基礎データ
全国図鑑 | No.0021 |
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ジョウト図鑑 | No.013 |
マウンテンカロス図鑑 | No.109 |
アローラ図鑑(SM) | No.073 (メレメレ:073 ウラウラ:040 ポニ:024) |
アローラ図鑑(USUM) | No.087 (メレメレ:087 ウラウラ:040 ポニ:033) |
英語名 | Spearow |
ぶんるい | ことりポケモン |
タイプ | ノーマル/ひこう |
たかさ | 0.3m |
おもさ | 2.0kg |
とくせい | するどいめ/スナイパー(隠れ特性) |
タマゴグループ | ひこう |
※するどいめ:相手のわざや特性で命中率を下げられなくなる。また、相手の回避率を無視して攻撃できる。手持ちの先頭にいると、レベルが低い野生ポケモンが出現しにくくなる。
※スナイパー:攻撃が急所に当たった時、与えるダメージが2.25倍になる。
進化
オニスズメ→オニドリル(Lv.20)
概要
『ポケットモンスター 赤・緑』(第1世代)から登場しているポケモン。
名前の由来は恐らく『オニ(鬼)+スズメ(雀)』
ちなみにデザインモチーフは外来種として問題になっているベニスズメと思われる。しかし、デザイン段階では「オムオム」と言う名前で鸚鵡をイメージしていたようだが、後述の生態からやっぱりスズメであるようだ。
大きさ的に小鳥かどうかはさておき、オニとはおそらく大型を意味するオニだと思われる。
小さい翼を羽ばたかせ、忙しく縄張りを飛び回っているらしいが、飛ぶのはあまり上手くない。
同じ序盤鳥で穏やかで優しい性格のポッポに比べ気性が荒く非常に攻撃的な性格で、危険が迫ると1キロ先にまで響き渡る鳴き声で仲間に知らせる。群れを敵に回すと厄介なポケモンである事が窺え、サトシが彼ら相手に逃げ惑うしか無かったのも無理のない話である。
しかし、逆を言えば手なづけられればかなり人に益をもたらす存在であり、虫ポケモンに悩む農家は彼らを大切にしているらしい。
第一世代の序盤で捕まえられる鳥ポケモン。
ライバルはほぼ同時期に捕まえられ、タイプも同じであるポッポ。ポッポがバランス重視の種族値なのに対して、オニスズメはこうげきとすばやさに特化した配分となっている。
ひこう技である「つつく」をタイプ一致で使えるため、序盤のむしタイプ及びくさタイプ対策として大変優秀である。「え、かぜおこしのあるポッポでもいいよね?」と思うかもしれないが、第一世代はかぜおこしがノーマル技なので、ポッポではむし・くさに対してこうかばつぐんを取れないのだ。
クチバシティでカモネギ(おしょう)との交換に要求されるポケモンでもある。当時のカモネギはいあいぎり・そらをとぶを使え、強技であるきりさくをタイプ一致で使えるため攻略要員としては中々。序盤からオニスズメを育てておけばここでレベルの高いカモネギをゲットできる。
と、第一世代の序盤に限れば中々強くて便利なポケモンである。
オニドリルに進化してからの風評被害でこっちまで不遇・弱ポケモン扱いされることがあるが、実際はそうでもないので、赤緑をプレイする機会があれば是非使ってみて欲しいところ。進化後の扱いについてはオニドリルを参照。
ポケモン金銀およびリメイクのHGSSではコガネシティ北ゲートの警備員ユウジから31番道路の男にメールを届けて欲しいと目的のメールを持たせた「ひきゃく」というNNのオニスズメを手渡される。
目的の場所で男にメールを渡すとわざマシン「ねむる」をもらう事が出来るが、金銀ではこの時コイキングあたりのいらないポケモンにメールを持ち替えさせてから渡す事で目的を果たしつつこのひきゃくを自分のものにする事ができる。
ただし持ち替えさせたポケモンは消滅するので本当にいらないと思ったポケモンに持たせる事。HGSSでは他のポケモンにメールを持ち替えさせた場合男にポケモンだけ返される仕様になった。
また、目的を果たした後ひきゃくをもらったゲートに戻るとユウジからもマックスアップをもらえる。
サン・ムーンでは序盤でオニスズメの群れがコスモッグを襲っている。
使用トレーナー
ゲーム版
※1ピカチュウverのみ
アニメ版
漫画版
- ドクターO/オーキド博士
番外作品
『ポケパークWii』
グリーンゾーンのゾーンマスター・フシギバナから「オニスズメにちからくらべで勝つ」という条件が提示される。
しかし、グリーンゾーンには姉弟2匹のオニスズメがおり、つどいの広場の道を塞いでる方が姉、フシギバナが言った方が弟である。
弟オニスズメのアスレチックをクリアすれば姉弟揃って友達になってくれる。
『ポケモンコマスター』
なんとレア度コモンでありながら対策必須の要注意ポケモンとして君臨していた。
このゲームにおける最高のMP(=1ターンで移動できるマスの数)3を持ち、その上、特殊なワザ「とぶ」を持っているのがその理由。この「とぶ」は相手のワザを無効化しつつ、バトル相手を飛びこえて隣接するマスに移動する(移動できる場所が複数ある場合、どこに移動するかは任意に選択できる)という効果を持っており、これが発動した場合、実質1ターンにつき最大5歩移動可能という、ゲーム中最高の機動力を発揮できる。
厄介な事に、このゲームにおいては「とぶ」を無力化しつつ相手を倒したり、こちらから特殊なワザをかけられる手段が存在しない(良くて引き分けに持ち込むことしかできない)上、オニスズメがワザ判定に用いるルーレットの目も「とぶ」が最も広く設定されている(初期状態で96中44)ため、高確率で最大5歩移動が可能であり、対策がなければ瞬時にゴールし、勝負を決めてしまうこともできる。
なおオニスズメ自体は強い攻撃技を持っておらず、攻撃技に当てられたルーレットの目も少ない為、敵を倒すことは非常に難しい、という分かりやすい弱点も存在する。このため、強めの攻撃技を持ったポケモンをゴールの上に配置すれば、オニスズメ単独ではほとんど手も足も出ない。あくまで『単独では』の話ではあるが。
アップデートによりMPが2に減り、紫ワザを出したポケモンを倒せる金ワザが登場したが、それでも要注意キャラであることに変わりはない。
なおゲームは2019年10月31日にサービス終了。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- 無印1話
- ポッポの捕獲に失敗して気が立っていたサトシに石を投げつけられて激怒。大群を呼びサトシとピカチュウに襲いかかったが、サトシが身を張って助けたことでピカチュウとの友情が芽生えさせることに。その後、オニスズメの大群はサトシを信用したピカチュウによる電撃を受けて退散した。
- このエピソードはサトシの口から語られることが度々ある。石をぶつけられたリーダー格の個体は、後にオニドリルに進化していた。
- 原作では50羽位であったが、『キミにきめた!』では1000羽に増えている。
- 『DP140話』でも不思議な場所で、小さくなったサトシがうっかり尾羽を踏んだ事で群れで襲いかかってきたオニスズメをピカチュウが撃退するという似た体験をしている(ヒカリとポッチャマもアリアドスに襲われるという最初の頃の似た体験をした)。
- 『新無印30話』ではピカチュウがサトシと仲違いしてマサラタウンに帰ってしまった時に最初の旅立ちに似た状況で群れで襲来。サトシとの絆を再確認する重要な役目を果たした。マサラタウン付近に巣を作っていると思われる。
ゴウのオニスズメ
- 第18話から登場。ゴウがクチバジムに向かう途中でゲットした様で図鑑に登録されていたことから判明。
- 新無印135話
- 野生のニョロモがモモンのみをみずでっぽうで取ろうとしたが、落ちたモモンのみが頭に落下した事で襲いかかる。ニョロモを守ろうとしたサトシのピカチュウに攻撃された事で今度は群れでサトシ達を襲うが、逃げる途中にいたヤドンの「あくび」を見たコハルがイーブイにそれを「まねっこ」をさせた事で群れごとねむり状態となった。
- めざポケ6話
- 1羽がニャースがポッポ達に目掛けて投げた石に当たって襲い、直後にサトシのピカチュウの電撃にやられるも仲間を呼んで襲撃する。ピカチュウとニャースが洞窟に逃げた後、サトシ達にも襲うがどさくさにケガした個体が群れからはぐれてしまう。タケシによって治療され、コラッタと共にサトシ達と同行。サトシ達がフシデの群れに囲まれた際に群れと再会し、サトシ達を逃がした。最後にコラッタと共にサトシ達と合流している。
- 上述の通り無印時代からサトシ達を襲っていたオニスズメが最終章で和解し、更に群れで窮地を救うという展開を見せた。
- めざポケ11話(サトシの旅シリーズ最終話)
- 野生のポケモンで複数登場。サトシとピカチュウが雨宿りしている木に雨宿りしに来ていた。
その他
無印 | 2話(回想)・39話(回想)・84話(回想)・65話・81話 |
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AG | 189話(回想)・191話 |
DP | 10話・30話(妄想)・64話・74話(回想) |
BW | 116話(回想) |
XY | 40話 |
SM | 7話・42話・71話・115話・129話 |
新無印 | 1話・2話(映像)・20話(映像)・30話・33話・44話・70話 |
めざポケ | 4話 |
特別編 | 遥かなる青い空 |
劇場版 | ミュウツーの逆襲・ルギア爆誕・時を超えた遭遇・水の都の護神・破壊の繭とディアンシー・みんなの物語 |
『アニポケ・リコとロイの旅シリーズ』
- 8話:野生のポケモンで登場。「つつく」でロイのホゲータを攻撃するもロイに攻撃を見破られ、ひのこを受けて敗北し逃げていった。この回のフリード博士のポケモンゼミでも紹介されており、「そっとしておけば穏やかなんだがなぁ…」と一言添えられている。
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
第1章の第9回ポケモンリーグでドクターOという名で出場したオーキド博士のポケモンで登場。ブルーは幼い頃にホウオウに拉致された事で鳥ポケモンが苦手であり、容赦無い戦法で勝利する。
関連イラスト
関連タグ
0020.ラッタ/アローラのすがた→0021.オニスズメ→0022.オニドリル
同複合タイプ
- ポッポ/ピジョン/ピジョット/メガピジョット カモネギ ドードー/ドードリオ
- ホーホー/ヨルノズク
- スバメ/オオスバメ チルット
- ムックル/ムクバード/ムクホーク ペラップ
- マメパト/ハトーボー/ケンホロウ ワシボン/ウォーグル
- ヤヤコマ
- ツツケラ/ケララッパ/ドデカバシ
- イキリンコ