ある日、突然双子のAIロボットが姿を消す。
6つ子に迫る選択。
衝撃のクライマックスがここに・・・!
※本作の公式サイトから引用
概要
『おそ松さん』(第3期)に登場するエピソードで、第12話のサブタイトル。初回放送は2020年12月29日(28日深夜)で、6つ子とシャケ&ウメのメイン回である。
ストーリー
ある日、とある夜の研究所の講演でAIロボットに関するプレゼンテーションが行われていた中、会場の入口では何らかの罰として両手に水が入ったバケツを持たされたシャケとウメが佇んでいた。
そんな出来事もあったある日の朝、いつもより早く松野家にやって来た2体はまず6つ子達の不規則な生活を改善する為にカーテンを開けて目覚めさせる事を試みる。ところが、意地でも布団へ篭る6人に彼らは将来の期待値がフンコロガシになると注意するが、当の本人達は無理矢理起こされイライラするだけでなく寧ろその虫に憧れを抱きつつ二度寝しようとした。
それでも、しつこく起こそうとする行動にウザさや疑問を突きつけられたシャケとウメは自分達が人間を支える為に開発されたサポートAIで、皆に役立つ事で初めて存在意義が成立するにもかかわらず一向にちゃんとした貢献が出来ていない事、そしてそれを解決する為に何をすれば良いのか教えて欲しいと尋ねる。しかし、「別に何もしなくて良いから」という一言や今日は後でキャッチボール・VR・競馬をしたいと言い再び熟睡した彼らに2体は何も言えなくなってしまった。
そして数日後、この出来事を機にシャケとウメが松野家に来なくなった事が気がかりになった6つ子達の元に今度は別のAIロボットがやって来る。一体何者なのかと警戒された6人に対し、彼は丁寧な挨拶と今日から自分自身がここへ配属される事になったスケロクである事とあの2体より優秀で更に満足する結果を確実に提供出来る事を告げた。
一時はそのアピールに6つ子達が思わず釣られたりケーキを与えられた松代が惚れるといった事があったものの、それでもシャケとウメが気になる6人に対して彼は1つずつ説明を始める。そこで、全てのAIロボット達が『独立行政AI研究所 ズブズブのじゃぶじゃぶ』という団体に所属している事、そこでは現代で苦しい立場に直面する人間達を助けるロボットの開発と普及が目的である事、何1つミスが無く高い品質なデータの提供が出来るAIは既に全国から良い評価がある事、そして前任者である2体は一向に期待した成果が挙げられなかった為にスケロクを後任として託し自ら降板を志願し、別の部署で最適化を試みるようになった事が明らかになった。
この事実を告げられた6つ子達はコンビニのイートインスペースで複雑な気持ちに浸っていたが、丁度その時近くに設置されていたプリンターで偶然印刷された地図から今のシャケとウメが山奥に居る事を知る。そして、紆余曲折を経てその現場へ辿り着いた彼らが見た光景とは・・・・・・?
余談 (ネタバレ注意)
- 元々は同日に単体で放送予定だったが、3期10話が全米女子オープンゴルフ選手権による放送中止で1週間遅れの公開となった為、3期11話と同時公開になった。
- 中盤で6つ子達が向かった山の途中で辿り着いたバス停に記された『姥捨山』とは、法令や口減らしなどで高齢の親を子供が山へ捨てる事になるという有名な古典の民話を表している。
- 後半でシャケとウメを助けに来た6つ子達が着ていた衣装は、5人の兄達が1981年〜1984年に『週刊少年ジャンプ』で連載された北条司の『キャッツ・アイ』に登場する主人公の来生三姉妹、トド松のみ志村けんが生前に披露したネタの1つ『変なおじさん』が元になっている。
- 終盤でシャケとウメが覚醒する直前に彼らの体内で起きた演出(評価値と期待値の画面のヒビ割れ→6つ子+AI+したいこと=?→ニートAI)は、『キン肉マン』に登場するウォーズマンが生み出した公式(氷の精神の画面のヒビ割れ→オモイヤリ+ヤサシサ+アイジョウ=?→友情)が元になっている。
- 今回のエピソードの初回放送後、Twitterではシャケとウメの中の人から「おそ松さんご覧頂いた方、遅くまでありがとうございました。僕は12話の台本貰ってアバンでもう泣いてました。これからの方はお楽しみに😊来週はあけおめ松さんです。来年もよろしくお願いします🍙🍙」というツイートが投稿された。
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