路線データ
路線長 | 163.5km |
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最高速度 | 120km/h |
軌間 | 1067mm |
駅数 | 34駅(起終点含む) |
電化区間 | 全線直流電化(1500V) |
複々線区間 | 上野駅〜尾久駅 |
複線区間 | 東京駅〜上野駅,尾久駅〜黒磯駅(京浜東北線などを含めない) |
運転指令所 | 東京総合指令室(上野駅〜那須塩原駅ATOS) |
概要
JR東日本の東北本線のうち上野東京ライン/湘南新宿ライン〜黒磯駅間に付与されている愛称。
尚、電車特定区間は東京駅〜大宮駅間である。
以前、埼玉県知事が大宮以北に電車特定区間拡大を要請しているが具体的な進展がない。
以前は宇都宮~黒磯間でグリーン車も併結されていたが、2022年3月のダイヤ改正を境に終了している。宇都宮をまたいで黒磯に直通する下り電車は小山始発早朝の初電のみとなり。黒磯からの上りは全て宇都宮止まりとなり、運転系統の分断が進んだ形となった。
主な種別
快速(新宿経由)
宇都宮線の速達電車であり、横須賀線に直通する。
快速運転は大宮~小山間で、横須賀線内は普通列車として運行される。
上りは大宮駅で上野東京ライン普通電車に接続する。
停車駅(大宮以北)
赤羽-浦和-大宮-東大宮-蓮田-久喜-古河-小山から宇都宮までの各駅。
快速ラビット
上野方面へ向かう快速列車。
元々はこちらが中心であったが、湘南新宿ライン開業後は大半の列車が新宿経由の快速に置き換えられたため、本数は少ない。
2021年のダイヤ改正では通勤快速が廃止になり、ラビットに置き換えられた。
現在は早朝の東海道線からの直通列車が2本、夕方に上野発宇都宮行が4~5本と宇都宮発上野行が3本設定されている。
上野東京ラインは上記の早朝の列車のみであり、東海道線区間(東京まで)は普通列車として運行される。
停車駅(大宮以北)
上野-赤羽-浦和-大宮-東大宮-蓮田-久喜-古河-小山から宇都宮までの各駅。
普通
各駅停車で、大半の列車が東海道線に直通する(上野東京ライン)。
以前は東海道線区間で快速アクティーになる列車も存在したが、現在は日中のアクティーが消滅(これに伴いアクティーは全て東京発に)したことで、現在は全ての列車が普通となっている。
駅一覧(東京駅以北)
駅名 | ラビット | 湘南新宿ライン快速 | 乗り換え路線 | 備考 |
---|---|---|---|---|
東京 | ||||
上野 | ● | 当駅を始発・終着とする列車は多い | ||
尾久 | ㇾ | 高崎線 | ||
赤羽 | ● | ● | 京浜東北・根岸線/湘南新宿ライン/埼京線/高崎線 | ここまで東京都 |
浦和 | ● | ● | 京浜東北・根岸線/湘南新宿ライン/高崎線 | これより埼玉県/2013年3月までは湘南新宿ラインは通過していた |
さいたま新都心 | ㇾ | ㇾ | 京浜東北・根岸線/高崎線 | |
大宮 | ● | ● | 下り湘南新宿ラインと下り上野東京ラインは別ホーム(上りは同一ホーム) | |
土呂 | ㇾ | ㇾ | ||
東大宮 | ● | ● | 2021年3月13日から快速停車駅に昇格 | |
蓮田 | ● | ● | ||
白岡 | ㇾ | ㇾ | ||
新白岡 | ㇾ | ㇾ | ||
久喜 | ● | ● | 東武伊勢崎線 | |
東鷲宮 | ㇾ | ㇾ | ||
栗橋 | ㇾ | ㇾ | 東武日光線 | ここまで埼玉県/新宿からのスペーシアきぬがわ/日光が当駅で東武日光線/鬼怒川線に乗り入れる |
古河 | ● | ● | 唯一茨城県の駅 | |
野木 | ㇾ | ㇾ | これより栃木県 | |
間々田 | ㇾ | ㇾ | ||
小山 | ● | ● | ||
小金井 | ● | ● | 当駅を始発・終着とする列車は多い(主に上野東京ライン) | |
自治医大 | ● | ● | ||
石橋 | ● | ● | ||
雀宮 | ● | ● | ||
宇都宮 | ● | ● | 烏山線は当駅で回転/黒磯発の上りはここが終点 | |
岡本 | ||||
宝積寺 | 烏山線 | 烏山線は当駅起点 | ||
氏家 | ||||
蒲須坂 | ||||
片岡 | ||||
矢板 | ||||
野崎 | ||||
西那須野 | ||||
那須塩原 | 東北新幹線(北海道新幹線/山形新幹線/秋田新幹線) | |||
黒磯 | 東北本線(主に新白河方面) | 東北本線は当駅を境に運転系統が分断される。Suicaの対応エリアはここまで |
使用車両
現在
優等列車
一般車両
E231系…近郊タイプの1000番台を使用。基本編成(10両)と付属編成(5両)があり、基本編成の4・5号車には2階建て車両のグリーン車が連結されている。E233系とは共通運用で、両車で連結して運用されることもある。2022年のダイヤ改正をもって宇都宮-黒磯間の運用から撤退した。
E233系…近郊タイプの3000番台を使用。基本的な仕様・運用はE231系と同じ。
EV-E301系…烏山線直通列車用として使用。
E131系…2022年のダイヤ改正で運用開始し、宇都宮-黒磯間で使用される(一部列車は小山まで乗り入れ)他、日光線でも使用される。3両編成15本が導入される。
過去
優等列車
185系…主に200番台を使用。
一般車両
115系…かつての主力車両。
113系…横須賀線にE217系を投入した余剰車が当路線に転用され、短期間だが運行された。
211系…かつての主力車両。
107系…日光線からの直通列車に使用。
205系…宇都宮-黒磯間・日光線での主力車両で、2022年まで使用された。
キハ40系…烏山線での主力車両で、2017年まで使用されていた。
問題点
宇都宮-黒磯間は2022年のダイヤ改正で大きく運用が変更され、使用車両の更新やワンマン運転開始、上野方面からの直通列車廃止等が行われた。
しかし、混雑対策を行わないまま減車(それまで使用されていた205系は4両編成だったが、新たに投入されたE131系は3両編成。定員も100名以上減少)・減便をしたため、通勤・通学ラッシュを中心に混雑が悪化しており、午後4時台でもホームがごった返しており、発車する列車も超満員(酷いときには積み残しも発生)であった。地元の高校生からの不満の声がメディアに取り上げられ、問題視された。