概要
手塚治虫の代表漫画作品の1つ。またその主人公の通称。ブラック・ジャックは、黒いマント姿につぎはぎの顔の天才無免許医師。法外な料金を代償に、様々な怪我や難病を治療してゆく人間ドラマである。
1973年から1979年にわたり「週刊少年チャンピオン」誌上にて連載された。
連載終了後も、1983年までいくつか読み切り作品が掲載された。
宝塚歌劇団版もある。なお、安寿ミラがブラックジャックを演じたバージョンと未涼亜希がブラックジャックを演じたバージョンがある。
連載経緯
1970年代前半は劇画・スポ根全盛期であり、トキワ荘のメンバーを初め、手塚治虫の漫画も冬の時代と言われていた。
また自ら率いた虫プロも倒産してしまうなどの大打撃を受けた。しかし世間で言われているほど手塚治虫の冬の時代は長くなく、虫プロ倒産のたった3日後にこの「ブラック・ジャック」の連載をはじめ、そのさらに4日後には「三つ目がとおる」の連載を始めた。
このブラック・ジャックと三つ目がとおるは大ヒットする。
またそれ以前にも描いていたのを含めると「ブラック・ジャック」「三つ目がとおる」「火の鳥」「ブッダ」を同時連載させ大ヒットし、手塚治虫は漫画家として大復活を遂げる。
そしてこれらの大ヒットにより虫プロ倒産からたった4年後に、新たに手塚プロダクションを立て直す。
ちなみに秋田書店のブラックジャック関連本では「手塚治虫はブラック・ジャックだけで復活した」「チャンピオンが死に水を取るために連載させた」とやや誇張されているが、ブラック・ジャック連載の前は手塚の「ミクロイドS」が連載されていて、ブラック・ジャックはミクロイドSの後続連載である。
作品内容
医療漫画ではよくありがちな「天才外科医ブラック・ジャックが魔法のようなメス裁きで患者を治しました、めでたしめでたし」と言う内容ではなく、尊敬する医師は奇跡的な手術を成し遂げながら重大な医療ミスを犯し、ブラック・ジャック自身も何度となく完璧な治療を施しながらも医学の限界、人体の神秘、不幸なアクシデントに屈服し、時には患者から「なぜ治療した!」と言われてしまう、でもブラック・ジャックはめげない。このニヒリズムとそれに対抗する主人公のバランスは絶妙。ビターエンドとハッピーエンドの塩梅が効いているため一つ一つのエピソードに個性が光る。
作者の手塚は医師免許を持っているにもかかわらず、現実の医学とは著しくかけ離れた設定も多い。
手塚が戦後間もない頃に学んだ医学知識は当時としても古いものでしかなく、架空の治療法・病気も何度となく登場するが、手塚自身は「医療技術の紹介ではなく、医者の使命とは患者の治療なのか幸福なのかそのジレンマ」を描くのが主旨であったと語っている。(中には当時を先取りした描写や時代が経っても色あせない技術があったりするが。)
また、以降の他の手塚作品で話題が「医学」や「手術」になると登場人物の顔がブラック・ジャックに変わるというギャグがしばしば使われる。
ちなみに当時のチャンピオンのコミックスは作品ジャンルが書かれていたが、ブラック・ジャックは8巻までは「恐怖コミックス」だった。9巻からは「ヒューマンコミックス」に改められている。
登場人物
特筆の無い限りはTV版での担当者。
メインキャラクター
- ブラック・ジャック (BJ)(CV:大塚明夫(1993年リリースのOVA以降、ほぼすべてのメディア作品で担当) / 関智一(青年期、TV版)/伊武雅之(『バンダーブック』客演時) / 野沢那智(『鉄腕アトム(1980年版)』『マリン・エクスプレス』『ブレーメン4』での担当))
主人公。本名・ 間黒男 (はざまくろお)。無免許医師だが、手術の腕は世界一ともいわれる天才外科医。
- ピノコ (CV:水谷優子(1993年リリースのOVA以降、ほぼすべてのメディア作品で担当) / 宇多田ヒカル(ネット配信版) / 堀絢子(『鉄腕アトム(1980年版)』での担当 / 冨永みーな(『マリン・エクスプレス』での担当))
とある患者の奇形嚢種におさまっていた臓器をもとに、BJが人造皮膚などを足してつなぎあわせることで造り上げられた人造人間。脳神経、心肺、消化管、腕、脚などは生身だが、頭蓋、骨格、顔面、外皮などは人工物。外見は舌足らずの幼女だが、嚢腫として18年間生きていたため、本人は大人であると主張、BJ の「奥たん」を自称する。成長出来ない体であり、8頭身の美人に憧れている。
高額な報酬と引き換えに、完全な安楽死を提供する「闇の医師」。死生観の違いから、BJとは反目しているが、あくまで彼の安楽死は「苦しみから人を救うための手段」という彼なりの信念である。そのため、救える命まで粗末にすることはなく、軽々しく死を望む人間に対しても厳しい態度を表す。BJと共に患者を救命することもしばしば。
BJの恩師であり、かつ命の恩人。爆発事故で26箇所が離断した BJの体を外科手術でつなぎ合わせ、数年にわたるリハビリを実施し、BJをみごとに回復させた。BJいわく世界最高の外科医であり、BJ にとっては絶対的な存在。しかし、とある世界初の心臓疾患の患者を手術した後、死なせてしまったことで人体実験との謗りを世間から受けて非難され、医局を追われてしまう。そのことが、BJが権威主義にあぐらをかく医療界に対する軽蔑と不信の要因となった。演者:猿田彦。
BJ の恩師の一人。とある病院に勤務する外科医。時折り、BJの腕を見込んで、BJに救援を頼むことがある。BJの仕事に理解を示し、法外な報酬であると知りつつも、手術代を支払っているフシがある。演者:花丸博士。
その他のキャラクター
- 手塚(CV:堀秀行) - BJの医大時代からの友人。手塚作品でよく出る作者自身。「ブラック・ジャック」ではマンガ家でなくて、BJの知己、とある病院勤務の医師と言う設定。これ以外にも患者などの脇役キャラで出てくることもある。
- 辰巳(CV:宮本充) - 元々は『どろんこ先生』の『どろんこ』というキャラクターのデザインを流用したキャラクター。BJの医大時代の友人の医師。
- タカシ(CV:矢尾一樹) - BJの少年時代の友人。皮膚移植の提供者でもあった。
- 琵琶丸(CV:野沢那智) - 凄腕の鍼灸師。
- 白拍子泰彦(CV:水島裕(OVA)/森田順平(TV版)) - エリート医師。BJに対抗心を燃やす。
- 桑田このみ(CV:田中敦子 / 松井菜桜子) - ブラック・クィーンと渾名される女医。
- BJの母(CV:兵藤まこ) - アニメ版では、下の名前がみおと判明している。
- BJの父(CV:小川真司) - アニメ版では、下の名前が影三(かげみつ)と判明している。また、BJを捨てた理由もアニメ独自の設定がなされている。
- 小蓮(CV:桑島法子)
- 蓮花(CV:高島雅羅)
- ラルゴ(CV:石井真)- 危機察知能力を持つメス犬で、アニメ化の恩恵を一番受けたキャラ。元は原作『万引き犬』のワンタイムかつ死亡キャラだったが、アニメでは生存しBJ家の家族に。その後もBJの指示で人探しを行うなどちょくちょく活躍している。
なお、手塚治虫は大阪帝国大学附属医学専門部(現在の大阪大学医学部)を卒業している。ただし研修医時代を除いて臨床医として診察をした経験はなく、医学博士の博士号は、「異形精子細胞における膜構造の電子顕微鏡的研究」(論文リンク)である。
TVアニメ
『ブラック・ジャック2時間スペシャル ~命をめぐる4つの奇跡~』
2003年12月22日に読売テレビ放送・手塚プロダクション制作。日本テレビ系列局(NNN参加30局中29局)にて同名原作4作品をベースにしたエピソードが放映された。
監督は手塚眞。因みにBJとピノコの声優はOVA版から引き継いでいる。
このアニメの好評から2004年10月から日本テレビ系列局においてレギュラー放送された。日本テレビ系アニメ初のハイビジョンアニメとして製作されている。
2006年3月6日の放送『Karte61:二人のピノコ』をもって一旦終了(ただし、最終話という告知そのものはなかった)。2006年4月よりタイトルを『ブラック・ジャック21』に変更、一話完結のオムニバス形式ストーリーから連続ストーリーへと移行した。
なお、監修を務めた手塚眞の意向により、一部のエピソードで死亡するキャラクターの生死が変更されたり(BJ、あるいはその他の医師の懸命な措置で延命できた。あるいはケガ程度で済んだ)、死亡したキャラクターの死因や患者の病名が別のものに差し替えられる、不適切な表現の変更、原作で悪役だったゲストキャラクターがBJの説教や医師としての覚悟に触れて改心するなど、原作から変更されたシーンも多く存在する。
また、原作には登場しないキャラクターの存在により、該当キャラクターを演じている手塚スターが別のキャラクターに変更されたり、あるいは物語に出てくる少年少女の多くが、アニメオリジナルキャラの写楽(CV:佐藤ゆうこ)と和登(CV:小野涼子)姉弟の友人・知人という設定になっている。
劇場版
『劇場版ブラック・ジャック~ふたりの黒い医者~』は2005年12月公開。東映の配給で公開された93分の劇場版アニメ。監督は手塚眞。音楽は初期の手塚アニメを手がけた冨田勲。
原作から複数のエピソード(『恐怖菌』『ふたりの黒い医者』『タイムアウト』『湯治場の二人』)を引用して劇場用オリジナルストーリーとして再構成した作品。
また、劇場上映では本編の前に短編アニメーション『Dr.ピノコの森の冒険』が併映された。
主題歌
- オープニングテーマ
「月光花」(Karte00 - Karte28)
作詞・作曲:yasu/歌:Janne Da Arc
「Here I Am」(Karte29 - Karte51)
作詞・作曲・編曲:小室哲哉/歌:globe
「Fantastic」(Karte52~Karte61)
作詞・歌:鈴木亜美/作曲:y@suo ohtani/編曲:原田憲
「Destiny -太陽の花-」(BJ21:1~17)
作詞:六ツ見純代/作曲・編曲:柳沢英樹/オーケストラアレンジ:曽我大介/歌:島谷ひとみ
- エンディングテーマ
「黒毛和牛上塩タン焼680円」(Karte00~Karte28)
作詞・作曲・歌:大塚愛/編曲:大塚愛、Ikoman
「clover」(Karte29~Karte52)
作詞:西田恵美/作曲:関山弘之/編曲:SiZK、華原大輔/歌:hiro
「careless breath」(Karte53~61、BJ21:1~17)
作詞:Kenn Kato/作曲:菊池一仁/編曲:原田憲/歌:EXILE
「Silence whispers」(BJ21:9~17)
作詞:嶋田幸子/作曲・編曲:宮永治郎/歌:TRF
- TVスペシャル
テーマ曲:「THE THEME OF B.J.」
作曲:松本孝弘/編曲:松本孝弘・徳永暁人/演奏:松本孝弘
主題歌:「ROOTS」
作詞:稲葉浩志/作曲:松本孝弘/歌:B'z
- 劇場版
主題歌「もう一度君に」
作詞・作曲:RYUICHI/編曲:Tourbillon
OVA版
1993年~2000年にかけて制作されたOVA作品。監督はアニメ界の巨匠、出崎統。
上述したテレビシリーズのカートゥーンタッチな画風ではなく、全体的に劇画風になっている。また医療用語も頻繁に飛び交い、手術シーンもリアルに描写されている。
選択されている原作ストーリーもトラウマものや思慮を必要とされているものであり、テレビシリーズのような雰囲気を抱いていると痛い目を見る可能性あり。
全作に共通して登場するキャラクターはブラック・ジャックとピノコのみ。
ただコンセプトデザイン上、コメディ色の強いピノコの扱いに出崎自身苦労したらしくカルテⅣまでは留守番だったり、出演しても出番が短かったりと若干扱いが悪い。(その後、上手くピノコの存在を消化出来たらしく、カルテⅤ~Ⅹでは扱いがよくなっている。)
1996年には当シリーズをベースとした劇場版も制作されている。
2011年に追加制作という形でカルテⅩⅠ、ⅩⅡが制作されている。(当時出崎は闘病中であり監修・シリーズ名誉監督で参加した。だが作品完成を見ることなく死去している)
2021年現在AnineLog公式youtubeチャンネルにて、国際的に少々デリケートな内容が含まれているカルテⅢを除いた計11話が無料配信されている。
但しカルテⅢは所謂「封印作品」ではないため、映像媒体の購入やレンタル等の方法で視聴が可能である他、手塚プロダクション公式youtubeチャンネルの登録者14万人突破を記念して、同チャンネルで初配信されている。
相違点
- ブラック・ジャック、ピノコが発言している粗暴な言葉遣いや洒落たギャグコメントの削除。(ギャグシーン自体は存在)あのアッチョンブリケもピノコが言わない。
- 一応原作はあるが出崎作品らしく、基本的に登場キャラを借りただけのオリジナルストーリーに仕上がっている。
- なお、カルテⅡ、Ⅵ、劇場版は原作を持たない完全オリジナルストーリーである。
- 上記に関連して差別用語や倫理的に問題がある点の削除、変更。
話数 | サブタイトル | 原作 | 製作年 |
---|---|---|---|
KARTE I | 流氷、キマイラの男 | ハリケーン | 1993年 |
KARTE II | 葬列遊戯 | アニメオリジナル | 1993年 |
KARTE III | マリア達の勲章 | 約束 | 1993年 |
KARTE IV | 拒食、ふたりの黒い医者 | ふたりの黒い医者、あるスターの死 | 1995年 |
KARTE V | サンメリーダの鴞 | 過ぎ去りし一瞬 | 1995年 |
KARTE VI | 雪の夜話、恋姫 | アニメオリジナル | 1996年 |
KARTE VII | 白い正義 | 白い正義 | 1998年 |
KARTE VIII | 緑の想い | 木の芽、老人と木 | 1999年 |
KARTE IX | 人面瘡 | 人面瘡 | 2000年 |
KARTE X | しずむ女 | しずむ女 | 2000年 |
KARTE XI | おとずれた思い出 | 奇形嚢腫、おとずれた思い出 | 2011年 |
KARTE XII | 美しき報復者 | アナフィラキシー | 2011年 |
劇場版 | - | 劇場用オリジナルアニメ | 1996年 |
劇場版
「ブラック・ジャック劇場版」は松竹の配給で1996年11月30日に公開された93分の劇場用アニメ。
OVA版の流れを汲む作品として原作にはない劇場用オリジナルストーリーとして製作された。本作においても出崎統が監督を務めた。
本作の最大の特徴は選手や患者が極度の興奮状態になるとサーモグラフィーに切り替えによる当時の最新技術を用いた演出と出崎監督特有の「ハーモニー」や「陰影」、人間の「生死」や「苦悩」などをリアルに演出している。
また本作は1996年に「第51回毎日映画コンクールアニメーション映画賞」を受賞している。
因みに手術や患者が死亡する描写がリアルなので、そのあたりが苦手な人は閲覧注意である。
主題歌
- オープニングテーマ
「Just Before The Sunrise」(Karte:I~III、XI~XII)
作詞:里乃塚玲央/作曲・編曲:堀江顕/歌:RHODES
「-記憶の君へ-」(Karte:IV~V)
作詞・作曲:島田貴斗/編曲:中村修司/歌:ANOTHER MOON
「MOON SHADOW」(Karte:VI~VII)
作詞・作曲:宮原学/編曲:THE ORANGE VOX/歌・演奏:THE ORANGE VOX, MANABU MIYAHARA, ERIC-ZAY, ALI MORIZUMI
「rebirth」(Karte:VIII~X)
作詞・歌:工藤栄子/作曲:水垣カエル/編曲:武藤義明/サウンドプロデュース:小幡英之
- エンディングテーマ
「I'll Be Back Again~月の光」(Karte:I~III、XI~XII)
作詞:松原康治、里乃塚玲央/作曲:松原康治/編曲:堀江顕/歌:RHODES
「この想いつたえられると…」(Karte:IV~V)
作詞・作曲:松原康治/編曲:中村修司/歌:ANOTHER MOON
「BLACK JACK」(Karte:VI~VII)
作詞・作曲:宮原学/編曲:THE ORANGE VOX/歌・演奏:THE ORANGE VOX, MANABU MIYAHARA, ERIC-ZAY, ALI MORIZUMI
「HOPE~負けない、泣かない、くじけないこと」(Karte:VIII~X)
作詞・作曲:北川晴美/編曲・サウンドプロデュース:沢井原兒/歌:工藤栄子
- BLACK JACK劇場版
主題歌:「Invisible Love」
歌:山根麻衣(英語、日本語)
手塚治虫以外の手によるブラック・ジャック
名作だけあってアニメ以外でも手塚治虫氏以外の手による作品で描かれることも多い。
実写版
これまで5回にわたり実写化されているが全部演じた人物が違う、顔の傷跡や白髪なども有ったりなかったり、ストーリーの関係も有るが印象はそれぞれかなり異なる。
宍戸錠版ブラック・ジャック
1977年公開の映画作品。監督は当時ノリにノリまくってた大林宣彦。
原作の『春一番』のエピソードを実写化した作品なのだが、ブラック・ジャックのビジュアルを無駄に原作に忠実にし過ぎたために手塚治虫から「こんな人間いるわけないだろ」と苦言を呈され、興行的にも振るわず、二週間で公開打ち切りになってしまった。
加山雄三のブラック・ジャック
1981年に放送された連続ドラマ。
ブラック・ジャックは普段は実業家として活動し、必要な時にマントを羽織っていつものスタイルになる、ピノコの他にも手術助手を複数人抱えている等、一部設定が改変されている。
真っ赤な手術着に身を包んだ助手達、臓器などが異常にリアルに作り込まれた手術シーン、ヒカシューによる主題歌など、色々と狂ってる世界観から一部マニアの間でカルト的な人気を誇る。間違いなく怪作の類に入る作品なのだが、物語の筋立てそのものはけっこう原作に忠実。
なお、血友病を扱ったエピソードは放送後に患者団体から抗議を受けて欠番となり、DVDにも収録されない封印作品となった。
隆大介版ブラック・ジャック
1996年発売のビデオドラマ。全三巻。
時代設定を当時のものに改変するといったアレンジが加えられているが、物語は原作に極めて忠実で、ファンからの評価も高い。全体的にシリアスかつ重厚な作り。
本木雅弘版ブラック・ジャック
2000年から2001年にかけて放送された単発2時間ドラマ。全三作。演出は堤幸彦。
物語は原作をエッセンス的に取り入れたオリジナルストーリーであり、ピノコが双子になっているといった設定の変更も加えられている。また、演出面でもコミカルなシーンが多い。
ヤング・ブラック・ジャック
2011年に放送された単発ドラマ。主演は岡田将生。
ブラック・ジャックの大学生時代を描いた作品。生い立ちも本名といった設定も原作と異なるオリジナルストーリーだが、原作を思わせる要素を含んでいる。
高橋一生版ブラック・ジャック
2024年6月末にテレビ朝日系にて単発で放送予定。
原作のエピソードを幾つか混ぜ合わせた内容になっている。こちらを参照。
ドクター・キリコ役を石橋静河(女優)が務める。
(なおこの件でかなり賛否が別れた。しかし、『獅子面病』の患者もまた性別が変更されていた事、そしてキリコに安楽死を依頼した理由を踏まえて考えると、ある意味では妥当と言えるか?)
漫画版
時折秋田書店のコラボ企画で描かれる事も
ヤングブラック・ジャック
該当項目参照
ブラック・ジャック~黒い医師~
山本賢治作画。台詞はほぼ原作通りだが、山本賢治の手によりダークヒーロー、悪役的な描かれ方が強い。全3巻
ブラック・ジャック・ネオ
漫画版「バトルロワイヤル」を担当していた田口雅之作画。アダルティックな描写が印象的。ちなみに田口版BJは顔のツギハギの位置が右側になっているのが特徴。全2巻。
ブラック・ジャック~青き未来~
60歳に差し掛かるブラック・ジャックが登場。年老いても手術の腕は劣らずだが、原因不明の奇病を患っている。また本編ではグエンというキャラクターがブラック・ジャックの助手を務めている。
その他
ブラック・ジャック誕生物語
少年チャンピオン40周年企画として始まったドキュメント漫画
こんなブラック・ジャックはイヤだ
つのがいによる神をも恐れぬパロディ漫画。
貧乏医者のブラック・ジャック、天然ボケのDr.キリコ、そしてウザいパリピの間久部緑郎の三人のミドルメンズが中心になって繰り広げられるいろんな意味でスリリングなドタバタコメディ。
手塚るみ子からのお墨付きを得て単行本全五巻が刊行。
ブラックジャックAI
2023年、少年チャンピオン50周年企画。キャラクターデザイン:AI!人物:つのがい。背景画:池原しげと。
関連イラスト
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