基礎データ
全国図鑑 | No.553 |
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イッシュ図鑑第1版 | No.059 |
イッシュ図鑑第2版 | No.101 |
英語名 | Krookodile |
ぶんるい | いかくポケモン |
タイプ | じめん / あく |
高さ | 1.5m |
重さ | 96.3kg |
とくせい | いかく / じしんかじょう / いかりのつぼ (隠れ特性) |
進化
進化レベルは他の2進化ポケモンよりもかなり高めに設定されてあるが、同世代あくタイプのキリキザン(Lv.52)やバルジーナ(Lv.54)、サザンドラ(Lv.64)などと比べてしまうとどうしても低く見えてしまう。大器晩成型のポケモンが至るところに蔓延るイッシュ地方おそるべし...
概要
メグロコの最終進化系。名前の由来は悪(ワル)+ガビアルが最有力。
同じくワニの仲間をモチーフとしているオーダイルと比べるとやや細長い口元が特徴的だが、これは実際のガビアルが他種のワニに比べて細長い口吻を持つことに由来すると推測される。
進化して体の色が赤く変化し、体格もよりマッシブに成長した。
一見すると怖そうな顔に見えるが、よく見ると大きくつり上がったサングラスのような模様の中に、小さくてつぶらな瞳があるのが確認できる(特に色違いだとはっきり見える)。
出会った獲物は絶対に逃さないほど執念深く、自動車をもバラバラにするアゴを持つ。これが目の前で動く物を獲物と認識して襲いかかるのだから恐ろしいものである。
また、サーモグラフィーの役割を果たしていた進化前の目から一転し、砂嵐でも50キロ先の獲物を拡大視認できる目にグレードアップし、より狩猟に適した器官へと変貌した。
第7世代では噛み付いた相手を捻って切断するというより詳細な説明になった。これは現実のワニが仲間と協力して行う必殺技「デスロール」を元にしたものとされている。
『ウルトラムーン』の図鑑説明では、フライゴンと一種の共生関係にあることが判明した。
フライゴンが砂嵐を起こし、ワルビアルはその砂嵐の中に身を潜め獲物を待ち構えるのだという。こうして捕まえた獲物は、仲良く山分けするらしい。
性能面
HP | こうげき | ぼうぎょ | とくこう | とくぼう | すばやさ | 合計値 |
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95 | 117 | 80(※) | 65 | 70 | 92 | 519 |
※:第5世代までは70だったが第6世代以降80に上昇している。
じめん / あくという珍しいタイプのポケモン。この組み合わせは当初ワルビアル及びその進化前だけのものであり、第8世代までは固有のタイプだった。
タイプの関係上攻撃面は優秀であり、耐性も無効が2つ半減が4つとなかなかのものだが、弱点がみず・くさ・こおり・かくとう・むしとメジャーなものばかりが合計5つもある。そのうえ、第6世代でフェアリータイプも追加されたため、6つに増えてしまった。
耐久はそこそこだが、物理面は特性が「いかく」であればかなり強固になる。
攻撃は117と高めであり、90族を抜ける素早さも魅力。とはいえ、この辺の素早さのポケモンは調整振りをさせる事が多々あるので、寧ろ中途半端な感じはするかもしれない。
新特性の「じしんかじょう」は相手を倒すと攻撃が1段階上がる全抜きを目指すような特性。
ジュエルで威力を上げて倒してから特性で攻撃力を維持という形がやりやすいか。しかし、ジュエルは第6世代をもってノーマル以外廃止されたため、現在はこの戦法は使えなくなっている。
技は「じしん」「かみくだく」の一致技と相性補完の「ストーンエッジ」「いわなだれ」の他に、4倍弱点ピンポイントの「ほのおのキバ」、ごり押し用だが「カウンター」もある。
「げきりん」も覚えはするが、600族ドラゴンを一撃で潰すには特性「じしんかじょう」の効果で攻撃力が上がっている状態、もしくは道具の補正が必要になるので注意が必要となる。
「いかりのつぼ」型はぶっちゃけ運任せすぎるため、シングルでの採用はまずない。が、剣盾から確定急所のあく技を放ってくる熊さんが現れたため、エスパーやゴーストタイプのポケモンを餌にして受け出しを行い、そのまま3縦を狙う型もたまに見かけるようになった。
特攻は65と寂しいが、特殊技としてはヌオー対策の「くさむすび」、ダブルバトルの起点作り技である「バークアウト」と、最低限備わっている。
対戦以外では、特性「いかく」と合わせてレシラム/ゼクロムの厳選に利用することが可能。
性格で補正をかけないようにし、素早さを実数値120にしておけばレシラム、ゼクロムの特性が先に発動したときに素早さ個体値がUかVになる。
第6世代のXYでもゼルネアス/イベルタルの厳選に実数値を129にする以外は同じ方法で応用できるが、素になるメグロコがレベルの低いものしか入手できないため育てるのにどうしても手間がかかる難点がある。また、厳選の際ゼルネアスは特性により威力の上がった「ムーンフォース」を撃ってくるので逃げられなかった場合の即死には要注意。
『剣盾』ではゾロアークと共に、追加コンテンツ『鎧の孤島』の舞台・ヨロイ島に出現。鍋底砂漠にて、天候が曇りか雨の時に固定シンボルで現れる事がある。
一致技として「DDラリアット」と「10まんばりき」、サブウェポンとして「インファイト」や「スケイルショット」など有用な技をいくつも新規習得し、切れる手札が増えた。
主な使用トレーナー
ヤーコン / ジムリーダー(イッシュ)(PWT)
サカキ(PWT)
アニメにおけるワルビアル
『ベストウイッシュ』編(以下BW編)82話にて、ルークのライバルであるジョーズ(CV:皆川純子)の手持ちとして初登場。
サトシのワルビアル
BW編シーズン2第8話で、サトシのワルビルがアイリスのカイリューとのバトル中に進化し、勝利した。担当声優はメグロコ時代から変わらず三宅健太。
現在の使用技は「ストーンエッジ」、「あなをほる」、「かみくだく」→「つばめがえし」(イッシュリーグ3回戦から)、「ドラゴンクロー」。
サトシのリザードンが引き分けたアイリスのカイリュー(Nの仲裁で中断されたが)や、ケニヤンのエースポケモン、ダゲキを相性で不利ながらも倒すなど、サトシのポケモンの中でも指折りの実力を持つ。このことから御三家でないにもかかわらず、BW編のエースポケモンと視聴者からは称されることが多い。
XY&Z編第43話のアイキャッチでは、サトシゲッコウガ、ジュカイン、ワルビアルが並んでいた。これはサトシの歴代エースポケモン達であり(ちなみに第40話ではサトシゲッコウガ、リザードン、ゴウカザルだった)、公式でワルビアルがBWのエースポケモンとして認められたこととなる。また、ワルビアルはこのメンツの中で初の御三家ではないため、ポケモン自体の知名度的にも大健闘と言えるだろう。
アニメ新無印編でもチョイ役ながら登場した。
余談だが、三宅健太はセガのソニックシリーズにおいて、ワルビアル同様にワニをモチーフとした二足歩行キャラであるベクター・ザ・クロコダイルの声を演じている。これも何かの縁だろうか。
関連イラスト
関連項目
552ワルビル→553ワルビアル→554ダルマッカ/ガラルのすがた
同複合タイプ
ワニポケモン
サトシ・歴代エースポケモン