なお、ベッジ本人は特に自分の身長に関して特に思う事は無い模様。

ギャング

若い頃からイカレた人物で知られており、生物の頭を切り、もがく体を見て喜ぶ男であったと言われている。若いギャング時代から常に裏社会のボスの首を狙い、ファミリーを率いても抗争相手のボスの首だけを取っていた。

ボスの首を取った後の動乱を見て楽しむのがベッジの趣味であり、陸に飽きて海に出るようになっても、敵の船長のみの首を取るなど同じことを繰り返したという(この一面は後述の女性と婚姻してからはあまり表には出さないようにしているようだが、狙撃相手が隙を見せた時の悪戯笑みや、自軍の船で敵を圧撃しようとした時の高圧的な言動などで垣間見せている)。

人望

命令違反したペコムズを後ろから銃撃するなど敵には容赦なく、上記のように敵の首領の首だけを狙うイカれた男だが、「自分を慕う部下を絶対に見捨てない」という強い信念を持ち、それゆえ部下達からの信頼は絶大。

「──だがここには… おれのかわいい部下達も…!! 愛する妻も子もいる!!! 死なせるわけにゃいかねェんだよ!!!」

そのためか、仲間に対して非常に優しい白ひげに対しては 「白ひげが仲間を売っただと!? バカバカしい!! それをしねェから奴は生ける伝説なんだ!!」 とかなり尊敬している。(蛇足だが、TVアニメ版では何故かトラファルガー・ローが上記の台詞を言っている。)

新世界編は成り上がる為の機会を得るべく、四皇のビッグ・マム海賊団の傘下に入る。

腹に一物抱えながらも、それを周囲に悟らせず、熱心な働きぶりで、ビッグマム海賊団の中でも警戒心の強いシャーロット・カタクリやタマゴ男爵らからも絶大な信頼を得た。

戦闘能力

悪魔の実

「観念しろ兵力が違う!!!」

名称	シロシロの実
分類	超人系
能力	体を要塞化し、体内に人間や物体を収納できる

体を要塞にできる「城人間」。

体内まで要塞となっており、体の扉から体内に部下や兵器を圧縮・収納することができる。自身から離れると元のサイズに戻す事が可能。

体内から大量の部下や砲撃を四方八方に出せるために自身が小型の要塞のように敵を蜂の巣に出来る。収納性だけでなく頑丈さもある(もっとも、外敵からの狙撃などを受けても全くダメージが通らないわけではないため、後述の体内での火種落下を含め、本人も“強固ではあるが、無敵ではない”と、自身の能力の限界を自覚している)。

また、体内に自分の分身を作ることができ、外の本体と意思が疎通している。体内においてはベッジの意志によって空間を操り兵器を繰り出すことが出来る。

ただしさすがに火を消すことは出来ないらしく、サンジが煙草を落とした際には憤激しながら踏み消していた。

体が要塞ということもあってか、脚部分だけをキャタピラに変えて移動するというフランキーのような真似も行える。

武器

能力自体は自然系への対応手段は特にないが、持ち前の強かさと海楼石の槍である程度カバーしている。また、狙撃能力も一流でエニエス・ロビーでのウソップ(そげキング)に並ぶほどの腕前を見せている。

技

キャッスルタンク

足をキャタピラに変化させて高速移動する。

大頭目(ビッグ・ファーザー)

シロシロの実最大の能力。キャッスルタンク以上に、全身を変身させて巨大かつ移動可能な城に変身する。

見た目は城のロボなためルフィやチョッパーは目を輝かせていた。

全身の至る所に砲台があり、砲撃も可能。正面に玄関がある。巨大だからこそ敵の攻撃も受けやすいが、防御力自体も大砲の砲撃程度なら全く効かないほどには強固。(しかし作中では大砲よりも強いパンチを打つ怪物が相手だったためあまり意味をなしてなかった)

弱点としてベッジの体そのものを巨大化させていることになるため、城が破壊されれば彼自身がダメージを受けてしまい、完全に城が壊されればベッジは死亡して城も消えてしまう。

活躍

過去

ベッジの故郷である「西の海」では強大な5人のマフィアが裏社会を牛耳っている。「西の五大ファミリー」の5人のうちの一人がベッジであり、現在の異名である「ギャング」という呼び名は、若い頃に「鉄砲玉」として名を上げた頃の名残である。

若いギャング時代から常に裏社会のボスの首を狙い、ファミリーを率いても抗争相手のボスの首だけを取っていた。その「地位」や「ナワバリ」には興味を示さず、金品だけを奪っていった。その後、抗争相手の内部で起きる覇権争いや裏でつながる権力者達の狼狽を大いに楽しんだという。

当然、抗争相手のボスの首を取ったことによりベッジは常に復讐者たちに自身の首を狙われるようになった。しかしそれ自体もベッジの楽しみであり、「鉄壁の城」を構え復讐者たちを返り討ちにし、彼らの無念を嘲笑っていた。

陸上での活動に飽きて海へ出るも、やることは同じで、名のある海賊団の船長の首だけを取り、名を上げてきた。

その悪名は4年前の時点で既に世界に広まっていたようで、ポートガス・D・エースがワノ国の鬼ヶ島でヤマトに若い海賊について聞かれた際には西の海賊代表としてベッジの名を挙げていた。

偉大なる航路編

シャボンディ諸島編

新世界進出に向けて準備していたが、モンキー・D・ルフィの天竜人暴行事件を聞き、急いで出航を決意。途中で海軍と出くわすも能力による「兵力差」で圧勝する。

マリンフォード頂上戦争編

一度は出航するがマリンフォード頂上戦争の話を知ると、中継を見るためにシャボンディ諸島に戻り、中継が中断されるまで島で眺め、中断後は戦争の終結を海上にて見届けた。

2年間

新世界に進出するが、航海中に「強力な引力を持った浮遊島」に船ごと引っ張られてしまうなど、彼もまた常識の通じない新世界のすごさに難儀していた。

航海の中でビッグ・マム海賊団の縄張りである万国(トットランド)にまぎれこむと、いち早く抵抗を諦めて傘下入りを選ぶ。その結果シャーロット・シフォンと結婚し、息子のカポネ・ペッツをもうけた。海でも復讐者に追われ続けるベッジにとって「四皇の傘下」は格好の隠れ家だったという。

そして、研ぎ澄まされた警戒心と防衛力の高さをビッグ・マムに買われ、傘下に入ってわずかな1年程度ながら戦闘員「城(ルーク)」の称号を与えられる。

新世界編

ドレスローザ編

ペコムズやタマゴ男爵と共にシーザー・クラウンの回収に動く。しかしサンジたちに砲撃をそのまま返されて船が損傷し、取り逃がしてしまった。

ゾウ編

サンジ達を追ってゾウに辿り着くが、ゾウの恩人であることを理由に自らの任務を放棄しようとしたぺコムズに怒り、背後から攻撃して重傷を負わせた(もっとも、勝手に任務を放棄されて手ぶらで帰れば、巻き添えでビッグ・マムからの怒りを買うのは目に見えているので、ペコムズを裏切り者として処分しようとしたベッジの行動が悪いとは言い切れない)。

その後、サンジたちを自分の城の中に招き、シーザー捕獲に加えてサンジをビッグ・マムのお茶会に招待することになったことを話す。そのお茶会の主要事項がシャーロット家の三十五女であるプリンとヴィンスモーク家の三男であるサンジの結婚式であることを告げ、サンジを恩人の命で脅す。拘束していたナミたちは解放されてしまうも、サンジとシーザーの確保には成功したため、そのまま万国に帰還する。

ホールケーキアイランド編

お茶会

「城(ルーク)」として、今回の茶会、つまりヴィンスモーク家との結婚式での護衛の全権を任された。ひそかに帰ってきたペコムズを独断で捕らえて処刑しようとするなど、独自に動く。

その行動の理由はベッジがビッグ・マムを殺すつもりだったことにある。彼はマムのヴィンスモーク暗殺計画を利用して自分の目的を果たすつもりであり、その為に周到な準備を立てていた。暗殺成功に必要となるシーザーを無理矢理仲間にし、ジンベエからルフィと手を組むことを提案されたため、彼らとも結託する。

いざ結婚式。この暗殺計画の最大の障壁となるシャーロット・カタクリもいたが、ビッグ・マムを発狂させ彼らの動きを封じることに成功。耳栓をつけたベッジたちはKXランチャーを彼女に向けて発射し、ついに四皇暗殺に成功した……と思いきやビッグ・マムの恐ろしさをベッジは図り切れていなかった。彼女の発狂と同時に発せられる凄まじい風圧と覇気によって頼みのKXランチャーはマムの身体へ着弾する前に爆発してしまう。

暗殺に失敗し、逃亡を図るベッジ達。しかし、前述した発狂による風圧で脱出用の鏡も破壊されてしまった。それでも彼は諦めず巨大な城に変身して籠城を試みるが、ブリュレを奪取したカタクリの餅で城の砲台はふさがり、ペロスペローの能力で機動力も失う。そんな絶望な状況に追い込まれたベッジ達に正気を取り戻したビッグ・マムというさらなる悲劇が襲いかかる。

大砲の砲撃程度ならビクともしない｢大頭目｣の防御力も彼女には通じない上、顔面が血まみれになり、のたうち回るベッジ。だがそんな最中でも部下や家族を死なせるのを良しとせず、ルフィ達に脱出案を提案する。

ナワバリからの逃走

ヴィンスモーク家の協力や玉手箱に仕掛けられた爆弾の爆発という幸運もあり、敵勢から一度は逃げ切ることに成功するベッジ。それぞれのやり方で逃げるためにシーザーやルフィ達とも別れることとなる。

ビッグ・マムの軍勢に追われながらもなんとか海岸まで逃げ切るベッジ。もう後は障害も無いかと思いきや、姉のシフォンに会うためにプリンがベッジの所にやって来た。愛する人やその仲間を助けたい彼女の思いに、ローラのことで彼らに恩義がある妻は応えることを決心する。自分に何があったら自分たちの息子ペッツを頼むと言い残してシフォンは去って行った。

しかし、愛妻家であるベッジがそんな言葉に納得するはずもなく、彼は愛する妻がいるカカオ島に向かう。そんな中、彼らの愛を利用することを考えたシャーロット・オーブンがシフォンを人質に取りベッジに降伏を促してきた。ベッジはオーブンの思惑通りに港に近づき、彼の船、ノストラ・カステロ号はオーブンから視認出来るほどになる。しかし、ベッジは愛妻家であるのと同時にギャングであった。

ベッジはオーブンがベッジの船が見えるかどうかの場所から、遥か格上のオーブンに対しての狙撃を成功させ、オーブンはその衝撃からシフォンを逃してしまう。愛する夫に向かって｢ばかね｣と呟くシフォンの目には涙が溜まっていた。

「目に焼きつけろペッツこれがパパの生き様でちゅよ!!!」

その後、砲火で迎撃されつつもノストラ・カステロ号は島へ向かって全速前進。

島への接岸・下船もおぼつかないような猛烈な速度に玉砕を考え戦慄するオーブンらだったが…なんとノストラ・カステロ号は島への激突直前、船の推進機関であるパドルをキャタピラに変形させ、海岸からそのままの勢いで上陸。意表を衝かれた彼らをその巨大な船体と履帯で蹂躙しながらシフォンを救出し、船上で愛する妻子と三人で再会の抱擁を交わすのであった。

マムを止めるためのケーキを運んだベッジはそのケーキを使って誘導する役目を買って出る。サニー号から十分に離れた後はケーキを手離し、壊れてしまったノストラ・カステロ号の代わりに敵の25番タルト船を奪って万国から脱出。

なんとか無事に逃げられたようで世界経済新聞を読んだ際には茶会の仕業がルフィ主導とされ自分が部下と思われていることに憤慨していた。また作中で描写はなかったが、この騒動がきっかけで懸賞金が3億5000万ベリーに上昇した模様である。

短期集中連載「“ギャング”ベッジのオーマイファミリー」

万国を離れたベッジたちだったが、シフォンがローラに会いたいと言い出したため、偉大なる航路の逆走を開始。

手始めに遭遇した海賊から船を奪って新調する。しかし世界会議(レヴェリー)の騒ぎで"赤い土の大陸(レッドライン)"付近の警備が厳重だったため、前半の海に戻ることはできなかった。そして食糧も底を尽きかけていたため、補給を目的にドレスローザに赴くこととなる。

王族不在を理由に騒ぎをおこしていたバイキン海賊団との戦闘や、遭遇した海軍からの逃走といった騒動を起こしつつもベッジたちファイアタンク海賊団は偶然ドレスローザに上陸していたローラや生存していたパウンドとの予期せぬ再会を果たす。そして騒動の中でゴッティがローラを救ったことで彼女から求婚され、2人は結婚することになる。

船上で結婚式を挙げ、ファイアタンク海賊団はローラが率いていたローリング海賊団及びパウンドと共にドレスローザを出航。より大きく強い絆で結ばれた彼らはファミリーとして航海を続けるのだった。

余談

人気

キッドやローに持っていかれている上に、ネタとしてはウルージさんに持っていかれている。そういうわけで公式でも商品化やゲームからハブられることも多い。

ホールケーキアイランド編でようやくスポットが当たって大立ち回りを見せ、ワノ国編では登場こそしないものの、回想でエースが若い海賊の代表として人気が高いキッドとローと共にその名を挙げていた。また、ゲームでも『海賊無双4』にプレイアブルキャラクターとして参戦するようになり、フィギュアやグッズの数も少しだが増えた。

ベッジの今後の活躍に注目したい。

懸賞金

シャボンディ諸島到達時は11人の超新星の中でも下から二番目という懸賞金の低さだが、これは敵の首領の首のみをとり他には見向きもしないベッジの気質によるところもあると思われる。

シーザー開発の即興兵器使用時を除き、麦わらの一味、黒ひげ海賊団の狙撃担当者のように狙撃補助具を持ち歩いている描写がないことから、世界政府にまだ射撃能力を把握されていなかった可能性もある。

四皇暗殺作戦

茶会のメインイベントであるサンジとプリンの結婚式でヴィンスモーク家を皆殺しにして「ジェルマ」の全てを手に入れるのがビッグ・マムの計画。しかしベッジはその計画の裏で更に動いてビッグ・マムの首を取る気だった(なお、彼の妻でビッグ・マムの娘であるシフォンは、双子の妹のローラの出奔の件で母との仲が険悪になっており、夫の計画を是認している)。

そのベッジの計画はルフィやシーザーが加わり具体的には下記のようになっている。

サンジとプリンの誓いのキスの時、プリンが放つ銃弾をサンジが避けたのを合図に作戦が始まる。

サンジがプリンの銃弾を除けたのに合わせてルフィが登場する
ルフィが登場したどさくさに紛れてお茶会の時に必ず用意されるビッグ・マムの大切な宝「マザー・カルメル」の写真をルフィ含めた味方の誰かが破壊する。
写真が破壊されてビッグ・マムが発狂するまでの３秒間、ルフィたちが囮となりお茶会に出席しているビッグ・マム海賊団の注意を引き付ける。
ビッグ・マムが発狂。予め用意しておいた耳栓をつけたベッジたちがシーザーの開発した猛毒ガス弾「KXランチャー」を発狂によって衰弱しているビッグ・マムの身体にぶち込み暗殺完了(この際、ビッグ・マム海賊団や他の出席者は奇声を防いで覇王色に耐えるので精一杯)
ビッグ・マム暗殺後、空を飛べるシーザーが巨大な逃走用の鏡を持って会場に突入。そのまま捕虜にしたブリュレの能力で鏡の中に入り「ミロワールド」を通ってそれぞれの海賊船に戻り、全力でビッグ・マム海賊団のナワバリから逃げる。

なお、ブリュレを取り返されたベッジが提案した脱出案とは仲間を体内に入れたまま人間に戻ったベッジがシーザーに抱えられて空を飛んで逃げるというもの。これはブリュレの能力を必要としない策であることからして元々の暗殺作戦の脱出案であるのかもしれない。