概要
とても駆逐艦とは思えない絵に使用される。
おまえのようなババアがいるかタグからの派生に当たる。
複数のパターンが見られる。
Pixvの例
実際にいる駆逐艦娘
(正真正銘の駆逐艦。…のはずなのだが…)
本当に敵を“駆逐”している駆逐艦だったりする。
ちなみに浜風は後に「お前のような気動車がいるか」最後にして最高の列車が襲名している。
駆逐艦娘のふりをしている
衣装交換としてあざとい衣装の駆逐艦の服を着ていたり、駆逐艦の装備をしているが、どう見ても別の艦種。提督の気を惹くためだったり、若作りだったり、3-2羅針盤を誤魔化すためだったり、単なる冗談だったりと理由は様々。元ネタのおまえのようなババアがいるかに近いのはこちらに当たるが、この使用法はやや少数派。近代化改装(アンチエイジング)って大事よね、わかるわ。
長門改二は10cm高角炮+高射裝置や大発動艇が装備可能なので実際に駆逐艦のふりができなくもない(?)。残念ながら一番真似て欲しいランニングコストの低さは無理だが。
リアルタッチな深海棲艦
すごく… クリーチャーです…
「鬼」クラスの深海の駆逐艦
→駆逐古鬼を参照
「姫」クラスの深海の駆逐艦
→駆逐棲姫を参照
2015年夏イベント海域の最終第7海域「FS作戦」のボスとして登場。甲作戦での装甲値が最大395になり、夜戦キャップ越えの超火力をも無効化する、公式が病気としか思えないリアルチートな性能を誇る。詳しくはリンク先参照。
→駆逐古姫を参照
2017年秋季イベント捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(前篇)第四海域後半ゲージボスにして本イベントのラスボス。上記の防空棲姫程ではないが駆逐艦離れした性能で提督と艦娘達を迎え撃つ。
基地航空隊が一瞬で全機が撃墜される様は、もう笑うしかない。
「水鬼」クラスの深海の駆逐艦
→駆逐水鬼を参照
その他(いや、その理屈はおかしい)
いやまぁ、確かに駆逐艦=Destroyerだけど…も?
確かにデストロイヤー(駆逐艦)という名前がついているけど……。
更には、デストロイヤーが付く訳でもなく、艦娘に名前が似ている訳でもない、駆逐艦との関係が皆無な連中(主に男)が駆逐艦の服を着ているだけの場合もある。
中にはネタ的に親和性が高く、いったいどちらがどちらのコスプレをしているのかさっぱりわからないイラストがあったり、つか、誰だお前。
艦娘自身がマッチョになっているイラストがちらほら。
一応、アドンとサムソンが鎮守府に出張してくるイラストの方がメジャーである。
なお、下イラストは吹雪、ではなく、あちらの姉妹。
艦これの登場当初からあったネタだが、例の動画の登場によってどうなることやら。
潜水艦絶対殺す駆逐漢
二次ネタから誕生
実艦やゲーム中の性能は、特筆すべきような事は殆どない。しかし…
そもそもの発端→プラズマちゃん。
ここから更に派生に派生を重ね、終いには大元である電が鬼や姫を単体で圧倒するような作品が出るように。
当然の事だが、ゲーム内での再現は現状不可能。というか再現されたら他の艦種の立場が…
史実・現実世界
創作作品のみならず、現実世界においても「お前らは本当に駆逐艦なのか」と問いたくなる存在は少なくなかったり。
天津風
1944年1月16日、荒天のなか敵潜水艦の雷撃により真っ二つに。なんとか艦後部は持ちこたえて乗組員はサメを取って食いながら漂流。一週間後駆けつけた味方艦によりサイゴン港へ曳航される。
その後シンガポールで応急修理で仮の艦首を取り付けの後、本土への船団護衛の任務に就くが…
アメリカ軍「ぎゃあああでたああああ」
雪風
雪風は史実・ゲームともに駆逐艦という存在を超越した何かである。(リンク・各項参照)
秋月型
大日本帝国海軍の駆逐艦でも後期の対空特化艦である秋月型は、元々の構想が「直衛艦」という別の艦種だったため排水量が夕張をも上回り搭載砲数も多いため、敵側には量産された夕張型と思われたり、中でも四番艦の初月は交戦した米艦隊に「あいつは戦艦か、少なくとも阿賀野型だ!」と言わしめた。
三番艦涼月は三度に及ぶ轟沈してもおかしくない損傷を受けながらも生き残る等、規格外の頑強さを見せつけ、戦後その身を防波堤とし、今なお日本を護る真の不沈艦となっている。
艦娘としての秋月型も、一番艦秋月は駆逐艦娘とはかけ離れた軽巡洋艦娘並みの頭身・スタイルの持ち主となっている。
(2015年8月実装の二番艦照月は、おさげ髪のおかげでやや幼く見えるが、それでも……)
そして、当の「戦艦か、少なくとも阿賀野型」と評された四番艦初月は……
2017年11月19日に実装された秋月型三番艦涼月は完全に駆逐艦離れしたプロポーションをしている(長女以上にお姉さんに見えるともっぱらの噂)
第三次ソロモン海戦第二夜戦において意図せず米艦隊に単艦突撃する羽目になったにも関わらず、駆逐艦『ウォーク』を撃沈、『ベンハム』と『プレストン』にも沈没に繋がる致命傷を与え、戦艦『サウスダコタ』に対しても艦橋に命中弾を与え人的ミスもあいまって電源トラブルを引き起こし副砲群やレーダーなどを沈黙させてしまった。最終的には戦艦『ワシントン』の副砲射撃で航行不能・火災となり魚雷への誘爆により沈没したものの、早期の総員退艦命令や適切な爆雷等の処理などの安全策が講じられていた事もあって乗員の8割以上が生還している。
2日前の第一夜戦で暴れ回った「ソロモンの阿修羅(悪夢)」の戦果については不明点だらけなものの、第二夜戦の「ソロモンの鬼神(黒豹)」たる彼女の場合は、確かに日本側の戦果の半分をもぎ取っている。
余談だが、この戦闘の際には早期に魚雷発射管が使用不能になっている為、別世界の子のように雷撃方面で鬼神と呼ばれた訳ではない。
竹
1944年12月3日夜、戦時量産型で性能の劣る「雑木林」こと松型駆逐艦『竹』と『桑』がオルモック湾で多号作戦第七次船団の揚陸作業を護衛中、通報を受けたアメリカ海軍の第120駆逐群の3隻(アレン・M・サムナー級駆逐艦『アレン・M・サムナー』『モール』『クーパー』)が、湾内に突入。反航戦の形で撃ち合いとなった。
『桑』は集中砲火を浴びて沈没。続いて米軍駆逐群は『竹』に攻撃の矛先を向け、『竹』は『モール』の砲撃で浸水し、左舷に30度も傾いたが、『モール』も『竹』の砲弾を浴びた。
『竹』は電気系統の故障で1度雷撃のチャンスを失したが、2度目のチャンスで最後尾を行く『クーパー』を撃沈。米軍駆逐群は往路で航空攻撃による損傷を受けていたこともあり、攻撃を打ち切って退却した。
第七次船団は無事だった。
※ただし、アメリカ海軍の資料では「『クーパー』は『桑』によって沈められた」とされている。
『竹』は応急処置をして本土回航中、アメリカ第3艦隊が多数の沈没艦や損傷艦を出した巨大台風(コブラ台風)に遭ったが無事だった。
1944年10月25日、第77.4任務部隊の駆逐艦(ホーエル、ヒーアマン、ジョンストン)・護衛駆逐艦(デニス、ジョン・C・バトラー、レイモンド、サミュエル・B・ロバーツ)は、突如現れた栗田艦隊から護衛空母群を逃がすため間に立ちはだかり、煙幕を展開し奮闘した。(サマール沖海戦)
アメリカ海軍の護衛駆逐艦は対潜装備がメインで、対水上艦用装備は5インチ単装砲2基と3連装魚雷発射管1基のみで、日本の松型駆逐艦以下である。
サミュエル・B・ロバーツは敵巡洋艦(鳥海?)に狙いを定め、ありったけの魚雷を発射。その後鳥海(羽黒か利根の可能性も)と筑摩の砲塔を破壊。最期は金剛の砲撃で足止めされ矢矧と第十七駆逐隊によって仕留められた。
他の駆逐艦・護衛駆逐艦も魚雷を撃ち尽くし、ホーエルとジョンストンが撃沈された。
(→個別記事や「孤軍奮闘艦」の項も参照)
ラフィー(DD-459)
アメリカ海軍の駆逐艦。
第三次ソロモン海戦第一夜、混戦の中、戦艦比叡と10mの距離で並走しながら互角に射ち合い、多数の士官を殺傷した。続いて日本海軍の駆逐艦隊を突破し、戦艦霧島を攻撃に向かったが、魚雷を受けて沈没。
戦没後に殊勲部隊章を受賞。艦名はDD-724に受け継がれた。
※本記事の親カテゴリに該当艦娘がいないため、参照画像として他所の子にご足労いただきました。
ラフィー(DD-724)
アメリカ版「響」。多数被弾しながらも生き残ったタフな幸運艦である。
沖縄戦で特攻機6機が突入(5機説もあり)、爆弾4発を被弾しながら沈没を免れた。この戦功により殊勲部隊章を授与されている。
先代に引き続き二代連続での殊勲部隊章受賞は、ラフィーだけである。
(→「幸運艦」の項も参照)
13.8cm50口径という条約完全無視な主砲に、特型並の3連装魚雷発射管3基を備えた
フランス海軍の「大型駆逐艦」(という艦種である)。
基準排水量2,600tクラス(参考:秋月型2,700t)で常用37ノット、最大船速40ノットを叩き出す変態艦。
ル・ファンタスク級4番艦「ル・テリブル」は速度記録にて約45ノットを叩き出しギネスレコードを達成、そしてその記録は未だ破られていない。
島風「」
ソビエト連邦の赤色黒海艦隊のイタリア製嚮導駆逐艦、
史実のスペックは
- 全長139.7m、基準排水量2893t(夕張を上回る)
- 計画機関出力100,000馬力(阿賀野並、実際は130,000馬力出せた)
- この出力により戦速43.5ノットを発揮。
- 130mm50口径連装砲3基6門、76mm高角砲2門、37mm高角砲6門、533mm魚雷9門、機銃、爆雷/機雷投射機。
と条約型駆逐艦としては確実にアウトである(ソ連艦なので関係ないが)。
ゲーム的にもかなりおかしい
- 未改装で3、改装で4スロットを備える駆逐艦である。
- 射程が「中」の駆逐艦である(その代償からか弾薬費も並の軽巡より悪い)
- 耐久は天龍型同等、装甲も川内型同等
グラフィックも少なく見て秋月級のスタイル。中破時に見える装甲厚はもはや駆逐艦のそれではない。
事実、彼女の史実における二つ名は『空色の巡洋艦』。うーん駆逐艦の定義とは一体…
エンゲルス
クルチェフスキー氏率いるリアル設計班の改造により305mm無反動砲を搭載したソビエト連邦の駆逐艦。
その外見は巨大な鹿威しを駆逐艦の上にポン付けしたとしか言いようがない。
クルチェフスキー先生の手にかかれば清霜も大戦艦だ。
ズビアン
英国海軍の驚異のニコイチ駆逐艦。
艦首部分を破壊された駆逐艦ヌビアンと艦尾部分を破壊された駆逐艦ズールーを結合させて駆逐艦ズビアンとして再就役。
なお、リサイクル品にもかかわらず性能には問題がなかった模様で、Uボート撃沈の戦果も挙げている。
ちなみに、船体・船首のツギハギは艦船の修理では意外に一般的な手法で、前述の秋月のほか、大きいところでは戦艦ウィスコンシンの大破した艦首を、未成艦のケンタッキーから移植した例もある。ただし、名前までくっつけたのは、さすがにズビアンだけである。
Z40~42
駆逐艦の重武装に走ったのは日本だけではない。盟友第三帝国もやらかした。ただし、雷装に磨きを掛けた日本に対し、ドイツは巨砲化の道を進んだ。
Z23/31型で主砲に軽巡並みの15cm砲を搭載するも、凌波性、安定性の悪化を招いたため、次のZ35では大人しく従来の12.7cm砲に回帰。ここまでは日本と同じだが、ドイツは別系統に、通商破壊戦用の偵察艦として、さらに大型の駆逐艦を計画していた。
駆逐艦式にZ40~42の艦番号が予定されたが、スペックは堂々たるもので全長162m、満載排水量7,500トン、主武装15cm連装砲×3、8.8cm高角砲×4、533mm魚雷発射管×10などなど、どう見ても軽巡洋艦です本当にありがとうございました。(一応、計画名では“シュペークロイツァー(偵察巡洋艦;SP型)”と呼称されていた)
残念ながら、3隻とも建造中止。未成に終わっている。
自衛艦
海上自衛隊の艦船は時代の流れやドクトリンの変化と共に大型化、装備の強化が進みつつあるものの、いわゆる「艦船の分類」に関しては現在でも政治的な刺激を避けるため、国内向けには「自衛艦」や「護衛艦」という他に類のない呼称で保有している状態にある。
しかし「他に類のない」とは裏返せば「他では通じない」ということでもあり、国際法上は紛れもなく軍艦として扱われている。その中で「海上自衛隊の水上戦闘艦」を指す護衛艦は海自の前身海上警備隊がアメリカ海軍貸与の駆逐艦やフリゲートを「警備艦」としての運用から始まったこともあって、例えばこんごう型護衛艦が海外ではKongō-class destroyer(こんごう級駆逐艦)と呼ばれるように海外では普通は駆逐艦として扱われている(国内向けでも艦番号の艦種表記は駆逐艦を表すDD/DDH/DDG/DEである)。
いずも型もその例外にもれず、「ヘリコプターの運用による対潜攻撃をメインとする」という名目の元、はるな型、しらね型、(同じく全通甲板の)ひゅうが型と同様の「ヘリコプター護衛艦」、海外に対してはIzumo-class helicopter destroyer(いずも級ヘリコプター駆逐艦)という分類を用いている。
だがそのような事情はさておき、海外の関係者が見た場合には「自艦の装備ではなく艦載機に頼っての攻撃」「旗艦運用を前提とした強力な司令通信設備」「単艦ではなく艦隊でのセット運用を基本とした設計」のいずも型は、誰がどう見てもヘリ空母ないしヘリコプター揚陸艦にしか見えない代物(ひゅうが型はヘリ空母/揚陸艦としての機能に加え駆逐艦としての機能も兼ね備えている)であり、全長248メートルで満排水量2万6000tという超巨大な駆逐艦は世界中のどこを見渡しても存在しないという点も含めて、一般的な「駆逐艦」と呼称するにはかなり無理があるため、「お前のような駆逐艦がいるか」という思いを込めながらも防衛省がそう言っている以上は仕方がないのでdestroyerの名称を用いて紹介している。
2015/08/27に進水したいずも型2番艦「かが」についても、太平洋戦争で活躍した加賀(空母)の名を継いでいるため、なおさらいじられる結果となった。また、艦これ運営はこれを記念して「加賀岬」のジュークボックスリクエスト料(家具コイン)無料キャンペーンを行っている。
今の駆逐艦はすごいぞ
いずも型ほど逸脱してはいなくとも、現代において「駆逐艦」と言えば各国海軍の主力艦であり、船体・武装ともかつての「捨て艦」的量産艦のイメージは全くない。
規模も拡大する一途であり、中国は満載排水量12,000トンの055型を、アメリカは16,000トンのズムウォルト級を建造中、ロシアも14,000トンの原子力(!)ミサイル駆逐艦「リデル」を計画しているなど、「お前のような駆逐艦がいるか」な駆逐艦は着実に増え続けている。
おかげで韓国の広開土大王級駆逐艦が基準排水量3,200t、イタリアの2代目アウダーチェ級駆逐艦が基準排水量3,600tとかつての夕張型軽巡洋艦や天龍型軽巡洋艦と同じくらいの大きさにも関わらず専門家から「フリゲート艦だろお前!?」と言われる有様である。
当のフリゲート艦はイギリスが排水量約5,380tのグラスゴー級フリゲートを、ドイツが排水量約7,420tのお化けフリゲート艦バーデン・ヴュルテンベルク級フリゲートを建造するなど「お前のようなフリゲート艦がいるか」状態である。
「でも今の駆逐艦はすごいぞ。最高だ。」と、むしろ賛辞を送るべきかもしれない。
なぜこんな事が起きているのかと言うと、現代は海軍軍縮条約のあった時代と異なり、個々の艦種を定義する国際的な基準が存在せず、艦種は運用する組織がそれぞれの事情で勝手に決めているからである。
っていうか、そもそもこういう扱われ方を世界で最初にされたのは吹雪である。
一方で並行して千鳥型水雷艇(自称)や鴻型水雷艇(自称)など「駆逐艦だろお前!?」な艦艇も造られた。
戦後の護衛艦(自称)まで連綿と続く日本の伝統である。
派生
→項目参照
→項目参照
→項目参照
→項目参照
→項目参照
関連タグ
駆逐棲姫 発動!渾作戦にて登場した駆逐艦の姿をしたエリアボス。
駆逐水鬼 駆逐棲姫の上位個体
防空棲姫 駆逐棲姫を超える異常な駆逐艦系の姫
駆逐ナ級 夕立改二をしのぐ火力と耐久を持つ量産型深海駆逐艦。