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何度、時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが!?の編集履歴

2022-03-16 20:49:10 バージョン

何度、時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが!?

なんどときをくりかえしてもほんのうじがもえるんじゃが

『週刊ヤングマガジン』で連載中の藤本ケンシ(原作)、井出圭亮(作画)に関する漫画。

天下人になろう!

死にまくる織田信長の戦国リスポーン大河!!


概要

週刊ヤングマガジン』にて2021年から連載中の歴史SFギャグ漫画。原作は藤本ケンシ、作画は井出圭亮。通称なんじゃが

当時放送中だった大河ドラマ麒麟がくる』同様に「本能寺の変」を題材としている。

話数カウントは「第n」だが以下面倒なので「第n話」で統一する。


本能寺で無念の死を遂げたはずの「魔王」織田信長タイムリープを繰り返しつつ天下統一を目指す覇道ギャグバカお色気を交えて描く歴史大河である。

所謂ループものの為、周回ごとにキャラクターが同一人物であっても大幅に人物像・来歴が異なるのが特徴。共通しているキャラは主人公(プレイヤー)である信長と、時間転移を司る謎のクマのみ。

大幅に分けて作品の流れとしては

  1. 死に戻り続ける信長が、光秀が離反した真相である長宗我部との密会を知るまでを描く「序章」(1巻1話~6話)
  2. 信長の後押しを受けて長宗我部と結託し西日本全てを掌握した覇王となった光秀により追い詰められる信長を描く「覇王光秀編」(1巻7話~5巻37話)
  3. 変えられぬ光秀との対決を見定め、東日本統一を目論む「新生織田軍編」(5巻38話~、現在連載中)

に分けられる。


あらすじ

序章

天正10年(1582年)、日本統一を目指す織田信長は腹心・明智光秀が謀反により滅ぶ。世にいう本能寺の変である。しかし、本能寺で息絶えたはずの信長は、気が付くと謎の喋るクマにより超空間に呼び出されて説教を喰らい、7年前の天正3年(1575年)にタイムスリップしていた!?

信長はすぐさま光秀を始末しの後顧の憂いを断ったが、気が付くと天正10年の燃え盛る本能寺の中に飛ばされ、新たに謀反を企てた柴田勝家により殺されてしまう。

何度もタイムワープを繰り返す信長であったが、その都度7年後に飛ばされ、謀反により死ぬ運命を辿る。あまりに不甲斐ない「死に戻り」を繰り返す信長に、クマは「人を殺すな」とアドバイスし、再び天正3年に戻すこととした…。


覇王光秀編

8回に及ぶ本能寺の変を経て、光秀離反の真意が長宗我部元親への大恩にある事を知った信長は、8周目においては光秀に対し四国攻めの約定を結ぼうとする。あまりに自分が光秀に信頼されていない事に逆ギレした信長は、光秀が元々足利の直参であったことを引き合いに出して「お前が四国との仲を取り持ってみろ」と丸投げしてしまう。

そして時は再び天正10年。燃えていない本能寺に安堵する信長であったが、蘭丸ら側近たちは既に乞食同然に落ちぶれていた。この「選択」により、光秀は西日本統一を果たし、織田家を完膚なきまでに壊滅させていたのである!

蘭丸にすら人身御供にされ、最早俎板の鯉となった信長であったが、ただ1人裏切らなかった元侍女のお遙=金平丸により難を逃れる。信長はお遙と共に覇王と化した光秀の牙城・須弥城に乗り込もうとするが、信長討滅の為に全国から集った最強武将たちにより窮地に立たされてしまう…。


新生織田軍編

光秀への「完敗」を喫し、10回目の死を迎えた信長。ひとまず光秀をいったんブッ殺して気持ちを晴らしつつ11周目に臨む信長は、もはや光秀の離反は止められない事を悟り、本能寺の変を「変」ではなく「戦」に変え、正攻法で明智軍を粉砕しようという作戦に出る。覇王√においても裏切らなかった盟友徳川家康こそがキーマンだと悟った信長は、前回の苦い経験をもとに反乱の芽を摘み、東日本の群雄たちを纏め上げようとするが…。


死に戻りのルール

基本ルール

プレイヤーである信長は無数にある選択肢を辿り、自らが天下統一を果たすことで「クリア」となる。それ以外のケースにおいては、不正解になった途端に信長は天正10年に飛び、燃え盛る本能寺に置き去りにされることとなる。

この燃える本能寺はいわばゲームオーバー確定場面であり、自力で脱出しようとしても躓いてで頭を強打などの方法で確実に死んでしまう。

信長はこの事を逆利用し、光秀の長宗我部への嘆願を知ってからは絶対にアウトになる行動をとってわざとデスルーラに持ち込むという外道な戦法を取ったりもしている。

レフェリーゲームマスターであるクマはどの時間まで戻せるかというのを決定できるため、信長の談判次第ではビデオの逆再生のように好きな時間に戻ることが可能(もちろん開始時点より前は不可能)。


またこの死に戻りには残機制度も存在する。

野球で言えば本能寺での死はファール扱い(厳密に言えば2ストライクまではファールはストライクと同じ扱いだがここではそういうツッコミは無しの方向で)で何回やっても残機は減らないが、本能寺以外で死亡すると残機は減る。元々予定されている残機は3

作中では戦死自害などの外的要因によるもの以外の、病死や本能寺外での事故死などは基本起きないものとして扱われているようである。


なお、信長は(当時そんなSFなど存在しなかったので当たり前ではあるが)死に戻りを繰り返す度に今までやった事が無に帰ると思い込んでいるが実際はそうではなく、死亡した後も後で歴史は続くので、パラレルワールドが分岐していくに過ぎないこととなる。従って、我々が「史実」だと認識している「光秀がすぐに秀吉に討たれ秀吉が天下を統一する」という世界線も、この死に戻りの1回目の成れの果ての未来ということである。


巻物

新生織田軍編にて追加されたアイテム。

普段は真っ白い巻物だが、近しい未来などの情報を電子モニタのように見ることができるようになる。


主な登場人物

あまりに多すぎるので一々全員解説していてはキリがないのもあり、比較的重要と思われる人物をなるべく簡潔に纏める。


主要キャラ

織田信長

言わずと知れた主人公。極めて短気かつ疑り深い性格ゆえ、いらん憎悪や恐怖を買って最終的に飼い犬に手を噛まれて死ぬ我等が魔王。

極めて聡明かつ現実的な思考回路を有する紛れもない「天才」であるが、基本的に保身第一・自分が一番タイプなので、クマからはゲスめ」「ブラック君主などとバカにされている。

ループを繰り返すうちに人間的な成長を遂げていくこととなる。


お遙

覇王光秀編以降のヒロイン(メイン画像はその時の姿)。

元はただのモブ侍女であったが、信長から(九鬼嘉隆抹殺の口封じのために金平糖を貰った事をきっかけに、忠誠心を示すこととなる。濃姫の事を心から慕っている。

覇王光秀編では大太刀を携えた男装傭兵として数多の戦場を練り歩き、信長の最期の臣となる。こちらでは非常に男勝りかつ脳筋になっている。

新生織田軍編では濃姫の近習として奥州への旅に同行。


濃姫

なんじゃが⁉

本作のヒロイン。ご存知信長の正室。巨乳でおっとりしているが信長を深く愛している良妻。

光秀の従妹であり、覇王光秀編においては彼女の末路が光秀の裏切りの引き金を引くこととなる。

新生織田軍編では奥州への旅に半ば強引に連れて行かれることとなる。


クマ

信長のデスルーラを司る謎のテディベアのような生き物。信長を軽んじつつもあるべき歴史に導こうとする。傲岸不遜DQN極まりない性格と言動であるが、信長が魔王ではなく天下人たる未来を目指している。普段は超空間の中で美女2人を侍らせて優雅に暮らしている。

新生織田軍編にて前掲の巻物を渡すも、その際のリープに巻き込まれ、人間になってしまった。


信長の協力者・臣下

森蘭丸

ご存知信長の小姓大体いつも本能寺の変に巻き込まれて死ぬ。

覇王光秀編では織田軍の壊滅に伴い信長の首で生き残ろうとしたが、光秀の不興を買って結局殺された。


森長可

ご存知蘭丸の兄。

登場は新生織田軍編から。脳筋極まりないが、一応信長から腹心として重用されている。


前田利家

ご存知槍の又左。顔の右半分が焼けただれている。

信長の信厚き最古参の重臣であり、覇王信長編においては石山本願寺により殺害されている。

新生織田軍編ではその運命を変えるべく信長により使役される。


徳川家康

ご存知狸。

覇王信長編においても数少ない織田派の大名として名前のみ登場していた。

それを知った信長により、新生織田軍編では背後を守るための柱石として信任を置かれる。あっけらかんとした性格で人を食ったような言動を好む。信長というジャイアンをうまく利用するスネ夫である。信長の嫡子織田信忠とも親しい。


本多忠勝

ご存知戦国最強。家康の側近。ずきゅん

登場は新生織田軍編から。利家・長可を超える「怪物」として信長に目を掛けられる。ぶきゅん。しかしあまりに武断的すぎるために信長を本能寺に直行させる大ポカをやらかした。ばきゅん。


敵対者

明智光秀

ご存知キンカン。本作最大の宿敵。

恩義を重んじる人格者であるが故に信長との決定的不破を生み、本能寺の変を起こす。

覇王光秀編においてはナポレオンを思わせる威風堂々とした絶対君主となった…のはいいが、「キンカン頭」と呼ばれているのを気にしすぎてかつての信長並みにすぐ人を斬る危険人物と化している。避難民に化けて潜入した信長とひと時の会合を果たすも、お遙を「気遣う」信長の姿に激昂し、利三を嗾けてお遙を殺害、信長に完勝を収めた。


斎藤利三

ご存知娘の方が有名な人。光秀の重臣。寡黙な大男でUの字のマゲが特徴。

忠勝と並ぶ本作最強の人物であり、覇王信長編においてはお遥の剣の師匠。


ご存知細川ガラシャ…になるはずだった光秀の三女。本作でも1,2を争う爆乳

覇王光秀編においては信長が細川忠興との政略結婚をドタキャンさせたため超絶面食いかつワガママなダメ人間と化しており、信長を飼い(本物)の餌にせんと目論む。お遙を侍女にしようとしたが、信長により人質にされた。


羽柴秀吉

ご存知猿。本来の歴史なら天下人になるであろう、ずきんとモミアゲが特徴的な出っ歯のチビ男。

2周目では信長が光秀・勝家を始末した事が遠因となって本能寺の変の主犯と化す。

覇王光秀編においては光秀の台所奉行。元が農民の出ゆえに戦災者にも優しい姿勢を見せるが、その戦災者に信長が紛れていたのを見抜き通報。もはやかつての草履取りの姿はどこにもなく信長を小馬鹿にしまくっていた。

新生織田軍編では越前一向一揆の始末の為に守護代として飛ばされた不破光治補佐として左遷される。


柴田勝家

ご存知かめわり。脳筋極まりないむさ苦しい大男。ちなみに本作においては「脳筋」を日本で初めて言った男は信長である。

本来の歴史であれば重臣であるが、1周目で光秀を手打ちにした事が引き金となり本能寺の変の主犯と化し、2周目で即座に信長に斬り殺された。

覇王光秀編においては光秀の部下であるが不興を買って斬られる。

新生織田軍編では今の所信長の重臣。


長宗我部元親

ご存知南海の覇王。糸目で不躾な男。光秀の親友であり大恩人。凄腕の鎌槍使い。側近は中島可之助

覇王光秀編においては光秀の朋友ということもあり信長狩りに参加。いい意味でも悪い意味でもオトナな対応を見せる。

新生織田軍編では上記の事もあり、早々に信長が和議を結んだ。この頃はまだ若かったため部下やたちも含め非常にDQNである。


島津義弘

ご存知九州の鬼将軍。常に目ん玉をひん剥いた超怖い顔の大男。好き。側近は東郷重位

覇王光秀編においては毛利・長宗我部・石山本願寺連合との戦いでたちを失い、明智家の軍門に下った末に島津家当主となる。そういうこともあってか、或いは素なのか、現在では織田兵の首をすっ飛ばすのが大好きな狂人と化している。同シリーズにおける信長にとっては最初の敵であり、お遙がいなければ速攻で殺されていたであろう。


毛利輝元

何度、時をくりかえしても本能寺が燃えるんじゃが!? 輝元可愛い。

ご存知瀬戸内最強艦隊の提督。

覇王光秀編においてはなぜか「や」と読む漢字でしか喋れない奇人変人であり、児玉成就通訳が無いと意思疎通すら難しい。天正4年に光秀のとりなしで長宗我部と同盟を結んだ。天正10年の京都平定においては信長狩りに加わる。


本願寺顕如

ご存知浄土からの使者。巨大な黒目と長すぎる福耳が特徴的な怪僧。巨大な数珠をたすき掛けにしている。側近は下妻頼廉

覇王光秀編においては信長の日和見外交が裏目に出て前田利家ら織田方の重臣を幾度となく討ち取り、信長狩りの片棒を担ぐ。

新生織田軍編では、信長にまだ完成してもいない木津砦を猛襲されて「お話」を持ちかけられ、織田方との休戦を飲む。


武田勝頼

ご存知獅子を継ぐ者。

本来の歴史ならとっくに死んでいるが、覇王光秀編においては存命であり信長狩りに加わる。過去によほど嫌なことでもあったのか常に大量の火縄銃を背負っている。側近は真田信之(イケメン)。


上杉景勝

ご存知軍神の継承者。の兜を被った二刀流使いの危ない人。

覇王光秀編においてはかつてのライバル・勝頼と共に信長狩りに加わる。活舌があまりに悪すぎて直江兼続(イケメン)抜きでは意思疎通が難しい輝元と並んでめんどくさい人。


???

新生織田軍編において景勝・兼続と共に伊達を攻める。


雑賀孫一

ご存知戦国一の傭兵。大きな目がチャームポイントのイケメン。

覇王光秀編においては光秀に雇われ織田方残党を虐殺していた。


松永久秀

ご存知戦国一の梟雄。裏切り爆弾が大好きな腹黒老紳士

本来の歴史ならとっくに死んでいる筈だが覇王光秀編においては存命。信長狩りに集った西国武将達からも「あいつなら裏切りかねん」と思われているほど信用されていない。9回目の信長の死(残機-1)を招き、9周目においては信長が自身の裏切りを察知したことを疑問に思い利用しようと目論んだ。

覇王光秀編においては今の所まだ裏切っていない。


東北勢

伊達政宗

ご存知独眼竜

覇王光秀編においては(一応)東北の雄であり、小十郎と共に須弥城攻めに加わるも気弱な性格もあって大敗する。

新生織田軍編では上記の事もあり、信長から目を掛けられている。


片倉小十郎

ご存知竜の右目。筋肉ムキムキで常にノースリーブという超暑苦しい武将。

覇王光秀編においては主君・政宗を鼓舞しつつ北条家と結託して須弥城を攻めるも大敗を喫する。

新生織田軍編では外見と性格がほぼ同じ異母姉片倉喜多と共に信長を歓迎する。


信長の死因一覧

ループ死因
0明智光秀が謀反により本能寺の変にて梁の下敷きになり圧死。本編開始
1柴田勝家が謀反により本能寺の変にて勝家直々に射殺
2羽柴秀吉が謀反により本能寺の変にて蘭丸ごと串刺しにされ死亡
3明智光秀が謀反により本能寺の変にて光秀直々に斬殺
4謀反により本能寺の変にて死亡
5謀反により本能寺の変にて丸太で突き殺される
6家臣一同総出の謀反により本能寺の変を起こされ、脱出しようとするも転んで鍬が頭を直撃し死亡
7柴田勝家が謀反により本能寺の変にて勝家直々に斬殺(意図的なデスルーラ1回目)
8須弥城にて松永久秀の爆弾テロに巻き込まれ爆死(残機:2)
9須弥城にて自害(残機:1)
10謀反により本能寺の変にて死亡(意図的なデスルーラ2回目)
11○○○○(ネタバレにつき伏字)の謀反により本能寺の変にて殺害

関連項目

戦国時代 安土桃山時代 やり直し タイムリープ 過去改変

架空戦記


センゴク:同じくヤンマガで連載中の戦国漫画であるが全く内容は違う。


ライドンキング:同じCM枠の漫画

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