概要
フィクションの世界では「フィクションの中に我々(読者)が住む現実にそっくりな世界があり、作品の人物にとっての“異世界”に繋がっている」という描き方がされていることが多い。現実にそっくりな世界も我々読者から見れば(メタな認識であるが)第四の壁を通した異世界である。⇒メタフィクション
現実に似ていない異世界がまた別の異世界に繋がっていることもある(異世界に架空の本やボードゲームがあり、別の異世界が広がっている、異なる宇宙同士が隣接している、異世界の彼方に理想郷があるなど)。
異世界ファンタジー作品で定番の設定に、主に現代の地球人が異世界へと召喚される、あるいは偶然迷い込む『異世界転移(異世界トリップ)もの』がある。主人公は元々異世界の出身(または前世が異世界人)であり、実は召喚ではなく召還だったというパターンや、異世界人が地球に来てしまうパターンも存在する。
スペースオペラやタイムスリップとは厳密には異なるが、異世界と思わせて、実は別の惑星や地球の過去&未来だったという展開も多い。
舞台が異世界一種類で、主人公を始めとした登場人物全員が異世界人で、現代の地球の要素が一切提示されないハイファンタジーも存在し、「現代の地球といくつかの共通点を持つ世界」「現代の地球に酷似した世界」として描かれることが多く、その他、外観、雰囲気を楽しむもの、「プロローグ・エピローグでナレーターが現代の読者にメタ発言で語りかける」「主人公の名前や容姿が白紙になっている」といった感情移入を主旨とした作品も存在している。
地球が舞台で現代の地球と異なる文化を形成しているパターンや「現実世界の形をした異世界」というパターンも存在する。
一つの世界の中に一つや二つではなく、複数の異世界があるパターンも存在する。
フィクションの世界では宇宙や星や大陸や国だけではなく、村単独や街単独や家単独や部屋単独や人体単独やダンジョン単独も異世界であることもあり、マップごとに世界観がバラバラであるパターンも存在する。
かつては架空言語・架空文字を設定することが流行ったが、2010年代以降は面倒なためか何故か日本語がそのまま通じることが多い。
細かい設定がない主人公に各読者が独自の設定を当てはめることで、複数のパラレルワールドが発生することもある(主に二次創作で描かれる)。
記事がある「異世界」という言葉を含む作品
⇒「異世界もの」の記事に掲載。
記事がある異世界召喚(転移)ものの作品
パラレルワールドはパラレルワールドが登場する作品一覧を参考に
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小説家になろう…異世界転移や異世界転生を取り扱った小説が多く投稿されている。