魔法少女さやか☆マギカ~ハートフルストーリー~とは、ムカイユー氏による『魔法少女まどか☆マギカ』の二次創作マンガ。
概要
連載初期は原作の放送を下敷きにしたさやかとマミ、杏子の3人中心の漫画だったが、テレビシリーズ終了後は杏子が見滝原中学校に転入し・杏さや・恭さやメインの再構築IF漫画となり、このタグが付き始めた。
現在はムカイユー氏の旧アカウントと共に消失したため、他の人が作成した人物相関図しか見ることができない。
この作品で出たいくつかの設定と『おり語党』と『QBブランド』はムカイユー氏の新作の『風紀委員です。』に引き継がれている。
内容
ストーリーの流れは、ほのぼの系・シリアス系・サスペンス系があったりする。
大抵ギャグテイストやパロディが含まれている場合が多い。
しかも原作の世界観や設定をいい意味でかなり無視しているようで、ほむらが二重人格だったり、まどかが魔法少女と女神の両方で登場していたり、それでいて魔女と魔獣が両方存在していたり、Charlotteが普通に外にいてしかも人語で話せたり、かずみ☆マギカの登場人物が見滝原に現れたりと、良い意味でやりたい放題だったりする。
その一方、巴マミが独りぼっちにならないように考慮したり、杏さやと恭さやを両立させたり、ほむらが成長したり、原作にはない成長を取り入れているのも特徴。
また、新キャラクターが原作で登場するとすぐに取り入れる点もファンには嬉しい限りであり、また、世界観を広く捉えた上での物語構築をしている。
時々steins;gateやビビッドレッド・オペレーション等の他作品の人物がゲスト出演するが、時としてレギュラー出演組に負けない位の存在感を見せることもある。
一方、魔法少女同士の戦いが頻発するかずみ☆マギカの人物登場後は、シビアでサスペンスな展開も増え、ついに原作と異なる形で犠牲者が出ており、多くの慟哭コメントが寄せられた。
作者自身によるタグではないため、結果的に原作同様のミスリードとなった形。
詳細は魔法少女さやか☆マギカ~シーズン2~も参照。
登場人物
連載中はマギアレコードの配信がされてなかった(ムカイユー氏の退会も配信前)。
魔法少女
『まどか☆マギカ』より
本物語における事実上の主人公。
大親友である杏子とは、喧嘩もするがすぐ仲直りする。
また、先輩である巴マミからは料理を習っておりなかなかの腕前を身に付けた。
幼馴染である恭介とは恋敵仁美に打ち勝った末にようやく結ばれ、その後も交際は順調に続いている(左から3番目)。
また、原作の記憶がどこかにあるらしく、Oktaviaがなぜか出現し、戦闘になった時にはこの時間軸では知る由もない「絶望した自分自身」の姿を目の当たりにして一度は恐怖したが、同行していた杏子の窮地を救う為立ち上がった(右絵)。
主役ポジションゆえ、騒動や戦いに巻き込まれることもしばしば。
魔女との対決・キリカとの対立・ユウリとの戦い・あやせ&ルカとの因縁など、その回数も規模もかなりのもの。
原作の映画版上映以降は、それに合わせて変身時のアクセサリが原作同様に追加された。
また、「刀身射出」や、原作では設定上のみ存在する「複数の剣の連結」を使いこなす場面も。
他にも、初対面ではあやせ1人に押され気味だった剣術が、ルカを加えた2人相手に互角に渡り合ったり、暴走寸前のかずみを抑え込む治癒能力を発揮するなど、多くの経験から成長を見せている。
見滝原中学校に転入した独自設定により、ある意味この物語の幕開けとなった人物
。
当初は原作と同様、宿泊代を魔法で対処しながらのホテル暮らしだった。
身寄りのないゆまを引き取った後も、スーパーの試食コーナーで飢えを凌ぐこともあるなど、その日暮らしの生活を送っていたが、その後マミに2人も引き取られた。
さやかに対しては友達以上の特別な感情を抱き、さやかと恭介が恋人同士になった時は複雑な感情を抱く。
感情の正体を正確には把握できずも「嫌な感情」であることは分かっていた(左から2番目)。
さらにキュゥべえの策略が原因でキリカやほむら同様になることを不安視されていたが、さやかから大切に思われていた為にそうはなっていない。
ただし、恭さやの場面を見ると精神崩壊を起こす(右から2番目)。
だが、さやかのデート現場に遭遇した際に、ついにさやかを後押しする形でけじめをつける(右絵)。
さやかとの共演が多い為、波乱の展開に巻き込まれるケースも多い。
まず、Oktaviaについて記憶があると思われる点。
原作でも戦った影響からか、戦いの記憶および誕生の経緯など、さやかより詳細を知っており、その鍵となるさやかを戦わせようとしなかった。
トドメを刺した時に「魔女状態から解放された彼女」の姿と声を見聞きする。
さやかは見聞きできなかったあたり、原作にまつわる記憶に差異があると窺える(左2枚)。
また、さやか同様にあやせ・ルカと深い因縁を持つようになり、4度目の戦いでは満身創痍のさやかと未契約のゆまを守る立場に立たされ、数で劣っていたことから必殺技で消し炭にされそうになるも、さやかに命がけで庇われたことで、2人を守る為ロッソ・ファンタズマの封印を解除(右2枚)。
さやか達の先輩で良き姉。
家族を失ってから、長らく1人暮らしだったが、スーパーの試食を食べまくっている杏子とゆまを発見して、見るに見かねた事および、自身が孤独に耐え切れなかった為、自宅に誘った後『共同生活』を持ちかけて2人を引き取り、擬似家族となった。
二次創作における彼女は、2つのカップリングを成立させる為に1人ぼっちにされることが多いのだが、この世界ではさやか・杏子・ゆまと一緒になることが多く、ファンからはこの4人を「信号機カルテット」と呼ばれることがある。
また、ハロウィンで杏子の仮装を見た話では何かにつけて「カワユス」を連呼。
原作ではまどか達への呼称は一貫して「(名字)さん」だったが、本作では杏子のことを当初から呼び捨てで呼んでいる。
また、ある出来事がきっかけで、さやかや織莉子のことも呼び捨てで呼ぶようになった。
原作の影響かCharlotteがトラウマとなっており、初戦から既に気絶寸前になるなど不安材料を垣間見せ、再戦した際には恐怖で一切抵抗できないという本物語では異例の事態に陥った(単に力及ばず助けを必要としたことは他にもよくあるが)。
一緒に戦っていた杏子とさやかは、原作でCharlotteと戦ってない為かマミが動けないことに気づくのが遅れて対処が間に合わず、原作再現寸前だったが、かずみの加勢で形勢逆転。
孤独ではないことを杏子とさやかに改めて気付かされ、ついにトラウマをふっ切った。
万全の状態なら戦闘力は非常に高く、ベベを守りながらという不利な状況にもかかわらず双樹姉妹を相手に一歩も引かず、リボンで拘束してしまうほどである。
学年やリーダーという点で共通点の多い織莉子・遥香と出会った際は親近感を覚え、目を輝かせて興奮している。
さやかの親友。
時々例の笑い声を口にする。
魔法少女としての契約をしているが、その経緯はまだわかっていない。
原作における主人公だったせいか、さやかに負けず劣らずトラブルに巻き込まれる確率が高い。
ほむらのクラスメートでもあり、普段は仲のいい友達なのだが、ほむらが本物語では妙な「覚醒」をしており(覚醒ほむら/後述)、キスをたびたび迫られたり、さらに本人は気づいてないが盗撮もされているなど性的に狙われることが多く、言うまでもなく覚醒ほむらが大の苦手。
とはいえ、完全に嫌っている訳でもないようであり、覚醒ほむらに襲われなかった時は、心配してくれたこともあり感謝している。
原作では力尽きた魔法少女を救う存在にして概念。
この物語ではまどかとは別人格として扱われているらしく、まどかに自覚はないようだ。
彼女が存在していながら、原作では消去されるはずの魔女がおり、具体的な役割はわかっていない。
まどかを媒体にして現世に顕現したこともあり、まどかを襲撃して殺そうとしたあやせ・ルカを、その非常に強力な魔力で容易く退けた。
まどかの親友。
初期は眼鏡を掛けており、引っ込み思案で大人しい性格の為、周りの人物に振り回されてしまうことも多かった。
当初は病弱だったがのちに克服した模様。
眼鏡が外れるともう1人の人格が現れ、そのときの記憶は元に戻ったときには本人は覚えていない。
これが眼鏡が外れた時の様子。
ファンから覚醒ほむらと呼ばれ、原作のクールさを装った性格とは違い、非常にエキセントリックでまどかを異常に愛している。
当初は、まどか以外に興味を示さず暴言を吐いていた。
似た者同士のキリカと何度か盗撮写真を見せあって、枚数で圧倒。
こうしたトラブルメーカー要素はあるが、まどかが風邪にかかると襲わず身を引くなど、肝心要の場面ではTPOを弁える。
ただし反動で相当イライラした為、さやかを奇襲したユウリが標的となった。
平成ライダーシリーズの主題歌が好きなようであり、覚醒するたびに口ずさむ。
戦い方も奔放で、まどかをまどかタイタス形態に、さやかを巨大なサーベルに変化させたり、あまつさえそれを自由自在に制御し、とんでもない物まで召喚するなど謎は多いが、魔力制御ができていないらしく、こうした攻撃の使用後に気を失っていた。
やがて、ほむらの主人格(メガほむ)が覚醒人格に気付いて正面から向き合い、覚醒人格はすべてを託して眠りにつく。
ほむらは自らを「救済」し「成長・進化」した(ムカイユーほむらのタグが付いたことも)。
原作のリボンほむらとの差別化か、リボンは三つ編みを束ねていた自分のもの。
したがって時間制御は可能で、武器は通常の重火器。
ただし、エキセントリックな発想・戦術は失っているほか、リボンほむらと異なり弓も使っていない。このため、出番が終わったと誰もが思っていたのだが——1年半の沈黙を破って、クロスオーバー回で受けた攻撃により再登場(右)。
この時は主人格が1年半の間にかなり強くなっていたため、抑え込まれて自ら身を引いたが、徐々に覚醒人格も力を蓄え、進化の時を迎えつつある。
『叛逆の物語』より
Charlotteが人間体となった少女。
魔女としての力をほしがる理由でヒュアデスに狙われている。
あやせ&ルカに襲われてベベの姿で倒れていたところを、さやか達に助けられる。
その後、マミの家に招かれた際、自分がかつてマミ達に倒されたCharlotteであること、何者かに蘇生させられて見滝原の魔法少女に渡す物を託されたことを話した。
ただし、あやせ&ルカの襲撃のせいで詳細を忘れてしまっている。
年が近いこともあってか、ゆまとすぐに仲良くなり、以後はマミの家で保護されることになる。
戦闘時にはCharlotte(ベベ)の姿に変身し、その巨大な口で相手を飲み込み、シャボン玉と共に吹き飛ばすことができる。
初登場時はあやせ&ルカに襲撃されて傷ついていたが、二度目の戦闘でマミを傷つけられて激昂。
その能力で双樹姉妹を吹き飛ばし、リベンジを果たした。
マミに抱きしめられて以来、そのふかふかな感触を気に入っており、胸が大きいキャラクターと出会うたびに顔を押し付けるのがお約束になっている。
原作キャラクターから派生した形態
Charlotteが149体の魔獣を引き連れて現れたときに登場。
本物語では覚醒ほむらの魔法によりまどかが変化させられた姿であり、まどか本人はそのあり余る力を制御できていない。
この時、さやかも同時に「まどかタイタスのサイズに合ったサーベル(命名:さやか・スクワルタ・ブレード)」に変化させられている。
『おりこ☆マギカ』より
スーパーで迷子になっていたところをさやか・マミに保護された。
原作と同様に母親から虐待を受けており、後に家族を魔女に殺される。
以来、杏子に引き取られてホテル暮らしをする。
主にさやか・杏子・マミの妹分としてかわいがられているが、まどか・ほむらとの共演が当初ほとんど無く、こうしたエピソードを希望する声があがり、この2人とも共演するようになった。
後に、杏子とゆまが『その日暮らし』だったことを知ったマミに、杏子ともども引き取られた。
ちなみに原作とは異なり未契約だが、顕現せずに現れた女神まどかを認識できる点などは、すでに常人ではない。
マミ・杏子との共同生活を始めてから、マミの提案で思い切ったイメチェンを図った。
姉代わりである杏子をとても大切に思っており、恭介に対しては「杏子を泣かせたお兄ちゃん」と複雑な思いを抱いていた。
変わった味覚をしており、キュゥべえ(Charlotteが吐き出すほどまずい)や杏子の作った激辛カレーを平然と食べる場面がある。
原作ではほむらや杏子達の強敵だったが、この作品ではネタキャラ的要素が含まれている。
シリアスな場面以外では、私が噂の白い魔法少女美国織莉子であーる!!の一本調子であることがほとんど(おり語党を参照)。
原作同様にキリカとの絆は深く、盗撮にすらかなり寛容(一枚絵では悪ノリしているような観も)。
ワルプルギスの夜によってキリカ共々滅ぼされる予知をしたが、キリカの献身によって崩壊寸前となった心を救われる。
この時キリカは、織莉子のためなら命を惜しくないと発言したが、強く否定して共に生きる決意をさせた。
元来の強い絆に加え、前向きな姿勢となったことで彼女自身の『結末』が変わり、結果、ワルプルギスの夜相手にまどかたちと協力して戦った。
織莉子の大親友にして従者的なポジションの少女。
原作同様に織莉子を非常に愛しており、彼女に近づく者がいれば容赦しない為、彼女が原因で確実に大騒動がまき起こる。
また、二次創作における彼女はネタキャラとして描かれることが少なかった為か、本物語では織莉子の盗撮写真を多数所持し、他人の家にまで盗撮しに行く変態になっている(織莉子にはバレている)。
高熱を出してしまった織莉子を看病した時も左から3番目の絵の通り。
2012年末のクリスマスには、織莉子・ユウリと一緒に他の魔法少女へクリスマスプレゼントを贈りに行ったが、ここでも大体いつも通り。
そんな彼女だが、実力を如何なく発揮した時の強さは本物。
Charlotteを軽くあしらい、かずみシリーズに襲われた時は一撃で2体を瞬殺している。
本作では織莉子、ユウリと同じ学校に通っている。
当初公式カラーが判らなかった為、想像で色をつけていたが、後に公式カラーに準拠(右イラスト)。
初登場時は杏子とすれ違う顔見せで、自分より優れた者を恨む。
後に公園で思い悩んでいたユウリの前に現れた(認識は「飛鳥ユウリ」)。
「偽善的」「イイ子面」などと「飛鳥ユウリを侮辱」されて激怒したユウリ(=あいり)と戦闘になるが、突如出現したElsamariaの攻撃で深手を負い、結果的にさやかとユウリに救われた。
恨んでいたはずの「自分より優れた者」に救われたことで他人に憧れることを覚え、以後はユウリを「お姉さま」と呼び慕うようになる。
だが、いかんせん初の経験なので加減が効かず、昼休み中もしつこく付き纏うため、ユウリには煙たがられている。
弟子入りをユウリに断られても諦めず、認めてもらうために強力な魔女を洗脳しようとする。HungrigePumpeを洗脳しているところをサキに襲われ、ジェムを没収されそうになるが、プレイアデスを憎むユウリがサキを攻撃したことで難を逃れる。
原作以上に表情が崩れることが多く、作者には「もはや顔芸練習要員」とまで言われている。
ユウリを慕うあまり、彼女と仲がいいさやかに嫉妬し、何かと突っかかることが多い(挙句、さやかと再会した際に「ササヒラー」と呼ばれたことに怒るのだが、これが読者の間では半ば通称と化している)。
また、魔獣の群れと遭遇した際には、怖気づいて真っ先に遁走するなど、臆病で小心者な部分が強調されている。
さやか・杏子と出会い仲良くなった直後、魔女との戦闘となる。
この時、流れ弾が同行していた晶に当たりそうになるが、さやか・杏子に助けられ、魔女も無事に撃破する。この一件でお互いに魔法少女であることを知り、意気投合した。
『かずみ☆マギカ』より
普段は本来の姿ではなくオリジナルとなる親友の姿だが、原作でも数コマだが契約後の外見での私服姿もある為、彼女の『願い事』の関係上、変身を解いても元の姿には戻らないらしい。
本物語では、親友の命を奪ったとされるプレイアデス聖団への復讐のみならず、元凶である魔法少女自体の抹殺をも考えており、出会った魔法少女を見境なく襲撃するなど、狂気じみた行動を取っていた。
登場時点ではヒュアデスとの接触がないため、イーブルナッツは持っていない。
初登場はOktavia_Von_Seckendorffとの戦闘後。この戦闘を見ていたためか、さやかと杏子を魔法少女だと察知する。
その後、高熱を出したまどかのお見舞いに向かうさやかに狙いを定め、すれ違いざまに襲撃するが、通りかかった覚醒ほむらの攻撃に敗れ撤退する。
途中力尽きて織莉子邸付近で気絶し、織莉子に助けられる。
自分を助けた織莉子から助言を受け、彼女の元に身を寄せ、同じ学校に通う。学校では「飛鳥ユウリ」として生活している。
あやせ・ルカのことを知っており、キリカのジェムが奪われた際は、織莉子とさやかに加勢して撃退。
その際に召喚系を多数使用。
左絵のコルノ・フォルテに加え、右絵のようなものを使用している。
敵ではない魔法少女との接触を経たことで、「ユウリがくれた命で、ユウリの意志を継ぐために生きる」ことを決めたため、魔法少女皆殺しの考えは撤回したらしく、友好的な相手には友好的に接するようになった(織莉子邸ではたぶん一番の常識人)。
キリカとの付き合いから、おそらく現在のpixivでもこの作品中のみであろう「ユウキリ」のタグが付いた。
作者曰く「かずマギ勢では一番のお気に入り」だとか。
だが、プレイアデス聖団への深い恨みは変わらず、浅海サキが自らを「プレイアデス聖団」と名乗ったのを聞き、即攻撃した。
偶然魔女を探していたさやかが止めに入った隙に逃げようとしたサキへ発砲した弾は、間に入ったさやかのソウルジェムをかすめる。
さやかの蘇生を必死に試みたその時、ユウリ(オリジナル)の魂による言葉を受けて、プレイアデスへの憎しみの動機が消滅。
以後は、彼女自身の固有魔法に加えて、フォームチェンジによってユウリ(オリジナル)の魔法を使用できるようになる。
ユウリに続いて見滝原市に出現。
原作3巻の通称が「双樹姉妹」だった為、本物語では原作の1人2人格という設定はなく、ルカと本物の双子。
連係プレーが中心(右絵など)だが、そもそも2人の行動自体の起点がいつも彼女。
戦闘中に得た知識をその場で作戦に応用できる程度に頭の回転が速い反面、ルカ撃破時でさえ引き際を判断できない程度に、原作より思い込みが激しい。
ピックジェムズを行う性格上経験豊富だが、戦う相手が悪いことによる敗走が多い(特にシリアス回じゃないと弱い:作者談)。
最初の敗走では、ジェムのコレクション全てが自動的に持ち主に戻されている(なお、この物語ではジェムを失うと肉体腐敗までは22時間程度らしい)。
初登場時に自分を倒したさやかを恨み、友人を奪っての精神崩壊を考えてまどかを狙った事件を経て、さやかを宿命のライバルと考える。
性格ゆえか、さやかに対しては対峙前に奇襲した事が無い(他の相手にはある)。
4度敗走した末にカンナと出会い、直前の戦いで気を失ったルカをよそにカンナの誘いに乗り、ヒュアデスの構成員になりイーブルナッツを獲得。
ナッツを使って「コネクト」を単独で修得・使用とも行うが、ナッツが消耗品なので、本家より使い勝手はかなり劣るほか、繋げるケーブルは物理的なものらしく、強いショックが加わると切れてしまう。
技名を叫ぶため、相手に気づかれずに接続できる利点との相性は悪い。
原作での必殺技「ピッチ・ジェネラーティ」は当初、2人で剣を交差して撃つため「発動が難しい」ものだった。
コネクト修得後は、これをルカと互いにかけて両方の能力を扱う形での単独発射が可能になったが、コネクト+自分の魔法+相方の魔法を同時に使うため消耗も激しい。
イメージCV - 中原麻衣(あやせと同一)
あやせと同じタイミングで登場。
口調は丁寧だが原作と違って古風な言い回しがほぼ無い。
曰く「あやせを守る盾」で、連係もあやせに付き従う。
「カーゾ・フレッド」での凍結および、自らのダミーを氷像で作る応用力もある。
また、もともと他の魔法少女の身辺調査もしているらしく、フルネーム・能力を含めて把握している。
意識不明にならない限り、劣勢の際に撤退を判断できるのは彼女である。
6人分の分身に包囲されると、あやせを的確に逃がして攻撃を一手に引き受けるなど、原作より感情的なあやせの分まで「仲間を守る意識」が強い。
まどかを襲った時に現れた女神まどかから街の一角が吹っ飛ぶ攻撃を受けた時は、互いのジェムを守りきったが、これは個人で庇いきれる範囲ではないため、単に豊富な経験ゆえか。
ポジションとしては縁の下の力持ちだが、簡単に把握できないはずの時間停止を、「事前に」それもなぜか「ルカだけが」知っていた事・コネクトで1人だけ消耗したあやせのジェムの濁りを「視認できない角度から把握していた」事など、原作とは異なる点が多い。
原作では打つ手を出し尽くした際にあっさりと諦め、まして誰かを憎んだり特定の個人に執着する様子は皆無だったのだが、原作でヒュアデスに利用されていることが判る前の段階で深く描写をした為か、しつこさがフロスト兄弟並み(作者談)という点や、そもそも普通の双子であるなども含め、半ばオリジナルキャラクターと言えるだろう。
あやせ共々、表情が「ある意味コロコロ変わるから、描いてて楽しい」とのこと。
失敗作として合計12体存在するクローン。
うち2体が、暴走を起こして見滝原にやってきて、ユウリを襲おうとした所をキリカに倒された。
原作同様、灰となって跡形も残っておらず、魔法少女ないしそれに類するキャラクターの中では唯一の犠牲者とも言える。
原作には無かった衣装アレンジもある。
聖団の中ではかずみの処分に反対している勢力。
初登場時はサキと一緒に行動していた。かずみの逃亡を手助けしており、単独行動時の面倒を見たり、ホテルの手配なども行うが、かずみの暴走にはたびたび悩まされている。
当初は「部外者」であるさやかをかずみから引き離そうとするが、かずみの秘密が露見したこともあって協力することになる。
カオルと同じく、かずみの処分に反対しており、共にかずみを援護する。
カオルと行動を共にすることが多い。技巧的な魔法を数多く持ち、原作でも持っていた「イクス・フィーレ」に加え、かずみの魔力を探知するアプリの開発・ほむらの重火器に追尾機能を付加するなど、戦局を優位にしたり他の魔法少女の強化をするといったものが何点もある。
かずマギ勢では初だったユウリ登場から半年以上置いて登場。
女神まどかと魔女が両立しているためか、自身も消滅していない。
初登場時は、対Charlotte戦で絶体絶命の巴マミを救う。
これはマミ自身が彼女(に限りなく似た別人)を魔女から救った場面のオマージュにもなっている。
既にプレイアデス聖団から失敗作と看做され、かずみシリーズ共々追われるが、海香・カオルに逃がされる形で現在に至る。
聖団のメンバーのことは今でも友達だと思っており、自分をめぐるメンバー同士の対立に心を痛めている。
自身を襲った里美に対しても抵抗せず、戦おうとしたさやかをつかまえて逃亡。
バレンタインデーでは聖団のメンバー全員分のチョコレートを作っている。
逃亡途中で空腹のあまり立ち寄った鹿目家でまどか・ほむらと知り合い、道中で偶然さやかとも再会。
時折「蔓草のような紋章」が全身に浮かび上がり、ほむらにそれを気づかれたほか、さやかの眼前ではこの状態で暴走を開始するも、さやかの治癒魔法で沈静化。
その後は、海香とカオルが手配したホテルに身を寄せており、事情を知ったさやかに匿われている。
原作とは異なりロングヘアで、これは作者の「かずみ量産派のリーダーに相応しい容姿」が理由。
暴走したかずみシリーズ2体を追ってくる形での顔見せが初登場。
本格的な活躍はかなり後であり、見滝原の魔法少女を調査中に沙々が魔女を洗脳しているのを見て、魔女を原料にしたかずみを手なずけられる危険性を考えたのか、沙々のジェムを回収しようと試みる。
だが、プレイアデスを名乗った所をユウリに聞かれたために、攻撃されて右肩を負傷し、やむを得ず撤退する。
これによって、見滝原での活動が予想以上に困難だと悟り、みらいと里美に今度は3人で向かうことを進言する。
Charlotteとの戦いを終えて変身解除したばかりのかずみの前に登場し、襲撃しようとするも逃げられる。
変身時は無駄にテンションが高く、原作よりさらに口調が悪い。
一方、普段は原作で契約前に着けていた瓶底眼鏡をかけており、変身時とはうって変わってテンションが低く口調も片言に近い。
里美との協力でかずみを処分しようと試みるも、ニコの介入・さやか&カオルの登場により退却。
それまで協力していたニコに裏切られた形となり、少なからずショックを受けていた模様。
なおこの際、見滝原の郊外にある廃ビル屋上を舞台に選んでおり、みらい本人もしくは里美の少なくとも片方が、見滝原の地理にかなり詳しいものと思われる。
みらい同様にかずみを処分しようと近づき、偶然かずみに近づいたさやかをファンタズマ・ビスビーリオで操ってかずみの絞殺を試みるも、さやかに術を振りほどかれて失敗し、かずみに逃亡される。
みらいとの協力時は、ニコたちの介入を見て分が悪いことを悟り、みらいに退却を促して共に撤退した。
かずみがみらい・里美に捕らわれ、殺されそうになったところを助ける形で、ジュゥべえと共に初登場。
カオルの台詞から、当初はみらい達に協力していた模様。
ヒュアデスに関する情報を教えようとした直後にあやせの不意打ちを受けて負傷するが、さやか・カオル・ほむら・海香の4名があやせ&ルカを撃退したため難を逃れ、その後はジュゥべえを連れて1人で立ち去った。
なお、見た目が同じカンナとは「髪の色で塗り分け」とのこと。
原作ではユウリ様・あやせ&ルカなどにイーブルナッツを手渡して手駒として使っていたが、この物語ではあやせ&ルカが4度目の戦いに敗北・退却した時に初登場。
それまでユウリ様・あやせ&ルカがイーブルナッツを使わなかったのはもっともな話であり、イーブルナッツもここで初登場。
復讐を誓うあやせに、自身の計画に加わるよう勧誘。かずみを大切に思っている点は原作と同じである。
なぎさの魔女形態を利用するため捕獲を試みたり、コラボ回ではビビオペのアローンの能力のコネクトを試みるなど、表舞台に出ない割に調査を怠らない。
そのための代理人があやせ&ルカなのだが、この2人(というか主にあやせ)がだんだんとさやかへの執着を優先しつつあり、さやかにかずみを守らせるつもりが本末転倒になるため、手駒として使いづらくなってきたらしい。
プレイアデスを壊滅させる考えも原作通りだが、仲間割れを見て「勝手に壊滅する」と判断して、次の作戦のためにより確実な手駒として鈴音を戦力に入れようとしたり、あやせ&ルカを単なる捨て駒ではなく本格的な構成員にする辺り、原作より冷静で懐が広い。
一方、普段姉妹から「ヒュアデス」と呼ばれているなど、名前を明かしていない可能性があり、より用心深いキャラになっている。
なお、直接戦闘に参加する際は、仮面で素顔を隠している。
杏里あいりの親友で、本来の飛鳥ユウリ。
すでに故人。
さやかのソウルジェムを修復していたユウリ(=あいり)の精神に現れ、「私の分も幸せに生きて」と伝えた。
『すずね☆マギカ』より
原作と同じように魔法少女を襲撃しており、その様子を監視しているカンナにも興味を持たれている。
パトロール中の千里を襲撃し、千里が距離を取ろうとしたため原作とは攻撃方法が変わったため、殺害までには至らず。
千里の救援に駆け付けた亜里沙も一蹴するが、遥香の魅了魔法でポリバケツに気を取られているうちに、逃亡を許した。
チサトと共に見滝原市へ遊びに来たのが初登場。
魔獣の大群に遭遇したさやかに加勢する。
再登場時は、パトロール中に鈴音の襲撃を受けた千里を救援するが、鈴音には及ばず負傷し、後から駆け付けた遥香に救出される。
アリサのパートナー。
原作ではあまり出番が多くなかったが、魔獣との戦いでは亜里沙との見事なコンビネーションを披露している。
パトロール中に鈴音に襲撃されて負傷するが、背後から突き刺された原作とは異なり、真一文字に斬られる形となったため、ソウルジェムの破壊を免れる。
その後、とどめを刺されそうになったところを亜里沙と遥香に救出され、命拾いした。
チームリーダーとして仲間の命を預かる立場にいるが、自分の願いの重さもあって重圧に押しつぶされそうになっていた。
気持ちが沈むたびに遠出して、気を紛らわせていたところ、偶然出会ったさやかにマミの家に招待され、マミやなぎさ達との交流で笑顔を取り戻す。
鈴音の襲撃を受けた千里と亜里沙を救援し、得意の魅了魔法を生かして鈴音を惑わせ、その隙に2人を救出した。
亜里沙達とチームを組む魔法少女で、4人の中では最年少。
他の3人と比べて目立たないせいか、積極的に前に出て自分をアピールしようとする。年齢が近いためか、ゆま、なぎさの面倒を見る立場になる。
『たると☆マギカ』より
本作では、さやかが飛ばされた過去(1425年)のフランスの住人として登場した。
1425年のフランスに飛ばされたさやかを助け、ドンレミ村へと案内する。
妹・カトリーヌとともに、魔女に操られた人々に襲われているところを、さやかとリズに助けられる。
この当時は長髪で、魔法少女にはなっていない。
一般人など
『まどか☆マギカ』より
事故によって入院しているバイオリニストの卵でさやかの幼馴染み。
自分でも気づかないうちにさやかに対して特別な感情を抱くようになり、そして最終的にさやかと結ばれた。
さやかとの交際は順調に続いており、自らさやかをデートに誘うこともある。
現在も入院中で、松葉杖や車椅子での生活が続いているが、リハビリのおかげで順調に回復しており、完全ではないもののバイオリンの演奏ができるまでになっている。
さやかとまどかの親友で、二次創作においては腹パンをネタにされているからか腕力が強く、その力はCharlotteをコテンパンに叩きのめしたり車を吹き飛ばすほどの力を有している。
さやか同様に恭介に恋愛感情を抱いているためにさやかにとっては恋のライバルでもある。
後に恭介に告白するも、彼はさやかを選んだため、彼女を後押しする形で自らは身を引いた。
まどかの母。
その豪快な性格で、恭介と看護師のドタバタで気落ちしたさやかを見事に立ち直らせた。
まどかの弟。
原作の影響からかほむらを気に入っている様子。
まどかの父。
まどかが風邪をひいた話でほむらの口から言及され、その後、長い間を経てほむらが鹿目家にお泊りする話で登場した。
さやか達のクラスの担任教師。
男運の悪さは原作通りだが、時にそのとばっちりが思春期の生徒に八つ当たりという形で飛んでくることも…。
見滝原にいる野良の黒猫。
まどかやほむらと仲がいいのだが、お互いの家では飼うことができないため、二人はどこで世話をすればいいのかわからず途方に暮れていた。
そこへ通りかかったかずみの要望もあって、現在は彼女がホテルで世話をしている。
『かずみ☆マギカ』より
小巻の取り巻きの少女。
小巻が魔法少女であることを知っており、魔女の結界に取り込まれた一般人を避難させるなど、魔女退治にも協力している。
小巻と魔女の戦闘中、流れ弾を受けそうになったところを、その場に居合わせたさやか・杏子に助けられる。
魔女・魔獣など
『まどか☆マギカ』より
- Charlotte(お菓子の魔女)
原作に登場する第1形態は見せておらず、もっぱら第2形態で出現し、口調はチンピラ調がメインで時々女性口調になる。
原作との容姿の違いは斑点が♥型。
原作で自身を倒したほむらおよび、さらに仁美にも難癖をつけ、その都度返り討ちを受けている。食べたい対象はもっぱら魔法少女に限定されており、チーズには目もくれず、一般人も眼中に無いようだ。
主にネタ要員だが、それでも一度喰らい付かれた時の危険性は本物で、ユウリを一口で頬張り咀嚼した際は食い殺す寸前だった。
特にマミにとっては存在自体が恐怖の対象で、Charlotte自身もマミを見つけた時は、自分を一方的に攻撃していたさやかと杏子を無視して真っ先に食べようとした。
この魔女にも何か記憶があるのか、“味”をしめている様子。
口の中からさらに分身を吐き出して数を増やしたり、そもそも結界要らずで外を自由に飛びまわれたりと多彩な能力を持っている。
大量の魔獣を従えていることもあり(本人曰く「友達いっぱい」)、単に加勢させるだけでなく自身の結界の出口を塞がせるなど、いろいろと芸達者。
さらに、原作でも持っている再生能力の高さは、本物語ではその比ではなく、何回ボコボコにされてもしばらく経ったら割と普通にピンピンして再登場できるほど。
単純なタフさ・しぶとさではトップクラスと思われる。
後に、あやせの「コネクト(ニコ)」による再生成でも登場。
その力はオリジナルには及ばず、シズルと協力してもさやか1人を倒せず、追い詰めはしたものの、ほむらの援護射撃を受けてからは瞬殺された。
時計としても登場。
「チクタク」という音は本人の口から発せられるらしい。夜中うるさくて眠れたものではない。
その後、何らかの要因で人間態の百江なぎさとして復活し、現在はマミの家で暮らしている。
杏子が発見した結界の中にいた魔女。
同行していたさやか共々苦戦させるが、2人の連係により浄化された。
消滅する寸前に「魔女化前の彼女」の姿と、呪いから開放してくれたことへの感謝の声が、原作で戦ったことのある杏子にだけは届いた。
- ワルプルギスの夜(舞台装置の魔女)
原作同様に見滝原に出現。
織莉子がこの魔女による破滅の予知をしていたが、キリカの助力によって原作とは異なる展開に変化したことで、事態は「まどマギの5名+織莉子&キリカ」の合計7名で立ち向かう方向へ発展。
ただし、結末は明かされていない。
原作でも多数で出てきたが、本物語では周辺を覆いつくす数で現れる、まさに「質より量」の存在。
原作と違って人間的な表情を見せる個体も多い。
魔法少女が戦うに不利な状態(バイト疲れ・魔女撃退後・魔女との交戦中など)で現れやすい傾向にある。
女神まどかと魔女が同時に存在できるためか、魔獣が魔女と一緒にいたりすることもある。
- Elsamaria(影の魔女)
ユウリと沙々が交戦しているところへ乱入する形で出現。
触手で沙々とバージニアを背後から拘束する。複数の魔女が登場するシーンはこれまで何度もあったが、魔女が魔女を攻撃するシーンはこれが初である。
沙々に深手を負わせるが、さやかとユウリの共闘によって倒される。
『おりこ☆マギカ』より
- シズル(趣の魔女)
見滝原にてゆま&ユウリの前に出現。
一度倒れたと思わせて背後から襲い掛かり、ユウリに深手を負わせて追い詰めるが、コルノ・フォルテで妨害された所を集中砲火され、そのまま消滅した。
後に、あやせの「コネクト」で復活。
一度はカオルを追い詰めたものの、やはりオリジナルには及ばず、カオル・海香の連携であっさり倒された。
- ローザシャーン(玩具の魔女)
沙々の洗脳魔法で従えさせられた状態で、バージニアと共に登場。
使い魔らしき個体も数体引き連れている。
沙々への怒りに燃えるユウリから攻撃を受け、あっさり倒される。
- バージニア(鎧の魔女)
沙々の洗脳魔法で従えさせられた状態で、ローザシャーンと共に登場。
使い魔らしき個体も数体引き連れている。ユウリのコルノ・フォルテで大ダメージを受けてダウンしたところを、突然出現したElsamariaの触手に捕らえられ、倒される。
『かずみ☆マギカ』より
- HungrigePumpe(古代の海の魔女)
ユウリに認めてもらおうとした沙々が、新たに懐柔しようとしていた魔女。
登場時点で既に沙々の洗脳にかかっており、サキに「トッコ・デル・マーレ」でジェムを抜き取られそうになり気を失った時も寄り添っていた。
無理矢理操っているわけではないことがわかる一コマ。
その後も沙々と行動を共にしている。
インキュベーター
『まどか☆マギカ』より
背景。
原作以上に不気味に描かれており、時々現れてはさやかなどに手痛い仕打ちを受けている。Charlotteが食べたこともあるが、Charlotteの味覚ではスカスカで味が無くまずいらしい。
アイスなどでQB味が売られていたりするため、人間の味覚でもまずいとは限らない。
さらに、純粋なインキュベーターとしての個体だけでなく、茶碗やコップなどの食器・街中の銅像・スーパーの商品ラベル・祭りの提灯などあらゆるものに融合するような形で無数に登場しており、ことあるごとに契約を呼びかけてくる。
そのナチュラルな異様さに、タグのカオス度も急上昇になり、とうとうコメントで「見滝原市には【QBブランド】なる物があるのではないか?」と書かれた。
そんな風に思っていたらついに店ごとQBブランドだったのだから恐ろしい。
しかも、「見滝原のオムニ社」とまで例えられたその様子に、誰も気づかないというのだから怖い。
『スマイルプリキュア』とのクロスオーバー回ではアカンベェと合体して異様な姿になったこともあったが、元々キュゥべえが戦闘能力を持っていないことが完全に災いし、巨体に似合わず何もできぬまま退治された。
『ビビッドレッド・オペレーション』とのクロスオーバー回ではアローンのデータをあやせが採取しようとコネクトを試みるも失敗に終わったため、投げつけたイーブルナッツにより変化をきたして上記の形状に。
オリジナルのキュゥべえが全く関わらずに生み出された様子は人工キュゥべえと呼ぶに相応しい。
元がアローンなので、イーブルナッツの影響を受けてもその性質に大きな変化はなく、高い戦闘力と耐久力でまどマギ組・ビビパン組ともども苦戦させた。
唯一つ分かっているのは、愛嬌のカケラもないことである。
『かずみ☆マギカ』より
ニコと行動を共にする、記憶を変えられたインキュベーターの1体。
キュゥべえ同様の不気味な表情を垣間見せ、脈絡無く歌を歌うなどまるで背景のような扱いにも見える。
さやかのペンに注目。
ジュゥべえがJBブランドの展開を始めたのか、キュゥべえがJBに手を伸ばした新手のQBブランドなのか、詳細はわかるはずもなかった。
勢力、人物関係図
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